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Yamareco

記録ID: 7658689
全員に公開
ハイキング
四国

屋島 電車で行く多島美と歴史の地

2025年01月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:06
距離
10.0km
登り
404m
下り
405m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
0:46
合計
6:06
距離 10.0km 登り 404m 下り 405m
9:36
152
スタート地点
12:08
16
12:24
12:25
20
12:45
13:10
58
14:08
14:27
11
14:38
38
15:16
15:17
25
一部急な登山道もあるが,総じてゆったりとしたハイキングコース。
天候 ☀️時々🌥️
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路→JR瀬戸大橋線マリンライナーで高松駅,高徳線でJR屋島駅
復路→琴電屋島駅~高松築港駅,JR瀬戸大橋線で岡山駅
コース状況/
危険箇所等
屋島寺周辺は一大観光地。山に分け入れば,雑木林や眺望のよい場所など。ハイカーに合わせていろいろなレベルの道あり。
その他周辺情報 麓は高松。なんでもあり。お正月,焼き鳥一鶴(高松店)は80分待ち!と聞いて,駅前の徳島ラーメンで暖まる。
今朝はゆっくり出発。7時55分岡山発のマリンライナーで高松へ。雲が多い瀬戸内を電車は進む。
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今朝はゆっくり出発。7時55分岡山発のマリンライナーで高松へ。雲が多い瀬戸内を電車は進む。
快速で1時間弱と近い高松。ターミナル駅の車止めは,岡山人には珍しい😅。
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快速で1時間弱と近い高松。ターミナル駅の車止めは,岡山人には珍しい😅。
高徳線に乗り換える。2700系のスーパーディーゼルうずしおは3番ホームから,乗車する単行普通列車1500形は2番ホームから。
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高徳線に乗り換える。2700系のスーパーディーゼルうずしおは3番ホームから,乗車する単行普通列車1500形は2番ホームから。
民家の軒が迫る家並みを抜けてローカル列車が進む。ワンマンカーを若い運転士の方が運行,途中までベテランと思しき方が同乗。オープンな運転台,下車の度に運転台で客を見送る運転士さんと,温かい雰囲気の電車旅。
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民家の軒が迫る家並みを抜けてローカル列車が進む。ワンマンカーを若い運転士の方が運行,途中までベテランと思しき方が同乗。オープンな運転台,下車の度に運転台で客を見送る運転士さんと,温かい雰囲気の電車旅。
JR屋島駅で下りる。駅舎は地域振興スペースとしてイベントなどに活用されている。駅に下りると立派なモニュメント(庵治石?)そしてめざす屋島。山頂には八十四番屋島寺がある。
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JR屋島駅で下りる。駅舎は地域振興スペースとしてイベントなどに活用されている。駅に下りると立派なモニュメント(庵治石?)そしてめざす屋島。山頂には八十四番屋島寺がある。
冠ヶ嶽。こっちからも上がれるらしい。
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冠ヶ嶽。こっちからも上がれるらしい。
ずっとトンガリを正面に歩く。坂出辺りは曇っていたが高松はよ〜晴れた♪まずは正面の屋島神社に初詣。
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ずっとトンガリを正面に歩く。坂出辺りは曇っていたが高松はよ〜晴れた♪まずは正面の屋島神社に初詣。
サザンカの生け垣のある階段を上がる。屋島神社は讃岐東照宮とも呼ばれる家康公の神社。
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サザンカの生け垣のある階段を上がる。屋島神社は讃岐東照宮とも呼ばれる家康公の神社。
ビワの花の中からメジロちょろり。
今年のおみくじ,小吉(自分),吉(家人)と出た。
神社の裏から上がろうとしたら,地元の方から少し西のコースをオススメいただく。
