唐松岳・五竜岳
- GPS
- 27:50
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,924m
コースタイム
7:00八方池山荘-7:40八方池7:45-8:55丸山ケルン9:00-9:45唐松岳頂上山荘10:25-(風雨が強くなってきたため、先を急ぎ唐松岳はカット)12:15五竜山荘
15日
5:40五竜山荘-6:15五竜岳6:25-7:00五竜山荘8:00-8:50西遠見8:52-9:09大遠見9:12-9:38中遠見9:38-9:53小遠見山10:00-10:50アルプス平
天候 | 14日 雨 15日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
豊科インターから八方尾根ゴンドラ駐車場まで約1時間 ゴンドラ「アダム」リフトを乗り継いで八方池山荘 下山は、遠見尾根。 アルプス平からロープウェイで山麓駅 山麓駅から期間限定の花三昧バスを利用し、白馬駅経由で八方ゴンドラリフト乗り場まで約30分 駐車場の車を回収し帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はないですが、唐松岳頂上山荘から五竜山荘に向かう最初の30分ほどは牛首など高度感のあるクサリ場等を通過するので、悪天候だとスリップしやすく注意が必要 |
写真
感想
今回の山行目的は、「五竜山荘」でバイトする友達に会いに行くこと。
プラス、昨年、同じコースを計画しながら、唐松岳頂上山荘付近で激しい風雨となり五竜への縦走を断念し、帰還したリベンジという意味もありこのコースを設定。
夜中車を走らせ2時過ぎに白馬村到着。コンビニで最後の調達をすませ、八方ゴンドラ乗り場の駐車場へ車を停め、仮眠開始。
そのうち車にたたきつける雨音で目を覚ます。
「結構降ってるけど大丈夫かな?」と思いつつ、とにかく始発のゴンドラ運行までの時間を睡眠時間にあてなければ、睡眠不足のまま登ることになり、バテの原因になるので無理やり寝ることにする。
5時に起きると、雨はだいぶ小降りになっており、明るくなってきていてやむのかなと希望を持ちながら支度をする。
5時半から運行だったが、リフトにも乗るのでやはり雨具は着用かなとかいろいろ考えながら準備していたら、結局6時過ぎにゴンドラへ搭乗。
ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ八方池山荘へ。
リフトに乗って上部へ行けばいくほど雨が強くなってくるのを感じた。
八方池山荘前でストレッチを済ませ、7時スタート。
雨で視界のきかない中、木道、散策路をゆっくりと登り、八方池に到着。
当然、八方池に写る白馬三山が見えるわけはなく、とにかく見える八方池を撮影し証拠写真。
そこからも、とにかくゆっくりを意識しどんどん足を進めていきます。
というのも、このコース・山小屋泊にしては重すぎる荷物(約15キロ〈友達への差し入れ等含む〉)を持っていたので、登りは結構きつかったのです。
でも、それほど急登という箇所はないので、無事に唐松岳頂上山荘に到着。
しかし、相変わらず雨は降り続き、おまけに風までなんとなく強くなってきました。
ひとまず、山小屋に入りトイレをかりたりしていましたが、天気が回復するような気配はありません。
無駄な重い荷物を持って唐松山頂へ行くほど体力に余裕はないと思われ、かといって荷物をデポするにも雨では置く場所も…。
時間が経てばたつほど風雨が増してきそうな気配と、山小屋では常駐隊と思われる方が支度をし出かけていき、どこかで滑落したとの情報がちらほらと耳に入ってきたり(この滑落、あとで不帰での滑落だったことが分かりましたが、ニュースにもなっていたようです。)、昨年ここで時間が経てばよくなるかなと休憩したのが最後で、風雨が激しくなり断念せざるを得なかったことを考え、今回は、唐松岳頂上をパスし先を急ぎました。昨年頂上は踏んでるし、今回は五竜山荘が目的なので。
分岐から進むと牛首といわれるクサリ場、岩場の連続ですが、雨に濡れた岩場はやはり恐怖感が違います。
雲で視界がないのが良いのか悪いのか分かりませんが、とにかく目の前の岩だけをしっかりと見て、手、足場を確認しながらとにかく慎重に進みました。
いろんな場所で滑落注意などの標識が目にとまり、気を引き締めて進みます。
しかし、視界は10メートルほど。先を行かれる方が一人見えたのでよかったですが、道は間違っていないのか不安になりながら進んでいきました。
途中で、先行く方を追い抜いてしまい、そのあたりから日本海側からの風がなお強くなり、風雨にさらされながら一人稜線を歩いていると、このまま風雨にさらされながら歩き続けていたら、低体温症とかになってしまうのだろうかと、少々不安に思いながら、こんな天候の中ゆっくり休憩するわけにもいかずとにかく気持ちは先を急ぎながらゆっくりゆっくりと歩きました。
視界が悪いと自分が今どのあたりを歩いているのかさえ分からないので、突然山小屋近くの分岐が現れました。
そこでもどちらへ進むのか核心をもてず地図を確認。数メートル歩くと山小屋が突然現れました。
視界があったら、山小屋がどのあたりかというのはもっと前から分かっただろうにと、やはり視界の無い時の危険の多さを感じました。
雨でずぶぬれになりながら、ようやく五竜山荘に到着。
友達も喜んで迎えてくれ、来てよかったとホッとした思いでした。
先を急いだため早く到着し、外も天気が悪いので食堂で本当にぼーっと本を読みながら贅沢な時間を過ごしました。
夕食では、名物のカレーを食べ、名物のTシャツもゲットしました。
翌朝、雨はほぼ上がっているものの視界はほとんどなく、五竜岳も見えません。
しかし、ここへ来たからには、とにかく山頂へ行かなければと荷物を置いて山頂アタック。
何箇所かの岩場クサリ場を注意深く通過し、45分ほどで山頂に到着。
もちろん視界もなく。
証拠写真だけ撮影し下山しました。
五竜山荘から下山は遠見尾根をつかいました。
ここから、前半は滑りやすい石の部分が多くロープが張られているところも何箇所かありましたが、とにかく慎重に下っていきます。
そこから、西遠見、大遠見、中遠見、小遠見へとアップダウンを繰り返しながら尾根を進んでいきます。
小遠見まできて初めてあたりがよく見えるようになってきましたが、五竜岳方面は厚い雲の上という感じで、結局この山行で五竜岳を見ることはできませんでした。
小遠見からはトレッキング道を歩き、お花畑を見てアルプス平へ到着しました。
テレキャビンで山麓まで下山。
ここで一息入れてからは、八方ゴンドラ下に駐車した車を回収するために、夏のこの時期限定の花三昧バスを利用し、八方へ向かいました。(料金は500円)
八方で、車に到着しようやく今回の山行終了。
帰りに、白馬方面へ行くとよく行く私の中の定番の温泉、塩の道温泉「倉下の湯」で汗を流し、帰路につきました。
この山行では天候にも恵まれず、絶景を目にすることはありませんでしたが、一番の目的「五竜山荘」に泊まれ、友達に差し入れもでき、友達に喜んでもらえたので、そう意味で満足のいく山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する