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Yamareco

記録ID: 7468419
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県真庭市 津黒山+森の芸術祭in奥津渓&津山城東エリア

2024年11月04日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:30
距離
3.0km
登り
369m
下り
367m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:20
休憩
0:08
合計
1:28
距離 3.0km 登り 369m 下り 367m
10:55
1
展望台横スペース
11:36
11:43
3
11:46
11:47
2
引き返し地点
11:49
33
津黒山頂上
12:23
展望台横スペース
旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離3km、歩行時間1時間20分、歩行数?歩、消費カロリー510Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
展望台<写真21>の横に自動車を停めました。数台駐車可能です。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所はありません。東登山口に向かう道はササが顔に当たりますが、歩けそうです。
 展望台<写真21>から津黒山(つぐろせん)頂上<写真24〜26>までは、よく整備されています。出発してからしばらくは、まずはスギ、途中からヒノキの植林帯を歩きます。一部は濡れると滑りやすい黒土ですが、ステップが切ってありました。植林帯を過ぎるとササの間の道で、今回はササ刈りから間もなかったようで、足元にササが散乱していましたが、気をつければ滑りません。
 東登山口に向かう道の入口は明瞭です。ササが顔に当たる細道ですが足元は見え、簡単にかき分けられます。今回は白髪山(しらすやま)<写真28>を確認したところで引き返しました
その他周辺情報 津黒高原荘では宿泊の他、日帰り入浴も可能です。
01奥津振興センター森・清流陶芸展「はんざきの見合い」…森の芸術祭の会場になっている奥津振興センターの駐車場に自動車を停めました。作品はどこだろうと外に出ると、すぐにこれが見えました。森・清流陶芸展と題して石の上にいくつか作品が展示されていました。はんざきとは、オオサンショウウオの岡山県北部での呼び名です。
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01奥津振興センター森・清流陶芸展「はんざきの見合い」…森の芸術祭の会場になっている奥津振興センターの駐車場に自動車を停めました。作品はどこだろうと外に出ると、すぐにこれが見えました。森・清流陶芸展と題して石の上にいくつか作品が展示されていました。はんざきとは、オオサンショウウオの岡山県北部での呼び名です。
02森・清流陶芸展「赤ゴン」…魔除けだそうです。オリジナルキャラクターでしょうか。
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02森・清流陶芸展「赤ゴン」…魔除けだそうです。オリジナルキャラクターでしょうか。
03森・清流陶芸展「とと頭対決」…右の魚の大口と剣幕にちょっと引いている左の魚の表情がいいですね😊他にもいろいろありました。
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03森・清流陶芸展「とと頭対決」…右の魚の大口と剣幕にちょっと引いている左の魚の表情がいいですね😊他にもいろいろありました。
04森の芸術祭作品ジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」…広場の中央に巨大なヤマセミが登場。鏡野町の鳥です。周囲にはライトが設置されており、夜も楽しめそうです。意外にも人は少なく、貸し切りの一瞬を狙いました。
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04森の芸術祭作品ジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」…広場の中央に巨大なヤマセミが登場。鏡野町の鳥です。周囲にはライトが設置されており、夜も楽しめそうです。意外にも人は少なく、貸し切りの一瞬を狙いました。
05森の芸術祭作品ジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」後ろから…尾羽がキュート😊中に木が生えていました。かわいそうだと思いましたが、そのうちに作品を破壊して伸びるかもしれません。木の生命力を甘く見てはいけません。
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05森の芸術祭作品ジェンチョン・リョウ「山に響くこだま」後ろから…尾羽がキュート😊中に木が生えていました。かわいそうだと思いましたが、そのうちに作品を破壊して伸びるかもしれません。木の生命力を甘く見てはいけません。
06奥津渓大釣の赤樫…奥津渓の大釣温泉駐車場に自動車を停めて大釣橋に向かって川沿いを歩きました。広場のモミジは黄色くなりかけが1本、30cm四方くらい赤くなっているのが2本くらいでした。遊歩道に下り始めてすぐにこれが見えます。幹周約7m、推定樹齢400年の巨木ですが、太い枝はかなり切られており、高さはありませんが太さは目立ちます。
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06奥津渓大釣の赤樫…奥津渓の大釣温泉駐車場に自動車を停めて大釣橋に向かって川沿いを歩きました。広場のモミジは黄色くなりかけが1本、30cm四方くらい赤くなっているのが2本くらいでした。遊歩道に下り始めてすぐにこれが見えます。幹周約7m、推定樹齢400年の巨木ですが、太い枝はかなり切られており、高さはありませんが太さは目立ちます。
07琴渕上流部…石段を下りたところです。岩の上から琴渕の上流部を望みました。奥津渓八景のひとつで、説明板では、大河原将監が愛馬とともに身を投じた場所とされています。『作陽誌』によれば、大河原将監は大釣トンネル付近の標高550.9m三角点「大釣」峰頂上にあった余瀬ヶ城の城主で、住民の反乱により殺されたとのことです。真相やいかに。
