小和瀬川大沢左股
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 849m
- 下り
- 843m
コースタイム
9/5 大白森山荘9:00-9:30大白森頂上(高層湿原)9:40-大白森山荘-999m大沢分岐11:07-11:45大沢分岐11:58-12:21林道終点(車)
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五の宮温泉500円 http://www.5noyu.com/ ドライブインヨッホー |
写真
→左には釜があるため、右側を登ったが行きづまり、流れの中にホールドがあるのが見えたので、トラバースした。
早くも全身びしょ濡れになったが、大変だった分、一番おもしろかった。
二番鍋はそれにせんべいをいれてせんべい鍋
三番鍋はラーメンをいれてラーメン鍋を朝にいただきました。
ご馳走様でした。
感想
鹿角八幡平IC 5時 みんな時間厳守で集合。長者の館駐車場で朝ごはんと沢装備準備。林道の最終地点まで車でいける(リーダーが下見にいったときは土砂崩れで進めなかったがが、土砂を除けてくれていた)。そして天気も晴れ。7時5分歩き始める。8月の交流会でもりあがった仲間なので、朝からハイテンション。
入渓地点は大沢の二股ちょっと手前、二股で休憩する。沢の水はとてもきれい。
すぐ滝があり右側からとりついて、森かずさんはそのまままっすぐ登る、私は、左斜めについた道を進む。下から見ると滝をちょっとこえれば、滝の上に登れると見たが、斜めに進んで、滝の手前に出た段階で、シャワーを浴びてちょっと怖気づき、滝つぼから見上げるみんなから危ないと声をかけてもらったことをきっかけとして、バックバック、またシャワーを浴びる。森かずさんは右側をうまく登ったが、その右側に水のかかっていない階段状の石段をみつけさらっと上に出る。
リーダーより、下見の時より、滝の処理が早いとほめてもらい、みんな余裕の気分になる。次々と出てくる滝は、手がかりがしっかりしていて、足元もフエルト足袋が良く効き、楽しい気分で進む。地図を開く余裕もある。
一番大きな滝は、見上げるほどで圧倒される、水もどんどん流れている。森かずさんがハーネスにザイルをつけて、躊躇することなく、左側を登り始める。かっこいい。次はリーダーがザックをおいて、華麗に登り始める。上について二人でしばらく作業し、ザイルが下りて来たので、リーダーのザックをダブルエイトで輪を作り、カラビナでザックの持ち手とつないで、ひっぱりあげてもらうが、岩にひっかりうまくいかない。ザックをあげるのをあきらめていると、森かずさんが見かねて懸垂下降でおりてくる。ちょっとホッとする。ザックを背負って森かずさんがあがっていきそうになるのを、待ってもらう。森かずさんがいると安心感が違う。ひっぱりあげてもらうことを考えて次金澤さんにあがってもらう。あがった金澤さんがおろしてくれたザイルは、中々いいところまでおりてくれず3回目ぐらいでやっと下まできたが、滝つぼで足場が悪いが、もうやり直してもらうよりなんとかつかもうと壁づたいに進むと簡単につかめた、流れに圧倒されているだけで、足場も手がかりもけっこうあるいい滝なのだ。ダブルエイトで結んで、端末処理をしたが、まだぶらぶらとしている。でももう大部寒くなっているので、一気にあがる、上でもよくひっぱってくれるので、あっという間に滝上部にあがる、急いではずして、次の人に回してもらう。金澤さんのロープダウンがうまくなってきた。リーダーはエイトカンでザイルをひいている。確保は倒木にしているようだ、いいのがあってよかった。次から次とひっぱりあげリーダーはお疲れ気味だが、最後までがんばってくれた。
下見のときに間違えた二股もすんなり右股に入りいい感じだったが、1000m付近で私が間違った道を主張し始め、みんなを惑わす。ここで、ひとまず、昼として私はおにぎりを食べる。リーダーは疲れのあまり、コンビニざるそばのわさびを思い切り口にし、大騒ぎ。結局そばも食べれず、橋本さんが食べる。新人は言われたことはなんでもしなければいけない。
