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Yamareco

記録ID: 7654508
全員に公開
ハイキング
近畿

兵庫県川西市&宝塚市 満願寺〜石切山〜前山〜釣鐘山+初日の出

2025年01月01日(水) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:15
距離
7.6km
登り
401m
下り
398m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:07
合計
3:16
距離 7.6km 登り 401m 下り 398m
11:01
8
満願寺南東コインパーキング
11:09
51
12:00
12
多田丘陵ハイキングコース入口(源家の七塔)
12:12
25
石切山登山口
12:37
10
12:47
9
石切山&釣鐘山分岐
12:56
4
「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口
13:00
13:04
3
13:07
8
13:15
13:16
0
13:16
11
「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口(2回目)
13:27
6
石切山&釣鐘山分岐(2回目)
13:33
13:35
19
13:54
23
釣鐘山感謝道登山口
14:17
満願寺南東コインパーキング
初詣や展望を楽しむコース
歩行距離7.5km、歩行時間3時間10分、歩行数14,100歩、消費カロリー880Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 満願寺南東のコインパーキングに自動車を停めました。月極の所を避けて黄色い枠内を利用し、先に料金(一日350円)を払います。11時頃はほぼ満車、14時過ぎは数台空きがありました。
 満願寺参道入口<写真05>すぐ手前の寺の駐車場は11時過ぎには3割程空いていました。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。この時期は落ち葉が積もっていますが、道が濡れているときの下り以外は運動靴でも気を付ければ大丈夫でしょう。