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07琴渕上流部…石段を下りたところです。岩の上から琴渕の上流部を望みました。奥津渓八景のひとつで、説明板では、大河原将監が愛馬とともに身を投じた場所とされています。『作陽誌』によれば、大河原将監は大釣トンネル付近の標高550.9m三角点「大釣」峰頂上にあった余瀬ヶ城の城主で、住民の反乱により殺されたとのことです。真相やいかに。
08琴渕下流部…石伝いに下流へと歩くとここで行き止まりです。今度は琴渕の下流部を望みました。
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08琴渕下流部…石伝いに下流へと歩くとここで行き止まりです。今度は琴渕の下流部を望みました。
09森の芸術祭作品立石従寛「跡」…大釣橋を渡ってすぐ左折、遊歩道は2本ありますが、片方は通行止めで川沿いのほうしか歩けません。ここまでくるともう音が聞こえるのでわかります。アルミ板に周囲の景色が映るようになっており、自分の姿もアートの一部となります。カモメやジャングルの猿のような鳴き声がスピーカーからずっと流れていますが、吉井川の水音だけでよかったような気が😅動画も撮りました。遊歩道はもう少し歩けますが、ここで引き返しました。
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09森の芸術祭作品立石従寛「跡」…大釣橋を渡ってすぐ左折、遊歩道は2本ありますが、片方は通行止めで川沿いのほうしか歩けません。ここまでくるともう音が聞こえるのでわかります。アルミ板に周囲の景色が映るようになっており、自分の姿もアートの一部となります。カモメやジャングルの猿のような鳴き声がスピーカーからずっと流れていますが、吉井川の水音だけでよかったような気が😅動画も撮りました。遊歩道はもう少し歩けますが、ここで引き返しました。
10名無しの急流…大釣温泉周辺の遊歩道も浸水により立ち入り禁止でした。舗装道路を歩きながら吉井川を見下ろし、これを見つけました。
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10名無しの急流…大釣温泉周辺の遊歩道も浸水により立ち入り禁止でした。舗装道路を歩きながら吉井川を見下ろし、これを見つけました。
11臼渕の甌穴群越しに臼渕上流側…奥津渓八景の一つです。甌穴とは、岩盤のくぼみに入った石が水流で回転を続けることでできた穴のことです。標柱の左が甌穴群です。ここからは下りられました。
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11臼渕の甌穴群越しに臼渕上流側…奥津渓八景の一つです。甌穴とは、岩盤のくぼみに入った石が水流で回転を続けることでできた穴のことです。標柱の左が甌穴群です。ここからは下りられました。
12臼渕上流側…岩伝いに下りて上流側を望みました。動画も撮りました。ここからいったん上がって舗装道路に戻りました。
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12臼渕上流側…岩伝いに下りて上流側を望みました。動画も撮りました。ここからいったん上がって舗装道路に戻りました。
13名勝奥津渓標柱…ここからも岩伝いに歩けます。
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13名勝奥津渓標柱…ここからも岩伝いに歩けます。
14臼渕上流側ズーム…岩の上より先程の上流側<写真12>方面を望みました。岩の上に人が小さく見えています。
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14臼渕上流側ズーム…岩の上より先程の上流側<写真12>方面を望みました。岩の上に人が小さく見えています。
15パックマンロック⁉の河原…岩から下りて砂地を西へ、すぐに小石がゴロゴロした河原に出ました。左に写っている岩は逆から見ると横一文字に亀裂が入っているので、勝手にパックマンロックと呼んでいます。すっかり忘れており、パックマンは後ろ姿になってしまいました😅
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15パックマンロック⁉の河原…岩から下りて砂地を西へ、すぐに小石がゴロゴロした河原に出ました。左に写っている岩は逆から見ると横一文字に亀裂が入っているので、勝手にパックマンロックと呼んでいます。すっかり忘れており、パックマンは後ろ姿になってしまいました😅
16パックマンロック⁉の河原より臼渕方面…上流の臼渕方面を動画にも撮りました。前回はさらに西に進みましたが、今回は舗装道路に戻りました。
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16パックマンロック⁉の河原より臼渕方面…上流の臼渕方面を動画にも撮りました。前回はさらに西に進みましたが、今回は舗装道路に戻りました。
17大釣温泉南の滝…大釣温泉南のカーブミラーの奥にこれが見えます。名無しのようです。大釣温泉駐車場に戻ると、車の出入りが激しく、ほぼ満車状態がずっと続いているようでした。紅葉が見頃になる前に行っておいてよかったです。
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17大釣温泉南の滝…大釣温泉南のカーブミラーの奥にこれが見えます。名無しのようです。大釣温泉駐車場に戻ると、車の出入りが激しく、ほぼ満車状態がずっと続いているようでした。紅葉が見頃になる前に行っておいてよかったです。
18西谷の滝…国道179号線を北上し鳥取県三朝町(みささちょう)に入り、国道482号線を西に進んでいると、道沿いにこれが見えました。未舗装の駐車場に自動車を停め、滝を見上げました。落差は10m程です。
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18西谷の滝…国道179号線を北上し鳥取県三朝町(みささちょう)に入り、国道482号線を西に進んでいると、道沿いにこれが見えました。未舗装の駐車場に自動車を停め、滝を見上げました。落差は10m程です。
19西谷の滝上段…丸太と土の階段状の細道を上り、終点から滝の上段を見上げて動画も撮りました。
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19西谷の滝上段…丸太と土の階段状の細道を上り、終点から滝の上段を見上げて動画も撮りました。
