中ノ岳〜兎岳〜丹後山(十字峡からの周回)
- GPS
- 09:03
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,531m
- 下り
- 2,539m
コースタイム
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※十字峡登山センター駐車場(10台程度)が満車の場合は 登山センターのすぐ先に7〜8台ほど止められる駐車スペースがあります。 さらに200mほど先にも丹後山登山口ゲート前の駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 十字峡登山センターにあり。 【コース状況】 ●コース全般 ・紅葉は標高1500m付近まで下りています ・高低差は累積で2000m強あります ・出会った登山者は全行程で6〜7組ほど。静かなルートでした。 ●十字峡登山センター〜中ノ岳 十字峡登山センター(標高450m)から中ノ岳(標高2085m)までは 高低差1635mの登りとなります。 登山口からいきなりクサリの付いたコンクリートの法面階段から始まり、 急登は二合目手前まで息つく間もなく続きます。 クサリ場はルート全体に点在していますがその数は多くなく、 中ノ岳山頂までは片手に数えられる程度だったと思います。 三合目付近から眺望も開け始め四合目にかけては、 それまでより若干傾斜が緩む印象がありますが、四合目を過ぎると再び急登となり、 五合目(日向山)まで続きます。日向山山頂には雨量測定所が建っています。 登山口から五合目まで高低差1100m。 ここまできてようやく正面に中ノ岳を仰ぎ見ることができました。 五合目を過ぎるといったん下り、池塘が点在する湿原地帯の中を進み六合目へと至ります。 この区間はほとんど標高を上げることはありません。 六合目を通過してしばらく進むと再び登山道の傾斜が上がり始め、 小ピークとなっている七合目(小天上)に到着です。 七合目からも急登が続き、高低差300mほどを一気に登ると 縦走路の分岐である九合目(池ノ段)へと至り、稜線に乗ります。 九合目から距離300mほど岩場の斜面を登ると中ノ岳に到着です。 ●中ノ岳〜兎岳 中ノ岳から九合目(池ノ段)のまで来た道を戻り、分岐から兎岳方面に進みます。 分岐からしばらくは切り立った稜線を進みその後、 鞍部まで高低差およそ300mを下りますが、少し荒れた感じの登山道でした。 鞍部から小ピークを2つ越して小兎岳へと至ります。小兎岳から兎岳との鞍部まで 高低差50mほど下り110mほど急登を登り返すと荒沢岳との分岐が現れ、 ここから兎岳の山頂までは目と鼻の先です。 ●兎岳〜丹後山 兎岳から丹後山間はそれまでと比べるとアップダウンも少なく、 上越国境稜線らしい笹原の緩やかな登山道が続き、気持ちのよい稜線歩きが楽しめます。 兎岳からは大水上山、利根川の水源碑を経て丹後山へと至ります。 丹後山の避難小屋は山頂から少し進んだところにあります。 ●丹後山〜十字峡登山センター 稜線から右に折れて下って行きます。 丹後山までの登山道にも中ノ岳への登山道と同様に 一合目から九合目まで記された石の標識があります。 五合目までの下りはあっという間でしたが、それ以降が長く感じました。 二合目付近から尾根の末端を下るため、急斜面の下りとなります。 登山道から林道へ飛び出したところが栃ノ木橋となります。 栃ノ木橋を渡ってから三国川の左岸沿いに林道を2.5kmほど進むと 丹後山の登山口のゲートへと至ります。登山口には登山ポスト駐車場があります。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 石打ユングパルナス(900円) |
写真
感想
先週八海山に登った時にずっと見えていた中ノ岳の
その大きくて立派でゆったりとした山容が印象的に残っていたため、
中ノ岳から丹後山までの稜線歩きも楽しめる十字峡からの
周回コースを歩くことにしました。
まだ紅葉も楽しめそうなことと高速を降りてからのアプローチが
比較的容易なことも今回の山行の背中を後押ししてくれました。
また、昨年白毛門から巻機山まで残雪期限定の上越国境稜線を歩いたのですが、
その先を繋ぎたく下見しておきたいという下心もあり…。
紅葉の進み具合は予想よりも早く1500m付近まで降りてきていました。
中ノ岳までは急登の連続ですが、中ノ岳〜丹後山までの稜線歩きは爽快です。
特に兎岳から丹後山にかけては上越国境稜線らしく、
笹の大海原を進んでいく感じを楽しむことができました。
今回で越後三山すべてに登りましたが、残念ながらそれぞれ個別での山行。
いつか越後三山〜裏越後三山を繋げて登りたいものです。
それにしても、間ノ岳といい、この中ノ岳といい、
素晴らしい山なのになんでやる気のないネーミングなんでしょ。
先週行った八海山があまりに良かったので…
そして、とても綺麗な姿をした中ノ岳に惹かれてしまい…
またもやこちらに足を伸ばしてまいりました。
やっぱりよかった!