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ビワの花の中からメジロちょろり。
今年のおみくじ,小吉(自分),吉(家人)と出た。
神社の裏から上がろうとしたら,地元の方から少し西のコースをオススメいただく。
廃墟となった屋島ケーブルカーが残置されている。かつては琴電から乗り換え,屋島にアプローチする拠点だった。廃止後20年程度が経っているようだ。
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廃墟となった屋島ケーブルカーが残置されている。かつては琴電から乗り換え,屋島にアプローチする拠点だった。廃止後20年程度が経っているようだ。
大宮八幡宮の向こうから東山尾根登山道に取り付く。里山の道は急坂に変わり,最後は岩場も。
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大宮八幡宮の向こうから東山尾根登山道に取り付く。里山の道は急坂に変わり,最後は岩場も。
急な上りを耐えると真っ平らなハイキングコースが続く山頂台地へ。冠ヶ嶽へ進む途中,かつてのケーブルカー山頂駅の廃墟。建物は昭和レトロ感たっぷり。
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急な上りを耐えると真っ平らなハイキングコースが続く山頂台地へ。冠ヶ嶽へ進む途中,かつてのケーブルカー山頂駅の廃墟。建物は昭和レトロ感たっぷり。
途中の展望岩からは高松方面丸見え。
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途中の展望岩からは高松方面丸見え。
冠ヶ嶽からは牟礼町方面丸見え。牟礼とか庵治とか引田とか...。香川と岡山は放送局の乗り入れがあり,香川向けCMを子どもの頃からよく見てた。行ったことも無い地名や店のCMなんかも耳たこで,なじみが...
https://www.youtube.com/watch?v=_qkUTzlTbuE
(今もあるんかいな?)
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冠ヶ嶽からは牟礼町方面丸見え。牟礼とか庵治とか引田とか...。香川と岡山は放送局の乗り入れがあり,香川向けCMを子どもの頃からよく見てた。行ったことも無い地名や店のCMなんかも耳たこで,なじみが...
https://www.youtube.com/watch?v=_qkUTzlTbuE
(今もあるんかいな?)
五剣山。岡山からいつも見るトンガリ。山名は,かつての山頂が5本の剣に見えたことに由来するそうだ。1707年の宝永大地震で南の峰が崩落し現在の形になったらしい。
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五剣山。岡山からいつも見るトンガリ。山名は,かつての山頂が5本の剣に見えたことに由来するそうだ。1707年の宝永大地震で南の峰が崩落し現在の形になったらしい。
サザンカの花が見頃。談古嶺の道中はサザンカの小径。
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サザンカの花が見頃。談古嶺の道中はサザンカの小径。
五剣山中腹に八栗(やくり)寺がある。第八十五番札所で,地元の方はこの山を「八栗山」と呼ぶことが多いらしい。 北西には庵治石の石切場が見える。
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五剣山中腹に八栗(やくり)寺がある。第八十五番札所で,地元の方はこの山を「八栗山」と呼ぶことが多いらしい。 北西には庵治石の石切場が見える。
談古嶺からは瀬戸内海パノラマ。屋島一帯は源平合戦の古戦場でゆかりの地や遺構が多く残る。
岡山からもよく見える備讃瀬戸の島々を眺めてお弁当タイムにした。
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談古嶺からは瀬戸内海パノラマ。屋島一帯は源平合戦の古戦場でゆかりの地や遺構が多く残る。
岡山からもよく見える備讃瀬戸の島々を眺めてお弁当タイムにした。
瀬戸内海を東西に貫く備讃瀬戸航路。島の間を多くの船が行き交う。
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瀬戸内海を東西に貫く備讃瀬戸航路。島の間を多くの船が行き交う。
☁️が増えてきた。屋島北側の北嶺は家人のリクエストで行かず,南嶺周遊。
屋島のメサの成因や売店のサヌカイト(かんかん石)を見る。叩くといい音がするかんかん石。高え。
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☁️が増えてきた。屋島北側の北嶺は家人のリクエストで行かず,南嶺周遊。