20津黒高原スキー場よりススキ群生越しに津黒山…車で津黒山(つぐろせん)登山口に向かっていると、ちょうど津黒高原スキー場のリフトの辺りがこうなっていました。慌てて車を停めて一面のススキ越しに津黒山<写真24〜26>を望みました。動画も撮りました。
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20津黒高原スキー場よりススキ群生越しに津黒山…車で津黒山(つぐろせん)登山口に向かっていると、ちょうど津黒高原スキー場のリフトの辺りがこうなっていました。慌てて車を停めて一面のススキ越しに津黒山<写真24〜26>を望みました。動画も撮りました。
21展望台越しに下蒜山…この周辺に数台駐車可能です。展望台越しに北西方面にうっすら見えている尖った山は下蒜山(しもひるぜん)です。
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21展望台越しに下蒜山…この周辺に数台駐車可能です。展望台越しに北西方面にうっすら見えている尖った山は下蒜山(しもひるぜん)です。
22スギヒラタケ…スギによく生えます。カサの直径は2〜4cm、裏は白いひだです。きれいですが毒キノコです。
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22スギヒラタケ…スギによく生えます。カサの直径は2〜4cm、裏は白いひだです。きれいですが毒キノコです。
23津黒山西尾根より津黒山…ササの間の道には刈られたササが散乱していますが、気をつければ滑りません。この手前から歩きながら動画を撮りました。
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23津黒山西尾根より津黒山…ササの間の道には刈られたササが散乱していますが、気をつければ滑りません。この手前から歩きながら動画を撮りました。
24津黒山頂上三角点「津黒山」…標高1117.8m頂上三角点です。周辺は開けていますが、半分は低木が茂っているので、座って休憩できるのは数人でしょうか。
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24津黒山頂上三角点「津黒山」…標高1117.8m頂上三角点です。周辺は開けていますが、半分は低木が茂っているので、座って休憩できるのは数人でしょうか。
25津黒山頂上より下蒜山&仏ヶ仙…北北西方面です。左奥の尖ったのが下蒜山(しもひるぜん)、中央は仏ヶ仙(ほとけがせん)、手前は蒜山別所の田んぼです。
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25津黒山頂上より下蒜山&仏ヶ仙…北北西方面です。左奥の尖ったのが下蒜山(しもひるぜん)、中央は仏ヶ仙(ほとけがせん)、手前は蒜山別所の田んぼです。
26津黒山頂上よりススキ越しに若杉山&田代山&もみじ平…北北東方面です。ススキ越しでわかりにくいですが、中央が若杉山、右の色が白っぽいのが田代山、右端は岡山県立森林公園のもみじ平です。頂上周辺のササとススキの競演を動画に撮りました。
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26津黒山頂上よりススキ越しに若杉山&田代山&もみじ平…北北東方面です。ススキ越しでわかりにくいですが、中央が若杉山、右の色が白っぽいのが田代山、右端は岡山県立森林公園のもみじ平です。頂上周辺のササとススキの競演を動画に撮りました。
27津黒山東のピーク…東登山口に向かう道をのぞいてみると、ササが顔に当たる細道でした。足元は見えるのでかき分けながら歩きました。ここで東方面に1110m峰が見えました。
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27津黒山東のピーク…東登山口に向かう道をのぞいてみると、ササが顔に当たる細道でした。足元は見えるのでかき分けながら歩きました。ここで東方面に1110m峰が見えました。
28白髪山&不溜山…南東方面です。白髪山(しらすやま)の右奥にうっすら不溜山(たまらずがせん)が見えました。
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28白髪山&不溜山…南東方面です。白髪山(しらすやま)の右奥にうっすら不溜山(たまらずがせん)が見えました。
29もみじ平&千軒平&きたけ峰…北東方面に岡山県立森林公園が見えました。左端がもみじ平、その右の尖ったのが千軒平、右端がきたけ峰です。歩けなくはありませんが、今回はここで引き返しました。
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29もみじ平&千軒平&きたけ峰…北東方面に岡山県立森林公園が見えました。左端がもみじ平、その右の尖ったのが千軒平、右端がきたけ峰です。歩けなくはありませんが、今回はここで引き返しました。
30津黒泉水(つぐろせんすい)…平成28年に整備された水汲み場です。かなり激しく湧き出ているのが動画でわかります。汲んで帰りそのまま飲んでみると、まろやかな口当たりでした。これでホットコーヒーをいれると、たいていの名水ではマイルドになりすぎて苦みもなくなってしまうのですが、これはまろやかながら苦みはちゃんとありました。スゴっ😍
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30津黒泉水(つぐろせんすい)…平成28年に整備された水汲み場です。かなり激しく湧き出ているのが動画でわかります。汲んで帰りそのまま飲んでみると、まろやかな口当たりでした。これでホットコーヒーをいれると、たいていの名水ではマイルドになりすぎて苦みもなくなってしまうのですが、これはまろやかながら苦みはちゃんとありました。スゴっ😍
31PORT ART&DESIGN TSUYAMA…津山市にやってきました。数台分の駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。そこから少し歩きました。大正9年(1920年)に竣工した建物は岡山県指定重要文化財です。最初は妹尾銀行林田支店でしたが、後に中国銀行東津山支店となり、現在はギャラリーなどとして活用されています。
