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Yamareco

記録ID: 749885
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(ツルネ東稜〜キレット~赤岳〜真教寺尾根)

2015年10月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:45
距離
15.8km
登り
1,626m
下り
1,614m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:51
休憩
1:55
合計
10:46
5:53
64
スタート地点
6:57
0:00
36
林道終点
7:33
7:40
3
7:43
0:00
24
8:07
0:00
101
9:48
9:50
31
10:21
11:54
74
13:08
0:00
17
13:25
13:34
4
13:38
13:40
3
13:43
0:00
10
13:53
0:00
80
15:13
15:15
9
15:24
15:24
75
16:39
ゴール地点
GPSデータは暫定版
天候 晴れ(風強し)
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美しの森ロッジ下の無料駐車場に駐車。
コース状況/
危険箇所等
他は一般ルートなので、ツルネまでの状況を記す。

美しの森ロッジ下の駐車場〜林道終点(3.8km、約1時間)
 駐車場から林道までは水が流れていたりする。林道川俣線は一般車両通行禁止だが、普通乗用車でも走れるレベルのきれいな道で、視界も広く景色を楽しみながら歩ける。

林道終点〜出合小屋(1.4km、約40分)
 いくつか堰堤を越えるが、ハシゴなどが整備されていて容易に越えられ、ルートも明示されている。
 堰堤がなくなり川幅が狭くなってくると、川の蛇行に伴って何回か渡渉することになるが、赤テープ等が多数あり、道を見失うことは無い。道を探しながら歩く多少の緊張感が心地よい。
 一つだけ注意が必要なのは、この時期、落ち葉が河川敷の部分を覆っている所がある。踏みしめて歩いていると、落ち葉の下が水たまりだったりすることがあり、見事に深さ30cmの罠に嵌って、左足が水没、浸水した。

出合小屋〜取付き(600m、約30分)
 出合小屋から先は、赤岳沢や天狗尾根などいくつかのルートに分かれるので、取付きにたどり着くのが一番苦労する。赤テープ等もいくつかあるが、必ずしもツルネ東稜へ行く道を示しているとは限らない。過去2回ともルートミスをして時間をロスしている。
取付き点を把握し、地図読みをしっかりしながら行く必要がある。
途中に「ツルネ東稜」の矢印板が2つあるので、2つ目が見つけられれば取付きはすぐわかる。

ツルネ東稜(1.6km、約1時間40分)
 取付きまで5.5kmで350mしか高度を上げていないツケをここで払うことになる。ツルネ南峰までの1.6kmで標高差が650mあり、ほとんど直登のため、かなりの急こう配。尾根が狭く、場所によっては「ここでツマヅいたら...」と言うところもあるので緊張感の必要なところがある。
 2100m〜2200m付近は尾根が不明瞭になっているので、下りで使うときは、方向を十分確認する必要があるように思われた。

<おまけ>
真教寺尾根の防火帯〜美しの森ロッジ下の駐車場
 本来、防火帯から羽衣の池方面への分岐するが、地理院地図に分岐しないルートもあるので、きれいな防火帯につられて行ってみた。ところが、防火帯の終点から先は笹原になっていて、その先の道が発見できなかった。途中でそれらしい道を見つけたが、笹に覆われていて廃道になったのではないか。GPSの軌跡を頼りに帰りついた。
 帰宅してから、もう一度GPSの軌跡を確認してみると、どうやら防火帯を最後まで行ったのが間違えのようだ。防火帯は左に折れながら下っているが、折れずに真直ぐ行くルートあったかもしれない。ただ、途中でそれらしい道に復帰しているから、正解を行ったとしても、歩きやすい道ではなかったと思う。まぁ、機会があったら確認してみようと思う。