屋島のメサの成因や売店のサヌカイト(かんかん石)を見る。叩くといい音がするかんかん石。高え。
昔,子どもたちと訪ねた屋島水族館を通り過ぎ,獅子ノ霊巌(れいがん?大統領か?)へ。女木島,男木島,備讃瀬戸。
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昔,子どもたちと訪ねた屋島水族館を通り過ぎ,獅子ノ霊巌(れいがん?大統領か?)へ。女木島,男木島,備讃瀬戸。
遙かに瀬戸大橋,対岸の鷲羽山方面。こっちから見ると新鮮。
自転車ホームの金甲山や熊山も見える。
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遙かに瀬戸大橋,対岸の鷲羽山方面。こっちから見ると新鮮。
自転車ホームの金甲山や熊山も見える。
獅子ノ霊巌には「やしまーる」という回廊型の施設があった。飲食店や売店がありぐるっと回遊できる。
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獅子ノ霊巌には「やしまーる」という回廊型の施設があった。飲食店や売店がありぐるっと回遊できる。
テラスから大展望が楽しめる。外はふきっさらしで寒かったので,中の暖かいスペースが神!ただし観光地で人は多い。
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テラスから大展望が楽しめる。外はふきっさらしで寒かったので,中の暖かいスペースが神!ただし観光地で人は多い。
眼下に高松の港。夕景が美しいらしい。その昔,御大師様が屋島寺建立の際に,沈む夕陽を扇であおいで招き返し,たった一日で工事を終わらせたというスーパー伝説の地。
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眼下に高松の港。夕景が美しいらしい。その昔,御大師様が屋島寺建立の際に,沈む夕陽を扇であおいで招き返し,たった一日で工事を終わらせたというスーパー伝説の地。
獅子ノ霊巌名物,「開運厄除!瓦投げ」素焼きの皿(カワラケ)を投げ,見事穴に通せるか?
3枚自分,2枚家人。一番大きいわっかを狙い,家人はチップ,自分は3投目で通過!御利益あるかな。
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獅子ノ霊巌名物,「開運厄除!瓦投げ」素焼きの皿(カワラケ)を投げ,見事穴に通せるか?
3枚自分,2枚家人。一番大きいわっかを狙い,家人はチップ,自分は3投目で通過!御利益あるかな。
第八十四番屋島寺。どこもそうだろうが外国の方が非常に多い。
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第八十四番屋島寺。どこもそうだろうが外国の方が非常に多い。
寺の中にお稲荷さん?と思いきや祀られているのは狸😙
四国にはキツネがもともと少ない等,諸説あるらしいがなぜそうなったのかはナゾ。(↓wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E4%B8%89%E9%83%8E%E7%8B%B8
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寺の中にお稲荷さん?と思いきや祀られているのは狸😙
四国にはキツネがもともと少ない等,諸説あるらしいがなぜそうなったのかはナゾ。(↓wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E4%B8%89%E9%83%8E%E7%8B%B8
行きに通らなかった屋島292m最高点。寄っておく。
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行きに通らなかった屋島292m最高点。寄っておく。
下りは屋嶋城の遺構を訪ねる。663年白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した朝廷軍が,逆侵攻に備えて瀬戸内沿岸に作った朝鮮式山城の一つだそう。造りが総社の鬼ノ城に似ていると思ったら,鬼ノ城などを参考に復元したそうだ。長い発掘調査で全容が解明された。(↓高松市HP)
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/kosodate/bunka/bunkazai/chosa/yashimajo/index.html
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下りは屋嶋城の遺構を訪ねる。663年白村江の戦いで唐・新羅連合軍に大敗した朝廷軍が,逆侵攻に備えて瀬戸内沿岸に作った朝鮮式山城の一つだそう。造りが総社の鬼ノ城に似ていると思ったら,鬼ノ城などを参考に復元したそうだ。長い発掘調査で全容が解明された。(↓高松市HP)