 満願寺境内の四国八十八ヶ所巡拝路<写真24〜37>はきれいな細道で、分岐に道標はありませんが、石仏の札所番号を確認しながら歩けば間違えません。
 満願寺参拝後、源家の七塔<写真19>から多田丘陵ハイキングコースに入りました。土道からすぐに舗装道路に出て北上し宝塚市に入り、愛宕原(あたごはら)ゴルフ倶楽部の東を通って分岐を直進してしまい、引き返しました。そのまま進んでもよかったようですが、予定通り墓地の入口にある石切山登山口から土の細道に入りました。
 縦走路は基本は木の間の細道で一部、岩盤にはロープがありましたが、上りは運動靴でも滑りません。石切山頂上<写真41>を過ぎると溝状に掘れた滑りやすい土道に落ち葉が積もっており、運動靴だと下りは気を付けなければ滑ります。
 石切山<写真41>&釣鐘山<写真49〜52>分岐から前山<写真46>方面へは緩やかな落ち葉道で、標高165m辺りからコンクリート道、テニスコートが見えると舗装道路に出合います。「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口<写真44>から中に入ると、やはり舗装道路が延びており、前山<写真46>は8分で一周できるようになっていますが、周回路の道標があるのは北側の入口だけでした。遊歩道のような緩やかな土の細道です。
 石切山<写真41>&釣鐘山<写真49〜52>分岐から釣鐘山に向かう道は石が埋まって滑りやすい落ち葉道ですが、比較的緩やかです。釣鐘山頂上<写真49〜52>を過ぎると、石段が「釣鐘山慈光林」碑<写真62>のある釣鐘山感謝道登山口まで続き、そこからはゴールまで舗装道路です。
その他周辺情報 満願寺から猪名川沿いを車で15分程南下するとイオンモール伊丹があります。14時半頃には立体駐車場5階から上には空きがありましたが出る渋滞が始まっていました。のんびり食事などを楽しみ、18時に車に戻りましたが、駐車場を出るのに1時間かかりました。
01百間川畔より小豆島背後から昇る初日の出…岡山市にある沖田神社の南から百間川の畔に出て初日の出を待ちました。小豆島の背後からの登場です。動画も撮りました。
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01百間川畔より小豆島背後から昇る初日の出…岡山市にある沖田神社の南から百間川の畔に出て初日の出を待ちました。小豆島の背後からの登場です。動画も撮りました。
02初日の出…沖田神社周辺には人が大勢いましたが、太陽が出るとすぐに去っていきました。川面に光の道ができかけているのに気づいたので、動画を撮りながらしばらく待ちました。
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02初日の出…沖田神社周辺には人が大勢いましたが、太陽が出るとすぐに去っていきました。川面に光の道ができかけているのに気づいたので、動画を撮りながらしばらく待ちました。
03初日の出&光の道…光の道完成😄願い事が叶うかも😊
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03初日の出&光の道…光の道完成😄願い事が叶うかも😊
04キンクロハジロ♂…一緒に初日の出を見た仲間と言いたいところですが、羽繕いに夢中で太陽には無関心でした😅動画を撮りました。周辺にはホシハジロやヒドリガモなども群れていました。
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04キンクロハジロ♂…一緒に初日の出を見た仲間と言いたいところですが、羽繕いに夢中で太陽には無関心でした😅動画を撮りました。周辺にはホシハジロやヒドリガモなども群れていました。
05神秀山満願寺参道入口…兵庫県川西市にある寺院に移動。南東のコインパーキング(一日350円)に駐車してここまで歩いてきましたが、このすぐ手前の寺の駐車場は3割程空いていました😅参道入口の石碑には「後醍醐天皇勅願所」と「多田源氏祈願所」と彫られていました。
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05神秀山満願寺参道入口…兵庫県川西市にある寺院に移動。南東のコインパーキング(一日350円)に駐車してここまで歩いてきましたが、このすぐ手前の寺の駐車場は3割程空いていました😅参道入口の石碑には「後醍醐天皇勅願所」と「多田源氏祈願所」と彫られていました。
06満願寺マップ…主な建物しか載っていません。見どころはもっとあります😊
06満願寺マップ…主な建物しか載っていません。見どころはもっとあります😊
07満願寺山門(仁王門)…洋風建築様式を取り入れた明治14年の建造物で全国的にも珍しいです。左右の仁王像は鎌倉時代末期の作で、多田院(現多田神社)南大門にあったものですが、明治元年の神仏分離令によりここに移されました。
07満願寺山門(仁王門)…洋風建築様式を取り入れた明治14年の建造物で全国的にも珍しいです。左右の仁王像は鎌倉時代末期の作で、多田院(現多田神社)南大門にあったものですが、明治元年の神仏分離令によりここに移されました。
08満願寺山門上部の竜の彫刻&正月飾り…山門中央の上部です。くぐる直前に見上げてみました。辰年にサヨナラしたばかりですが、竜様に再会😊
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08満願寺山門上部の竜の彫刻&正月飾り…山門中央の上部です。くぐる直前に見上げてみました。辰年にサヨナラしたばかりですが、竜様に再会😊
09せんじゅ桜…秘仏の千手観音菩薩のように四方に無数の枝を伸ばしている樹形から名付けられました。
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09せんじゅ桜…秘仏の千手観音菩薩のように四方に無数の枝を伸ばしている樹形から名付けられました。
10満願寺本坊…古くは円覚院と呼ばれ、龍池院・西芳院・新坊など山内には二十ちかい院坊がありました。しかし、明治元年には円覚院一坊のみとなり、明治31年より円覚院を満願寺と改称、本坊として現在に至っています。