私の迷いは、地図にある1000m付近の左からの沢模様、そちらにいかないために三股に別れた沢の右あるいは真ん中を行きたい、しかし、ここは本流(本流は沢床が低いものだと橋本さんに教わる)を行くことにして、一番左を進む、そして、もうつめあがりというところで、また私が口をはさみ、二股を右にとる。
進んですぐに水がなくなり、ヤブになる。ヤブとはいえ、太い笹がまばらにあるだけで、歩きやすい。コンパス120度で上を目指すが、すぐに左手にピンクテープを見て曲がってしまう。(ピンクテープに惑わされてはいけないと教わっているのに)数個ピンクテープに引かれて左に進んだあたりで、沢の詰め上がりにでる。そしてさきほどの二股の失敗に気がつき気が折れ、先頭は森かずさんに。ヤブきらいというけれど、突撃している。そしてちょっと右により過ぎ、先頭交替。もうやみくもです。でも八幡平のヤブはやさしくて気持ちいいです。そうしているうちに、出ました。頂上よりほんの十数歩ずれましたが、感動です。11:40そこは、大沢森でした。標柱と一緒に写真におさまります。
あとは、稜線の登山道歩きだけだということで気が楽に、実は、沢については地図をしっかり見てきたものの、登山道は予習していなかったのです。意外に長く、アップダウンもありで、15キロザックを背負った身にはこたえます。フエルト足袋のままなので、歩くのにも気を使います。999mの大沢分岐からは、登り続きで、足は重く、大変でした。15時小屋着。
小屋につくなり、玄関まえの板の間にみんなで荷物を広げます。靖子さんが、水場の確認と小屋の確認をあっという間にして、だんどりを整えます。まずみんな着替えて(橋本さん着替え持参せず、みんなが着替えを持っていることにびっくり)、小屋の掃除です(トイレは汚すぎて利用せず)。森かずさんが2階を掃いてふいて、階段も拭きました。
この小屋は、2階に8人ほど(つめればもっと)眠れるので、寝室は2階として、下は、まきストーブをテーブルにしてベンチが3台、床には新聞を敷き詰め、はだしのまま、食事のあと寝室へいけるようになりました。
靖子さんの指示で、みんなでなべの準備です。藤本さんは、とてもよく気がつきます。まずビールで乾杯。今回はリーダーがとても気を使って下さったので、楽しかったのですが、本当にお疲れのよう、また長距離運転と寝不足続きの、藤本さんが早々と2階へあがって、夜8時には、7人揃って、寝袋にという状態。
しかし、夜12時すぎに、宴会第2部。1回眠って元気になった数名が、残したお酒の始末のために起き出したようです。私もおきて星空見ました。きれいでした。
6時30分起床、みんなで夜の残りといかめしで朝食。9時に大白森頂上へ30分ほどかけていった先は、高層湿原。広いし、岩手山に秋田駒、本当に景色がいいところでした。
下山は、999mから30分の尾根道、右も左も切れていて、これが尾根道なんだと思わせる道。松の根っこがいい階段になっていて、急なわりにつま先を傷めることなく降りることができてよかった。
大沢二股で顔を洗い水を飲んで、駐車した場所にもどったときは、万歳気分。
こんな快適山小屋宴会付沢登りを計画してくれた高枝リーダーに感謝しています。またよろしくお願いします。
コメント
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本当にきれいな沢ですね。
旦那がギックリ腰になっていなければ行けたのに。と思いつつ拝見しました。
またいつか行けます様にと思います。
citrusさん
私の数少ない沢経験の中ではありますが、3本の指に入る楽しさでした。
是非来年みんなで行きましょうね。
こんばんわ!
最高ですね。沢登もハードだけど…気持ちよさそう。
いいなー、東北方面かあ。行ってみたいな。
これからは秋も本番。そちらもグッと寒くなるでしょうね!
また寄ります(^_^)/
いつでもお待ちしていますので遊びに来て下さい。
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