比叡横断
- GPS
- 07:36
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,007m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:36
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はないが、荒れているのと急斜面の細いトラバース道、砂地の急坂、ロープ箇所、沢渡りなどがあり足元によく注意して進まないと思わぬ事故になる可能性がある。 |
その他周辺情報 | 比叡山頂バス乗り場、延暦寺ケーブル山頂駅には売店・トイレがある。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
登山会の例会で紅葉が始まっている比叡山を京都府側から滋賀県側に横断する。
京都地下鉄・国際会館前のバス停より京都バス大原行きに乗りふるさと前で下車、暫く街中を歩き八瀬天満宮入り口の広場で準備運動とレクチャーを受ける。今日のコースは滑ったりつまずいたりする可能性があるようで、ひざをしっかり上に上げて歩くよう指導を受ける。今日の参加者は総勢23人の大所帯だ。
まず八瀬天満宮の階段に出るが、階段を登ってお参りしたのは3名だけ、この登山大丈夫かな・・・?!
回りの山々は紅葉が進んでいるが、まだまだこれから楽しめそうな進み具合だ。登山道に入るとすぐ急な登り坂となり、踏み跡もはっきりしないような所を登る。暫くすると道もはっきりしてきて、歩きやすくなり、杉林の間から登ってきた山里の風景が見下ろせる所もある。標高559mのポイントからは墓地が並び、こんな高い所にお参りするのは大変だろうなと要らぬ心配をする。
西山峠で小休止の後も歩きやすい尾根道を進むが、アップダウンが出てきたり、登山道がすっぽりススキで覆われてしまっている所も出てくる。ススキの群落を抜けると突如視界が開け、京都市北部の街並みや周辺の山々がくっきり見渡せ、京都国際会議場やプリンスホテルなどが正面眼下に見られる。
今は廃墟と化した高祖谷駅舎跡はコンクリート以外の所は屋根も崩れ落ち崩壊が進んでいるが、周囲にはまだ新しい色づいた落葉が陽だまりの中で落ち着いた雰囲気を出し、空を見上げると青空に赤や黄色のモミジが映えている。
人工スキー場跡地は全面土木工事中で登山道もなくなっているので、一時ショベルカーを止めていただき工事現場を横切らせてもらった。この辺りはススキが太陽を背に受けて一面に穂を揺らしており、真っ赤なモミジや真っ黄色なモミジなどを見ながら比叡山頂バスターミナルに出る。ここには売店やトイレもあり、琵琶湖方面の景色も良く見渡せる。ガーデンミュージアム比叡もあり、売店の甘酒や焼きトウモロコシにも心を引かれるがここはパス。
10分ほど歩くと本日の最高峰・大比叡山頂一等三角点(848.1m)に到着する。更に進むと阿弥陀堂や根本中堂などの朱色も鮮やかな建物が並ぶ。風もなく、青空が広がる陽の中でゆっくりランチタイムを取った後、延暦寺ケーブル山頂駅に着く。ここの駅舎は何か重要な建物として指定されているはずで、駅舎入り口に表示があるはずだが、今回は見落としてしまった。ここからも琵琶湖方面がくっきり見渡せ、琵琶湖大橋の全景も正面に見える。また駅舎隣には野鳥のえさ場があり、手のひらに載せたえさをヤマガラが食べに来てくれる。
ここからは紀貫之の墓の方向に進む。土佐日記の始まりの地であり、土佐国司も務めたことがあるとして南国市から毎年墓参団が来ているということで、周辺はきれいに整備されており、墓参の記念束も何本か立てられている。
蟻が滝への登山道は荒れているようで通行不可の表示も出ているが、案の定登山道は非常に険しく、砂地で滑り易く、ロープに頼らないと下りられないような急斜面も現れる。蟻が滝はさほど大きくはないが、豪快に水しぶきを上げて流れる様はやはりいい景観だ。この滝の前後が今日一番の難所だが、滝を見られて苦労が報われる気分がする。
登山道を抜け、日吉東照宮、滋賀院などに立ち寄る。この辺りのモミジの大樹はまだ青々としており、今月後半が見頃となるようだ。
この後京阪坂本駅で一旦解散し、JR湖西線比叡山坂本駅に向かった。
寒くなったり暖かくなったりを繰り返しながら冬に近づいているが、今日一日は風もなく暖かな陽射しに恵まれ、絶好の登山日和となった。
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