蚕霊山・小原四季の回廊

2024年11月21日(木) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 25.3km
• 登り: 803m
• 下り: 815m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:36
• 合計: 5:42

距離 25.3km 登り 803m 下り 815m

8:27 小原大草バス停
8:55 9:11 市場城址
9:24 9:25 市場四等三角点
10:13 10:29 蚕霊山
12:30 12:32 雑敷四等三角点
13:22 13:23 大草四等三角点
14:09 小原大草バス停

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

梅坪駅・梅坪町ー小原大草
　・おいでんバス：小原・豊田線
　・大人片道：500円

写真

11/21 8:34

電車から乗り継いだ梅坪からおいでんバスで約1時間。小原大草バス停で下車。市場（いちば）城址を目指す

11/21 8:43

市場奉行の厳しい掟。要約すれば「この近所でお金を使え」

11/21 8:54

「市場城址」入口

11/21 8:56

市場城（別名 大草城）の全体図。地図の「現在地」地点まで舗装道路。見学の順路は反時計回りで一周

11/21 9:01

鱸（すずき）氏4代90年間の居城だったとのこと。見ごたえのある石垣

11/21 9:05

本丸には石碑「市場城址」

11/21 9:07

色付き始めたモミジの向こうに四季桜

11/21 9:10

「堅堀」に沿って踏み跡。追ってみた

11/21 9:12

ぐるっと一周して、最後は本丸の石垣の下に出た。草刈りしてあった

11/21 9:16

桝形門。尾根の堀切に石垣を追加して桝形にしたもの。近世城郭における桝形の原型だとの案内

11/21 9:19

「さんざ畑」は家老の屋敷跡

11/21 9:21

振り返ってモミジと桜

11/21 9:24

退城して右の急斜面道路で近くの三角点へ

11/21 9:32

三角点は林道脇にあった (左の赤テープを巻いた木の下の白柱)。尾根上にあるとの先入観から右の崖上に登って探してみたものの、藪漕ぎの彷徨が待っていただけだった

11/21 9:32

四等三角点「市場」約350.3 m（傾斜状態のため点の記には標高値の記載なし）

11/21 9:40

黄一色、民家の大イチョウ

11/21 9:40

振り返って市場城址の森

11/21 10:02

林道「日面（ひおも）線」で蚕霊（こだま）山へ

11/21 10:07

舗装路ながらも勾配はきつい

11/21 10:13

林道は、ここから名称が変わって「蚕霊線」

11/21 10:15

林道「蚕霊線」は中部電力の高架高圧電線路「豊根幹線」の巡視路でもある。蚕霊山頂上へは神社のサインが入口

11/21 10:21

立派な社殿の蚕霊神社。御嶽大明神を起源として、現在は蚕（カイコ）を始めとして「よろずの神」を祀るとの案内

11/21 10:24

お社の左後ろに...

11/21 10:24

三等三角点「日面」434.93 m

11/21 10:25

東屋で一息。燃料としてソーセージパンを投入

11/21 10:32

山頂名板とモミジ

11/21 10:53

下山して愛知県道354号「平畑土岐線」に接続。左折

11/21 11:01

「四季の回廊」ハイキングコースの順路に従う。田代川の左岸を遡る道

11/21 11:10

「喫煙所」設置

11/21 11:26

「四季の回廊」寄り道案内に従い右へ

11/21 11:31

杉田家屋敷跡

11/21 11:33

杉田久女（ひさじょ）句碑。久女は高浜虚子に師事した「ホトトギス」女性同人。屋敷跡にあった解説によれば「灌仏会に甘茶で清められるお釈迦様を拝した」との句意とのこと

11/21 12:00

瑠璃光山薬師寺と川見四季桜の里

11/21 12:03

青空に桜花

11/21 12:17

「柏ヶ洞の郷」の門。後方にシートで覆われた崩落地

11/21 12:18

林道（右）は通行止め。この林道で薬師寺に戻る計画をしていたが変更。引き返す

11/21 12:27

再び川見四季桜

11/21 12:28

ブルーとピンクのコントラスト

11/21 12:31

石段で薬師寺へ。88段、33段、42段の三段構え（後半の2つは男女厄除け階段とのこと）

11/21 12:33

薬師寺本堂

11/21 12:34

本堂の左に踏み跡。三角点に行く道か？

11/21 12:37

残念。その後、踏み跡は消失。藪漕ぎをして尾根に登れば「秋葉大権現」の石碑。尾根を辿る明瞭な踏み跡が続く

11/21 12:39

地図を確認。尾根伝いで三角点を目指す。開けた場所から北方に眺望

11/21 12:40

穏やかな薮道で...

