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Yamareco

記録ID: 7673032
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳 敗退(山岳会山行)

2024年12月29日(日) ~ 2024年12月30日(月)
 - 拍手
yama_pound その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
16:42
距離
15.7km
登り
1,716m
下り
1,727m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:34
休憩
0:25
合計
6:59
距離 6.9km 登り 1,131m 下り 40m
9:12
84
新穂高温泉登山者専用無料駐車場(冬期)
10:36
10:47
72
11:59
5
12:04
12:18
233
涸沢岳西尾根取付
16:11
標高2200m付近(テント泊)
2日目
山行
8:32
休憩
1:12
合計
9:44
距離 8.8km 登り 585m 下り 1,688m
5:00
226
標高2200m付近
8:46
15
9:01
9:07
19
敗退地点
9:26
73
蒲田富士
10:39
11:33
82
標高2200m付近(テント撤収)
12:55
12:56
5
涸沢岳西尾根取付
13:01
13:11
42
13:53
13:54
50
14:44
新穂高温泉登山者専用無料駐車場(冬期)
・コースタイムはヤマパン基準です
天候 12/29 曇り時々雪
12/30 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・車は新穂高登山指導センター向かいにある登山者専用無料駐車場(冬期)に止めました。
コース状況/
危険箇所等
▶天気、風、雪の質や量などで難易度は変わると思います。
 自己責任で事故のないよう登りましょう。
 ご安全に!!

▶涸沢岳西尾根取付きは白出沢から一般登山道を少し先に行ったところにある『トウヒ』と書かれた木板の付いた巨木のところです。

▶涸沢岳西尾根の樹林帯の中は急登が続きます。

▶今回のテン場は標高2200m付近。(標高2400m付近に良いテン場あり)

▶森林限界を超えたら風に注意。(今回は風は穏やかだった)

▶蒲田富士の稜線は雪庇に注意。

▶登りで晴れていても下りの時は晴れているとは限らないので樹林帯を越えたら尾根の分岐分岐で目印の旗竿を刺していった方が良いと思います。

▶その他の詳細については人気の山域なので割愛させていただきます。
(他の方のレコも参考にして下さい。)

▶ルート状況(2024.12.30現在)

・新穂高温泉から涸沢岳西尾根取付まではのアプローチは雪道ですがトレースありました。

・涸沢岳西尾根は取付から今回敗退地点の蒲田富士を少し過ぎたところまではトレースがあります。(12/30下山時に登ってくるソロの方がいたのでその方が敗退地点からどこまでラッセルしてトレースをつけたのか・・・)

・雪は締まっておらずふわふわ雪でラッセルは大変でした。(場所によっては腰下ラッセル。)ワカンよりスノーシューの方が良いと思いますが、後続の人のことを考えるならワカンで踏み固めてトレースと付けた方が良いと思います。
12/29、新穂高温泉登山者専用無料駐車場(冬期)
2024年12月29日 09:12撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/29 9:12
12/29、新穂高温泉登山者専用無料駐車場(冬期)
駐車場を出発
穂高平小屋で小休止
2024年12月29日 10:34撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/29 10:34
穂高平小屋で小休止
白出沢出合を通過
2024年12月29日 11:59撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
12/29 11:59
白出沢出合を通過
涸沢岳西尾根取付の目印『トウヒ』の木に到着
2024年12月29日 12:04撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/29 12:04
涸沢岳西尾根取付の目印『トウヒ』の木に到着
先頭のソロの方(青ジャケ)に追いついて、Sさんとラッセル交代しながら登っていく(ヤマパン、Tさん、Kさんはスピード上がらず先頭に立てずラッセルしなかった・・・)
2024年12月29日 15:23撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/29 15:23
先頭のソロの方(青ジャケ)に追いついて、Sさんとラッセル交代しながら登っていく(ヤマパン、Tさん、Kさんはスピード上がらず先頭に立てずラッセルしなかった・・・)
このペースでは暗くなる前に計画した標高2400mでテント幕営できないと判断して標高2200mのこの地点をテント泊地とした
2024年12月29日 16:12撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/29 16:12
このペースでは暗くなる前に計画した標高2400mでテント幕営できないと判断して標高2200mのこの地点をテント泊地とした
テント幕営完了
12/30、樹林帯の酷いラッセルが終わる
2024年12月30日 07:31撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 7:31
12/30、樹林帯の酷いラッセルが終わる
稜線上もノートレースでそこまで沈まないがラッセル続く
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稜線上もノートレースでそこまで沈まないがラッセル続く
この先は左の岩を避け右の雪面を右上していく
2024年12月30日 07:52撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 7:52
この先は左の岩を避け右の雪面を右上していく
雪の下にフィックスがあったのお助け程度に使用
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雪の下にフィックスがあったのお助け程度に使用
岩岩を登る
2024年12月30日 08:21撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 8:21
岩岩を登る
青空
2024年12月30日 08:24撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 8:24
青空
涸沢岳がかすかに見える
2024年12月30日 08:25撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 8:25
涸沢岳がかすかに見える
涸沢岳が見えた
2024年12月30日 08:34撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 8:34
涸沢岳が見えた
奥穂〜ジャン
2024年12月30日 08:34撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 8:34
奥穂〜ジャン
F沢のコルへの下降地点まで。と歩いていくが面倒になりここで敗退とた
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F沢のコルへの下降地点まで。と歩いていくが面倒になりここで敗退とた
下山中
2024年12月30日 09:37撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 9:37
下山中
テン場まで下山
2024年12月30日 10:40撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 10:40
テン場まで下山
テント撤収完了
2024年12月30日 11:33撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 11:33
テント撤収完了
涸沢岳西尾根取付まで下山
2024年12月30日 12:55撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
12/30 12:55
涸沢岳西尾根取付まで下山
穂高平小屋を通過
2024年12月30日 13:53撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 13:53
穂高平小屋を通過
新穂高温泉まで下山して登山終了
2024年12月30日 14:42撮影 by  RICOH WG-4, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/30 14:42
新穂高温泉まで下山して登山終了

