渡島駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 888m
- 下り
- 889m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駒ヶ岳は活火山です。 |
その他周辺情報 | ちゃっぷ林館で入浴、露天風呂から剣ヶ峰が見える。大人430円、65歳以上380円。 |
写真
感想
メンバー:山キチのッマさん、nakkorin、nokkorin、yamakichiことプチ山キチ。
山キチのッマさん、北海道百名山を登ったけれど、駒ヶ岳は登山禁止中に森町主催の火山学習会に参加して登ったが、馬ノ背を頂上としてそれ以上は登れなかった。そんなことで剣ヶ峰を登らずして北海道百名山を登ったと言う気持ちになれないで居たという。
最近、剣ヶ峰に登ったという記録をたびたび目にするようになった。規制が緩和されたようだ。ならば登りたいとのことで山行を計画した。
私は砂原岳に登っていなかったのでそれを含め、馬ノ背→剣ヶ峰→砂原岳→隅田盛を登る計画とした。
天気にも恵まれ、予定通りの行動は出来、山キチのッマさんもこれでスッキリされ、同行者の方々にも喜んでいただいたが、欲を言えば霞が酷く遠望が利かなかったのが残念だった。
若い頃、冬季に剣ヶ峰東面の壁や北峰への岩稜の登攀などに数回来た事があるが、記憶が定かでなくなっている。 次に登る機会があったら、登攀用具を持って行き、北峰P、P1、P3、P4、の頂にも立ちたいと思う。
私にとって駒ヶ岳は懐かしい山です。遠い昔まだ若かりし頃、剣ヶ峰に登った事があります。
ルンゼを抜けて開けた光景に驚き、足元は滑ったら下まで転げ落ちるのではないかとの恐怖におののいたものでした。ピークらしきところに大岩があり、そこに立ち上がるはずが何としても膝が伸びず今で言う《ビビリ状態》になった記憶が鮮明にあります。当時ルンゼに難儀した記憶は全くありませんでしたが、手足腰の力がすっかり弱くなった今、上がるのがやっとの状態で、かつてあんなに驚いた斜面は幾つかの山歩きを経験したからなのか、あまり恐怖を感じる事はありませんでした。あの時の大岩はどこか?探したけれどわからず、今回立たずに済んだ事に心底ホッとしている自分がいて、休憩しながら《剣ヶ峰=大岩は払拭された》と確信しました。
いつも室蘭岳から見える駒ヶ岳、懐かしい思い出に新たな思い出が加わってより魅力的な山になりました。
若いころに一度登ったことがある駒ケ岳の剣ヶ峰、あれから約30年。体は硬くて重く、四苦八苦してやっとのことでルンゼを登り切り、岩場の頂上に立ちました。脚はプルプルでしたが、高度感と大パノラマで感動でした。砂原岳へは動物の顔にも見える奇岩下を通過し、一等三角点のある頂上へ初登頂し、やった〜です。さらにオプション付きで、砂原岳東西両端への探検です。両サイドは草木が1本もないガレ場で、ここで脚を滑らせたら一巻の終わりと思うと、腰が引けて一歩が出ませんでした。「ここでリタイアしたらきっと後悔するよ」と声が聞こえたので、気を奮い立てて一歩を踏み出し、最端にたどり着くことができました。そこには苔がジュータンのように敷き詰められており、異次元の世界が広がっていました。剣が峰の再訪と砂原岳の初登頂ができて、大変思いで深い山行となりました。
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