六甲全山縦走大会2024 ボランティア 青鬼
- GPS
- 09:48
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,350m
コースタイム
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 8:51
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:神戸市営地下鉄新神戸駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題はなかった |
その他周辺情報 | 帰りに花隈のつかさ湯で汗を流した |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
|
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感想
2024年11月10日(日)に神戸市主催の六甲全山縦走大会にボランティア(中半:スイーパー(青鬼))として参加した。今回はその記録。
神戸市主催の六甲全山縦走大会の青鬼さん(スイーパー)については,昨年のボランティアの記録のところに書いたので,以下のページを見てもらいたい。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6180667.html
今回は六甲全山縦走大会の第50回の記念大会だった。そのため,50回記念のTシャツも販売され,多くの参加者が身につけていた。ボランティアスタッフ用もあり,ボランティア用はオレンジ色,参加者は,紺,深緑,ピンクの三色があったみたい。友人が参加していたが,彼は深緑のTシャツを着ていた。
ボランティアとしては,今回も昨年に引き続き中半(菊水山→摩耶山 掬星台)でのスイーパーを仰せつかった。毎回そうだが,今年もやっぱりスイーパーはしんどかった…。今回は昨年よりも5分予定時間が短くなっていた。昨年も過去に比べて中半だけでも10分短縮されたのだが(全体で40分の短縮),さらに5分短縮って,結構厳しかった。赤鬼さん(最後尾)の人たちは決められたペースで歩くだけやけど,スイーパーはリタイアした人の応対があるからかなり厳しい。ちなみに,赤鬼さんペースでも初心者には厳しいと思う。リタイアした複数の参加者の方に聞くと「普通のペースで歩いてたのに渋滞で遅れて間に合わなくなった」と言う方が数名おられたが,それは六甲全山縦走で必要なペースをご存知ないんだと思う。参加者の方々でも,完走できるような方々は菊水山や鍋蓋山の頂上でほとんど休憩しないし,のんびり座ってお昼ごはんを食べる方も少ないと思う。それぐらい六甲全山縦走は長いのだが,体験しないとなかなか納得できないみたいが気がする。
個人的には,今回は昨年の経験から「とにかく荷物は軽めに」を心がけた。そのために 25L と大きいが防水性のあるトレランザック(サロモン製)を買い,シューズもゴアテックスの軽めの靴(これもサロモン)を買った。後は,余計なものは持たないようにした(つもり)。それでもアクエリアス 0.5L を4本とか,レインウェア,防寒用のソフトシェル,着替え用のシャツ,などを入れたら,まあまあ重かった。水分が一番重かったねぇ。でも,六甲全山縦走大会の時には自分である程度持っていかないと,スイーパーの歩くタイミングだと自販機で売り切れのことが多いから。実際,今年は雨予報が晴れになって暑くなり,自販機は軒並み全滅だった。特に大龍寺の駐車場のところは,コカ・コーラの人たちが多めに飲料を持ってきて販売してたのに,我々が行く頃にはすっからかんと言ってはった。「去年の 1.5 倍持ってきたんですけどねぇ…。」と申し訳無さそうに言ってはった。
今回の業務は 12:25 に菊水山を出て,15:40 に摩耶山 掬星台に着くように歩くものだった(昨年は 12:25 に出て 15:45 に摩耶山。その以前は 12:30 に出て 16:00 に摩耶山)。今年は「事前に朝一番に須磨アルプス手前の鎖場でコースの振り分け」はやめておいた。6月に左膝を打って調子が悪く,無理しないことにしたので。そういえば「今回(50回記念大会)は渋滞が多かったと多くの参加者に言われた」と定点にいるボランティアの方々に聞いた。複数の箇所で聞いたので,よっぽど皆さん渋滞に苦しめられたみたい。ただ,あれも例年どおりといえば例年通りのような気もするのだが,実際に歩いてみないと渋滞の具合はわからへんからなぁ…。
今回のスイーパーは例年通りの3名体制だった。2人がボランティアで,1人が神戸市からの人だった。神戸市からの人は昨年も担当された方で,脚力もあるので心強かった。 スイーパー(青鬼)の出発の10分ほど前に,最後尾(赤鬼)が出発する。その際,菊水山で休憩している参加者に「赤鬼出発します〜」「途中で赤鬼に抜かされてもいいですが,摩耶山のチェックポイントは赤鬼さんより前にいてくださいね〜」と叫んでおいた。赤鬼30分前(黄鬼)の出発時と青鬼の出発時にも似たようなことを叫んでおいた。
