赤岳(最難関ルートで登る八ヶ岳、真教寺尾根〜県界尾根)
- GPS
- 07:55
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
06:50 羽衣池 06:50
07:20 賽ノ河原 07:35
08:25 牛首山 08:35
08:40 扇山 08:40
10:20 真教寺尾根分岐 10:25
10:40 赤岳山頂 11:40
12:45 大天狗 12:45
13:20 小天狗 13:30
13:50 登山口入口 13:50
14:15 車道 14:15
14:35 たかね荘
天候 | 快晴のち一時ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
長坂ICからたかね荘駐車場まで約20分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(たかね荘〜羽衣池〜賽ノ河原) まずは無料のたかね荘駐車場に車を停めて、登山開始です。 本日は、他に登山客の車は0台でした。 10分程歩くと、羽衣池に到着です。 ここからは、笹原を登っていきます。 念のためスパッツは着用しましたが、朝露もなく快適に歩けました。 途中からは権現岳や、南アルプスなどが良く見えます (賽ノ河原〜牛首山〜扇山) 賽ノ河原は開けた場所ですので、これから登る赤岳をしっかりと見ることができます。 まだ、あんなに遠く高いのかと驚かされます・・・ このあたりからは、富士山も良く見えテンションもあがります。 先々週歩いた鳳凰三山や、北岳、甲斐駒などにも雲がかからず綺麗に見えました。 徐々に標高もあがりますので、息も上がってきます。 牛首山も扇山も展望はありません。 (扇山〜真教寺尾根分岐〜赤岳山頂) 一度少し下ってから、本格的な登りが始まります。 木々の間からは山頂を確認することができます。 左側にはバリエーションルートの天狗尾根が、荒々しく姿を現します。 ふり返ると、登って来た真教寺尾根と、下山に使う県界尾根を見ることができます。 ゴツゴツとした岩場が現れてくると、最初の鎖場の登場です。 しっかりと鎖をつかんでいれば、落ちることもないのでそんなに恐怖感もありませんでした。 いくつもの鎖場を越えながら、標高をかせいでいきます。 たしかにたくさんの鎖がありましたが、怖いなと思うところはありませんでした。 8月に縦走した北穂高〜奥穂高〜前穂高のルートは、何度も危険を感じたのですが・・・ しかし、個人的な意見なのでレベルに合った解釈をお願いします。 真教寺尾根分岐まで行くと、山頂まではあと一息です。 15分程で山頂に到着です。 (赤岳山頂〜大天狗〜小天狗) 山頂でお昼休憩をとり、今度は県界尾根を下っていきます。 最初はガレていますので、滑らないように気をつけます。 徐々に鎖場やハシゴが出てきますので、慎重に下っていきます。 長いハシゴを下りきると、樹林帯に突入です。 ここからは危険な個所もないので、ひたすら下ります。 自分はとにかく下りが嫌いなので、小走りで下って行きました。 途中、小天狗の前にわかりにくい小道がありますが、これはダミーですぐに合流します。 その先に、しっかりとした分岐がありますので安心してください。 (小天狗〜登山口入口〜車道〜たかね荘) 小天狗からは一気に、標高を下げます。 20分程下ると、登山口入口に着きます。 ここからは、平らな道を歩いていきます。 しばらく行くと、車道に出ます。 車道歩きになりますが、サンメドウズ清里スキー場の看板を右に曲がります。 そこからスキー場を右手に見つつ、奥まで行くとたかね荘のコテージ群の中を歩くことができます。 その中を下っていくと、まもなくたかね荘駐車場に到着です。 |
写真
感想
5月に天狗岳にいっしょに登ったM氏と、久しぶりに山に行こうとなりギリギリまでどこに行こうか迷っていました。
しかし、八ヶ岳の一般ルートでは最難関と言われる真教寺尾根に以前から登りたく思っていました。
何となく、単独山行には不安があり見送っていましたので今回はこのルートに決めました。
朝3時半起きで4時半出発、長坂ICに向かいます。
コンビニで朝食と昼食を調達し、たかね荘駐車場に着きます。
ここの気温はなんと16℃。
少し肌寒いくらいに感じました。
何を着ていこうかと迷いましたが、歩いていると暑くなるので夏山と同じような装備で歩き始めました。
