聖岳(東尾根)


- GPS
- 19:42
- 距離
- 41.5km
- 登り
- 2,819m
- 下り
- 2,819m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:13
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 12:28
天候 | 1日目:晴れ 2日目:快晴・ときどき北風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
静岡駅前店-沼平ゲート駐車場:レンタカー 静岡駅→東京駅:東海道新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
沼平ゲート-聖沢登山口:14.1kmの舗装路歩き。緩やかながらも上がって下がってを繰り返す。座って休める箇所は畑薙大吊橋付近と赤石ダム手前の2箇所ある。 聖沢登山口-東尾根分岐:薄い雪が乗っている箇所がある。帰りは滑り止めを着けた方が無難ではある。 東尾根分岐-東尾根取付点:とても細い急傾斜をくねくね登るが、薄い雪が着いて滑りやすい。全体を通して1,2番目に危ない区間と思われる。 東尾根取付点-白蓬ノ頭:ひたすら急傾斜を進む。テントを張れる程度に平らな箇所が途中ところどころある。 白蓬ノ頭-奥聖岳:白蓬ノ頭は奥聖岳や赤石岳、富士山など展望がいい。ここから聖岳方面へ進み、森林限界を越えると痩せ尾根の稜線歩きとなる。痩せ尾根区間は急峻箇所、雪が薄くアイゼンが刺さりにくい箇所もある。帰りは特に慎重に進みたい。 奥聖岳-前聖岳:傾斜も緩く、尾根が広い区間も多い。晴れて風も弱ければ危険は少ない。 |
その他周辺情報 | 宿泊・日帰り入浴:南アルプス赤石温泉「白樺荘」 ⇒日帰り入浴は月水木金土日 10:00-17:00/大人510円 最後のコンビニ(県道27号・189号利用の場合):ファミリーマート静岡牛妻店 ⇒新東名高速道路「新静岡IC」近くにあります。これを過ぎると、少なくとも道沿いにはありません。 お手洗い・休憩:オクシズの駅「横沢観光トイレ」「富士見峠」「アルプスの里」「井川ビジターセンター」など |
写真
この後いい具合に暗くなっていき、テント内で足も攣ったりしたので、ちょうどいいタイミングだったと思います。
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
グローブ
アウター手袋
予備手袋
化繊ジャケット
ダウンジャケット
ゲイター
バラクラバ
オンリーフード
ヘッドバンド
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
腕時計
サングラス
セームタオル
テント
エアーマット
厳冬期用シェラフ
|
---|---|
備考 | 結果的にハードシェルは使わなかった。 |
感想
1月最後のこの土日、天気予報を見て迷いに迷いました。
日本海側は予報がだんだん悪くなっていき、分水嶺の八ヶ岳も吹雪のマークが出てしまいました。
一方で太平洋側はすっきりしているようで、特に南アルプス南部が狙い目のようです。
この山域で興味を持っていたのが聖岳の東尾根なのですが、あまり自信は無く、挑戦するのはもう少し先を考えていました。
他の方の記録を見る限り、累積標高差は3,000m*で水平距離も42kmくらいです。
ざっくり数字の比較だけでも六甲全山縦走大会(須磨浦公園→宝塚)くらいと考えると、決して簡単ではありません。
ましてや2週間前の光岳で踏み抜き地獄で長時間の行動を経験しているので、同じような道の状況なら早々に撤退必至です。
前向きな可能性を考えるなら、次が挙げられます。
・約42kmのうち約28kmは舗装路→登山道としては往復14kmくらいと考えれば、そこまで長くはない。
・舗装路が片道14kmとすると、ざっくり上高地バスターミナル-槍沢ロッヂくらい。歩きたくないけれど、歩けなくはない。
・ヤマレコやYAMAPを見る限り、少なくとも光岳よりは登山者が入っているとみられ、比較的歩きやすくなっているのではないかと思われる。
そして光岳では宿泊地=小屋に固執してしまったわけですが、今回ははじめからコース上に避難小屋はありません。
もう少し気楽に泊まる場所は柔軟に考えればいいし、もし撤退することになっても無駄な経験にはならないだろうということで、高速バスの予約をすることにしました。
結果的には、踏み跡は豊富でかなり歩きやすくなっていました。
上の方へ進んでいくと踏み抜いたであろう跡もあったりして、早い時期に行かれた方は相当大変だったのではないかと想像されるわけですが、今回は恵まれ切っていたと思います。
光岳より大変なのではないかと覚悟していたのですが、まったくの逆でした。
かなり楽をさせていただきました。
一般登山道との分岐から東尾根へ上がるまでと、森林限界から奥聖岳までの区間こそ緊張感がありますが、山道区間は楽しく歩けたと思います。
ただし、聖沢登山口に下りてからの舗装路歩きは本当にしんどかったです。
ざっくり槍沢ロッヂから上高地バスターミナルくらいと言っても、途中に水場らしい水場も無ければ、もちろんソフトクリームも岩魚定食も自販機もあるわけがありません。
登山口には14:30くらいに下りられたのに、駐車場に着いたら18:00前です。
この区間、行きよりも遥かに時間がかかってしまった…
さらに、沼平ゲート駐車場から静岡駅まで約2時間です。
帰りの時間もあるし、ゆっくり下山メシや温泉を考える余裕は無くなってしまいました。
それでも帰ってきて思い返すと、少しずつ南アルプスのよさがわかり始めた気がします。
仙丈ヶ岳地蔵尾根は体力の限界を越えたし、仙塩尾根も悶絶しながら三伏峠小屋に着いた。先日の光岳も踏み抜き地獄で未明から夜までかかってしまった。
今回の聖岳も全体としては楽ではなかったものの、間違いなく記憶に残る体験になりました。
次は赤石岳か悪沢岳、どんな体験になるか楽しみです。
*登山口までの間に洞門とトンネルが1ずつあるため、GPSデータが狂います。(水平距離は手動で修正)
累積標高差はヤマレコで2819m、YAMAPに至っては3173mと表示されていますが、実際には2300m-2500mくらいなのではないかと思います。
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