今年もせっかく買ったからと虎柄のオーバーパンツを履いて歩いた。あれは目立つねぇ…。菊水山を出たのは予定の 12:25 だったが,まだ休憩されている方がいたので出発を促しておいた。菊水山から天王吊橋までで数人の方がリタイアされた。今回も昨年と同様に「リタイアされた方のゼッケンを回収」した。ゼッケンの回収をもってリタイアしたという判断なので。城ヶ越までなら登り返して鈴蘭台駅に行くことを勧めるが,そこを過ぎると登り返すのを嫌がる人も多く,鍋蓋山まで頑張るか,危険だが有馬街道(歩道のない車道)を下るか,の選択をしてもらう。今年は前半の赤鬼をされた Y 氏がバス停まで一緒に有馬街道を下ってくださる,ということだったのでお願いしておいた。ちなみに天王吊橋の通過予定時刻は 12:50 だったが,12:52 に着き,出発したのは 12:56 だった。
鍋蓋山への上りでも多くのリタイア者がいたが,皆さんには「ゼッケンを渡していただければ後は一般の登山者と同じなので,のんびりを山を楽しんでくださいね」と言っておいた。スイーパーは時間がないので,リタイア者への対応後は必死になって進む…。赤鬼はリタイア者の応対がないのに,その赤鬼から10分遅れでついて行け,ってなんとご無体な…,といつも思ってしまう…。鍋蓋山の上でもいつもより多くの人が座り込んでいた。一応「まだ行かれますか? 行くなら頑張って我々(青鬼)より前を歩いてくださいね。」と伝え,参加者の方々に判断をお願いした。「リタイアされるならゼッケンを渡していただければ,後はのんびりと山を楽しめますよ」という甘い言葉も使っておいた。まぁ,鍋蓋山で青鬼に追いつかれると完走はかなり厳しいかなぁ…。それでも「がんばります」という方には叱咤激励して(少し厳しめに…)前進を促しておいた。鍋蓋山は 13:30 の予定だが,13:26 に着いて,13:29 に出発した。
鍋蓋山から大龍寺の駐車場にかけても何人かの参加者に追いついた。今年は暑かったからへばった人が多かった気がする。私でも参加してたらかなりへばっていたような気がする。そんな日だった。やっぱり六甲全山縦走は厳しいねぇ…。だからこそ完走した時の充実感はすごいんだけどね。大龍寺の山門を通過したのは 13:58 だった。予定では 13:50 やってんけどね。仕方ないので「走っていけない大会やけど,青鬼はそれじゃ全然間に合わないので,ダッシュします〜」と宣言しながら下っておいた。特に市ヶ原までは半縦走の部の参加者もいるので,ちゃんと宣言しておかないと,ね。しかし,ほんとにリタイア者の応対しながら赤鬼の10分後についていく,ってのは厳しい…。
市ヶ原の櫻茶屋の前を通過したのは 14:09 だった。そこでも多くの参加者が休憩していた。そのうちの何人もがリタイアされた。それでも摩耶山までは行きたい,という参加者もいたので,頑張って我々(青鬼)より前を歩いて下さいね〜,と言って送り出した。まぁ,市ヶ原で青鬼に追いつかれている時点で,摩耶山の関門にはほぼ間に合わないんやけど…。今回は同日に半縦走の部もあったので,市ヶ原の櫻茶屋前には神戸市の職員の N 氏がいた。彼からもリタイア者のゼッケンを大量に受け取った。かなりの参加者がリタイアしたみたいやった。
市ヶ原を出て緩い坂を登ると「新市ヶ原堰堤東」というボランティアの定点がある。そこのボランティアさんお二人とその日の様子を伺ってから先に進んだ。なんと赤鬼(最後尾)が通った後にも20〜30人ぐらい登っていかれた,ということだった。ということは大量のリタイア候補者がいるということだった…はぁ…。また,参加者は口々に渋滞がひどかったと言っていた,ということだった。そのポイントの予定通過時刻は 14:15 だったが,実際に通過したのは 14:19 だった。その先,世継山分岐までもリタイア者が数名おられた。やはり今年はリタイア者が多い気がする。世継山分岐にもボランティア定点がある。そこでも渋滞の件を話されていた。世継山分岐の予定時刻は 14:35 だったが,通過時刻は 14:38 だった。
世継山分岐から学校林道分岐まではいわゆる稲妻坂である。そこはまあまあきつい斜度の登りが続く。そのためしんどくなって止まっている参加者が数名おられた。その辺りまではリタイアされた方には市ヶ原に戻ることをお勧めしているが,せっかくだからとゼッケンを外してマイペースで登られるという方も多い。その先の判断は各参加者に任せている。念のためにヘッドライトを持っているかどうかは確認している(持ってないと宝塚まで行けないはずやけどね)。学校林道分岐には 15:02 に着いた。予定では 14:55 だったので,少し遅れ気味だった。そこにもボランティアの人がいる。そこでも多くのリタイア候補者がいるとか,渋滞がひどかった,という話を聞いた。また,そこのお二人は後で摩耶山掬星台まで登ってくださる,とのことだったので,リタイアしてついてこれなくなった参加者のケアをお願いしておいた。
