【辺クラ(笑)】(仮称)影立ガラ岩

2024年11月10日(日) [日帰り]

• GPS: 05:11
• 距離: 1.9km
• 登り: 107m
• 下り: 109m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:11

距離 1.9km 登り 107m 下り 109m

9:10 スタート地点
14:21 ゴール地点

天候

紅葉狩り日和♪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道385号の白崩沢橋脇の空きスペースに駐車。
3台位のキャパかな、と思っていたら帰着時、車が2台増えてました。

コース状況／危険箇所等

アルパイン的には初級、ハイカー的には上級、くらいでしょうか。
ロープ出さずに登るのはお勧めしませんが、実際人によっては出さなくても登れるでしょう。

その他周辺情報

大白川のお蕎麦屋さんがいつ行ってもアホみたいに混んでいてションボリです。

写真

11/10 8:05

(S)よーし！
いつも張り切ってるけど今日は特に！
アレに登りに来たんだ！
展望台というところに来てみた。

(ka)過去にも何度か「あれ、登れるの？」と足を運んだ展望台。

11/10 8:05

(S)立ガラ岩。自治体は積極的に観光推奨していないと思うけど。
見た感じでは高さは破間川河原から100m程度に見える。

(ka)ただし河原側はどう見ても被ってる。
近付いてさらなる偵察必須。

11/10 9:03

(ka)というわけで今日はここから！

どうも！ハーネス着けたらかすちんです！

(S)橋の脇に駐車スペースがあったので、そこに停めました。ここから車道を横断し、破間川の河原まで降りていく作戦。

11/10 9:10

(S)割と悪い部分もありますが、特にロープは出さなくても問題ありません。

(ka)橋の袂から沢を降るには寒すぎる！

11/10 9:14

(S)広い藪バンド状を少し下流側に進むと、釣り師が設置したのかトラロープが下がっています。使わなくても問題ありません。

(ka)なーんだ、釣り師のアプローチだったのね。

11/10 9:15

(S)こんな感じの傾斜ですが、比較的大きな岩が動く場合もあります。

(ka)苔コケのゴーロは滑りそうで精神的には悪い。

11/10 9:19

(S)もう少しで沢に出るかなー。

(ka)日向に出たい。
しかし、沢に出て濡れたくない。

11/10 9:22

(S)破間川の枝沢、白崩沢に出ました。

(ka)きれーい☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

11/10 9:22

(S)もうこの辺りは紅葉最盛期。

(ka)紅葉＆沢！至高！

11/10 9:22

(S)遠く上流側には滝が見えます。

(ka)すなわち橋からアプローチしたら地獄だった模様。

11/10 9:25

(S)渡渉ポイントを探りながら下っていきますよ。

(ka)どうか、濡れずに済みますように:( ;´꒳`;):

11/10 9:29

(S)沢靴に少し浸水する程度で1回目の渡渉をし、間もなくススキとヨシの藪に入ります。しかしこの藪は数分で突破。

(ka)快適な藪漕ぎ。

11/10 9:32

(S)立ガラ岩が少しずつ近づいてきました。

(ka)うへー、様子がおかしい！

11/10 9:32

(S)これ…登れるのか？

(ka)それは行ってみないと分かりませんわよ。

11/10 9:32

(S)まぁもう少し近付いてみますか。

(ka)慌てず騒がずもくもくと。

11/10 9:33

(S)立ガラ岩に取付くには対岸に渡渉が必要ですが、ここは深い。

(ka)プールだよ、プール♡
真夏ならここで泳いで帰るだけでも楽しいじゃん。

11/10 9:33

(S)そろそろ渡りたい…

(ka)そして濡れたくない...

11/10 9:35

(S)飛び石で渡れないかと思って探るも、そんなウマイ話はなく。

(ka)浅いんだけど川幅はあるのよね。

11/10 9:43

(S)結局意を決してかすちんが眉間に皺寄せながら冷たさに耐えて渡渉。

(ka)助けてー！冷たいー！シビれるー。゜(゜´Д｀゜)゜。

11/10 10:01

(S)何度か渡渉し、もう少しで到着！だけど、近づくにつれて登れない絶望感が漂い始めています。いけるかも、と思った左側の壁も下部はスッパリ切れ落ちていた。

(ka)写真には写ってないけどコル状になってた側壁がきれいな青空で垂直に彩られております。

11/10 10:02

(S)あれ無理だ。代わりにこれ登ってみよう（＾ω＾）
見る角度によってはけっこうカッコいい岩峰が目の前にあるではありませんか。

(ka)さっきの展望台からも小さい岩峰が見えてたんだよね。

11/10 10:02

(S)あれは来世で登ると決めて、目標変更！

(ka)ヤル気はあるわけだ。

11/10 10:05

(S)規模が違い過ぎるけど、こっち(左)もきっと未登でそれなりにおもしろいと思うんだ。

(ka)薮岩ファイターの血が騒ぐ(☆∀☆)