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/kosodate/bunka/bunkazai/chosa/yashimajo/index.html
下から見上げる石積み。屋島に聳える無敵の城塞。これを復元されたことに感謝。
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下から見上げる石積み。屋島に聳える無敵の城塞。これを復元されたことに感謝。
屋嶋城の階段を下りると帰りは遍路道に出会う。
下りたところに不喰梨(くわずのなし)がある。これも空海伝説!(↓福娘童話集,きょうの日本民話)
http://hukumusume.com/douwa/pc/minwa/09/28a.htm
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屋嶋城の階段を下りると帰りは遍路道に出会う。
下りたところに不喰梨(くわずのなし)がある。これも空海伝説!(↓福娘童話集,きょうの日本民話)
http://hukumusume.com/douwa/pc/minwa/09/28a.htm
屋島御加持水。これも空海伝説!急坂の遍路道にいろいろある。
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屋島御加持水。これも空海伝説!急坂の遍路道にいろいろある。
麓まで下りて来た。地元の方が「島が屋根のように平たく長い形をしていることから名前がついた」と解説してくださった。さんぽ中の方もなぜか親切😙
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麓まで下りて来た。地元の方が「島が屋根のように平たく長い形をしていることから名前がついた」と解説してくださった。さんぽ中の方もなぜか親切😙
あとはことでんの屋島駅へ。駅舎はレトロな佇まい。駅のホームで待っていると,これも昭和な感じの電車がゆっくり入って来た。昔ながらの車両を整備し,大切に使われているそうだ。
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あとはことでんの屋島駅へ。駅舎はレトロな佇まい。駅のホームで待っていると,これも昭和な感じの電車がゆっくり入って来た。昔ながらの車両を整備し,大切に使われているそうだ。
瓦町で乗り換え終点築港高松まで。人気の焼き鳥「一鶴」は80分!待ち。寒さと飢えに耐えられそうにない。
駅前でハイボールと熱い徳島ラーメン(岡山でも食べられますが...)で暖まる。美しい高松駅からマリンライナーで帰った。
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瓦町で乗り換え終点築港高松まで。人気の焼き鳥「一鶴」は80分!待ち。寒さと飢えに耐えられそうにない。
駅前でハイボールと熱い徳島ラーメン(岡山でも食べられますが...)で暖まる。美しい高松駅からマリンライナーで帰った。

感想

2025初電車遠足は屋島。岡山側からいつも眺めていたテーブルマウンテン,何度か訪ねた地だが歩いたことはない。五剣山とあわせがっつりコースを企んでいたけど,家人参加希望でライトに(また行く口実ができる😅)。
往路は7時55分岡山発のマリンライナー,高徳線の各停に乗り換え現地へ。「うずしお」が通り過ぎたり,単行で走るワンマン気動車のオープンな運転台を間近に見たり,歩く前から何気に楽しめる😙。
屋島駅から9時30分頃に歩き始める。屋島神社と大宮八幡神社を巡り,東山地尾根登山道で南嶺へ。急な坂が続き,最後にちょっとだけ岩を越えると山頂台地へ出る。南嶺南端の冠ヶ嶽からは五剣山や南側の市街地の展望が開けた。
上がってしまえば平行移動の楽ちんコース,談古嶺〜獅子ノ霊巌など屋島寺の周囲をぐるっと回り,最後に行ってなかった屋島三角点をチェックし,屋嶋城の遺構を見て遍路道を下った。歩きの終点ことでん屋島駅からは,ノスタルジックな電車でJR高松駅に戻る。うどんでなく徳島ラーメンで暖まりマリンライナーで帰宅。
1000年の歴史を謳う屋島だけに,歴史遺構,神社仏閣,お大師様にまつわる逸話などがとても豊富。静かなハイキングコースから賑やかな観光地まで,変化に富んでいておもしろい。風が強く寒い一日だったが,歩く途中に出会う方はとても気さくで温かい。お遍路さん文化の根付いた四国の地域性かな😋。北嶺に行かなかったので,次回はそこを含めじっくりと回ってみたいと思う場所でした。

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