羽衣池まではあっという間に着きます。
そこから樹林帯を登り、徐々に標高をかせいでいきます。
途中、スキー場のリフトの降り場があり、観光客向けの綺麗なユリがたくさん咲いていました。
ところどころ視界が開け、先々週歩いた鳳凰三山がとても綺麗に見えました。
実は自分が歩いた二日後にM氏も同じルート歩いたので、話が盛り上がりました。
南アルプスも全体的に見え、富士山も雲の上に浮かぶ姿がはっきりと見えました。
そんな中、やはり不安だったのはこれから先のルート・・・
八ヶ岳の中では、《最難関ルート》とされています。
いろんな方のヤマレコやネットで調べ、イメージは出来上がっていました。
かなりの岩場になるんだろうな・・・
そんなことを思いながら登っていくといよいよ岩場に突入です。
最初の鎖場を越えると、いきなりの絶壁です。
見上げると高く感じますが、登りだすとすいすい行けます。
角度もしっかりありますので鎖さえ持っていれば、そんなに恐怖心もありません。
8月にいった、北穂岳〜涸沢岳間は90度に近いようなところもありほんとに怖かった。
時間も長いのもあり、感覚的には10倍位恐怖感がありました。
あくまでも個人的な感覚ですが・・・
真教寺尾根の岩場は、山頂までの約2割くらいでしょうか。
思ったよりも短く感じました。
そんな中、山頂に近づくと突然ガスが発生。
さっきまでくっきりと山頂が見えていたのに・・・
その後下山しても、山頂付近のガスは取れていませんでした。
今回は、これも初めての県界尾根を下ります。
こちらも、八ヶ岳の中では難関ルートとされていますので慎重に下ります。
鎖やハシゴがたくさん設置されていますが、そんなに危険な個所はありません。
ただ、登りに使うと結構大変かと思います。
こちらも県界尾根の2割ぐらいが岩場となり、あとはひたすら樹林帯を下っていきます。
個人的には、あっという間に鎖場が終わってしまった感じがありました。
今回の山行の中で思ったのは、以下の通りです。
々盻蟠寡歙のくせに鎖場が好き
危険な個所は単独山行でない方が心強い
M菁は大キレット越えか剱岳に登りたい
ず8紊脇逎▲襯廛垢砲眤をのばしたい
次回はいよいよ、紅葉期の涸沢に行く予定です☆
コメント
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starさん、こんばんは。
私はsuezouと申す者です。
真教寺−県界尾根日帰りお疲れさまでした。
今日の朝は空気が変わって八ヶ岳が
凄く綺麗でしたので登っている人が
羨ましいなぁと思っておりました。
でも、山頂ではガスでしたか。
下界からは一日見えていたような気がしましたが・・・
このコースは八ヶ岳では一番厳しい一般ルート
ではありますがおっしゃられているとおり
北アルプスのキレット群よりは危険度は低いです。
歩く人が少ないので落石の心配がないのがいいです。
登りではほとんど鎖に頼らずに登れたと思います。
昔、ここを横須賀から日帰りしたときの帰りに一瞬、
居眠り運転で中央分離帯にぶつかりそうになり
冷や汗をかいたことがある記憶に残るの山行です。
こんな事が二度ほどあり、白州への移住を考えた
次第です。
次回は紅葉期の涸沢に行く予定ですか。
やはりここの紅葉は一度は見たいです。
一昨年はあたり、昨年ははずれでした。
小屋のHPに紅葉情報がありますので確認してから
出かけてみて下さい。
当たり年なら震えがくるぐらいの感動があります。
歩ける方ならパノラマコースが絶対お奨めです。
suezouさん
おはようございます、はじめまして。
返信遅くなりましてすみませんでした。
おとといは空気もガラッと変わり、秋の訪れを感じる山行となりました。
中央道を走りながら、すでに甲府辺りから八ヶ岳をはっきりと見ることできました。
おそらく、気温が低く上空の空気が澄んでいたのでしょう。
登る前は快晴の絶景を期待していたのですが、山頂付近は残念ながらガスっていました・・・
しかし、全体的には良いお天気でした。
確かに登山客は少なく、追い越した方は一名。
駐車場には、自分の車一台のみでした。
鎖場では何度か落石してしまうことがあり、M氏とお互い気をつけながら登って行きました。
suezouさんは今、白州にお住まいのようですね。
プロフィールのお写真、ほんとにうらやましいです。
自分も将来、そのような暮らしができたらなと思っています。
仕事の都合で涸沢の最盛期に行けるかはわかりません・・・