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10満願寺本坊…古くは円覚院と呼ばれ、龍池院・西芳院・新坊など山内には二十ちかい院坊がありました。しかし、明治元年には円覚院一坊のみとなり、明治31年より円覚院を満願寺と改称、本坊として現在に至っています。
11満願寺宝篋印塔越しに金堂…修正会(しゅしょうえ)は1月1日〜3日に行われる祈願の法要で、一年の無事息災をはじめ諸々の願い事をお祈りします。奥にある金堂で祈祷が行われています。
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11満願寺宝篋印塔越しに金堂…修正会(しゅしょうえ)は1月1日〜3日に行われる祈願の法要で、一年の無事息災をはじめ諸々の願い事をお祈りします。奥にある金堂で祈祷が行われています。
12満願寺観音堂…秘仏である千手観音菩薩を祀る御堂です。春の彼岸にのみ拝観ができます。
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12満願寺観音堂…秘仏である千手観音菩薩を祀る御堂です。春の彼岸にのみ拝観ができます。
13満願寺鐘楼…梵鐘には明暦4年(1658年)の年号があります。太平洋戦争で供出されましたが、戦後無事返還されました。
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13満願寺鐘楼…梵鐘には明暦4年(1658年)の年号があります。太平洋戦争で供出されましたが、戦後無事返還されました。
14二人塚…ここは洋画家の胡桃沢源人(くるみさわげんじん)と日本画家の融紅鸞(とおるこうらん)夫妻の疎開先でした。その縁で昭和46年にこの碑を建てたようです。
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14二人塚…ここは洋画家の胡桃沢源人(くるみさわげんじん)と日本画家の融紅鸞(とおるこうらん)夫妻の疎開先でした。その縁で昭和46年にこの碑を建てたようです。
15不動明王…けっこう大きい像です。左には子安地蔵尊像がありました。
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15不動明王…けっこう大きい像です。左には子安地蔵尊像がありました。
16満願寺案内図…満願寺マップ<写真06>よりも詳しいです。
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16満願寺案内図…満願寺マップ<写真06>よりも詳しいです。
17満願寺金堂…昭和58〜60年に全面解体修理されました。本尊は「開眼阿弥陀如来」(めあきのあみだにょらい)と呼ばれ、眼病平癒のご利益で知られています。
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17満願寺金堂…昭和58〜60年に全面解体修理されました。本尊は「開眼阿弥陀如来」(めあきのあみだにょらい)と呼ばれ、眼病平癒のご利益で知られています。
18三廟(美女丸・幸寿丸・藤原仲光の供養塔)…多田源氏(清和源氏の本流)の祖・源満仲は、素行の悪い我が子美女丸に激怒し、家臣である藤原仲光に美女丸の首をはねるよう命じました。しかし、仲光の子・幸寿丸(こうじゅまる)が身代わりを申し出、美女丸を密かに逃がしました。幸寿丸がこの世を去ったことを知った美女丸は比叡山で修行に励み、やがて源賢阿闇梨(げんけんあじゃり)という高僧になりました。
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18三廟(美女丸・幸寿丸・藤原仲光の供養塔)…多田源氏(清和源氏の本流)の祖・源満仲は、素行の悪い我が子美女丸に激怒し、家臣である藤原仲光に美女丸の首をはねるよう命じました。しかし、仲光の子・幸寿丸(こうじゅまる)が身代わりを申し出、美女丸を密かに逃がしました。幸寿丸がこの世を去ったことを知った美女丸は比叡山で修行に励み、やがて源賢阿闇梨(げんけんあじゃり)という高僧になりました。
19源家の七塔…源国房、源光国、源明国、源仲政、源国直、源行国、源国基の供養塔で、川西市の指定史跡です。後でここから多田丘陵ハイキングコースに入りました。
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19源家の七塔…源国房、源光国、源明国、源仲政、源国直、源行国、源国基の供養塔で、川西市の指定史跡です。後でここから多田丘陵ハイキングコースに入りました。
20九重の石塔…正応6年(1293年)に源氏一族の法尼妙阿が両親の極楽往生を願って建立したもので、国の重要文化財に指定されています。
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20九重の石塔…正応6年(1293年)に源氏一族の法尼妙阿が両親の極楽往生を願って建立したもので、国の重要文化財に指定されています。
21弘法大師像…真言宗の寺院にはよくあります。
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21弘法大師像…真言宗の寺院にはよくあります。
22満願寺毘沙門堂…昭和60年に建立されました。ご本尊は源満仲が作ったと伝えられる毘沙門天像です。扁額「毘沙門天王」は、書道界初の芸術院賞を受賞した川村驥山(きざん)の筆によるものです。この裏に石仏が並んでいたので歩きながら動画を撮りました。
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22満願寺毘沙門堂…昭和60年に建立されました。ご本尊は源満仲が作ったと伝えられる毘沙門天像です。扁額「毘沙門天王」は、書道界初の芸術院賞を受賞した川村驥山(きざん)の筆によるものです。この裏に石仏が並んでいたので歩きながら動画を撮りました。
23本坊に続く廊下&観音堂…廊下の奥に観音堂<写真12>が見えています。本坊は開放していないようでした。この廊下の左側(東側)に里山(入園料100円)があります。
23本坊に続く廊下&観音堂…廊下の奥に観音堂<写真12>が見えています。本坊は開放していないようでした。この廊下の左側(東側)に里山(入園料100円)があります。