11/10 10:09

(S)アレは登れないけどすごいロケーション。

(ka)地味に紅葉の名所としていくつかブログだとかドローン映像もあるけど、紅葉＆岩！至高！

11/10 10:11

(S)登れないのにこの冷たい沢をあと2回も渡渉するのはイヤだしね！

(ka)ここまできちゃったら帰りもずぶ濡れなんだけどね。

(S)位置関係と規模の違いはこうです（＾ω＾）

(ka)立ガラ岩さえなければ、そこそこ目立つ岩峰だと思うんだけどね。

11/10 10:12

(S)子どもの立ガラ岩とはいえ、岩峰には違いありません。
が、既に難易度が下がりまくりなのは否めない。
でも登るとなったら記録がないのでそれなりの覚悟は必要です。

(ka)うんうん、立ガラ岩の影に隠れてかわいそうなコだから『影立ガラ岩』と仮称しよう( *´꒳`*)♪

11/10 10:38

(S)ものすごく久しぶりのロープクライミング。かすちんが記念すべき1P目いきます！

(ka)久しぶり過ぎたので取り付く前にロープワークの復習。
案の定、クローブヒッチに手間取ったので復習大事‎( ꒪⌓꒪)

11/10 11:25

(S)なんだかんだ遠回りをしたルート取りだけど、まぁ岩峰から遠くはないので問題ありません。左に行き過ぎて岩峰に向かう途中で7〜8mのギャップ登降が必要に。

(ka)ワンピッチ目で直上すればギャップ下に出られたんだろうけど日和って左上して尾根状地形に乗りました。

ここから上黒姫沢を見下ろすことができた。

11/10 11:38

(S)陰湿な雰囲気はまったくなく、紅葉の真っ只中がうれしい。

(ka)足元には一面のイワウチワの葉っぱ。そして美しい紅葉の中、ヤマガラちゃんが様子見にきてくれて癒された。

11/10 11:46

(S)写真ではまったくなんのこっちゃですが、それなりに立っている泥壁2P目、SM100Cいきます。

(ka)この辺りから上を見上げると薮の向こうに岩が見え隠れして気分が高揚する(* ॑꒳ ॑💓)

11/10 12:16

(S)久しぶりのロープクライミングの緊張で何も食べれない笑顔もないかすちんなので、3P目もSM100Cリード。
ロープの長さの関係で岩峰山頂目前でピッチを切ってビレイ。
もうこの上が山頂だよ、と声を掛けると途端に笑顔になるのがとても現金だ。

(ka)不安や怖さは微塵もないけど、先がどうなってるか分からない緊張感にはまだ慣れなくて全神経集中。

11/10 12:20

(S)そしてその岩峰トップから立ガラ岩。圧巻としか言いようがない！結果オーライだけどこれは登ってよかった！

(ka)SMセンセイがビレイしてくれてた潅木から数メートルフリーで上がったら畳半上位の山頂だった(((o(*゜▽゜*)o)))♡

11/10 12:21

(S)紅葉と青空、破間川。すべてがいい。

(ka)これがホントの『立ガラ岩展望台』ですわよーჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)‪

11/10 12:23

(S)少し休憩してから下ろう。家に着くまでが登山だからね。

(ka)立ガラ岩が近すぎて脳がバグるね。

11/10 12:24

(S)標高の高いところはもう紅葉は終わっている感じ。

(ka)高い山には雪もあるのが見えたよ。

11/10 12:52

(S)懸垂1P目の写真は撮り忘れ、これは2P目。

(ka)潅木は豊富だから支点には困らないけども薮が絡んでロープが降りなかったらどうしよう((´・ω・`��))

11/10 13:09

(S)藪でロープが扱いにくいのは慣れっこだ。

(ka)さすが薮岩ファイター、ものすごく的確なライン取りでするする降りてゆく。

11/10 13:12

(S)最後3P目、かすちんが降りてくる。下部数mは垂直に近い泥壁であった。

(ka)思いのほか足元は安定してたので落石も皆無。

11/10 13:18

(S)あーおもしろかったー！
もう少し下らないといけないから気を付けていこう！

(ka)これだから意味不明の薮岩はやめられない✨️(*ˊ˘ˋ*)✨️

11/10 13:22

(S)無事フリーで河原に着地。この後の渡渉がアレよね。

(ka)豪雪地帯特有の下向きに生えた潅木がいいホールドになるんだな。

11/10 13:27

(S)登った岩峰と取付きもしなかった岩峰。

(ka)さっきまであそこにいたんだ( *´艸`)

11/10 13:34

(S)まぁ登れないものは登れないわ（笑）
いそいそと帰ろう。

(ka)あの段々になってるのが「カラ岩」ってやつみたい。

11/10 13:36

(S)こう見ると登った岩峰、すばらしいじゃないか！

(ka)登っところで誰にも褒めてもらえない岩峰だろうけど達成感はハンパない( *¯ ꒳¯*)