装備

個人装備
ヘルメット ハーネス 確保器 ピッケル 平爪アイゼン ワカンorスノーシュー スコップ プローブ アバランチビーコン ガス その他雪山登山装備1式と雪山テン泊装備1式
共同装備
6人用テント・フライ・ペグ×1式 ファーストエイドキット ツエルト×2 たわし 雪袋×2 ジョウゴ・フィルター×2 ブス板×2 ガスヘッド×2 コッヘル×2 50mロープ 土のう袋×2 捨て縄5m ロープ用ナイフ×2 スノーバー×2 旗竿×10 スノーソー×2

感想

今年の年末年始山岳会山行は奥穂高岳を計画しました。天気予報を見て2泊3日予定を1泊2日に変更。晴れ予報の12/30は山頂まで登って新穂高温泉まで下山する長丁場だけど・・・なんとかなるでしょ!
Climbing


ヾ響

・登りの時に2人パーティー×2とソロ×1、下里の時にソロ×2と会いました。

・樹林帯の中を登っている時に2人パーティーが下山してきたので上の状況を伺うと、1900m付近までラッセルしたがこの雪では厳しいので下山してきたとのこと。上にはソロ、2人パーティーが登っているが厳しいかな・・・と言ってました。ラッセルのお礼を言い先行するパーティーを追って登っていくと愛媛の2人パーティーに追いつき、その後ソロの方にも追いつきました。Sさんとソロの方がラッセル交代しながら登って行きましたがペースは上がらず標高2200mでテン泊しました。

・樹林帯の中は雪が柔らかく重量級でワカン組のヤマパンとTさんはスノーシューのトレースがあっても沈みまくってペースは上がりましたでした。(軽量級でスノーシューのSさんとKさんは傾斜という点では大変そうでしたがワカン組よりは沈んでなかったです。)

・アタック日は愛媛の2人パーティーとラッセルを交代しながら登りました。アタックは共装の50mロープやスノーバー、ツエルトを持ってましたがアプローチより荷物が軽かったので楽に感じました。先行していた愛媛の2人パーティーに追いついてラッセルを交代し30分ぐらい?ラッセルしましたが疲れました。ラッセル中は後ろに人が付いてきてる気配がしたので、愛媛組変わってくれないかなー、いやこんな早く自分からラッセル交代してくださいとは言えない、まだ頑張らねば!と葛藤しながらラッセルしていてましたが、いい加減疲れたので立ち止まり振り向くと付いてきてたのはSさんでした(笑)(愛媛組とTさん・Kさんの2人は離れて登ってました)Sさんが少しにやけた顔で『変わりましょうか?』と言ってきたので速攻で『変わってくれ!』言いました(笑)

・テン場(標高2400m)を5時出発して涸沢岳(標高3103m)に10時まで着かなければその時点で撤退と決めてましたが、今回のテン場(標高2200m)を5時に出発して蒲田富士(標高2742m)を少し過ぎたところ(敗退地点)で9時。ここからF沢のコルに下降して涸沢岳まで登るのにまだまだ時間はかかるし登っている途中で敗退下山も疲れるので今回はここで敗退としました。


反省

・当初の計画は12/28〜30の2泊3日でしたが12/28もアタック日の12/29も天気が悪い予報だったので晴れ予報の12/30をアタック日&下山日(12/29入山)に変更しました。1泊2日でなんとかなるだろうと考えてましたがクリスマス寒波&年末寒波で厳しかったです!(前回2018-2019の年末年始で登ったときは体力が今よりありトレースもあったのでテン場(標高2400m)を6時出発、奥穂高岳に11時、テン場に14時帰着でした。今回のタイムスケジュールはその時のものを参考に作成しましたが考えが甘かったです。冬の北アは厳しいです!!)

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体力レベル
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