このルートは、一般ルートでは無いので自己責任でお願いします。
その他周辺情報 中央高19時ころ、小仏トンネルを先頭に13km通過に40分
美しの森ロッジ下の無料駐車場に止める。
2015年10月24日 06:03撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:03
美しの森ロッジ下の無料駐車場に止める。
こっちへ行くと(右折)真教寺尾根。十字路を右折せずにまっすぐ行く。
ちなみに、左折すると美しの森へ行く。
2015年10月24日 06:04撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:04
こっちへ行くと(右折)真教寺尾根。十字路を右折せずにまっすぐ行く。
ちなみに、左折すると美しの森へ行く。
川俣川沿いの林道を行く。
2015年10月24日 06:14撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:14
川俣川沿いの林道を行く。
ここから真教寺尾根へ行ける。
天女山への分岐もある十字路になっている。
2015年10月24日 06:25撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:25
ここから真教寺尾根へ行ける。
天女山への分岐もある十字路になっている。
十字路の先の林道ゲート。
2015年10月24日 06:25撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:25
十字路の先の林道ゲート。
カラマツの紅葉は見ごろ。
2015年10月24日 06:42撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 6:42
カラマツの紅葉は見ごろ。
真ん中のトンガリが権現岳、右が旭岳
2015年10月24日 06:52撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 6:52
真ん中のトンガリが権現岳、右が旭岳
林道の終点
2015年10月24日 06:56撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 6:56
林道の終点
堰堤を越えるハシゴも整備されている。
2015年10月24日 07:00撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:00
堰堤を越えるハシゴも整備されている。
カラマツがきれいに色付いている。
2015年10月24日 07:02撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:02
カラマツがきれいに色付いている。
あちこちに、マークやテープがあって分かりやすい。
2015年10月24日 07:06撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:06
あちこちに、マークやテープがあって分かりやすい。
膝上の高さの笹をかき分けるところもある。
2015年10月24日 07:08撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:08
膝上の高さの笹をかき分けるところもある。
対岸に赤テープと道。
2015年10月24日 07:25撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:25
対岸に赤テープと道。
何回か渡渉するが、どこも簡単に渡れる。
2015年10月24日 07:27撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:27
何回か渡渉するが、どこも簡単に渡れる。
もうすぐ出合小屋。
2015年10月24日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:30
もうすぐ出合小屋。
出合小屋に着いた。
2015年10月24日 07:32撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:32
出合小屋に着いた。
出合小屋の中
居心地がよさそう。
2015年10月24日 07:36撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:36
出合小屋の中
居心地がよさそう。
本谷の方へ行く。
2015年10月24日 07:42撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:42
本谷の方へ行く。
こんなルートにも真新しい案内標が設置されている。
2015年10月24日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:52
こんなルートにも真新しい案内標が設置されている。
1つ目の案内板
2015年10月24日 07:53撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:53
1つ目の案内板
1つ目の案内板
ここが取付き
2015年10月24日 07:58撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 7:58
1つ目の案内板
ここが取付き
取付きまで高度があがっていない分、行きなり急こう配。
しかも直登、木の根だらけ。
2015年10月24日 08:10撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 8:10
取付きまで高度があがっていない分、行きなり急こう配。
しかも直登、木の根だらけ。
少し登ると、木の根がなくなり、急登ではあるが段差がないので、かなり歩きやすくなる。
2015年10月24日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 8:12
少し登ると、木の根がなくなり、急登ではあるが段差がないので、かなり歩きやすくなる。
ここにもきれいな案内板が設置されている。
2015年10月24日 08:20撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 8:20
ここにもきれいな案内板が設置されている。
ちょっとビビるやせ尾根。
2015年10月24日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
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10/24 8:51
ちょっとビビるやせ尾根。
赤岳
しばし休憩して、こんな景色を見ていると、なぜか嬉しくなる。
2015年10月24日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
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10/24 9:14
赤岳
しばし休憩して、こんな景色を見ていると、なぜか嬉しくなる。
権現はこんな感じ
2015年10月24日 09:26撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 9:26
権現はこんな感じ
最後はハイマツをかき分ける。
2015年10月24日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 9:47
最後はハイマツをかき分ける。
ツルネ南峰到着
2015年10月24日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 9:47