24四国八十八ヶ所巡拝路入口…ここから四国八十八ヶ所霊場を模したミニ霊場を一周できます。
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24四国八十八ヶ所巡拝路入口…ここから四国八十八ヶ所霊場を模したミニ霊場を一周できます。
25かぶと石…坂田金時(幼名きんたろう)が武具としてかぶったであろう兜に見立てた力石です。確かに、頭にかぶってちょうどくらいの大きさで、想像よりもかなり小さかったです。八十八ヶ所巡りで最後にここに下りてきました。
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25かぶと石…坂田金時(幼名きんたろう)が武具としてかぶったであろう兜に見立てた力石です。確かに、頭にかぶってちょうどくらいの大きさで、想像よりもかなり小さかったです。八十八ヶ所巡りで最後にここに下りてきました。
26坂田金時の墓…坂田金時は、源頼光と出会い家来になった際に、金太郎から坂田金時と改名しました。岡山県勝央町で病死し栗柄神社に埋葬されているという説しか知らなかったので、ここにお墓があるのは驚きでした。
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26坂田金時の墓…坂田金時は、源頼光と出会い家来になった際に、金太郎から坂田金時と改名しました。岡山県勝央町で病死し栗柄神社に埋葬されているという説しか知らなかったので、ここにお墓があるのは驚きでした。
27四国八十八ヶ所霊場第一番〜第八番…初詣がまさかのミニお遍路😊各札所のご本尊の足元にその場所からいただいてきた砂を埋めてあり、「お砂ふみ」ができます。1卍の歩きやすい細道にこのような石仏が数mおきくらいに出てきます。
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27四国八十八ヶ所霊場第一番〜第八番…初詣がまさかのミニお遍路😊各札所のご本尊の足元にその場所からいただいてきた砂を埋めてあり、「お砂ふみ」ができます。1卍の歩きやすい細道にこのような石仏が数mおきくらいに出てきます。
28四国八十八ヶ所霊場第九番〜第十六番…左上の第九番は涅槃像でした。岡山県内にもこのようなミニ霊場の石仏が多いのですが、涅槃像はまだ見たことがありません。
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28四国八十八ヶ所霊場第九番〜第十六番…左上の第九番は涅槃像でした。岡山県内にもこのようなミニ霊場の石仏が多いのですが、涅槃像はまだ見たことがありません。
29四国八十八ヶ所霊場第十七番〜第二十四番…分岐に道標はありませんが、札所の番号を見ながら歩けば迷いません。
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29四国八十八ヶ所霊場第十七番〜第二十四番…分岐に道標はありませんが、札所の番号を見ながら歩けば迷いません。
30四国八十八ヶ所霊場第二十五番〜第三十二番…岡山県内のミニ霊場はもっと広範囲で、順番通りに並んでいないこともよくあります。ここのはわかりやすくて楽です。
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30四国八十八ヶ所霊場第二十五番〜第三十二番…岡山県内のミニ霊場はもっと広範囲で、順番通りに並んでいないこともよくあります。ここのはわかりやすくて楽です。
31四国八十八ヶ所霊場第三十三番〜第四十番…岡山県内のミニ霊場は欠番やダブりもよくありますが、ここは大丈夫。
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31四国八十八ヶ所霊場第三十三番〜第四十番…岡山県内のミニ霊場は欠番やダブりもよくありますが、ここは大丈夫。
32四国八十八ヶ所霊場第四十一番〜第四十八番…初詣客はここまで行かずに引き返す人が多いようです。歩きやすく距離も短いのに、見かけたのは2組だけでした。
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32四国八十八ヶ所霊場第四十一番〜第四十八番…初詣客はここまで行かずに引き返す人が多いようです。歩きやすく距離も短いのに、見かけたのは2組だけでした。
33四国八十八ヶ所霊場第四十九番〜第五十六番…基本、林の中の細道で展望は効きません。春には花が見られるのでしょうか。
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33四国八十八ヶ所霊場第四十九番〜第五十六番…基本、林の中の細道で展望は効きません。春には花が見られるのでしょうか。
34四国八十八ヶ所霊場第五十七番〜第六十四番…次第にシダの間の細道になりました。展望が効かないのは相変わらずですが、空が見えるのでほっとします。
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34四国八十八ヶ所霊場第五十七番〜第六十四番…次第にシダの間の細道になりました。展望が効かないのは相変わらずですが、空が見えるのでほっとします。
35四国八十八ヶ所霊場第六十五番〜第七十二番…下段左から二番目の第七十番はちょっとおしゃれ😊奉納者がお世話しておられるのでしょうか。
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35四国八十八ヶ所霊場第六十五番〜第七十二番…下段左から二番目の第七十番はちょっとおしゃれ😊奉納者がお世話しておられるのでしょうか。
36四国八十八ヶ所霊場第七十三番〜第八十番…下段右から二番目の第七十九番はスルーしてしまい、慌てて引き返しました。木の枝で少し見えにくくなりかけていました。
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36四国八十八ヶ所霊場第七十三番〜第八十番…下段右から二番目の第七十九番はスルーしてしまい、慌てて引き返しました。木の枝で少し見えにくくなりかけていました。