このあたり、ほんとうに気持ちがいいです。
中ノ岳までと、その先兎岳まではけっこう急登があり、
ちょいとしんどいところもありましたが、
その先の美しさといったら!
丹後山に向かう道、その先の道はご褒美ロードでした。
金色に輝く笹が広がるさまは、ため息もの。
それにしても季節が過ぎていくのは早い。
たった一週間だけなのに紅葉はだいぶ下まで降りてきていました。
上の方は枯れた色に変わってきていて、
日々刻々と季節が移ろっているのだなぁと思いました。
こんなに近いエリアなのにこんなにも個性な山や景色があるって、
日本はすごいなぁ、日本の山大好き!としみじみ思ったのでした。
おしまい。
コメント
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dan/kome さん
その日お隣の駒ヶ岳に行っておりました。
そこまではありがちな話ですが、出発時刻を見てびっくらこきました。
分単位までぴったり同じとは!
この気持ち悪いぐらいの符合は何なんでしょうww
越後三山のエリアは初めて行きましたが、いいところですねえ!
正直、あまり期待してなくて「ところでどんな山なんだろう」というレベルの取り組みでしたが・・・
こりゃこのエリアの勉強をもう少ししてみなきゃなと思いました。
それだけ良いからこそ、dan/komeさんも単発で終わらず全部繋げようとされているわけですね。
にしても、同じ日、同じエリアで撮影しながら写真のレベルが違うなあ。毎度勉強させていただいてはいるのですが、ちっとも「盗めて」いません(笑)
以下、あとで追記しました。
「やる気のない山名選手権」(笑)。
中ノ岳、間ノ岳、おっしゃる通りです。
しかしそれより最右翼は、日本第二の山、北岳かも(笑)
しかも、「何をもって北なの?」という疑問付きです。
tsukadonさん
こんばんはー
ほんとだ!!!私もびっくらです
おなじ瞬間に、一歩を踏み出したとは、
なんか不思議な感じー。
越後はいいですよね〜
山ももちろんいいけど、下山後のたのしみもいっぱい
コシヒカリにもち豚、へぎそば、日本酒、新潟牛、お魚も…
毎回どこでご飯をたべようか、何を買って帰ろうか真剣に悩みます
中ノ岳からの帰りは、舞茸の天ぷらともち豚のとんかつ、釜炊きご飯を食べて、
お酒を3本 買って帰りました
tsukadonさんは何食べたんだろう???
ところでtsukadonさん、レコ見ました。
登山ファッションおしゃれですね。素敵ですー。
健脚ですね。
紅葉などの写真きれいですね。
山形、福島の主な分水嶺の山に登っています。南では平ケ岳です。
分水嶺の大水上山と坂東太郎(利根川)の最初の一滴、ぜひ登りたい山です。逆コースで兎岳あたりまで。
詳しい説明を参考情報にさせて貰います。
okusan093さん
こんばんは。danyamaです。
こちらの記録にもコメントいただきありがとうございます。
上越国境稜線は中央分水嶺でもあるので、
okusan093さんのような方にはピッタリなエリアですよね。
ボクもいつの日か巻機山〜丹後山までを繋ぎたいなぁと思っています。
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