長福山〜男体山〜月居山〜生瀬富士
- GPS
- 10:13
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,547m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:09
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
その他周辺情報 | 道の駅奥久慈だいご 温泉:袋田駅から車で10分足らずと近い。500円。内湯のみで,洗い場も6人と小さな施設。 https://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page000026.html |
写真
感想
10月末に生瀬富士,月居山を訪れた際に,未だ歩いていなかった男体山から月居山の間を訪ねようと思っていたが,紅葉も深まってきたようなので出かけることにした。序に未だ登っていない長福(ちょうふく)山も計画に入れた。
自宅を2時50分に出発し,袋田駅には4時35分に到着。外の気温はマイナス1℃と,この冬初めての氷点下を味わう。無料駐車場に停めて,5時9分の電車で上小川駅に向かう。早朝とはいえ,乗客は他に2,3名しかおらず,この分では,遠からず廃線になってしまうのではと心配する。
オリオン座や北斗七星くらいしか分からないが,期待通りの晴天で星が良く見える。月は細いので明るくはないが,歩き始めの内は街灯があるので問題ない。長福山登山口からはヘッドライトを点けるが,長曾根分岐に着いた頃には薄明るくなり,体も温まってきた。
山路の後に少し歩きにくい長い石の階段を登って長福観世音堂に到着し,一休みする。落ち着いた感じで寛げる。お堂の右側に標識があり登山路が続くが,最初は急登で滑り易かった。
長福山には標識があるのみだったが,横方向から射す朝陽に色付いた葉が透けて美しかった。C-38の道標で路が方向を東に変え,急な下りとなる。枯葉が積もっていて滑り易くなっているので慎重に下った。林道が近くなってくると何かの大きな音が聞こえてきた。少しすると,2人が乗ったキャタピラー車が上がってきた。多分林業関係の人たちだろう。
すぐに男体山麓駐車場に到着する。先ほどの人たちのものと思われる軽トラが1台だけ停まっていた。直ぐ先にある男体神社まで往復の後,登山口から登り始める。男体山にはこれまで4,5回は登っているが,今回のルートは初めてなので新鮮だった。登るにつれて葉の落ちた木が多くなり,山頂近くは,やはり季節が進んでいる感じ。山頂に着いた頃には,少し雲が多くなってきて,那須や日光方面の山が良く見えないのは残念だった。ただ,筑波山や光る太平洋が遠くの方に見えた。ここまでで,未だ全体の三分の一弱なので,20分ほどの休憩で出発する。
先ほど登って来た路を引返し,長福山への分岐点まで来る。ここから月居山までは未だ歩いたことのないルートなので楽しみだ。白木山への分岐を過ぎて少し平坦になった辺りで,近くの笹薮からゴソゴソという音がする。結構大きな獣の気配なので多分イノシシかと思い,笛を鳴らし,オーイと声を出してみる。音は小さくなったが逃げはしない様子で,こちらの動きを睨んでいるようだ。刺激して突っかかられても困るので,出来るだけ速やかに立ち去る。近くにヌタ場のように見えるところもあったので,イノシシで間違いないだろう。
この辺りから先では,紅葉,黄葉が点在し,目を楽しませてくれる。路もピークを忠実に辿るよりは,巻き路が多くて歩き易いのでハイキング気分だ。ここから月居山までの間に5パーティー,10人以上とすれ違った。途中の第2,第1展望台(鍋転山)からは,周辺に連なる山並みと久慈川沿いにある街並みが一望できた。ただ,余り著名な山は少ないようだ。
月居山は一か月ぶりだが,秋の色が深まり5,6人ほどが寛いでいた。ここまで足の調子も良さそうなので,予定通りに生瀬富士に登ることとし,早々に生瀬に向けて歩き出す。20分足らずで国道に出て,その下を潜ると月居山登山道入口の標識があった。国道を挟んだ向こう側に,奥の滝山荘への標識が見えたので,道路を渡り細い路を少し進むと山荘に到着する。沢山の人が山荘の前で談笑していた。滝川は一か月前よりもさらに水流が細くなっており,濡れることもなく渡れた。
ここは人気コースらしく,丁度10人以上のパーティーが降りてくるのとすれ違う。この後もジャンダルムまで4,5組とすれ違った。ここから生瀬富士までは10月に歩いた時の逆コースなので勝手は分かっている。所々で見事な紅葉に出合えたので,歩いてきた甲斐があった。ジャンダルムは前回同様に開放感があって素晴らしかった。ただ,少しばかり風が吹いていて寒かったので,早々に生瀬富士まで戻って休みを取る。今朝登った男体山などが良く見えた。
袋田温泉へ下る分岐点にはC-11の標識が立っていた。地形図とは若干異なっているように思えたが,踏み跡がついているので,そのまま下り始める。直ぐにしっかりした踏み跡になり,一安心。秋色を楽しみながら下って行くと,思ったよりも早く登山口に着いた。後は袋田駅まで僅かだ。途中の滝川沿いにある紅葉などを眺めながらのんびりと歩く。
駅の駐車場には10台ほどが停まっていた。予定時刻よりも早かったのでまだ明るかった。今回は,袋田駅から近くて安い「道の駅だいご」の温泉へと向かう。小さな施設で7,8人が入れば一杯という感じだが,幸い他には2,3人だった。500円という低料金でもあるので,汗を流すだけなら十分だろう。序に下の食堂で,名物と銘打っているシャモ親子丼で腹を満たし,お土産も購入する。
渋滞する時間帯かなと思いつつ帰途につくが,幸いにも大きな渋滞には遭わず,19時半には帰宅できた。これで常陸国ロングトレイルの中央部に関しては,8割位を歩いたことになる。機会を見て他のコースも回ってみよう。
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