妙見山(津山市) 〜緩い登り参道先の傾いた社殿〜
- GPS
- 03:39
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 510m
- 下り
- 508m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ずっと,作業車両が入れる道が続きます。分岐には文字が薄いながら標識も立っています。危険箇所も道迷いの心配も無いでしょう。 |
その他周辺情報 | 下山後北上して、人形峠の手前で「クアガーデンこのか」に立ち寄り、温泉で温まって帰りました。大人\600でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(棒ラーメン+カット野菜)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
地図(行程図・地形図)
スマートホン(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
カメラ
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
|
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感想
今年の紅葉はハズレだと思っていた。11月中旬になっても山があまり色付かず、時折きれいな紅葉になった樹を見かけるものの、その数は少なく紅葉の名所でもまばらな色付きしか見ることができなかった。多くの樹がきれいに色付くことなく落葉してしまっているようだった。ところが、11月の終わりごろから印象が変わってきた。標高の低い山の落葉樹があまり落葉せず徐々に色付き始め、広葉樹の多い山の側面が全体的に褐色になっている。赤や黄色の鮮やかな色はあまり見られず、曇っていると全体的にくすんだ色合いなのだが、光が当たるとその角度によってはオレンジ色に染まった山腹がなかなか美しい。紅葉(褐葉)のしかたにはこういうパターンもあるんだなと、認識を新たにした。
前週、岡山県の北の方の山が冠雪していて、中国山地の100m級の山はもう歩けそうにないと感じたので、今回は津山辺りの低山を探してみた。前週にハイキングした男山の山頂展望台から西方に見えた「妙見山」が標高差的にも歩行距離的にも手頃で歩きやすそうだったのでそこに行ってみることにした。山頂には社殿があるらしいので資材を運搬したり、参拝に来る人が無理なく歩けるような道がついているだろうことが期待できる。
登山者用の駐車場が無さそうな情報だったので、どこに車を止めようかと少し心配したのだが、舗装道路が終わって少し進んだところで左側の路肩が広くなっていて車を置くことができる場所があったので、そこに車を駐めた。そこで山作業をしているらしい2人組の男性に出会い、妙見山まで行くことを伝えると、「道から山頂までが荒れていて、草刈りがしてなければヤブコギしなければならないかもしれない」と教えられた。ヤブコギの準備はしてきていないが、荒れた山道は何度か歩いた経験があるので何とかなるだろう。
山頂へ向かう道は、林道というのか参道というのか、舗装はしていないものの車が通れる幅があり、傾斜は緩やか、カーブは少ない。鹿除けのバリケードも無く、何ならそのまま軽四駆で上ってこられそうな道だった。しかし、今回の山行の目的はピークハントではなく週に一度の健康のためのアクティビティなので、凸凹で小石の転がる道を無理に走って車を傷める必要はない。のんびり歩いていくことにした。さすがに道の真ん中に木が生えているようなことは無かったが、枯れ枝が落ちていたり雨で溝が掘れている所はあった。途中で山城(小田城)跡と、三角点のあるピーク(檜山)に立ち寄って石段のある鳥居の前まで上がってきた。
上る前に「草が茂って荒れているかも」と忠告されていたが、実際来てみると石段には草は無く、石が少しずれていて歩き難い所は若干あるものの、特に難なく頂に向かうことができた。二つの石鳥居をくぐって頂に着くと、瓦葺の社殿と、その前に狛犬、駒狐(?)が置かれている。なかなか本格的な神社だったようだ。しかし、今、その社殿は傾いており、向かって左側にあったらしい建物は完全に倒壊していた。そして、「地震のためか社殿が傾いています。気を付けてご参拝ください。」という張り紙が貼り付けられている。確かに、この本殿(拝殿)もいつ倒壊してもおかしくない状況だ。賽銭箱も壊れていたが、気持ちなので、壊れた賽銭箱に100円を投げ込んで手を合わせてきた。
狛犬の横で昼食をとって空模様を眺めた。上りの途中では日差しもあったのだが、昼になって雲がかかり、なかなか晴れる様子も無い。試しにドローンも起動してみたが、雲の影響なのか社殿周りの社叢の影響なのかなかなかGPSを捉えない。少し上空に飛ばして何とかGPSは捉えたものの、少し離れると電波が弱くなってあまり動かすことができなかった。だんだん寒くなってきたので、あまり無理せずに下山することにした。それなのに、石段を下りて参道終点の広場までやってきたところで日差しが差し、黄葉を明るく照らし始めた、ああ、山歩きあるある。
復路は往路と同じルートを寄り道をせずに下ったので、1時間ほどで戻って来ることができた。概ね曇りで緩やかな下りなので、ジャンパーは着たままでちょうどよかった。道の途中で時折目にする赤や黄色の紅葉を楽しみながら歩いた。もう12月、そろそろこの紅葉も散って静かな冬の山になる。冬は山を歩く頻度も減ると思うが、山と空の様子を伺いながら、雪の無い低山で歩けるところを探そうと思う。
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