氷上山:初冬の三陸の海と北上の山々を眺めに
- GPS
- 03:14
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 636m
- 下り
- 621m
コースタイム
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は全くない。登りやすい登山道である。 |
写真
感想
今年は11月が暖かく、奥羽山脈の山でも一度降った雪も融けているようである。さて、この連休は天候が良さそうなのだが、低気圧通過後の高気圧の張り出しや寒気の流入で高い山では雲が架かるかなという予想である。21日は、風は強いかもしれないが、絶対晴れそうな南三陸の名山、氷上山に行ってみることにする。
一関インターから猊鼻渓を通って、国道343号線に入り北上山地南部を越える。カーナビのデータが古い様で矢作町の辺りで、ロスト。新しい道になっているようだ。でも、何とか元の道に回復。国道から玉乃湯温泉の表示に従って細い道に入る。舗装だが狭い道を3kmで、玉乃湯温泉の氷上山登山口に着く。
天候は雲が多いが晴れ、風は登山口でも強い。玉乃湯温泉を左に見ながら、幅広い刈払いの道を登る。周りは残念なことに伐採跡である。10分程登ると林道に出る。幅広い登山道は直進。そこから見える植林の杉林に向かうが、林に入ると直ぐに道標に従って道から離れ、沢に降りる。沢を右岸から左岸に渡り、暫く登ると橋で左岸から右岸に、さらに右岸から左岸に渡る。この辺では沢は一足で渡れる。ここから本格的に登りとなり沢から離れていく。でも傾斜は一定で登りやすい。途中立派な一本杉がある。もう少し登ると、尾根上になり周りは疎林となり、下草は背の低いササで、明るい雰囲気となる。とても気持ちの良い稜線の登りが続く。枝尾根から主稜に出ると少し下るところもあるが、徐々に冬枯れの疎林帯となる。樹間から広田湾が見えるようになってくる。緩い登りを続けると地図の841mに社があり(西の御殿というらしい)、傍の石碑の辺りからは展望が良い。そこから下りで祈祷ヶ原に出る。これまでと違ったススキの原で、避難小屋である登奈孝志荘がある。帰りに中に入ってみたが、きれいな小屋である。山岳会が作って陸前高田市に寄付したそうだ。登奈孝志荘前からは広田湾と陸前高田の眺望が良い。登奈孝志荘からは、また、疎林とササの中を山頂に向かう。途中の右にある岩からも海の眺望が良い。登奈孝志荘から15分ほどの緩い登りで氷上山山頂に到着する。社(東の御殿)があり、三角点は回って直ぐである。
氷上山山頂からは陸前高田と広田湾はもちろん、大船渡と大船渡湾、続く南三陸の海が美しい。山側もかなり遠くの山まで見ることができた。今日は案外高い山でも良い天気なのかな。北には一昨年の同時期に登った五葉山が大きく見える。その左に見えるのは早池峰山かな。さらにその左は形から岩手山のような気がするのだが、見当違いのようだ。愛染山と六角牛山あたりかな。この辺りは、あまり馴染みがないので自信はない。帰りも同じ道を下る。下りで4組5人の方と出会う。
いやー、氷上山は、良い山だった。登りやすいし、この標高にしては気持ちの良い稜線歩きができるし、ちょっと遠くから行った甲斐があった。
コメント
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氷上山、三方倉山、戸神山。美しい海の眺め、ブナの林が美しい、もっこり 大展望。いずれも少々背は足りない(1,000m未満)けど、個性的な山々を連登しましたね 。
戸神山以外は雪のある景色しか知りませんので、ちょっぴり印象は違いますが、とっても懐かしく拝見しました 。
仙台から日帰りできるとはいえ、さすがに氷上山はプチ遠征。見える山々 は全然違いますよね。三陸の複雑な海岸線が見えるのはもちろん売りですが、山座同定大好きなので、北上の山々の展望がとっても新鮮だった(逆に言えば難しかった)のを思い出しました。
なお、写真23の五葉山の左後ろにみえる山々ですが、早池峰、岩手山 より、もう少し手前の山の様に思います。おそらくは、片羽山、六角牛山当たりかな(確信はありませんが、ちょっと検討したことがある山々 です)。
odaxさん、こんばんは。コメント有難うございます。
この時期、奥羽脊梁の山々は天候によって大きく温度が違うし、雪の有る無しで状況が違いますのでね。ー10℃以下で風雪、0℃付近で氷雨の両者が最悪。その中間で雪は何とかなりそうですけど。結局今年は暖かくて、特に22日はどこでも良さそうでした。実は三方倉山は大分前のodaxさんの12月初旬の記録を参考にしてましたよ。
氷上山では海はきれいでした。山は近くの五葉山くらいしかわかりませんでした。後で五葉山のすぐ後ろは愛染山かなと、それとご指摘のように六角牛山でしょうかね。
よく知っている山でもちょっと位置が変るとなかなか難しいこともあります。先日の太白山や今日の戸神山でも磁石を見ながら想像しました。広範囲の地図も持っていかなくてはいけませんね。
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