3.5度目の正直 甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 08:04
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,146m
コースタイム
天候 | くもったりガスったり晴れたり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレのある第三駐車場は満車でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山届】 広河原のアルペンプラザで提出できます 【温泉】 金山沢温泉 営業時間10時〜18時です 前回もここを利用しましたが、その時は朝一番のバスで帰ってきました。 今回は最終バス。 ・・・ものすごく垢が浮いてました(涙) 登山口近くの温泉の宿命ですが、やはり対策をお願いしたいものです。 閉店30分前だったからしかたないのかなぁ・・・↓ |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
やっと。。。やっとこの夏の心残りをクリアしてきました。
日記に意気込んで甲斐駒へ登ることを宣言して、8時半に自宅を出たものの
相模湖ICまで10km手前の地点で渋滞が始まり、地図を忘れたこともあり
すっかりやさぐれて出戻ってきたのでした・・・だから3.5度目なのです。
出戻ったなりに準備を万全に睡眠もがっちりとって
ついでに甲斐駒敗退の友を誘い午前2時に出発進行!
芦安の駐車場には4時半頃到着しました。
タクシーが出発する第二駐車場に停め、ゆっくり支度をしてタクシーで広河原へ向かいます。
朝一番のタクシーだったため、乗り継ぎの時間は十分あります。
もう3回も同じ場所に来ているのに、今回初めてアルペンプラザ広河原の中に入りました
とても奇麗で、売店もありちょっとした忘れ物ならここで補てんできることにびっくり。
北沢峠行きのバスは3台でした。でも3台目はガラガラ。やはりお盆時とは違うなぁ
向かう先の空がやたら曇っていることに一抹の不安を覚えながら北沢峠に到着。
この時点で7:15。帰りの最終バスは15:30。私たちに与えられた時間は8時間です。
今回はとにかく甲斐駒登頂を最重要目標としています。
なので仙水峠経由のピストンにしました。双児山経由はどうしても苦手です。
まずは仙駒小屋で身支度を整え、軽くパンをほおばってから出陣です。
駒津峰までのタイムをどれだけ縮められるかが課題だったので写真は封印しました。
・・・てか、2か月の間に3回も同じ道通ってるんだから、天気も悪いしいいよね^^;
仙水峠までで1時間、うん悪くないぞ。
東に広がる景色はすっきりと晴れていて八ヶ岳や鳳凰三山がばっちり見えます。
それにくらべて甲斐駒は・・・暗いしガスでえらく平べったい山に見えるよ↓
途中で降りてくる人に話を聞いても山頂から展望はなかったのこと。
「今日は甲斐駒が一番ハズレだったかもね〜」って、これから行くのにそんなぁ!!
きっと神様が晴れさせてくれるよ!と話しながら高度を上げていきます。
景色を振り返るのは疲れて集中力が切れた証拠。
過去二回は素晴らしい眺めに心を奪われ足が進まなかったけれど、今回はすぐに進みます。
それでも駒津峰手前あたりで景色を眺める回数が増えてきました。
これは・・・集中力よりシャリばてだな。
甲斐駒山頂でお昼休憩にするつもりでしたが時間と天候を勘案し駒津峰で大休止。
風が強くガスが切れたり濃くなったり、刻一刻と展望を変えていきます。
大汗をかいているのでうっかりすると一瞬で体温を奪われます。
ツナサンドと暖かいゆず茶でほっこり一息。
気力と体力を再充填して、行くぜ!甲斐駒!!・・・って、何にも見えないじゃん!!
ストックをしまい岩場を越えていきます。
帰りが憂鬱になるほどえっちらおっちらと下り、最低鞍部まで着いたときぶわーっと晴れてきました。
うわぁ!めちゃくちゃかっこいい・・・
甲斐駒という日本でも有数のイケメンを間近に見てもう骨抜きです。
花崗岩の白と木々の濃い緑、そして青空・・・やばい、惚れた(3回も挑戦する時点でもう惚れてる?)