ツルネ南峰到着
ツルネからの赤岳。
見る人が見れば、この雲で風の状態が分かるのではないか?
2015年10月24日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
4
10/24 9:50
ツルネからの赤岳。
見る人が見れば、この雲で風の状態が分かるのではないか?
キレット小屋
2015年10月24日 10:21撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 10:21
キレット小屋
小屋の少し下のテン場で、この景色を見ながら昼食。
2015年10月24日 11:48撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 11:48
小屋の少し下のテン場で、この景色を見ながら昼食。
昔はこんな怖い所へは絶対来なかった。
2015年10月24日 12:24撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
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10/24 12:24
昔はこんな怖い所へは絶対来なかった。
阿弥陀と中岳
風のおかげで空気が澄んでるから、くっきり見える。
2015年10月24日 12:32撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
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10/24 12:32
阿弥陀と中岳
風のおかげで空気が澄んでるから、くっきり見える。
大天狗、小天狗。
2015年10月24日 12:52撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
3
10/24 12:52
大天狗、小天狗。
真教寺尾根、文三郎、の分岐点
ここから真教寺尾根へ下りるつもりだったが、やっぱり赤岳へ行くことにした。
2015年10月24日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 13:10
真教寺尾根、文三郎、の分岐点
ここから真教寺尾根へ下りるつもりだったが、やっぱり赤岳へ行くことにした。
ツルネ東稜でもきれいな案内標があったのに、主峰の表示は何でこんななの?
2015年10月24日 13:32撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 13:32
ツルネ東稜でもきれいな案内標があったのに、主峰の表示は何でこんななの?
頂上小屋
2015年10月24日 13:32撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 13:32
頂上小屋
頂上小屋正面。風が強いので入口は下。
2015年10月24日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 13:39
頂上小屋正面。風が強いので入口は下。
県堺尾根と真教寺尾根
2015年10月24日 14:00撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
3
10/24 14:00
県堺尾根と真教寺尾根
急こう配で足の置き場に神経を使う。
滑ったら、握力だけで体を支えなければならない。
2015年10月24日 14:09撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
1
10/24 14:09
急こう配で足の置き場に神経を使う。
滑ったら、握力だけで体を支えなければならない。
ここも結構しんどいンだけど、写真じゃ全く伝わらない。
でも、後で考えると、楽しんでいたような気がする。
2015年10月24日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
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10/24 14:18
ここも結構しんどいンだけど、写真じゃ全く伝わらない。
でも、後で考えると、楽しんでいたような気がする。
扇山
2015年10月24日 15:13撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 15:13
扇山
きれいに刈られている。
2015年10月24日 15:56撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 15:56
きれいに刈られている。
賽の河原
2015年10月24日 15:57撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 15:57
賽の河原
スキー場のリフト。
運転している。
2015年10月24日 16:01撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:01
スキー場のリフト。
運転している。
羽衣の池への分岐点。
2015年10月24日 16:20撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:20
羽衣の池への分岐点。
防火帯を行ってみた。
→ 不正解!
2015年10月24日 16:24撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:24
防火帯を行ってみた。
→ 不正解!
防火帯終点の先に道がない!
笹は、腰くらいの高さなので、無理やり突入。
2015年10月24日 16:25撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:25
防火帯終点の先に道がない!
笹は、腰くらいの高さなので、無理やり突入。
スキー場施設へ出てしまったので、笹原へ再突入。
2015年10月24日 16:26撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:26
スキー場施設へ出てしまったので、笹原へ再突入。
美しの森ロッジのコテージエリアへ出た。
2015年10月24日 16:35撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:35
美しの森ロッジのコテージエリアへ出た。
無事帰着
2015年10月24日 16:38撮影 by  Canon PowerShot G9, Canon
10/24 16:38
無事帰着
撮影機器:

感想

2年前にツルネ東稜へ行って、何となくこのルートが気に入ってしまった。
その理由を考えて見ると、林道川俣線を1時間以上も歩くが、道もいいし、視界が広く景色がいいので、気持ちよく歩ける。この日は紅葉が見ごろで、黄色く色付いたカラマツの林は見ごたえがあった。もう少しすると、カラマツの葉が散る「落ち葉の吹雪」が見られそう。
林道終点から出合小屋、取付きまでの川俣川も雰囲気が気に入っており、景色を楽しみながら渡渉を繰り返し、道を探す軽い緊張感が心地いい。
ツルネ東稜は急登だが、所々で赤岳や権現岳が見えて、気持ちがそそられる。
こんなところか。

この日は、風が強いのでちょっとウザく、ゆっくりボーッと景色を眺める雰囲気ではなかったのが残念だった。ただ、その分、空気が澄んでいて、阿弥陀から赤岳の景色が特に良かった。

高山の雪山はやらないので、たぶん、今シーズンの高山はこれで登り収め。

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