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31PORT ART&DESIGN TSUYAMA…津山市にやってきました。数台分の駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。そこから少し歩きました。大正9年(1920年)に竣工した建物は岡山県指定重要文化財です。最初は妹尾銀行林田支店でしたが、後に中国銀行東津山支店となり、現在はギャラリーなどとして活用されています。
32ポートタワー津山…門をくぐるとすぐに右下誠氏の作品が展示されています。これは森の芸術祭の作品ではありません。
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32ポートタワー津山…門をくぐるとすぐに右下誠氏の作品が展示されています。これは森の芸術祭の作品ではありません。
33森の芸術祭作品志村信裕「beads」…木造の本館に入ってすぐです。吉野杉を使用したおしゃれなデザインの天井にビーズの光が反射してキラキラ輝いていました。動画も撮りました。渡り廊下の左側にある金庫棟で見られる古い映像は動画だけ撮りました。
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33森の芸術祭作品志村信裕「beads」…木造の本館に入ってすぐです。吉野杉を使用したおしゃれなデザインの天井にビーズの光が反射してキラキラ輝いていました。動画も撮りました。渡り廊下の左側にある金庫棟で見られる古い映像は動画だけ撮りました。
34森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…故人の作品で作品名は不明です。機織りの最中のように見えますが、布なのに立体的に見えておもしろいです。
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34森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…故人の作品で作品名は不明です。機織りの最中のように見えますが、布なのに立体的に見えておもしろいです。
35森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…手前は組み紐でしょうか。竜のようにも見えました。
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35森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…手前は組み紐でしょうか。竜のようにも見えました。
36森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…模様のオリジナルパターンのようです。
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36森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…模様のオリジナルパターンのようです。
37森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…一本道を進んでいたら山あり谷ありだった・・・などと想像してしまいました。
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37森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…一本道を進んでいたら山あり谷ありだった・・・などと想像してしまいました。
38森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…重なった部分の色が違って見えます。糸でもこんなふうに見えるのは驚きでした。
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38森の芸術祭作品パオラ・べザーナ…重なった部分の色が違って見えます。糸でもこんなふうに見えるのは驚きでした。
39城東むかし町家(旧梶村家住宅)玄関…城東観光駐車場のたまたま空いたスペースに自動車を停めてここまで歩きました。津山藩の札元両替商だった梶村氏の邸宅で江戸末期の建築物です。朝ドラ「あぐり」のロケ地となりました。現在は森の芸術祭の会場となっているため、常設展示物や二階は見学不可です。
39城東むかし町家(旧梶村家住宅)玄関…城東観光駐車場のたまたま空いたスペースに自動車を停めてここまで歩きました。津山藩の札元両替商だった梶村氏の邸宅で江戸末期の建築物です。朝ドラ「あぐり」のロケ地となりました。現在は森の芸術祭の会場となっているため、常設展示物や二階は見学不可です。
40森の芸術祭作品?…母屋に入ってすぐの部屋です。これも片桐功敦氏の「風土」<写真43>の一部でしょうか。
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40森の芸術祭作品?…母屋に入ってすぐの部屋です。これも片桐功敦氏の「風土」<写真43>の一部でしょうか。
41森の芸術祭作品タレク・アトゥイ「うちなる庭」…靴を脱いで座敷に上がりました。広い部屋に壺などさまざまなものを利用した楽器が置かれています。これは皿のようなものが回転し、稲藁?がこすれて音が出ていました。動画も撮りました。
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41森の芸術祭作品タレク・アトゥイ「うちなる庭」…靴を脱いで座敷に上がりました。広い部屋に壺などさまざまなものを利用した楽器が置かれています。これは皿のようなものが回転し、稲藁?がこすれて音が出ていました。動画も撮りました。
42森の芸術祭作品タレク・アトゥイ「うちなる庭」…竹筒からボワーンと響く聞きなれない音は、連れにはうーん・・・だったようです。動画で確認できます。
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42森の芸術祭作品タレク・アトゥイ「うちなる庭」…竹筒からボワーンと響く聞きなれない音は、連れにはうーん・・・だったようです。動画で確認できます。
43森の芸術祭作品片桐功敦「風土」…母屋の土間に戻りました。津山産の小麦などが壁に向かって立体的に活けられ、畑のようになっています。
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43森の芸術祭作品片桐功敦「風土」…母屋の土間に戻りました。津山産の小麦などが壁に向かって立体的に活けられ、畑のようになっています。
