宮之浦岳
- GPS
- 15:20
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 2,380m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:01
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:00
天候 | 1日目 1400m以上がガス、2日目 1500m以上がガス 雨なし |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
飛行機
空港付属の駐車場にはネット予約制度があり2ヶ月前から予約ができる。予約料1000円。 予約専用スペースと専用ゲートがあり、登録した車のナンバーをカメラが読み取って入庫できる。 車中泊。 空路(JAL) 伊丹 0705-0830 鹿児島 0850-0930 屋久島 島内移動手段はいろいろ調べるとよいが、 12月から3月まで登山バスは運休する。 島内バスでヤクスギランド・紀元杉まで入ると早朝発でないとかなり入山が遅くなる。重荷での縦走と考えていたので、できれば1日目に新高塚小屋か石塚小屋に入りたかった。 また、島公式HPでは紀元杉から淀川小屋の間は先日の豪雨で道路が崩壊しており、徒歩入山も禁止となっている(写真を見る限り大丈夫そうで、みなさん入っているようだが)。 なお、タクシー運転手さん情報では、 荒川登山口はヤクスギランドとの分岐から先がゲートで閉鎖されており、通常はタクシー・バスしか入れない。しかし12月1日から3月31日の間はゲートが開放されて自家用車(レンタカー含む)も入れるらしい。 深夜に車で入れるならワンディピストンは無理な話ではない。 また12−3月の間に数回雪で道路通行止めになることがあるらしい。麓ではまず雪は積もらないがピークは2m近くになるとのこと。その時期の登山者は見たことがないと(記録はある)。 自分はタクシーでヤクスギランドまで移動した。7820円。 ヤクスギランドも出口の白谷雲水峡も入場料500円だが登山者は不要。 代わりに観光協会での入山料をお願いされた。日帰り1000円、宿泊登山2000円なり。帰りに空港横の観光協会で寄付した。 白谷雲水峡に下山後、島内バスで空港まで移動した。小原もしくは宮之浦港で乗り換えが必要になる。 バス多用の場合は1〜3日乗り放題の券も販売されている。 レンタカーを借りて入浴・夕食へ自由に移動した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤクスギランド末端から稜線までの登山道 ・アップダウンだらけ。三段上がって二段下がる感じ。急登はほとんどなく、気がつくと標高は上がっているが累積はかなり多い。 ・水がたくさん流れている。足元装備注意。どこもきれいな水で取り放題。 ・ロストしやすい。ピンテがないと確実に遭難する。地図と周囲の視界ではどこにいるのか分かりにくい。 ・ヤクサルかヤクシカか分からないが、時折キーっと大きな鳴き声あり。危害を加えてくるような動物ではないので気楽。 石塚小屋 普通に泊まると10人くらいか。詰めると16人くらい。土間で3人。テント場は周囲の少し離れたところも含めると5-6張り。 ボットントイレと携帯トイレブースが外にある。紙なし。 水場が近くにない。10-15分稜線側に上がるとあちこち水が取れる。自分は5分ほどの小さな峠を右に降りて小さな湧き水から取った。 ネズミは出なかった。 4℃。 稜線 整備された一般登山道。木道も多い。 ほとんどが笹で風防される。水はどこでも取れる。道自体が綺麗な沢のようなところも多い。 1800より上はところどころ雪がついていた。ピーク周囲は夜間凍結していただろうが、通行時は緩んでいた。チェーンスパイクは持っていったが使わなかった。 3-4℃。 新高塚小屋 泊まるならここが最もよい。水場あり。 高塚小屋 縄文杉から近く観光客がちらほら入ってくる。対応人数は少ない。 以後、整備された観光トレッキングコース。トロッコ軌道上は散策路。 楠川別れから白谷雲水峡 軌道を離れ登山道に入る。とても雰囲気が良い。苔むした石組みのステップが時の流れを感じさせてくれた。今回の登山で最も良い道だった。 峠より向こうは観光地だが、なかなかワイルド。散策というよりはトレッキングコース。 白谷小屋 見に行かなかった。泊まれるらしい。 |