11/10 13:43

(S)周囲の紅葉も美しい！

(ka)左の尾根状を歩いてギャップを越えてあのトップに登ったんだー！

11/10 14:00

(S)一応、左の岩峰に登ったんだけど、多分初登だと思う。それがどーしたってレベルではあるし、第二登はたぶんないだろう（笑）

(ka)自己満バンザイ・:*+.\(( °ω° ))/.:+

11/10 14:04

(S)廃道になった橋が見えれば、この冒険も終了間近。

(ka)あの橋を見て「信じられるのは自分の足」と再確認したわけであります。

11/10 14:09

(S)紅葉のど真ん中で帰りましょう。

(ka)人っ子一人会わない紅葉狩り、こんな贅沢、ある？

11/10 14:21

(S)急遽変更した目標を無事完遂。楽しかったなぁ。

(ka)ね、行ってみて良かったあ♪

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

感想

SM100C

今でもひっそりと見所として自治体サイトに紹介されている立ガラ岩。
整備が行き届いているとは決して言えない展望台もあったりはするが、通常車道からは背の高い藪に隠され、一瞬だけ見え隠れする程度の岩である。
遠目に見てもけっこう大きな岩峰で、見える範囲では被っていて人口登攀でなければ登れなそうに見える。
では見えない部分はどうなのか。
もし登れそうなら登ってみたいと思い向かったが、結果はご覧の通りであった。

しかしその代わりに登った岩峰がことのほかおもしろく、紅葉も最盛期の中で久しぶりのロープクライミングはとても爽快ですばらしかった。

ほんの3Pでしかなかったが、先がわからない山登りは何もかもがおもしろい。
持っていくカムのサイズやピトンの要不要まで情報がある時代、それらが得られない場所では道具やルート取りの工夫で乗り切っていく楽しさは本当にしびれる体験である。

kastin52

たぶんちょっとだけわたしは、狂っている。

よく今日まで生きてこられたな、なんて思うこともある。

なんとか自分を丸め込んで人と同じことができるように、訓練してきた。

『ふつうのひと』でいられるよう。

だけども義務教育が終わる頃からそのズレはだんだん制御が効かなくなっていってふつうに進学することも、ふつうに就職することも、ふつうに家庭を持つことも、何もできなかった。

『ふつうのひと』がふつうにできることをふつうにできない。

遠回りしたり、横道に逸れたり、先を急ぎすぎたりして、しなくてもいい苦労をたくさん背負い込んだ。

ふつうに生きればもっと人生は楽なんだろうし、何かを成し遂げる立派な人になれたのかもしれない。

それでもわたしは胸を張って言えることがひとつだけある。

自分の人生はすべて自分で選んできたし、その選択についてたったひとつも後悔したことは、ない。

コメント

やす爺

SA100C & Kastin52 さま
『〜すべて自分で選んできたし〜ひとつも後悔したことは、ない』と言い切る。実に素晴らしいと思います。現在があるのは一つ一つ積み重ね、1つの選択が違っても今の現在はありません。99％が失敗と考えていても最期に幸福になれば、それはその99％が有ったからと思いたい。

kastin52

やす爺さん、おはようございます。
おっしゃる通りで、どの選択も今のわたしに繋がっています。
どんな苦境に立っているときでも、10年前より、昨日より、5分前より『今』が良い。
でも未来をまったく見ることができないわたしはやっぱりちょっと狂っているんだと思います。
わたしなりの生き方しかできないけどしあわせです。

じゅんこ

こんにちは〜。お疲れ様でした。
紅葉が美しいですねぇ〜。
激混みのお蕎麦屋さん入店出来ましたか？
マジに週末は並んでますね。遠方からのお客さんもいるようです。
私は山の帰り道に見ると既に閉店です（ｗｗ）

kastin52

じゅんこさん、お蕎麦屋さんは過去2度ほど入ることができました。

確かにいずれも県外からのお客さんで溢れかえっていましたよー。
山菜そばとかを賑やかに食べてるお客さんをよそに、いかにも『地元』なおじ様が肩身狭そうにざるそばだけ頼んでいたのが新鮮でした。

実はわたし、コシアブラはここで初めて食べたのですが、あまりのおいしさに感動したものです。

並ばずに食べられるものなら何度でも行きたいのになー。

SM100C

じゅんこさんこんにちは、ビックリしました！
だいたいどこにも登っている方だから、立ガラ岩ももしかして登ったことがあるのかと思って！
お蕎麦屋さん、今回はヘンな時に食べてしまったので寄る必要はありませんでしたが、いつ通ってもものすごい待ち人で毎回スルーです（＾ω＾;）
ほぼ遠方ナンバーの車ですよね。
空いていた頃が懐かしいですね。