熊野古道、馬越峠から大展望の天狗倉山へ
- GPS
- 02:43
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 462m
- 下り
- 500m
コースタイム
-6:34〜45天狗倉山-6:59馬越峠-7:09花地蔵-7:19馬越公園-7:22馬越峠不動滝
-7:37北川橋-7:50尾鷲駅-7:58〜8:09三重県尾鷲総合庁舎前バス停-8:18鷲毛口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
からバスで鷲毛バス停まで移動、下車した目の前が登山口。(290円)本数がない ため、事前に時刻表の確認が必要です。(尾鷲駅に行けばバスが出ていると思い きや、ここからは出ていないので要注意。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鷲毛口〜馬越峠 ほとんど、石畳が敷き詰められている。濡れていると滑り易そう。 馬越峠〜天狗倉山 土留め階段があり歩きやすいが、途中、急登があり、結構ハード。 山頂直下は北道と南道があり、北道は岩と木の根の急登で、超ハード。 馬越峠〜馬越公園 こちらもほとんどが石畳が敷き詰められていて、濡れていると滑り易そう。 市民の方が多く登ってこられていました。 |
写真
感想
5時に紀伊長島を出発し、途中コンビニで食事と飲み物を買い、国道42号を南下し
ていくと尾鷲の峠手前の国道沿いに駐車場がある。予定通りの5時半に到着。既に
1台車が止まっていて、まさにスタートしたところだった。杖だけを持ち、他は何
も持っていなかったので、地元の方だと思う。自分も支度をし、すぐにスタート
する。所々苔むした石畳の道がずっと続いているが、個々の石が大きく、安定して
いるので結構歩き易い。(但し、雨の後などは滑りやすそうだが。) 登山口から
終点の馬越公園まで、道標に『○○/22』と書かれていて、目標までの目印となる
のでペースを考えながら歩けるので非常に歩き易い。歩き出して10分で夜泣き地蔵
に到着する。元々は旅人の無事を祈る石地蔵だったと言われるが、やがて子供の
夜泣き封じを祈り、こう呼ばれるようになったそうだ。途中、大きな一枚岩の石橋
があり、その下には澄んだ谷川の水が流れている。植林地のため、色々なところで
木が伐採されていて、見通しが良くなる所があり、木々には所有者の名前が書かれ
ている。さらに進むと一里塚がある。その先で林道と出会い、角の広場にはベンチ
が設置されている。登山道は林道をそのまま横切って進む。次第に登る角度が緩や
かになり、足元も土になってきた。やがて、先行者の姿が見えたと思いきや、馬越
峠に到着する。ここにはかって岩船地蔵堂と向かいに馬越茶屋が建っていたそうだ
が、現在は休憩所を兼ねた小屋が建っている。少し西に行くと尾鷲市の眺望が良い
所があり、ここで少し休憩をし、天狗倉山へ向かう。ここかは、土留めの階段と
なり、急登が続く。途中、NHKの共同アンテナがあるところからも尾鷲市の眺望が
望める。ここからはさらに登りの角度が急になり、階段も家庭の階段並みの傾斜に
なる。やがて分岐点に達し、北道と南道に分かれ、山頂まではどちらも5分の表示
がある。登りは北道を選んで進むが、こちらは岩と木の根の混じった登りとなり、
古道散策で来られた方にはきつい登りである。ここを登りきると、南側が切り
開け、北側には大きな岩とそこに登る階段、その間には祠がある。まずは階段を
登る。登山道で見る階段のようにがっちりとした感がなく、登っていくと多少の
揺れが発生する。岩の上からは北側の眺望があるが、あいにくのガスで遠くまでは
見ることができない。階段を降り、南側の岩場に行く。こちらも散策気分で来られ
た方には注意が必要な断崖絶壁だ。こちらからは尾鷲市街とその先の太平洋を望む
ことができ、眺望は最高だ。少し雨が降り出し、眼下には虹を望むことができる。
ここで景色を堪能していると、地元の女性2名が登って来られた。年は60歳代後半
と思われ、ほとんど毎日登って来られているとのことだった。下りは南道で下る。
こちらは多少の岩場はあるが、一般の方が登られるのであれば、こちらがお勧め
だ。峠まで降り、今度は尾鷲市側に下る。こちらも石畳が敷き詰められていて歩き
易い。傾斜がほぼ同じような感じで下っていくので凄く楽だ。こちら側は、多くの
方とすれ違う。市民の方と思うが、散歩気分ですごく軽装で登って来られる。馬越
公園は、桜、ツツジ、萩などの花が楽しめるそうで、東屋からは海の景色も堪能で
きる。石畳の道はここまでで、あとは舗装路となる。岩屋堂から少し行くと馬越峠
不動滝がある。岩沿いに水が流れているだけだで、周りも木々に囲まれているため
涼しく感じる。再度、岩屋堂に戻ると、山頂で出会った女性2名がもう降りてきて
いた。自分としては結構早く歩いてきたつもりではあったが、こんなに早く追いつ
かれ、少しショックを感じた。大きな墓地の間をぬけ、住宅街を下っていくと北川
橋に出る。当初、8時半のバスで戻る予定だったが、予定よりも早く降りてきたの
で。8時9分のバスに乗ることにする。でも予定より早いので、尾鷲駅で時間をつぶ
しながらバスを待とうと思って駅に向かう。北川橋のすぐ近くには、尾鷲神社が
あり、早春に行なわれる「ヤーヤ祭り」の舞台でも知られ、樹齢千年を越すと言わ
れる、幹周り9〜10mの夫婦楠がそびえたっている。但し、自分は喪中の為、道路か
ら眺めるだけにする。町の中の狭い住宅街を抜けて尾鷲駅に着いたが、バス乗場が
見当たらない。市内を回る街バスがあるだけだったので、当初乗る予定だった三重
県尾鷲総合庁舎前バス停に向かう。10分前に到着し、今歩いてきた天狗倉山を望み
ながら持って来たアルファ米を食べながら時間をつぶす。時間通りにバスが到着
し、バスに乗って移動する。10分程の距離であるが、290円という結構高い運賃を
取られた。バスを降りた所が登り口の駐車場で、ここは歩かずにすんだ。初心者に
は厳しいが、眺めの良い散策でした。
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