その他周辺情報 | 空港売店でOD缶購入(power gas 250のみ)、空港洗面で水を汲んだ。 安房に登山弁当屋2軒。タクシーでの移動途中に「かもがわ」さんに寄ってもらった。昼食のカツ丼・お茶を購入。 宮之浦港近辺にも登山弁当屋が何軒かあるらしい。 その他に何軒か登山道具屋、レンタル屋あり。 下山後、 空港前の宿泊入浴施設のまんてんさんで入浴。タオル無しで1400円。よくあるスーパー銭湯的な施設でとても綺麗。売店でお土産を購入した。 宮之浦の四季亭さんで夕食。飛魚のつけあげと一夜干しをいただいた。身がプリプリでよい。地元の方は鶏の唐揚げをパック詰めで持って帰っていた。 宮之浦と空港の間に大きなドラッグストアが3軒。22時まで営業しているところもある。生鮮食品も扱っており、およそ何でも手に入る。 徳洲会病院前にもスーパーマーケットあり。 最近、iPhoneのeSIMを契約してDoCoMoとauのdual SIMにした。これが意外と便利で、山の中ではどちらかが優勢につながってくれる(もちろんどちらも繋がらないこともある)。白谷白水峡ではau経由でレンタカーを借りれた。 |
写真
装備
個人装備 |
小屋泊前提だったので幕営に耐えるツエルトと就寝具(0-5℃くらいを想定した)
チェーンスパイク(使用しなかったが使う可能性が高い)
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感想
今回の旅は、出入りはタイパを重視し、島内はどっぷり山の中で過ごす計画にした。
タクシーでヤクスギランドに向かい、準備をして入る。あれこれデカい杉があるらしい。ほどほどに鑑賞し登山道へ。
以後、石塚小屋を含む稜線までの道中を要約するとこんな感じ。
・アップダウンを繰り返すが急登と言えるようなところも心臓破りなところもない。
・いつのまにか標高を上げているが1000→1600mとは思えないほど累積している。
・道は樹林の中を右往左往しピンクテープが無かったら遭難する。実際4-5回ロストした。
・水は本当にどこでも汲めそうだし綺麗。小屋の周りだけあまり水がない。
水を探していたら稜線から降りてくる人あり。今朝荒川登山口から入って来たという。稜線は吹雪だったという。まぁ雪混じりの暴風だったということで。小屋は4℃。
会話ほどほどにそれぞれ夕食を済ませてさっさと就寝。
モンベル#3にダウン上下で快適に寝られた。ペットボトル湯たんぽがとても効果的だった。
二日目、4時20分くらいに起きて準備。彼はパッキングだけして5時には出て行った。火は使わなかったようだ。こちらは温かいものを食べてゆっくりして5時半過ぎに出た。
ガスの中だし夜露に濡れるだろうと、最初からゲーター・雨具上下装着。お陰で快適に登れた。高度を上げるにつれて風が強くなり寒い。ガスは切れない。全く眺望無し。
本当は枝葉のピークも登るつもりだったが、とてもそんな気分になれなかった。
ピークは2-3℃で写真を撮ったら休憩なしに先に進んだ。
黙々と歩き、1600mくらいまで標高を落とすとガスの下になり日差しでポカポカしてきた。
新高塚小屋で雨具を脱いだ。さらに高塚小屋でがっつりお昼を食べた。当初の予定はあちこちピークを踏んで高塚小屋泊の予定だったが、まだ12時。先に進む。
観光モードになって縄文杉を写真におさめ、トロッコ軌道上に乗った。
また黙々と歩く。このままいけば16時には白谷小屋に着くのではないか⁈ さらに下に降りて最終バスにも間に合う⁈
時刻表を確認すると間に合いそうだ。下山してレンタカー借りることにするか。
気持ちを入れ替えて気合を入れて辻峠に登り返し(苔むしていい道だった)、少し観光モードを抑えて下山。15分前にバス停に着いた。
バスを待っている間にネット経由でレンタカーを借りた。空港前店。
バスに乗り空港まで行きレンタカーを借りた。
空港前のまんてんという温泉に行く。汗を流してスッキリして炭酸飲料をごくごくして、売店でお土産購入。
さぁ次は郷土の飯。
ネット検索して宮之浦に向かう。四季亭さんと潮騒さんで迷って前者に。おまかせ定食と飛魚一夜干しハーフ(お頭側)を頼んだ。飛魚がプリップリで最高でした。
とりあえず宮之浦岳は踏んだので明日は観光モードかな。
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