京都・愛宕山(清滝より月輪寺~表参道周回)


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 889m
- 下り
- 871m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:44
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース中、主要ポイントには標識完備、特段の不明・危険箇所なし。(月輪寺の登山口までの林道には分岐多し、要所の案内標識をたどれば問題ナシ。)月輪寺コース前半は岩場の急登、ショートカット箇所多し。ハイカー多数の場合は落石注意。 |
その他周辺情報 | 嵯峨野エリアに日帰り温泉「さがの温泉・天山の湯」あり(大人1,050円、JAF等割引あり)。休憩室・食堂など完備。 |
写真
感想
連休名山ツアー2日目、本日は奥但馬の宿を早朝スタート、高速を飛ばし京都市郊外へ。嵐山周辺はちょうど紅葉真っ盛り、朝から人も車も大混雑で、桂川を渡るのも一苦労です。やっとの思いで清滝駐車場へたどり着くと、こちらも朝9:30前の時点で既に満車状態。やむなく整理員のお兄さんに車のキーを預け、ハイカーの比較的少ない月輪寺コースへ。
心配された天候は今のところまずまず、薄日も射す行楽日和。林道分岐を過ぎ、山道に入ると暫くは急登が続き、親子連れのハイカーと休憩のたびに抜きつ抜かれつしながら、息が切れたところで紅葉ピークの月輪寺到着。いかにも御利益ありそうな「子宝モミジ」の先から京都市街を一望、お賽銭を兼ね災害復興の協力金を納めて、ツアーの無事を祈った後、先を急ぎます。最後の登りをクリアすると、市街地の眺めが良い頂稜の一角に飛び出し、多くのハイカーがここでまったりランチ中。
しばし尾根を巻くように表参道方面へ戻ると、立派な山門の向こうに風格ある愛宕神社が出現。さんざん登った後の石段登りは脚にこたえますが、何とか愛宕神社の本殿着。ここは全国に数百ある愛宕神社各社の総本山で、防火の神様がご本尊の由。お参りを済ませ、いわゆる「山頂三角点」を探しますが、頂上一帯は神社様にガッチリ管理されていて、立ち入りすら困難。仕方なく本殿の石段で証拠写真を撮っていただき、多くのハイカーで賑わう参道脇の休憩ベンチにて、前泊の民宿で包んでいただいた朝食弁当(昼食にちょうど良い豪華版でした)を頬張ります。
下山は月輪寺コースとは打って変わって、午後になっても沢山の家族連れや運動部の中高生が続々登ってくる表参道コースへ。さすが「防火の神様」本家だけあり、ここで山火事を出すわけにはいかぬ、と強い決意を感じさせる消防団の標語標識が要所要所に現れ、中には「ナニコレ珍百景」的な微笑ましいものもあって、単調な下りの無聊を慰めてくれます。おおよそ3合目あたりに相当する二十五丁の旧お茶屋跡は、ちょうど紅葉がピークを迎え、もの寂びたあずまやとマッチして絵に描いたような鮮やかさ。ここでフルーツ缶休憩、登ってくるハイカーもほとんどいない参道を一気に下ります。戦前まで営業していたというケーブルカーの廃線跡を左手に興味深く眺めるうち、相変わらず紅葉狩りの観光客で大混雑の清滝駐車場に帰着。下山は正味1時間強の快調なペースでしたが、ここから車で嵯峨野温泉に向かうと、渡月橋周辺の道路は朝方以上の大渋滞、日帰り温泉・天山ノ湯まで数キロの道のりに1時間弱を要しました。
ともかくも、愛宕山は京都市民はじめ近畿一円のハイカーに人気の山であることに加え、防火の総本山として全国の信者を集める求心力も高く、山腹の紅葉がちょうどピークを迎えたこともあり、その賑わいぶりには圧倒される思いでした。清滝からの周回ルートは、人と車がオーバーフローする京都市街の観光よりも、京都の色鮮やかな秋を満喫できる程良いコースでした。家族連れでこういう山歩きを楽しめる京都界隈のハイカーの皆様が羨ましく思えた次第です。
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