44森の芸術祭作品?…靴を履いて中庭に出ました。茶室「千草の舎」(ちぐさのや)の中央にこれがありました。八木夕菜氏の「茶徳(翫味)」<写真45>の一部でしょうか。
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44森の芸術祭作品?…靴を履いて中庭に出ました。茶室「千草の舎」(ちぐさのや)の中央にこれがありました。八木夕菜氏の「茶徳(翫味)」<写真45>の一部でしょうか。
45森の芸術祭作品八木夕菜「茶徳(翫味)」…美作(みまさか)番茶をテーマにした作品です。チャノキの枝の写真でしょうか。翫味(がんみ)には、よく噛んで味わうこと、意味内容を理解し味わうことの2つの意味があり、この作品には両方の意味合いがありそうです。
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45森の芸術祭作品八木夕菜「茶徳(翫味)」…美作(みまさか)番茶をテーマにした作品です。チャノキの枝の写真でしょうか。翫味(がんみ)には、よく噛んで味わうこと、意味内容を理解し味わうことの2つの意味があり、この作品には両方の意味合いがありそうです。
46城東むかし町家(旧梶村家住宅)中庭…ツワブキが咲いていました。一方通行で出られないので引き返して母屋の前を通って外に出ました。
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46城東むかし町家(旧梶村家住宅)中庭…ツワブキが咲いていました。一方通行で出られないので引き返して母屋の前を通って外に出ました。
47城東むかし町家(旧梶村家住宅)外観…舗装道路から中庭<写真46>の一部が見えます。
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47城東むかし町家(旧梶村家住宅)外観…舗装道路から中庭<写真46>の一部が見えます。
48箕作阮甫旧宅…せっかくなので、このまま城東町並み保存地区を散策することにしました。幕末に活躍した洋学者箕作阮甫(みつくりげんぽ)の生家です。江戸時代の小規模の町家の姿をよくとどめているため、国の史跡に指定されています。
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48箕作阮甫旧宅…せっかくなので、このまま城東町並み保存地区を散策することにしました。幕末に活躍した洋学者箕作阮甫(みつくりげんぽ)の生家です。江戸時代の小規模の町家の姿をよくとどめているため、国の史跡に指定されています。
49箕作阮甫旧宅内部…天文学、法学などさまざまな洋学を究め、東京大学の前身である蕃書調所の教授となりました。そのため、日本初の大学教授といわれています。元々は町医者だったためか、中央奥にヒトの全身骨格の掛け軸が😱
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49箕作阮甫旧宅内部…天文学、法学などさまざまな洋学を究め、東京大学の前身である蕃書調所の教授となりました。そのため、日本初の大学教授といわれています。元々は町医者だったためか、中央奥にヒトの全身骨格の掛け軸が😱
50津山城の瓦…津山城<写真57>は廃城令により1874年から翌年にかけてすべての建物が取り壊されました。たまたま津山市内の民家で発見された貴重な瓦で、城東町並み保存地区東端に位置する瓦屋小路の瓦師赤染部(あこべ)家の作です。最後に木製の男性用便器を見学しました。
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50津山城の瓦…津山城<写真57>は廃城令により1874年から翌年にかけてすべての建物が取り壊されました。たまたま津山市内の民家で発見された貴重な瓦で、城東町並み保存地区東端に位置する瓦屋小路の瓦師赤染部(あこべ)家の作です。最後に木製の男性用便器を見学しました。
51まちのピザカフェ水のや…明治時代に薬屋だった建物で、二階の壁に「本家薄荷(はっか)糖」、「龍教湯(りゅうきょうとう)」、「ひぜんぬり薬」の漆喰看板があります。現在はピザやパスタの店となっています。訪問時には閉まっていました。
51まちのピザカフェ水のや…明治時代に薬屋だった建物で、二階の壁に「本家薄荷(はっか)糖」、「龍教湯(りゅうきょうとう)」、「ひぜんぬり薬」の漆喰看板があります。現在はピザやパスタの店となっています。訪問時には閉まっていました。
52作州城東屋敷…周辺の町家の特徴を取り入れて再現した町家複合施設です。左は消防団の分団機庫です。この周辺が寅さんシリーズ最終作「寅次郎紅の花」のロケ地です。
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52作州城東屋敷…周辺の町家の特徴を取り入れて再現した町家複合施設です。左は消防団の分団機庫です。この周辺が寅さんシリーズ最終作「寅次郎紅の花」のロケ地です。
53作州城東屋敷内ジオラマ…別の建物かと入口を探してうろうろし、ここしかないと中に入ると、令和5年4月28日に移転オープンした「トレビック模型」の店舗になっていました。入ってすぐ左がこれです。動画も撮りました。
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53作州城東屋敷内ジオラマ…別の建物かと入口を探してうろうろし、ここしかないと中に入ると、令和5年4月28日に移転オープンした「トレビック模型」の店舗になっていました。入ってすぐ左がこれです。動画も撮りました。
54圧力計&速度計…無造作に床に置いてあり、説明板などはありませんでした。おそらく、鉄道ファンは興奮するでしょう。
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54圧力計&速度計…無造作に床に置いてあり、説明板などはありませんでした。おそらく、鉄道ファンは興奮するでしょう。
55昭和天皇お召列車エンブレム…木製の模型です。ここでたまたまご主人に声をかけていただきました。鉄道ジオラマのパーツなどが販売されており、遠方からもお客さんが訪れる名店のようです。
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55昭和天皇お召列車エンブレム…木製の模型です。ここでたまたまご主人に声をかけていただきました。鉄道ジオラマのパーツなどが販売されており、遠方からもお客さんが訪れる名店のようです。