37四国八十八ヶ所霊場第八十一番〜第八十八番…八十八ヶ所すべて巡りました😂これで四国八十八ヶ所霊場を巡ったのと同じご利益があるはずです。
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37四国八十八ヶ所霊場第八十一番〜第八十八番…八十八ヶ所すべて巡りました😂これで四国八十八ヶ所霊場を巡ったのと同じご利益があるはずです。
38石切山北西尾根ベンチより明ヶ田尾山&鉢伏山&六個山…源家の七塔<写真19>から多田丘陵ハイキングコースに入り、石切山<写真41>を目指しました。このベンチから北東方面が見えました。左奥が明ヶ田尾山、その右が鉢伏山、中央少し左寄りが標高553.2m三角点「堂屋敷」、そのすぐ右が511m峰、右のほうのポコッとしたのが六個山です。
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38石切山北西尾根ベンチより明ヶ田尾山&鉢伏山&六個山…源家の七塔<写真19>から多田丘陵ハイキングコースに入り、石切山<写真41>を目指しました。このベンチから北東方面が見えました。左奥が明ヶ田尾山、その右が鉢伏山、中央少し左寄りが標高553.2m三角点「堂屋敷」、そのすぐ右が511m峰、右のほうのポコッとしたのが六個山です。
39石切山北面展望台より高代寺山&振野山&妙見山&舎羅林山&天台山&明ヶ田尾山…小さな岩があり、この辺りが石切山北面展望台のようです。北北東方面を望みました。左端から高代寺山、振野山、妙見山、中央手前が舎羅林山(しゃらりんさん)で奥が天台山、右端が明ヶ田尾山です。動画も撮りました。
39石切山北面展望台より高代寺山&振野山&妙見山&舎羅林山&天台山&明ヶ田尾山…小さな岩があり、この辺りが石切山北面展望台のようです。北北東方面を望みました。左端から高代寺山、振野山、妙見山、中央手前が舎羅林山(しゃらりんさん)で奥が天台山、右端が明ヶ田尾山です。動画も撮りました。
40石切山頂上西展望地より大阪国際空港(伊丹空港)&大阪高層ビル群越しに大和葛城山&金剛山…ベンチより南南東方面を望みました。左手前から右奥に延びているのが阪神高速11号線、中央が大阪国際空港(伊丹空港)、さらに奥は大阪の高層ビル群で右端の高いのがあべのハルカス、最奥は左が大和葛城山で右が金剛山です。
40石切山頂上西展望地より大阪国際空港(伊丹空港)&大阪高層ビル群越しに大和葛城山&金剛山…ベンチより南南東方面を望みました。左手前から右奥に延びているのが阪神高速11号線、中央が大阪国際空港(伊丹空港)、さらに奥は大阪の高層ビル群で右端の高いのがあべのハルカス、最奥は左が大和葛城山で右が金剛山です。
41石切山頂上三角点「長尾山」…標高283.5m頂上三角点「長尾山」は、細い登山道のど真ん中にありました。これがなければ頂上だと気づかなかったでしょう。展望は効かず、本当に通過点のようなピークでした。
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41石切山頂上三角点「長尾山」…標高283.5m頂上三角点「長尾山」は、細い登山道のど真ん中にありました。これがなければ頂上だと気づかなかったでしょう。展望は効かず、本当に通過点のようなピークでした。
42石切山頂上南東展望地より生駒山…ここは開けていました。南東方面です。手前に阪神高速11号線、その奥に池田市の町並み、中央最奥に大きく生駒山が見えました。
42石切山頂上南東展望地より生駒山…ここは開けていました。南東方面です。手前に阪神高速11号線、その奥に池田市の町並み、中央最奥に大きく生駒山が見えました。
43石切山頂上南東展望地より秀望台&新猪名川大橋(通称ビッグハープ)&千里中央…東南東方面です。左手前に五月山南西の秀望台、右手前に新猪名川大橋(通称ビッグハープ)の吊り橋の一部、中央奥に高層マンションが2棟並んでいる辺りが千里中央駅です。動画も撮りました。
43石切山頂上南東展望地より秀望台&新猪名川大橋(通称ビッグハープ)&千里中央…東南東方面です。左手前に五月山南西の秀望台、右手前に新猪名川大橋(通称ビッグハープ)の吊り橋の一部、中央奥に高層マンションが2棟並んでいる辺りが千里中央駅です。動画も撮りました。
44「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口…途中から舗装道路を歩き、ここに出ました。入口はここを含めて3か所あります。前山<写真46>はこの先です。
44「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口…途中から舗装道路を歩き、ここに出ました。入口はここを含めて3か所あります。前山<写真46>はこの先です。
45「北雲雀きずきの森」案内図…東西1300m、南北700m、高低差約115mの広大な里山を時間をかけて散策することができます。今回は前山のある「みはらしの道」だけ歩くことにしました。
45「北雲雀きずきの森」案内図…東西1300m、南北700m、高低差約115mの広大な里山を時間をかけて散策することができます。今回は前山のある「みはらしの道」だけ歩くことにしました。
46前山頂上…一周8分の周回路の道標があるのは北側の入口だけでした。遊歩道のような緩やかな細道を歩いていると、突然これが現れました。ここも通過点のようで、うっかりスルーしそうになりました。奥に石切山<写真41>が見えています。
46前山頂上…一周8分の周回路の道標があるのは北側の入口だけでした。遊歩道のような緩やかな細道を歩いていると、突然これが現れました。ここも通過点のようで、うっかりスルーしそうになりました。奥に石切山<写真41>が見えています。
47みはらし広場より釣鐘山&石切山…前山<写真46>から下りてくると、まさかのススキ越しに南西方面に左にこれから登る釣鐘山<写真49〜52>、右に先程登った石切山<写真41>が見えました。みはらし台からは生駒山などもよく見えました。
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47みはらし広場より釣鐘山&石切山…前山<写真46>から下りてくると、まさかのススキ越しに南西方面に左にこれから登る釣鐘山<写真49〜52>、右に先程登った石切山<写真41>が見えました。みはらし台からは生駒山などもよく見えました。