北岳もくっきりと見えてきました。
この角度から見る北岳は体をひねって顔だけをこちらに向けているように見えること、初めて知りました。
突然の大展望にすっかり舞い上がり岩場が終わりフラットだったこともあり
カメラを構えたまま数歩歩いた途端、左頬に激痛が!
・・・根っこに引っかかり転倒。地面に顔面強打、カメラも強打
ああっカメラ買ったばかりなのに・・・液晶部分に傷がっ!
でも動作に問題ないぞ、すごい!耐ショック1.5mは伊達じゃない!
うげ、すごい顔痛い。腫れてないかな?膝も打ったなぁ・・・くぅ。
でも一番心配だったのはこんなつまらないことでタイムロスすること。
打ったところは痛いけど、問題なく動くのでそそくさと出発です。うはー恥ずかしい!
直登と巻き道の分岐では巻き道を選択しました。
リスクマネジメントもありますが、山頂直下で踏み跡が多く迷いやすいと聞いていたので
先にどんな感じなのか知っておきたいのもありました。
ゲレンデのように白い山肌を少しずつ登っていきます。
ゆるゆると高度を上げ危険は少ないですが、かなり大きく迂回するので時間がかかりあせります。
ゲレンデのような地面ということは照り返しも半端なく、晴れるのはうれしいけど暑い!焼ける!ヒィィ
そして、ついに祠の前に立ちました。
わらじが確認できる距離に来た時、不覚にもうるっと来てしまいました。
2カ月越しの登頂を祝ってくれるかのように大パノラマが広がります。
うきうきと写真を撮って、ソイジョイをかじり、感動を飲みこんだら出発です。
帰りをせかせるようにまたガスがかかってきました。
摩利支天にも行きたかったなぁ・・・来年の課題だな。
えっちらおっちら来た道を戻ります。
頂上直下ではとくに道迷いもなく、行きに果てしなく下る気がした登り返しも意外とすんなりクリアして予定通りに駒津峰に戻ってきました。
残り時間は2時間半。うん、なんとか間に合いそう。
息を整えるために小休止。ここで私の水がなくなりました。
当初の予定通り仙水峠へ向かいます。
ここでずっと抜いたり抜かされたりしていたお二人に、どちらのコースがいいのか声を掛けられます。
双児山経由はバス停の裏に出られてコースタイムも短いが登り返しがあることとダラダラ歩くことを伝えましたが
そちらに行くとのことだったので、バス停で会いましょう、と別れました。
こうなると不思議なもので、なんだか早く歩いちゃいません?
連れの膝の調子が不安定なので労わりつつしゃべりつつ仙水峠到着、残り1.5時間。
甲斐駒を仰げばガスが晴れてそれはもう見目麗しいお姿。
登った山はどうしてこんなに愛しいんでしょうね。
仙水小屋のおいしい水で喉を潤しさらに下ります。
だんだん気温も上がってきた気がします、暑い〜!
仙駒小屋に到着したのは15:08。まずい、あと20分ないじゃん!!
がくがくの足を叱咤して最後の力を振り絞ります。
林道に出てからは、バスが通ったら体を張って停めようと思っていましたが10分前にちゃんと到着です。
双児山コースで下山したお二人とバス停で再会し、お互いをねぎらい合いました。
帰りは、想定内でしたが中央道が渋滞。裏道を駆使し10時に自宅到着。
その後はすこし片づけて・・・気を失いましたw
早いとこ246が復旧してくれないかしら。
コメント
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それにしても 凄い 。。。パチパチパチ
2連敗もすごかったが、三度目の正直もあったのか・・・・木曽で敵取ったのに
甲斐駒はなんか天気がかわりやすい感じします 。
双頭山ルートのコースタイムは短すぎですね。1,5倍で良いくらい。
って3,5度めなの?