56旧苅田家住宅…元和元年(1622年)創業の苅田酒造は、江戸末期には津山藩の御用酒屋を務めましたが、現在は閉店しています。国の重要文化財ですが内部は公開されていません。付属する町家群は宿泊施設「糀や」(こうじや)となっています。
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56旧苅田家住宅…元和元年(1622年)創業の苅田酒造は、江戸末期には津山藩の御用酒屋を務めましたが、現在は閉店しています。国の重要文化財ですが内部は公開されていません。付属する町家群は宿泊施設「糀や」(こうじや)となっています。
57宮川越しに津山城…国の重要文化財に指定されていますが、見えているのは天守閣ではなく、天守の南東側にあった備中櫓です。築城400年の記念事業として2005年に復元が完了しました。ここで引き返し城東観光駐車場に戻ることにしました。
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57宮川越しに津山城…国の重要文化財に指定されていますが、見えているのは天守閣ではなく、天守の南東側にあった備中櫓です。築城400年の記念事業として2005年に復元が完了しました。ここで引き返し城東観光駐車場に戻ることにしました。
58コーヒースタンド福寿湯…明治30年創業の銭湯は現在は喫茶店になっています。内部には浴槽などがそのまま残されており、席として使えるのではとの情報も。残念ながら、月曜日のこの日は祝日でしたが休みでした。
58コーヒースタンド福寿湯…明治30年創業の銭湯は現在は喫茶店になっています。内部には浴槽などがそのまま残されており、席として使えるのではとの情報も。残念ながら、月曜日のこの日は祝日でしたが休みでした。
59作州民芸館…駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。1909年(明治42年)、土居銀行津山支店として誕生した国登録有形文化財で、昨年改修工事が行われました。
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59作州民芸館…駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。1909年(明治42年)、土居銀行津山支店として誕生した国登録有形文化財で、昨年改修工事が行われました。
60森の芸術祭作品難波香久三「山を畏れる自像ーくえびこの神と共に」…2階に上がってすぐの廊下です。久延毘古(くえびこ)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)に少彦名命(すくなびこなのみこと)の名前を教えたカカシの姿の神様です。カカシ姿の自画像は山や麓の田んぼなどの神を畏れ敬っているようです。
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60森の芸術祭作品難波香久三「山を畏れる自像ーくえびこの神と共に」…2階に上がってすぐの廊下です。久延毘古(くえびこ)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)に少彦名命(すくなびこなのみこと)の名前を教えたカカシの姿の神様です。カカシ姿の自画像は山や麓の田んぼなどの神を畏れ敬っているようです。
61森の芸術祭作品難波香久三「大太法師の引越」…富士山を背負った大太法師(だいだぼうし、だいだらぼっちとも)が相模原辺りで休憩し、富士山を置いて行ったという伝説がモチーフです。
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61森の芸術祭作品難波香久三「大太法師の引越」…富士山を背負った大太法師(だいだぼうし、だいだらぼっちとも)が相模原辺りで休憩し、富士山を置いて行ったという伝説がモチーフです。
62作州絣…これは常設展示物で部屋の入口の壁にありました。津山市周辺に伝わる手織りの綿織物で、岡山県の伝統工芸品に指定されています。一時は生産が途絶えましたが復活、現在に至ります。
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62作州絣…これは常設展示物で部屋の入口の壁にありました。津山市周辺に伝わる手織りの綿織物で、岡山県の伝統工芸品に指定されています。一時は生産が途絶えましたが復活、現在に至ります。
63森の芸術祭作品川島秀明「Guide」…部屋に入ると、まずこれが見えました。公園で少女に手を引かれ案内してもらう自身の姿が描かれています。
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63森の芸術祭作品川島秀明「Guide」…部屋に入ると、まずこれが見えました。公園で少女に手を引かれ案内してもらう自身の姿が描かれています。
64森の芸術祭作品川島秀明「Stream」…川の対岸に見える森が清々しく思えました。しかし、解説には、公園で友人家族とピクニックをした際の波立つ池とありました。この世とあの世、三途の川を思わせる少し不吉なイメージだったようです。鑑賞者により作品のとらえ方が大きく異なるものだということを実感させられました。
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64森の芸術祭作品川島秀明「Stream」…川の対岸に見える森が清々しく思えました。しかし、解説には、公園で友人家族とピクニックをした際の波立つ池とありました。この世とあの世、三途の川を思わせる少し不吉なイメージだったようです。鑑賞者により作品のとらえ方が大きく異なるものだということを実感させられました。
65森の芸術祭作品染谷悠子「薄曇りの空のカペラ」…ちぎり絵や墨絵を合体させた独自の作品は、どれもこのような淡い色彩でした。
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65森の芸術祭作品染谷悠子「薄曇りの空のカペラ」…ちぎり絵や墨絵を合体させた独自の作品は、どれもこのような淡い色彩でした。
66森の芸術祭作品染谷悠子「探し物」…今回の作品はどれも岡山県内で見た風景がモチーフです。薄暗くなった空を飛ぶコウモリは何を探しているのでしょうか。餌?仲間?居場所?
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66森の芸術祭作品染谷悠子「探し物」…今回の作品はどれも岡山県内で見た風景がモチーフです。薄暗くなった空を飛ぶコウモリは何を探しているのでしょうか。餌?仲間?居場所?