48釣鐘山上空を上昇する飛行機…釣鐘山上空を上昇する様子を動画に撮りました。
48釣鐘山上空を上昇する飛行機…釣鐘山上空を上昇する様子を動画に撮りました。
49釣鐘山頂上サンテレビ&NHK中継所…落ち葉で滑りやすい下りから上りになったと思ったら、また不意に頂上に到着😅
49釣鐘山頂上サンテレビ&NHK中継所…落ち葉で滑りやすい下りから上りになったと思ったら、また不意に頂上に到着😅
50釣鐘山頂上…標高205mの頂上です。ここも通過点のように思えました。
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50釣鐘山頂上…標高205mの頂上です。ここも通過点のように思えました。
51釣鐘山頂上より宝塚大学宝塚キャンパス…西方面です。木の枝の間からなんとか見えました。
51釣鐘山頂上より宝塚大学宝塚キャンパス…西方面です。木の枝の間からなんとか見えました。
52釣鐘山頂上より石切山…木が茂った間から北西方面に見えました。なだらかな斜面に見えますが、下りは落ち葉で滑りやすかったです。
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52釣鐘山頂上より石切山…木が茂った間から北西方面に見えました。なだらかな斜面に見えますが、下りは落ち葉で滑りやすかったです。
53釣鐘山南西尾根より六甲山最高峰…西南西方面に中央奥に六甲山最高峰が見えました。六甲山は神戸市、芦屋市、西宮市、宝塚市にわたる大小の山を含む六甲山系全域を指し、最高峰は特に六甲山最高峰と称されます。元日のこの日は大渋滞だったでしょう。
53釣鐘山南西尾根より六甲山最高峰…西南西方面に中央奥に六甲山最高峰が見えました。六甲山は神戸市、芦屋市、西宮市、宝塚市にわたる大小の山を含む六甲山系全域を指し、最高峰は特に六甲山最高峰と称されます。元日のこの日は大渋滞だったでしょう。
54行者供養塔…花屋敷荘園の開発者により建立されたものです。盆にここで火を焚くと干害がないとされ、現在も続けられているようです。
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54行者供養塔…花屋敷荘園の開発者により建立されたものです。盆にここで火を焚くと干害がないとされ、現在も続けられているようです。
55弁才天の鳥居越しに白龍の祠…振り返ってみました。奥の白い建物は白龍を祀ったものです。弁天様のお遣いは通常、蛇ですが、竜のこともあるようです。
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55弁才天の鳥居越しに白龍の祠…振り返ってみました。奥の白い建物は白龍を祀ったものです。弁天様のお遣いは通常、蛇ですが、竜のこともあるようです。
56将軍地蔵尊…軍人の慰霊碑のようです。
56将軍地蔵尊…軍人の慰霊碑のようです。
57空堂修復記念塔…昭和11年11月11日、宗教団体慈光会の創始者空覚が、空堂に居住し修行を始めたそうです。現在は墓所になっているのでしょうか。
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57空堂修復記念塔…昭和11年11月11日、宗教団体慈光会の創始者空覚が、空堂に居住し修行を始めたそうです。現在は墓所になっているのでしょうか。
58馬頭観音像…軍馬・軍用犬・伝書鳩などの供養のために建立されました。
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58馬頭観音像…軍馬・軍用犬・伝書鳩などの供養のために建立されました。
59大阪国際空港(伊丹空港)離陸直後の飛行機…石段を下りていると、正面に南南東方面にある大阪国際空港(伊丹空港)が見えました。周辺は住宅地です。こんなに人が多い生活圏に国際空港が存在するのはここだけでしょう。
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59大阪国際空港(伊丹空港)離陸直後の飛行機…石段を下りていると、正面に南南東方面にある大阪国際空港(伊丹空港)が見えました。周辺は住宅地です。こんなに人が多い生活圏に国際空港が存在するのはここだけでしょう。
60大阪高層ビル群上空を上昇中の飛行機…<写真59>と同じ飛行機です。こうした離陸シーンが頻繁に見られます。
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60大阪高層ビル群上空を上昇中の飛行機…<写真59>と同じ飛行機です。こうした離陸シーンが頻繁に見られます。
61釣鐘山若菩塚&感謝道…振り返ってみました。若菩塚は、宗教団体慈光会の創始者空覚の夫の供養塔です。
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61釣鐘山若菩塚&感謝道…振り返ってみました。若菩塚は、宗教団体慈光会の創始者空覚の夫の供養塔です。
62「釣鐘山慈光林」碑…釣鐘山感謝道登山口です。釣鐘山の登山道には西から精進道、感謝道、懺悔道の三道があり、感謝道を下りてきました。阪急電鉄「川西能勢口」駅からここまで歩いてきて、ここを起点に登山をする方が多いようです。
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62「釣鐘山慈光林」碑…釣鐘山感謝道登山口です。釣鐘山の登山道には西から精進道、感謝道、懺悔道の三道があり、感謝道を下りてきました。阪急電鉄「川西能勢口」駅からここまで歩いてきて、ここを起点に登山をする方が多いようです。
63花屋敷の元日紅葉…元日ツアーの〆はまさかの紅葉でした。年末も紅葉でシメましたが、年始もこうなるとは😮動画も撮りました。今年も穏やかな日々が続きますように😊
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63花屋敷の元日紅葉…元日ツアーの〆はまさかの紅葉でした。年末も紅葉でシメましたが、年始もこうなるとは😮動画も撮りました。今年も穏やかな日々が続きますように😊