ありがとうございます
もうこうなったら意地ですよ。
木曽は木曽で素敵な山でしたが、甲斐も登っておかなきゃね
そうなんですよ、あっちのルートはどんなに頑張っても2時間以上かかります。
あと最後のジグザグが長すぎで何度も幻覚を見てしまうのです
(あ!バスが見えたよ!もうすぐだ って)
そう、前日に高速乗る前に敗退してるから3.5度目なの。
こんばんは
こちらhiro-t、erikko、to4チームは
ちょうどchilumaluさんが鳳凰三山の
写真を撮られていた時に
オベリスク付近でワイワイガヤガヤしてました 笑
hiro-tさんの撮った写真に登られている時の
甲斐駒ケ岳があるので是非ご覧下さい
白い山頂は晴れでも曇りでも美しいですね
こんばんは。
山行記録拝見しました。
天気も景色も人もご飯も最高でものすごく楽しそうでしたね〜。
あの時間のオベリスクの写真。
とっても倍率の高いカメラだったら写ってたかもしれませんねw
白い山頂好きです観音岳の白い道もぜひ歩きたくなりました。
chilumaluさん こんばんは
同シーズンにきっちりとリベンジですね。
おめでとうとともに素敵ですね
自分はまだ丹沢から出れませんが、来年あたりは南アに
足を踏み入れたいと思います
顔面強打大丈夫ですか、ガッツchilumaluみたいになっちゃいますよ
こんばんは。
今年の山は今年のうちに!とリベンジしてまいりました
風邪はなんとか治ったようです。
Tomtom21さんの脚力なら早川尾根縦走だってスタコラサッサ〜でしょう
私もアルプスシーズンが終了したら蛭ヶ岳挑戦してこなきゃ
ガッツちるまるって・・・それ音の響きだけでしょ〜
まぁいいや、それでもOK牧場です
chilumaluさん。こんにちわ
甲斐駒 念願成就 おめでとう
画像の青と白が凄くキレイですね
いいなぁー。
でっ 女の子なのに顔面って・・・大丈夫?腫れたでしょ?
カメラも心配だろうけど女子は顔は気を付けないとエメラルダスみたいになったらハーロックしか居ないよ (エメラルダスとかハーロックは知らないよね?)
とにかくおめでとう。気を付けてまた山に登ってねっー!
こんばんはー
ついに登ってきました、ありがとうございます。
結構ガスガスだったんですけど、時折ばーっと晴れた時のコントラストが最高でした
顔はね、腫れてないんですよ。いろんな人に「腫れてるよ」と指摘うけましたけど
ちなみにエメラルダスと999の文庫本もってますけど、なにか?w
まだまだ年内バリバリ登りますよぉ
いやー、恐れ入りました。まさかエメラルダスと999の文庫をお持ちとわっ(笑)
もしかして…パタリロはご存知ッ(苦笑)
ごめんなさ〜い(^o^;
ふふふ・・・存じております。
アニメ見てましたけど、子供だったので真の意味は分かってなかったなぁ。。。
以前にもどこかで書いたのですが
本人が「女の子」と称していてもそれが適正な表現なのかは闇の中なのですよ
ふふふ・・・
甲斐駒ヶ岳制覇おめでとう!
ありがとうございます!!
やっとこの夏の課題クリアです
そうか、
甲斐駒ヶ岳にはこういう思い入れがあったのですね。納得!
私も2年前の夏に行きましたが、おば(あ)さんおじ(い)さんの隊列の渋滞の嵐ですんでの所で終バスに乗り損ねそうでした。あのころは急坂も飛び石も何のそので今とは違ってバンバン飛ばして行ってたので、亀のように正直感じてました。(今は違うけど)
双児山からの下りは確かに長かったですね、下に終バスが到着した音が聞こえてからもまだ長かったように記憶してます。甲斐駒ヶ岳と北岳はともに私のいい想い出の場所です。
そうなんです。なかなか登頂させてくれない憎いヤツだったんですよ
急坂も飛び石もなんのその・・・一度でいいからそんなこと言ってみたい!
でも今のShuMaeさんだって十分すごいですよ
いつかは黒戸尾根!が目標です
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