西沢渓谷入口から滝を眺めつつ黒金山登山口から入山して花戸尾根を満喫し乾徳山林道でトンネルを嗜む。
- GPS
- 08:28
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,241m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:27
天候 | 晴れ、天晴れ。ただし寒い、冷たい風つよし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
早朝の秩父からの雁坂トンネルの140号線は凍結注意の警告あり。 |
写真
感想
前々回(10/20に)三富の徳和から乾徳山を登って黒金山、牛首のタル経由で西沢渓谷まで歩いたとき、どこかでブラックダイヤモンドのトレッキングポールの先端のシャフトがレバーロックが緩んで抜け落ちてしまい。帰宅してから気が付いて落ち込んでたんだけど(失くしたシャフトは単品パーツでオーダーして購入したのでトレポは復活済み)
西沢渓谷の管理事務所に問い合わせたけど取得物としては届いてないらしいから諦めていたけど、もしかしたらまだ道に落ちてるのかなぁと思ったら、落ちたままだとかわいそうだから拾ってあげないとなぁ、って思っていたんだけど。
なかなか行けなくて、もどかしかったんだけど、西沢渓谷が12/1で冬季通行止めになるって知って、土曜がその前の日で最終日らしかったから、こりゃ行かねば!と早起きをして車を走らせた。
西沢渓谷の市営無料駐車場に着いたのは朝8時半。遅かったけど駐車場は半分ぐらいの埋まりだった。
そこそこ冷えてたから、フリースとソフトシェルを着込んで歩き出す。
山荘(荒廃)のあたりで、体も温まりフリースを脱ぐ。
渓谷は水量も多く空気が冷たい、
紅葉は落ち、枯葉を踏むサクサク足音が耳に心地よい。
渓谷沿いに観光地にしてはそこそこ険しい遊歩道を進み、幾つもの滝を横に見たり見下ろしたりしつつ、壮大でカッコいい七ツ釜五段の滝を見ると西沢渓谷遊歩道も終わる。最後に霜柱でザクザク鳴る急登の九十九折りの木段登ると森林鉄道の軌道跡コースに出てベンチテーブルにトイレがある休憩スポットに至る。
ここに着いたと同時にとても冷たい強い風が吹き始め一気に身体が冷える。ここではアンパンを食べるつもりだったが山専ボトルの熱湯でカップ麺を食べて身体を温める。
休憩ポイントから少し先に行くと黒金山登山口がある。
ここでピクニックは終わり登山となる、そこそこの急登、たまに激しい急登が続く。
登り始めてしばらく経った時、急登をくねくね登っていると、顔を上げると坂の向こうに、ゴムキャップに赤いテープを貼ってある見覚えのあるトレッキングポールの先端が地面に突き刺さって立ってあるのが目に入る。
あああ、あった!みっけた、相棒が戻ってきてくれた、嬉しかった素直に嬉しかった、誰かが拾って目立つように刺してくれたのだろう。ありがたい。感謝だ。
新しくパーツで買ったからトレッキングポールとしては予備になるけど、これはお宝だ。大事にしよう。
途中紅葉台と標識がある平な展望ポイントがあるがあまり広くは無い。岩に腰を下ろししばし休憩。
このコースはYAMAPでもヤマレコでもコースになってないので当然コースタイムも分からない。
なんとなく感覚で予定は立ててるけど何分参考資料が少ないから何があるか分からないからゆっくりは出来ないのでとりあえず先を急ぐ。
牛首~黒金山登山口までは前回歩いて下りの急坂に「下りだからまだ良いけどここ登るのやだな」って感想だったから覚悟はしてたが、急登続きがかなりキツい。
傾斜が緩やかになった辺りでやっと花戸尾根との分岐に至る。
花戸尾根は花戸山に至る尾根道。とても緩やかに下る。基本広く平坦で歩きやすい。ピンクテープも多数ある、迷う箇所は無いわけではないが中級して歩いていれば問題はないと思う。
途中、いくつかピークがあるが特に名前はないようだ、標識も三角点的なものも見つけられなかった。
登山口から分岐まで、とにかく急登だったが尾根道は本当になだらかで歩きやすい。
右から暖かい低い日差しが差し込み背の低い笹が光って綺麗だ、
先で鹿が2匹道を跳ねて越えて行く。長閑だ。
なぜここがコースになってないのか謎で仕方ない。
尾根の終盤で道標があり右へ折れるように向いてるが左にもピンクテープで道が続いてる。地図を見ると右は巻いて林道に出て、左はピークをトラバースして林道に至るらしい。
GPSで踏み跡はないけど左へ歩いてみる。
名無しのピークを越えて下りトラバースして歩くと林道に出会う。
乾徳山林道は舗装され広くキレイな林道だった。とても歩きやすい。
この地点が花戸尾根峠らしい。ここは分岐になり右は西沢渓谷の音取大橋、林道を越えて進めば花戸山、戻れば黒金山に至る。
乾徳山林道を下るのは実に快適。終始緩やかに下り、道も舗装され落下物もなく穴ボコもなく歩きやすい。
やがてトンネルに至る。
乾徳山第二トンネル、乾徳山トンネル、音取第二隧道、音取第一隧道の四つが続く。
二つ目の乾徳山トンネルだけ733mと長いが他は100m前後。
照明はなく真っ暗で音が響きやや怖いが、歌ったり叫んだりしてるうちに通り抜けた。
今回はブラックダイヤモンドの600ルーメン(短時間なら1,000ルーメン)のヘッドライトを装備してたのでとても明るく快適にトンネルを歩けた。
最後のトンネルの音取第一隧道の出口あたりだけ流水流れ込み、泥が溜まり、流木の破片が散らばり歩き難いが注意すれば大丈夫。
この出口には車両通行禁止の大きく頑丈なゲートがあるが今回は開いていて良かった。
数年前の過去の林道マニアのブログだとゲートが閉じてて乗り越えが大変だったとあったので念の為にアブミ用に細引きロープとカラビナ持ってきたけど使わずに済んで良かった。
トンネル出口は登山口の森林鉄道軌道跡のコースの終でもある。
林道を下ると音取大橋を渡り西沢渓谷入口に至る。
橋を渡ると遊歩道に戻り、しばらく歩くと売店やバス停が現れた市営駐車場にたどり着く。
やっとゴール。
黒金山登山口から花戸尾根分岐までの急登がキツかったが、その分後半の尾根道は終始下りで歩きやすく楽しかった。
繰り返しになるが何故このコースがハイキングコースとしてYAMAPヤマレコ以前に観光パンフレットにも表記されてないのか不思議でならない。とはいえ今回のルートで16kmupの8.5hの山行だし、ヘッドライトなど装備ないと危険だし、身軽なピクニック気分で来てこられたら困るんだろうなとも思う。
とりあえず、失くしたものが戻ってきたし、楽しい尾根道歩けたし、西沢渓谷最終日満喫できたし、大満足でした。
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