しかし、今年は必ず行こうと思っています。
涸沢ヒュッテのホームページは、去年より頻繁に見ています。
良い時期に行けると良いのですが・・・
本当は下山時にパノラマコースを歩きたいのですが、今回は相方を連れていくので少し不安です。
自分は大丈夫だと思いますが。
相方の様子を見ながら、ルートを決めたいと思います。
今後も是非よろしくお願いいたします☆
star
starさん
こちらに来られたのですね、
山梨県側からのルート、やはり
「最難関」なのでしょうか、、。
途中までは普通ですけどね、、。
いろいろ目標出来てきますね、
私は相変わらず、ずぼらです、そのあたりが、、。
Y-chan
Y-chanさん
おはようございます。
ついに、憧れのルートに行くことができました。
Y-chanさんの7/24の山行記録を、参考にさせていただきました。
正直、思っていた程危険恐怖感は感じなかったのですが、とてもよいルートですね。
天気が良ければ、南アルプスや富士山、金峰山方面を眺めながら標高をあげることができます。
美濃戸方面からとは、また違った魅力がありますね。
今年の夏山ではたくさんに事に出逢い、少し成長できたかなと思います。
これはヤマレコのおかげでもあります。
いよいよ秋山、紅葉が楽しみな時期になりますね☆
star
starさん
お疲れ様でした。
山行記録拝見し、最初のほうの画像で「おや・・・?この方はもしや・・・」と思ったらやはりmstk氏でしたか。お元気そうでなによりです!
しかし今回登られたルート、過去から現在に至るまで私は地図見てて「へ〜、こっちにもルートあるんだ」ぐらいにしか見てなかったです・・・
こんな楽しそうなルートだったとは・・・。まだまだ修行が足りないな・・・と。
私は休みとれたら、シルバーウィーク中に軽めなお山にでかけて、9月末か10月頭に、仙塩尾根〜蝙蝠尾根を計画中です。また報告します!
Utunduさん
ご存知通り、M氏ですよ。
なかなか都合が合わなかったのですが、久しぶりにいっしょに登ってきました。
彼はやはりパワフルでしたが、若干高山病だったらしいです・・・
でもいろんな話をしながら歩くことができ、楽しかったですよ。
八ヶ岳を制覇するために、地図にマーカーをしているんですが、このルートはなかなか行けずにいました。
Utunduさんには少し物足りないかと思いますが、なかなか魅力的なルートですよ。
もし時間があれば、一度歩いてみてください。
南アルプスはまだあまり足を踏み入れていませんで、蝙蝠はなんと読むかわかりませんでした。
さっき、地図で発見しました。
そろそろ南アルプスも踏み込んでいきたいので、報告楽しみにお待ちしております☆
star
starさん、こんばんわ!
赤岳は、ルートにより、色々素敵ですね。
私には、無理かな?とか、ちょっと行ってみたいなとか、思いました。
暑い時は、高い山がいいですね。」
私は、12日の日曜日に奥多摩の鷹ノ巣山に登り、大汗かいて、疲れました。
pretttycatさん
いつもは美濃戸から登るのですが、今回初めて山梨県側から登りました。
途中までは、危険な個所もなく快適に歩けますが、最後の2割くらいは鎖場になります。
ある程度経験があれば、問題ないかと思います。
ただ、八ヶ岳の最難関ルートではありますので、気をつけてください。
鷹ノ巣山は10年ほど前に登りましたが、杉の植林地帯が辛かった思い出があります。
でも、なかなか良い山ですよね。
赤岳山頂はもう寒く感じました☆
star
straさん、おはようございます。
険しいコースですね!
同じく高所恐怖症の私ですが、鎖場はまだ好きになれません。。
でも登り切った時の達成感がいいですよね!
私も赤岳には行きたいのですが、このルートは厳しそうです。笑
hanakoさん
最近はすっかり鎖場が好きになってしまい、スリル感を求めてしまいます。
その前にしっかりと情報を収集して、気を引き締めますが・・・
やはり、油断は禁物です。
赤岳には今回で5回目で、やっとこのルートを登ることができました。
まずは登られてないのであれば、まずは美濃戸からをお勧めします。
地蔵尾根を登りきった稜線からの赤岳は、圧巻です。
徐々に難易度をあげていくとよいかと思います。
すっかり涼しくなってきたので、紅葉が楽しみです☆
star
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