学校林道分岐から先は,リタイア候補者が多いみたいなので,青鬼や定点から一緒に登るボランティアの人たちと相談して,無理にゼッケンを外してもらわずに掬星台まで上がってからゼッケンを回収することにした。参加者の人たちもなんとか摩耶山までは,という人も多かったので。なので,その先は「関門には間に合わないけどなんとか摩耶山まで頑張りましょう」と声掛けをしながら登った。行者尾根の上の反射板のところにもボランティアの方がおられる。そこでは,後方にまだかなりの人数の参加者がおられるし,リタイアした後で自主的に登ってきてる参加者も多い,と伝え,極力フォローしてもらうようにお願いした。天狗道反射板横は予定時刻が 15:20 に対して 15:17 に着いて,15:21 に出発した。その後,チェックポイントに青鬼が来ないと掬星台の人たちが心配するかもしれないと思い,3人の青鬼のうち,私が定刻通りに到着して報告できるように先に進んだ。反射板から先やゴロゴロ坂でも何人かの参加者を抜かしたが,「後から青鬼さんやボランティアの人が来るから掬星台まで頑張って」と言いながら先に進んだ。
摩耶山掬星台に着いたのは予定の 15:40 の直前の 15:38 だった。おかげで後半の青鬼さんたち(後半は4人体制)に挨拶をすることができた。それからチェックポイントに報告に行った。関門はもう閉まっているが,まだ30人ぐらい登ってくるので,チェックポイントでゼッケンの回収をしてほしい,とお願いしておいた。そうするうちに遅れていた参加者の方々が登って来られるので,皆さんからゼッケンを回収し,我々も名札などを返却して業務終了となった。
しかし,私個人はいつもそこから念のために市ヶ原経由で新神戸駅に下りることにしている。途中でリタイアした人が路頭に迷ってないかを念のために見回っているつもり。なので業務の延長として,ボランティア用の帽子を被ったままにしている。今回は参加者はいなかったが,フランスの大使館に努めているというフランス人の女性がヘッドライトなしで下っていたので,念のために市ヶ原まで一緒に下っておいた。そして市ヶ原まで下るとその先は半縦走の人たちもいるので業務終了と称して,櫻茶屋でビールとおでんを楽しんでおいた。
市ヶ原の櫻茶屋に着いたのは午後5時過ぎだった。櫻茶屋の前にいた神戸市の半縦走担当の N 氏に聞くと,午後5時半に半縦走の青鬼さんが来る予定,とのことだったので,一緒に下るために少し待っておいた。17:20 頃に赤鬼さんが通過したので挨拶だけしておいた。しかし,その後,17:30 になっても,17:40 になっても青鬼さんは来なかった。途中,定点のボランティアと思しきの方々が下りてこられたので聞くと,どうも救急車を呼ばないといけない人がいたみたいで,そのために救急車を待っているということだった。午後6時頃までは青鬼さんを待っていたが,さすがにしびれを切らしてしまい,布引の滝経由で先に下山した。念のために半縦走のゴール地点の本部に行って,状況を説明してからその場を離れた。
新神戸駅から三宮駅まで神戸市営地下鉄に乗り,そこから阪急で高速神戸駅に行った。そこのコインロッカーに入れていた着替え等を取り出し,花隈駅そばのいつもの銭湯に行って汗を流した。その後,どこかで食事をしてもよかったのだが,思ったよりも疲れたし,午後8時ぐらいになっていたので,そのまま阪急に乗って帰路についた。
今年も無事にボランティア業務をこなすことができた。でも,結構辛かったので,来年はどうなるやろ? スイーパー(青鬼)はきついからなぁ…。赤鬼と替わってほしいなぁ,と思う今日このごろだった。
青鬼さんをされていたのですね!
菊水山の石碑のまえで写真を撮らせていただきました。ありがとうございました。私のレコにいいね頂きありがとうございます。なんとか9時過ぎにみなさんの助けや励ましをいただきながら宝塚ゴールまで行くことができました。一件茶屋をスタートして水無山悪路の手前でも渋滞が起こりあせりまくりましたが無事ゴールでき半端ない達成感を得ることができました。いまだ余韻に浸っています。ありがとうございました!
石碑の前で写真を撮られた方なのですね。途中でも何回か写真を撮らせてほしいと言われました。やっぱり黄色のパンツは目立ちますよねぇ…。青鬼はハードなのですが,やると充実感ありますよ。
ゴールは午後9時過ぎだったのですね。それはお疲れ様でした。充実感は半端ないですよね。私は塩尾寺からの下りがいつも一番辛く感じますが,いかがでした?塩尾寺で終わった感じがあるのにまだ結構下らされるので…。
きつかったです。
水無山手前でピタリ止まる渋滞発生しやっとそこを抜け大平山通過岩倉山あたりでスタッフの方に塩尾寺までどれくらいとの問いに「あと4km」こころ折れそうになりました。塩尾寺に着いた時は周りの方とやった〜と声を掛け合いのですがそこから30分急な坂道を黙々と降っていきました。最後のCP前の階段もいじめですよね!
でも楽しかったです。
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