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター)

感想

【令和7年の幕開けは百間川越しに小豆島背後から昇る初日の出】
 大晦日の天気予報では、令和7年元日の早朝は曇り時々晴れとなっていました。元日の日の出前の午前6時頃は星が見えなかったので、初日の出は半ばあきらめていました。ところが、岡山市の日の出時刻である7時11分が近づくにつれ、雲がハケていきました。これはチャンスと思い、初日の出を迎えるスポットとして選んだのは、百間川畔です。
 さすがに土手から見る人はいないだろうと思っていましたが、百間川畔の沖田神社周辺には大勢の人が集まっていました。沖田神社は臨時駐車場も満車で、神社前には初詣客の大行列😅これはまずいとさらに河口方面に進み、桜並木沿いの広い路肩に自動車を停め、なんとか日の出前に初日の出を迎える準備が整いました。しばらくすると、百間川越しに小豆島(しょうどしま)背後から昇る初日の出を拝むことができました。
 令和7年の干支は巳(み)です。巳(蛇)は、古くから復活と再生の象徴として信仰されている動物です。また、財運や繁栄を象徴するともいわれ、蛇の脱皮殻を財布に入れておくと金運が上昇するという言い伝えもあります。しかし、金運は特に求めず、家族全員の健康を祈願しました。

【初詣は兵庫県川西市の神秀山満願寺】
 今年の初詣は、兵庫県川西市満願寺町にある真言宗の寺院・神秀山(しんしゅうざん)満願寺にしました。昔、母方の祖母が満願寺近くの川西市栄町に住んでいたこともあり、半世紀以上前に何度も訪れたことがある思い出深い寺院です。ちなみに、満願寺は川西市満願寺町に位置しますが、ここは周囲を宝塚市に囲まれた飛び地です。明治に周辺の土地の所有権を巡ってモメた結果、こうなったということ以外は公表されていません。詳しい理由はさておき、この日は初詣は川西市、登山は宝塚市と、両市にまたがって行動することになりました。
 満願寺は神亀年間(724〜729年)に、聖武天皇の勅命により勝道上人が創建した寺院です。安和元年(968年)、多田源氏(清和源氏の本流)の祖・源満仲が帰依し、源氏一門の祈願所になりました。正中2年(1325年)には、後醍醐天皇の勅許により勅願寺(時の天皇・上皇の発願により、国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺)となりました。室町幕府成立後は将軍家の祈願所として保護を受けて栄え、四十九の院坊があったと伝えられています。その後、兵火により消失するなどし明治元年には円覚院一坊のみとなり、明治31年より円覚院を満願寺と改称、本坊<写真10>として現在に至っています。

 金堂の本尊は、古来より「開眼阿弥陀如来」(めあきのあみだにょらい)と呼ばれてきました。それは以下の伝説に基づいています。
 多田源氏(清和源氏の本流)の祖・源満仲は、素行の悪い我が子美女丸に激怒し、家臣である藤原仲光に美女丸の首をはねるよう命じました。しかし、仲光の子・幸寿丸(こうじゅまる)が身代わりを申し出、美女丸を密かに逃がしました。幸寿丸がこの世を去ったことを知った美女丸は比叡山で修行に励み、やがて源賢阿闇梨(げんけんあじゃり)という高僧になりました。
 そんなある日、師であった源信僧都(げんしんそうず)に伴われて満願寺を訪れた源賢阿闇梨は、年老いた父母に再会しました。亡くなったのは身代わりとなった幸寿丸で、源賢阿闇梨が美女丸であることを知った源満仲は涙を流し、主君の子を救うため我が子に手をかけた藤原仲光に深く詫び、仲光・幸寿丸親子の忠義心をほめたたえました。
 一方、驚き喜ぶ母の両目はすでに見えなくなっていました。それを知った源賢阿闇梨が満願寺で阿弥陀如来に母君の眼病平癒を祈ると、全快するという奇跡が起こりました。このときから金堂の本尊は「開眼阿弥陀如来」(めあきのあみだにょらい)と呼ばれるようになり、眼病平癒のご利益で有名になりました。
 そろそろ目の老化や病気が気になる年頃の自分も目の健康を祈願しました。なお、満願寺境内には、三廟(美女丸・幸寿丸・藤原仲光の供養塔)<写真18>があります。

 さて、満願寺には四国八十八ヶ所巡拝路<写真24>が設けられています。本場四国の霊場巡りは、毎日8〜10時間、1日平均20卍歩いても約60日程かかると言われています。そこで、四国に行けない人々のために短期間でお遍路に行ったのと同等の功徳が得られる「ミニ四国八十八ヶ所霊場」というものが全国各地に設置されました。「ミニ四国八十八ヶ所霊場」では各札所がお堂や石仏<写真27〜37>として配置され、各札所からいただいてきた“お砂”を埋めてあります。この砂の上を踏んでお参りすることで、四国の札所を参拝したのと同じ意味があるといわれています。
 満願寺を起点とする霊場巡りの距離は約1劼靴なく、約30分程度で回れます。帰ってから一応、八十八ヶ所すべて巡ったのを確認しました。これで今年一年間、平穏無事に過ごせると信じています😊

