平標山・仙ノ倉山・三国山(元橋BS〜浅貝BS)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,515m
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
秋になると登りたくなる平標山には3回目の訪問。
早めに登頂するために今回は初めて日帰りではなく、越後湯沢前のゲストハウスに前泊。上越線でのんびり行くつもりが、高崎線の車輌故障に巻き込まれ、結局は高崎から新幹線を使うはめになってしまった。前夜はそばと地酒を楽しむ。
翌朝、始発バスで出発。元橋バス停で降りてみるが、登山口まで300mくらい登る。やはり平標登山口バス停で下車するのが正解のようだ。
過去は平元新道と松手山コースで1回ずつ登り、いずれも平元新道で下った。どちらがよいと言われると、眺望に優れた松手山コースを選びたくなる。鉄塔までは急登だが、毛無山や日光白根と比べれば優しい。ただ、1泊した分の荷物が重いので、膝への負担を感じる。
鉄塔に出ればあとは思いのままの眺望が得られる展望の道。傾斜も緩んで、平標の山頂も近い。天候も申し分なく、山頂からの眺めも最高。これまでの2度は平標は晴れていても仙ノ倉はガスってしまっていたが、今日は仙ノ倉には雲ひとつかかっておらず、期待できそうだ。
休まずに仙ノ倉への木道を下る。仙ノ倉の山頂はちょうど誰もおらず、谷川、赤城、榛名、浅間、富士、苗場、日光白根・・・過去2度はガスと寒さに悩まされた山頂から360度の眺めを暫し独り占めできた。谷川岳へ続く稜線も全て望まれる。このペースで1日歩ければ日が落ちないうちの縦走も可能なのだろうが、万太郎への稜線を見るとそんなに簡単に考えない方が無難そうだ。
平標山に戻って小休止の後、山ノ家に向かって木段を下る。かつては水場まで谷を下る必要があったという山ノ家だが、現在は仙平清水が導かれていて、しかも無料で汲むことができる。晴天で気温も上がっており、予定より早く水を消費し尽くしていたので、非常にありがたい。
三国山へのルートは車を利用しての周遊コースから外れるので、非常に落ち着いた雰囲気の静かな尾根道となる。痩せ尾根なので注意が必要である。振り返れば平標と仙ノ倉がまだ大きい。眼下には紅葉が広がる。
大源太山は巻いて三角山の小ピークへ。ピラミダルな頂上からの眺望もよい。三国山へは登降を繰り返すが、引き続き展望のよい尾根道である。ただ、三国山の手前のいちばん登りがいのあるピークだけは樹木で展望が利かない。三国山も巻くことはできるが、ここは山頂を目指す。山頂からは法師温泉方面が見える。
入浴時間に間に合うのであれば法師温泉へ下るルートも考えられるが、この時間では浅貝に下って温泉に浸る方がよい。膝に応える木道を下りきると神社が鎮座する三国峠。ここからは三国街道の広い道となる。林道のような雰囲気だが車が通るわけではないので、足元にごろごろしている石には注意が必要である。
水場を過ぎて下るとほどなく三国隧道入口。ここからは国道の路肩歩きで余りよい気分ではない。歩道が現れると、スキー基地らしい浅貝の集落である。
日帰り入浴施設の「雪ささの湯」に立ち寄る。建物は何の変哲もない鉄筋の小さな旅館といった感じだが、雪よけの屋根がかかる露天風呂は湯温もちょうどよく、茶褐色に濁った湯でのんびりと疲れを癒せる。温泉のホームページでは浅貝上が最寄バス停と案内されているが、浅貝のバス停の方が近く、国道を渡り三国峠方面に戻って1分ほどである。
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