67森の芸術祭作品スミッタ・G・S「幸福」…部屋の壁一面の大作でした。自然にとけこむ人の姿が描かれています。動画も撮りました。
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67森の芸術祭作品スミッタ・G・S「幸福」…部屋の壁一面の大作でした。自然にとけこむ人の姿が描かれています。動画も撮りました。
68森の芸術祭作品?…<写真67>が展示されている部屋の窓です。日光を浴びて光っていました。これも作品の一部でしょうか。
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68森の芸術祭作品?…<写真67>が展示されている部屋の窓です。日光を浴びて光っていました。これも作品の一部でしょうか。
69森の芸術祭作品ムハンナド・ショノ「意味を失うことについて」…これは2階に上がってすぐの廊下から鑑賞します。ロボットが動くたびに白い砂についた跡が上書きされるという作品です。動画も撮りました。
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69森の芸術祭作品ムハンナド・ショノ「意味を失うことについて」…これは2階に上がってすぐの廊下から鑑賞します。ロボットが動くたびに白い砂についた跡が上書きされるという作品です。動画も撮りました。
70京御門菓子詰め合わせ…津山市を代表する和菓子店「京御門」の本店は城東町並み保存地区にあります。前を通りかかり、誘惑に負けて購入。「桐襲」(きりがさね)しか食べたことがなかったので、いろいろ入った詰め合わせにしました。個数は左から6、5、12、5です。帰宅後に確認すると、賞味期限が「三羽鶴」は3週間、他は1週間しかなかったので、慌てて食べました。
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70京御門菓子詰め合わせ…津山市を代表する和菓子店「京御門」の本店は城東町並み保存地区にあります。前を通りかかり、誘惑に負けて購入。「桐襲」(きりがさね)しか食べたことがなかったので、いろいろ入った詰め合わせにしました。個数は左から6、5、12、5です。帰宅後に確認すると、賞味期限が「三羽鶴」は3週間、他は1週間しかなかったので、慌てて食べました。
71「三羽鶴」&「栗っこ」&「老松」&「桐襲」…「三羽鶴」は直径7cm程の最中で中は粒あんが埋まったこしあん、「栗っこ」は直径4cmのパンに似た外皮の中に白あんと大粒の甘露栗、「老松」は直径6cmの卵風味のするふわふわカステラ風生地で粒あんが埋まったこしあんをサンド、「桐襲」はパンに似た外皮の中にユズ皮入りの白あんです。どれも甘さ控えめですが、一度に4種類食べるとお腹がふくれ、途中から甘く感じました😅
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71「三羽鶴」&「栗っこ」&「老松」&「桐襲」…「三羽鶴」は直径7cm程の最中で中は粒あんが埋まったこしあん、「栗っこ」は直径4cmのパンに似た外皮の中に白あんと大粒の甘露栗、「老松」は直径6cmの卵風味のするふわふわカステラ風生地で粒あんが埋まったこしあんをサンド、「桐襲」はパンに似た外皮の中にユズ皮入りの白あんです。どれも甘さ控えめですが、一度に4種類食べるとお腹がふくれ、途中から甘く感じました😅
72岡山駅発津山行「SAKU美SAKU楽」…「SAKU美SAKU楽」(さくびさくら)は森の芸術祭に合わせて土日祝のみ運行中の観光列車で、津山線の岡山〜津山を1日1往復しかしません。10月12日にたまたま岡山駅で見ました。
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72岡山駅発津山行「SAKU美SAKU楽」…「SAKU美SAKU楽」(さくびさくら)は森の芸術祭に合わせて土日祝のみ運行中の観光列車で、津山線の岡山〜津山を1日1往復しかしません。10月12日にたまたま岡山駅で見ました。
73「SAKU美SAKU楽」食堂車越しに「アンパンマン列車」…奥に土讃(どさん)線の「あかいアンパンマン列車」が見えました。撮り鉄殺到中😅
73「SAKU美SAKU楽」食堂車越しに「アンパンマン列車」…奥に土讃(どさん)線の「あかいアンパンマン列車」が見えました。撮り鉄殺到中😅
74「SAKU美SAKU楽」ボディデザイン…桜をイメージした淡いピンク色の車体に、風に運ばれる四季折々の花弁がデザインされています。花弁が旅行者を包み込み、沿線の町や人、観光スポットに花を添えます。
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74「SAKU美SAKU楽」ボディデザイン…桜をイメージした淡いピンク色の車体に、風に運ばれる四季折々の花弁がデザインされています。花弁が旅行者を包み込み、沿線の町や人、観光スポットに花を添えます。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【紅葉にはまだ早く、水量が多い奥津渓散策】
 最初に訪問したのは、岡山県屈指の紅葉スポットといわれる鏡野町の奥津渓(おくつけい)です。1週間以上前からずっと色づき始めとなっており、この日は紅葉を期待していました。見頃になると大渋滞で鏡野町に近づけなくなる恐れがあるので、そろそろ訪問しておくことにしました。
 この日は、8時半過ぎに奥津振興センターに着いたので、まずは敷地内の「森の芸術祭 」の作品の一つ、ジェンチョン・リョウ氏作の巨大オブジェ<写真04,05>をはじめ、ちょうど開催中だった森・清流陶芸展<写真01〜03>も鑑賞できました。森の芸術祭の作品は、白く塗装した細長いステンレスの板、約130枚を重ねて作られており、鏡野町のシンボルとして町の鳥に指定されているヤマセミがモチーフとなっています。頭部の大きな羽が特徴で、富地区のヤマセミ生息地は県の天然記念物に指定されています。まだ早かったためか人は少なく、貸し切り状態が数分間ありました。
