あまり歩かれなくなった中伊豆の道
- GPS
- 07:29
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 848m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じて舗装路、階段、道標などきちんと整備されていたが、一部蜘蛛の巣が多く荒れたルートがあった。 |
その他周辺情報 | だるま山高原キャンプ場 時之酉百笑の湯 |
写真
感想
大仁で開かれたサンカクスタンド感謝祭で、自分のテントにつけてみたかった山旅のダイニーマ製ガイライン&ロックシステムと、ドライバッグを買った翌日に、中伊豆をハイキングした。
ご褒美あり、難所ありの、なかなかのうち捨てられた新古道だった。
宿泊しただるま山高原のキャンプ場を6:30ごろ出発。鹿がかなりたくさんいて、夜のテント場でも、朝の金冠山まで歩いている間も、鳴き声や姿が複数捉えられた。
このあたりは、路面が芝生で覆われた、見晴らしの良い道が続いている。金冠山の分岐を過ぎても、しばらくは桃源郷のような芝生の尾根道だったが、樹林帯に入ると、かなり古くて強い蜘蛛の糸と、朽ち果てた木や枝が行く手を阻む廃道のような状態になった。
特に木負(きしょう)の海近くまで下りていくと、舗装された路面を結構盛大に沢水や倒木が覆っている箇所もある。なおこの道は、山と高原地図やヤマレコでは一般ルートや既定ルートとして示されているが、オンライン登山届アプリのコンパスや地元のハイキングマップには示されていない。金冠山から北は現在のところ、本当に歩かれていないように感じられた。
ただ、この道は基本的に、かつて沼津市や同市の教育委員会が建てたとみられる案内板や道標、階段や舗装路などが、極めて良く整備されていて、ちょっとした上記の問題を除けば、とても歩きやすい。沼津市民の森キャンプ場などもあり、いずれも学校教育での利用を想定して作ったものらしい。
そんな道を通らせてもらったが、案内板に導かれて見た県天然記念物の河内の大杉は、とても見応えのある、荘厳な巨木で、その謂れも勉強になった。
木負のバス停の少し手前に、由良みかんの直売所があった。小粒のみかんが6~7個入って100円。買って食べると、ものすごく甘い。
農家さんに話しかけていただき、数年前に植えたバナナに今年なんと初めて実がなったことや、町を流れる河内川の河口に大きな白鳥が居着いてしまい、農家さんは与えていないが人の手からパンやみかんを食べることなどを教えてもらった。こういうことも、気候変動の影響なのかな。
海に着くと、本当に白鳥が2羽いた。農協の直売所で聞いたら、2年ほど居着いていて、一時期1羽になったが、またどこから連れてきたのか2羽になり、とても人懐こく、釣り人にあいさつして回るという。もう北帰行はしなくてもいいらしい。ライチョウではないけど、本当はおやつを与えたり追いかけたりしてはいけませんのでしょう。
長浜から再び山に入り、発端丈山から、葛城山と城山の横を通って大仁に戻ってきた。発端丈山の展望は良く、葛城山のロープウェイも見え、前半のルートより歩かれているようだったが、ここまでハイカーと会うことはなく、上りは滑りやすく狭い急登、城山の下山路は岩々石々の悪路で、路面を沢水が流れたり、倒木が全面的に覆っている箇所もあった。一応summit to seaからsea to summit の行程になった。
14:00に大仁の立ち寄り湯(宿泊施設)、時之酉百笑の湯着。温泉が¥1100-、伊豆のビールと三島コロッケ、鯛茶漬けが¥2000ちょっと。15:30発の大仁駅までの送迎バスに乗せてもらい、大満足のハイキング&下山メシとなった。
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