遭難現場に遭遇 仮固定〜ヘリ収容<塔ノ岳〜丹沢山〜鍋割山>
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- GPS
- 09:51
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,614m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:37
天候 | 薄曇り、稜線はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
そろそろ雪山シーズンだけど今年は一度も丹沢山系に行っていない。
そういえば友人がFBで「鍋割山の鍋焼きうどんが・・・」と言っていた。
そうだ、鍋焼きうどんを食べに行こう!ということで計画しました。
表丹沢県民の森駐車場から塔ノ岳へ、そこからはお決まりの泥濘地獄、主脈稜線は強風、気温7℃ほど、顔が冷たい!
丹沢山をピストンして目的の鍋割山へ向かいました。途中数人の方とスレ違いましたが天気もイマイチの平日とあって登山者は少なく感じました。
鍋割山は独り占め、休日は1時間半待らしい鍋焼きうどんも調理時間のみ(^^) 冷えた体が温まりおいしく頂きました。
腹もいっぱいになった所であとは降るだけ、30分ほど降った所で(
13:53)前方に3人の登山者、一人は仰向けに横になっており、同行者は携帯でどこかと連絡中。
「どうしました、怪我ですか?」
「骨折かもしれないです。いま消防に救助要請中です。」
下山中に石を踏んで足を捻り転倒したとのことです。
消防との電話を代わり、現在地の座標を伝えました。テーピングテープを持っているので固定したほうが良いか尋ねると「腫れていて痛がるようであればテーピング固定などせずに添え木固定してください」との指示をいただき、患部を確認した所パンパンに腫れているので同行者のポールを利用し固定しました。
その後消防、警察から数回電話が入り、救助隊が下から向かっている、同時に消防ヘリも向かっていると伝えられました。
15:10何度か上空を旋回したあと要救助者から10mほど山頂に向かった上空でホバリング、すぐに隊員が降りてきました。
隊員と私で要救助者の肩を担いでヘリの下へ運ぶとすぐにハーネスが装着されあっという間にヘリへ収容されていきました。ヘリ収容が早かったので山岳救助隊は戻ったようでした。
要救助者は麓の広い場所で救急車に移し替えられ病院へ搬送されるとのことです。
その後は3人で慎重に下山しました。
自宅へ戻り、要救助者の容体を聞いた所「骨折」で入院とのこと。
一日も早い復帰をお祈りいたします。
2年前の3月にBCで事故り救助されたことを思い出しました。
山行は常に危険を伴うものだとあらためて認識できました。下山時は集中力も低くなるので、気を抜かないようにしないといけませんね。
そして何よりも、山が好きな者は皆仲間!楽しい、苦しい、美しい、そして痛いも皆で共有ですね。安全山行心がけたいです。
*オマケのアクシデント
ヘリの風圧は凄いです!同行者のザックが尾根から飛んでいきました。幸い10mほど下の木で止まっていたので、慎重に降りて回収しました。その際サーモスが下へ転げ落ちてしまいましたが、コレは回収できずでした。
Youtube ヘリ収容
Youtube ヘリ収容
yama-mon さん、はじめまして、
私は秦野に住んでいます。
塔ノ岳の西方面に2台のヘリが飛んで行き、そのうちの1台がホバリングしてたので、何かな?と思ってましたが、やはり事故でしたか。
大倉尾根や鍋割〜後沢乗越の下りは浮き石や小砂利が多く、ズルッと滑って転倒している人を見かけます。(私も時々あります。)
特に鍋割山は最近のTV放映で大人気で、いろんな人達が目指しています。
私も大倉尾根で、暗くなってライトを持たない登山者を助けながら降りた経験があります。
救助ご苦労様でした。
old-diverさん、はじめまして
高度が高いところを旋回していたのは警察ヘリのようです。
今回の救助要請の連絡は消防に入れたので消防ヘリ(山岳救助隊)が救助に当たったということですね。消防ヘリが何処かへ出ているときは警察ヘリ(山岳警備隊)の出番のようです。私の時もそうでしたが、消防と警察の情報共有が有るようで無いような、そんな感じを受けました。ヘリを待機している間、同じ内容の確認を消防と警察から複数回受けました。これぞ縦割り行政!
無理無茶せず安全山行を心がけたいです。
私も今年の4月末 赤岳山頂着と同時に山梨県警のヘリが飛んできたのでみていたらキレット尾根で4人を救助、あれって一人ずつあげていくのですね。その夜のニュースで2人がなくなったと報じていました。目の前でみたのは初めて、下山の時は今まで以上に慎重に地蔵尾根を下りました。
先週 茅ヶ岳(山梨県)の下山中に落ち葉でスリップして転倒、かなりのお尻の打撲で 1週間たってもまだ痛く念のため今日病院へ行き、ただの打撲でしたのであんしんしました、これからも気をつけて山行しなくちゃと肝に銘じています。記事ありがとうございました。やはりgpsが必要ですね、やまれこは JR1EEUでアップしている親父で丹沢によく行きます。
はじめまして、jr1eeuさま
いくら装備がしっかりしていても、集中力が低くなるとつまずいたり滑って転んだりします。同行者と話しながらの急坂などは危険ですね。
今回は貴重な経験をすることが出来たので今後の山行にも生かせられると思います。アクシデントに遭遇したらまず、「冷静になる」ことが重要だと感じました。消防との連絡で座標を伝えようとした時、使い慣れたGPS(e-trex20)のスティックを押すだけで表示されるのに、アタフタしてスマホを出してコンパスを開いて・・・落ち着かないと駄目ですね(^^ゞ
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