 11月10日まで川沿いの舗装道路はここから北上する一方通行規制があります。今年は色づきが遅れているので、規制期間が延長になるかもしれません。今年は森の芸術祭の期間中、奥津振興センターに自動車を停めて、そこから10時30分から15時30分まで1時間おきに運行しているシャトルバスに乗車し、奥津渓の甌穴 → 大釣温泉 → 大釣橋北詰 → 奥津温泉(花美人の里)→ 道の駅奥津温泉を巡ることができます。ちなみに、乗車券は1日フリー乗降で1,000円かかります。各バス停の時刻表は鏡野町観光のHPで確認できます。
 一方通行規制が行われる前に奥津振興センターを出て、大釣(おおつり)温泉駐車場に自動車を停めました。かなり混雑しており、最後の空きスペースに滑り込むと、そこを起点に川沿いを上流方向に歩きました。
 紅葉スポットとして知られている広場のモミジは黄色くなりかけが1本、30cm四方くらい赤くなっているのが2本くらいでした。すぐに遊歩道に下りて「大釣の赤樫(あかがし)」<写真06>や琴渕<写真07,08>を見て楽しみました。
 舗装道路に戻るとその先をさらに上流方向に向かい、大釣橋を渡ってすぐ左折、遊歩道は2本ありますが、片方は通行止めで川沿いのほうしか歩けません。すぐに「森の芸術祭 」の作品の一つ、立石従寛氏の「跡」<写真09>が見えました。
 ここからUターンし、元来た道を大釣温泉まで引き返し、そのまま舗装道路を下流方向に向かって歩きました。川沿いの遊歩道は浸水により立ち入り禁止が続いており、歩ける範囲はかなり限られています。奥津渓メインスポットである臼渕の甌穴群<写真11>や名勝奥津渓標柱<写真13>周辺の遊歩道は大丈夫でした。残念ながらここも紅葉がまだ始まっていませんでしたが、この時期にしては人が少なく、ゆっくりと人目を気にせず、渓谷美を楽しめる空間で癒やしのひとときを過ごすことができました。

【麓はススキ、山頂付近は笹原が広がる津黒山】
 奥津渓を出発し、次に向かったのは、津黒山(つぐろせん)です。岡山県真庭(まにわ)市と鳥取県三朝(みささ)町の境に位置する中国百名山の一つです。三角点のある山頂<写真24〜26>は、岡山県側(真庭市)にあり、山域全体が岡山県の湯原奥津県立自然公園に指定されています。
 登山口は展望台<写真21>近くにある登山口と津黒山の北に位置する東登山口の2か所です。今回は展望台周辺のスペースから登り、全体的に緩やかで整備された登山道を往復しました。
 山名の「つぐろ」はこの地方の方言で、稲群のことをいいます。麓にはススキの群生<写真20>が広がっています。津黒高原スキー場から見上げる山容は、こんもりとした優しい姿でした。
 なだらかな小ピークを過ぎて登り詰めると、360度のパノラマ眺望が広がる津黒山頂上に出てきました。澄み切った気象条件ですと、北西方面には蒜山三座越しに大きな大山(だいせん)の姿を望むことができるはずでしたが、今回は残念ながら無理でした。
 東登山口に向かう道の入口は明瞭だったのでのぞいてみると、ササが顔に当たる細道でした。足元は見え、簡単にかき分けられるので、展望を求めて少し歩いてみました。白髪山(しらすやま)<写真28>を確認したところで引き返しましたが、この状態が東登山口まで続けば楽に周回できそうです。
 次回は東登山口に下りる反時計回りコースか、山乗(やまのり)渓谷入口を出発し、津黒遊歩道を歩き頂上を往復するコースなど、少しロングコースを想定したいと思います。

【森の芸術祭開催中の津山市で歴史とアートが融合した空間体験】
 下山後、津山市の中心部に向かいました。
 最初に訪問したのは、「森の芸術祭」の会場の一つ、「PORT ART&DESIGN TSUYAMA」<写真31〜38>です。数台分の駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。そこから少し歩きました。ここは、県指定重要文化財である大正建築のレトロなレンガ作りの建物とアートが融合した芸術交流拠点施設です。内部も今回の作品の一部となっており、おしゃれな空間を楽しみました。
 次に訪問したのは、同じく「森の芸術祭」の会場の一つで城東町並み保存地区<写真39〜58>にある「城東むかし町家(旧梶村家住宅)」<写真39〜47>です。近くにある城東観光駐車場は満車でしたが、幸い、出て行く1台と入れ替わりに停めることができました。津山藩の札元両替商だった梶村氏の邸宅で江戸末期の建築物です。朝ドラ「あぐり」のロケ地となりました。ここは人が多かったのですが、数珠つなぎにはならずにすみました。
 「城東むかし町家」を出た後、せっかくなので、このまま城東町並み保存地区を散策することにしました。幕末の洋学者で東京大学の前身である蕃書調所創立にも寄与した箕作阮甫(みつくりげんぽ)の生家「箕作阮甫旧宅」<写真48〜50>、周辺の町家の特徴を取り入れて再現した町家複合施設「作州城東屋敷」<写真52〜55>などを見学、「京御門本店」でお土産に津山名物の和菓子の詰め合わせ<写真70,71>を購入しました。
 そして、最後に「森の芸術祭」の会場の一つで1909年(明治42年)、土居銀行津山支店として誕生した国登録有形文化財「作州民芸館」<写真59〜69>を訪問しました。ここも駐車場は混み合い、最後のスペースに滑り込み。三連休最終日の月曜日でそれなりに観光客がおられ、今回は駐車場に関しては本当に運がよかったです。
 それぞれ訪問した施設の内容は、写真の解説で詳しく説明していますが、いずれの施設も歴史とアートが融合した見応えある空間でした。



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