11/21 12:43

四等三角点「雑敷 (ざっしき)」426.19m

11/21 12:43

眺望は無し

11/21 12:44

三角点の上方展望

11/21 12:45

復路。道らしき堀切状の構造。寺のある右方向に道が通じると信じて下ってみる

11/21 12:46

薮の中に道が見える

11/21 12:50

藪漕ぎで着いた葉っぱまみれで、薬師寺のお堂の裏に着地。偶然居合わせた参拝客から受けた視線が痛かった

11/21 12:54

四季桜まつりの茶店。空腹に五平餅でもと思ったが、行列の長さに断念

11/21 13:18

引き続き「四季の回廊」辿り。国道419号から愛知県道19号「土岐足助線」。モミジの向こうに四季桜。町中の桜は、ほとんど全てが咲いている

11/21 13:22

県道を離れて「へんび岩」の案内。期待させる名前だ

11/21 13:24

その前に大草三角点に寄り道。正面に三角点のある小山

11/21 13:25

左の踏み跡っぽい場所から進入

11/21 13:28

直ぐに水路。飛び越えたら、踏み跡は消失。仕方がなく尾根を目指して藪の斜面をよじ登った。尾根に乗っても引き続き薮

11/21 13:31

四等三角点「大草」395.12 m

11/21 13:31

眺望は無し。代わりの三角点上方展望

11/21 13:33

復路は尾根芯を辿って直進。笹薮と倒木

11/21 13:35

舗装路に着地

11/21 13:35

振り返って尾根の出口

11/21 13:37

道路から分岐を下って「へんび岩」。確かに蛇（へんび）の顔に見えなくもない

11/21 13:37

由来記

11/21 13:42

そこかしこに四季桜、町全体が四季桜

11/21 13:52

「小原ふれあい公園」を散策

11/21 13:57

四季桜まつりへの協賛で、特産物や飲食物の出店にキッチンカー

11/21 14:01

ようやく五平餅にあり付けた（300円）

11/21 14:07

ふれあい公園近くの賀茂原神社（八幡社）境内に...

11/21 14:09

家康の腰掛石 (別名 神君御腰掛石 しんくんおんこしかけいし、神君御床几之石 しんくんおんしょうぎのいし)。由来記によれば、徳川家康が1576年、大草竜宝山に登った折に床机として座った石とのこと。山頂から山麓への移動と何回かの変遷を経ているらしい

11/21 14:16

小原大草バス停にて終了。豊田市行きに乗車

撮影機器：

FinePix HS20EXR FUJIFILM

感想

s_416

愛知県豊田市小原地区の四季桜と紅葉が見頃を迎えたとの報道に接した (中日新聞)。年次休暇を取得する義務があり、その消化を兼ねて蚕霊山と四季桜、紅葉の散策に出かけてみた。最初は市場城址。起源は室町時代の山城。長篠・設楽ヶ原の戦いの経験を得て、鉄砲を主体とした戦い方に備えて総石垣造りに改修された城の遺構とのこと。

次の蚕霊山は神社のある山頂（終点）まで舗装路。神社の外周には両掌に乗る程の大きさの「うんち」が散在。まだ光沢があり、新鮮だなと思った矢先、境内から成獣のイノシシが飛び出してきた。此奴の「お供え物」だったのだろうか。同所でのイノシシ目撃報告が多いことから見て、この個体は神社一帯を住処にしているのかもしれない。

後半は「四季の回廊」ハイキングコースを辿って川見四季桜の里 (瑠璃光寺薬師寺)。付近の駐車場（有料：普通車500円）はどこも満車で、順番待ちになっていた。寄り道した「雑敷」「大草」の三角点はいずれも要藪漕ぎ。穏やかな小春日和の25 km。