道行山


- GPS
- 05:30
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 584m
- 下り
- 590m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
なかなか気温が下がらないし雪も降らなかったが、急に冬らしくなり銀山平の積雪も増えた模様。シルバーラインが通れるうちに新雪の時期の駒に登ってみたかったし良い機会ではなかろうかと。春になると空気も霞むし夜明けも早いし光も柔らかくなるし、何より雪の白さが違う気がする。3月でも春めいていてやはり物足りなかった。
前日の昼過ぎ、雪の状態の下見と新調した藪スキー用の板の具合を見るのを目的に柳沢の先の尾根取り付きまで歩いてみたところ、近年のこの時期としてはだいぶ雪も多くてなんとかなりそうな感じ。
翌朝は二度寝してしまい、銀山平を歩き始めたのが7時過ぎ。昨夜も降雪があったようだが、新雪を踏む今日のトレースが伸びている。柳沢先の尾根取り付きの手前で小沢を渡る必要があり、前日の偵察時には小沢に入らずに下から回り込むルートで考えていたものの、トレースの主は夏道どおり小沢に入ってから渡っていたのでそれを追う。沢からの登り返しはかなりの急斜面で先行者は苦労しただろうと思われる。
この時期にしては雪が多いとはいえ、まだまだ藪が露わな細尾根にトレースは続く。里の雪じゃないかと思わされるほどに湿った重い雪が深く積もっており、藪の重湿雪をラッセルをする先行者の苦労が想像される。一歩一歩ずぶずぶみしりみしりと板が沈み込んだのだろうなと。
ラッセルのトレースにはその主の雪山への嗜好や向き合い方が表れるというのが手前勝手な持論だが、この日の先行者はかなりの強者という印象。いわゆるバックカントリー的な滑り重視ではもちろんなく、一般的な山スキーヤーとも一味違う印象。むしろスキーヤー以前の山屋と言えばいいのか、藪にも慣れ親しんでいるような感じで、混沌とも言える密藪の中に一筋光るラインを見出し、幅の狭い急登もキックターンの連打で突破力を印象付ける。
これはきっとあの人だろうなあ、でもビンディングはzedだろうに低めのヒールリフターでこの急登はすごいなあ、などと後続のお気楽さでトレースを追うのを楽しみつつ登っていると、先行者が細尾根を滑り降りてきた。やはりKさんでした。しばしの情報交換の後、またトレースを踏みつつ道行山まで。
雲が厚くなり駒方面もだいぶ暗くなってきているし、ここにて終了。藪スキーは行きはよいよい帰りは怖いと決まっている(自分の場合)。難儀しつつ柳沢まで下りて一安心。
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