【登山初めは石切山&前山&釣鐘山】
 源家の七塔<写真19>まで戻り、多田丘陵ハイキングコースに入りました。土道からすぐに舗装道路に出て北上し宝塚市に入り、愛宕原(あたごはら)ゴルフ倶楽部の東を通って分岐を直進してしまい、引き返しました。どうやら、そのまま進んでもよかったようですが、予定通り墓地の入口にある石切山登山口から土の細道に入りました。この登山口から満願寺の北から東にかけて延びている尾根上にある石切山<写真41>、前山<写真46>、釣鐘山<写真49〜52>で今年の登山初めを行いました。
 基本は木の間の細道で上りは運動靴でも滑りません。たまにベンチがあり、大阪府方面の展望を楽しめました。
 石切山頂上の標高283.5m三角点「長尾山」<写真41>は、細い登山道のど真ん中にあり、これがなければ頂上だと気づかない通過点のようなピークでした。拍子抜けしましたが、すぐ南東に展望地があり、ここでお一人お会いしました。
 
 ここを過ぎると溝状に掘れた滑りやすい土道に落ち葉が積もっており、運動靴だと下りは気を付けなければ滑ります。ここでやはり連れがペースダウン。
 石切山<写真41>&釣鐘山<写真49〜52>分岐で左折、北上すると緩やかな落ち葉道になり、標高165m辺りからコンクリート道、テニスコートが見えると左折し舗装道路に入り北上しました。
 「北雲雀きずきの森」花屋敷荘園入口<写真44>から中に入ると、やはり舗装道路が延びており、広々としていました。前山から麓一帯に2010年5月にオープンした「北雲雀きずきの森」は、宝塚市と川西市の市境に位置し、面積は約28haと広いですが、無駄に設備を作らず、展望や森林浴、バードウォッチングなど、自然にふれあいながらゆっくりと散策を楽しむことができます。元旦は初日の出、春には桜、夏にはホタルや猪名川の花火大会、秋にはハンノキやミゾソバの紅葉など、四季それぞれの風物詩を楽しめる穴場的なスポットでした。
 前山<写真46>は8分で一周できるようになっていますが、周回路の道標があるのは北側の入口だけでした。遊歩道のような緩やかな細道を歩いていると、突然ピーク標が現れました。ここも通過点のようで、うっかりスルーしそうになりました。
 下りてくると、みはらし広場<写真47,48>からは釣鐘山<写真49〜52>や石切山<写真41>はもちろん、生駒山などの展望も楽しめました。意外にも、ファミリーが2組くらいおられただけで、静かでした。

 引き返し石切山<写真41>&釣鐘山<写真49〜52>分岐で左折、釣鐘山に向かう道は石が埋まって滑りやすい落ち葉道ですが、比較的緩やかです。上りになったと思ったら、不意に釣鐘山頂上<写真49〜52>に到着。あまり展望は効きませんが、下り始めてすぐに六甲山最高峰<写真53>が見えたのでテンションが上がりました。
 釣鐘山は全体的に宗教色の強い山のようでした。下り始めるとすぐに石段となり、鳥居や石仏などが次々に登場。不思議な道でした。満願寺は真言宗でしたが、釣鐘山は曹洞宗と関係が深いようです。舗装道路まで下りてくると「釣鐘山慈光林」碑<写真62>がありました。釣鐘山の登山道には西から精進道、感謝道、懺悔道の三道があり、感謝道登山口に出たようです。
 調べたところ、釣鐘山は慈光会という宗教団体が管理しているそうです。昭和初期に空覚尼を中心に誕生しましたが、当時弾圧されていた大本教とは無縁であることを示すために曹洞宗の一分派として活動を始めたとのことです。
 曹洞宗はおよそ1万4600もの末寺を抱える最大の宗派といわれており、宗祖は道元、総本山は福井県にある永平寺です。この永平寺には何度か初詣で参拝したことがあります。
 慈光会の空覚の教えは、この世界の全てのものは大宇宙の「真源」から生み出されたものであるとし、キリスト教信者をも絶賛するなど排他性がないのも特徴です。これは、曹洞宗の「誰一人取り残さない社会の実現」という理念とも一致しています。軍馬・軍用犬・伝書鳩などの供養のために建立された馬頭観音像<写真58>や弁才天の鳥居<写真55>など、複数の宗教が混在しているように見えるわけがやっとわかりました。

 この日は訪れる先々でたくさんのパワーをいただきました。幸先よいスタートが切れそうです😊



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この記録に関連する登山ルート

キャンプ等、その他 京都・北摂 [日帰り]
釣鐘山・石切山・満願寺往復
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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