四阿山〜根子岳周回_ラッセル三昧
- GPS
- 07:32
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 969m
- 下り
- 961m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り 稜線以外はほぼ無風。 稜線でも少し風が強い程度で行動中はフリースでOKな状況 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日は菅平口からは所々雪または凍結箇所はあれどほとんどアスファルトが出ていた。 菅平牧場に入ると圧雪と部分的に凍結路。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口から牧場敷地沿いの道 登山口からいきなり吹き溜まりで膝上〜太腿までのラッセル。 牧場敷地沿いはワカンなどがないと厳しい。 ■牧場敷地から離れてから中四阿まで トレースはないがツボ足でもそれほど辛くない。 沢の渡渉点では落ちないよう注意。 ■中四阿〜あずまや高原ホテルルート合流点 初めは膝程度だが、途中で腰ラッセルとなり途中でワカン装着。 ワカン等がないと厳しい。 ■あずまや高原ホテルルート合流点〜山頂 トレース有り。 あずまや高原ホテルからの登山者が多いみたい。 ■根子岳分岐〜根子岳 全くトレースがない。 下りは新雪を転がるように下れるのでわりと楽。 大スキマの鞍部で根子岳からのトレースが有り繋がったと思い安堵するが、 それも束の間で、おそらく昨日以前のものと思われ、途中からなくなったり して半分以上はノートレース状態と同じだった。 おそらくパウダースノーなので強風ですぐにトレースが消えてしまうのだと思う。 ■根子岳〜登山口 最初の100mの下りは熊笹の上に乗った新雪を踏み抜いたりして疲れた。 次第にトレースが濃くなりその後は駆けるように下りられる。 全体を通してピンクリボンが多く付いているのでよほどボケっとしていない限り ノートレースでも迷うことはないと思う。 特段の危険箇所は無いが、今後積雪も増えてくるとラッセルの覚悟は必要と思う。 予想以上に時間が掛かる事があるので、安全のため日没時間と相談の上で適切な 判断が必要。 |
写真
感想
久しぶりのしっかり歩く山歩きは四阿山・根子岳周回にした。
事前のリサーチではわりと人は入っている様子なのでトレースはあるだろうと思っていたが、登山口を入ると初っ端から膝〜太腿まで潜る。
冬季の四阿山は初めてなので冬季ルートがあるのかと思いその辺を探索したがそんなものは見当たらなかった。
少々時間ロスしたが気を取り直してワカンを装着し登り始める。
いきなりの深雪ラッセルで気持ちが萎えそうになったが、12時までに山頂に着かなかったら引き返すつもりでゆっくりと登る。
牧場沿いから離れて渡渉点に向かい始めると雪はそれほどでもなく踝程度になり、沢を渡渉してトラバースが終わる辺りで一旦ワカンを外した。
その後、中四阿までは踝から脛程度の深さで助かった。ところが中四阿から先は膝上まで潜ることも増え、樹林帯の登りではついに腰まで潜ってもがくことになりここでワカンを再装着した。
深雪の樹林帯を抜け、稜線までもう少しの所でワカンの踵を止めている所が外れ、それを直していると後続の方が登って来られた。
稜線に出るとあずまや高原ホテルからのルートと合流し、ここから山頂まではトレースがあったので楽だった。
山頂は風が強かったので写真を撮ってすぐに根子岳分岐点に戻り昼食とし、ここでお昼を食べながら根子岳に行くかどうか検討した。
まだ12時になったばかりなので、根子岳まで最悪で3時間掛かったとしても日没までには下山できると考えて根子岳へのルートへ下り始める。
下りは樹林帯のパウダースノーの急な下りが続き、軽い深雪の中を転がるように気持良く駆け下った。
下り切って樹林帯を抜けると膝上のラッセルが始まり、これがずっと続くのかと意気消沈していると、根子岳側から付けられたトレースに繋がり安堵した。
しばらくはそのトレースで助かったが、その内にトレースは消えて再び急登の深雪ラッセルが始まった。その後は山頂までラッセルが断続して続いた。
日が傾き始めて気温も下がって来たので根子岳山頂で少しだけ休憩してすぐに下山し始め、途中の東屋で山カフェして帰還した。
四阿山は直近のレコもルートは違えど何件か上がっていたので、今回のルートもトレースが全くないということは想定していなかった。しかし歩いてみればほとんどトレースがなく、ワカンを用意していて良かった。
今日は気温も暖かくて風もそれほど強くなかったので、ラッセルで思う存分雪と戯れることができた。
トレースのないルートを自分で足跡を付けて歩くのは疲れるが、歩き通した後は充実して満足な山歩きだった。
【追記】
帰宅して過去レコを調べてみたら積雪期は大多数があずまや高原ホテルからのルート利用のようだ。
今年は雪が少ないので運良く歩き通すことが出来たが、例年の積雪量だと周回するのは難しかったかもしれない。
僕が雪山で登る山は、どこも
極端な雪不足なのに
こちらは、雪がたっぷりで
うらやましいです。
僕も、冬靴を新調してますが
今季は出番なしかも。
白い山と青空、憧れます。、
komakiさん、おはようございます。
確かに最近の伊吹山のレコをみても雪は少ないようですね。
冬靴をご新調されているということで、早く雪たっぷりの山歩きができますよう。
今年はどこも積雪量が少ないみたいですね。
今回の四阿山ですが、帰宅して過去レコを読み漁ってみたら例年は積雪量がもっと多いようで、冬季に今回のルートを周回する方はほとんどいないみたいです。
今回は運が良かったので周回できましたが、今後は単独での周回は厳しいかもしれません。
swynさん はじめまして。
前日根子から四阿山の稜線下部あたりまでいって引き返しました。
牧場ルートは大晦日は登られた方がいたようですが
元旦は四阿山には誰も行ってなさそうでした。
一人で周回されるなんてすごいですね
引き返す途中でトレースが消えかかっていたところもあったのですが
少しだけでも次の日に残っていてちょっぴりうれしくなりました。
おつかれさまでした〜。
mosuさん、はじめまして。
鞍部までのトレースはmosuさんでしたか。樹林帯を抜けて「この先ずっとラッセルかぁ」と思っていたところなので嬉しかったですよ。風が強いからか、半分以上は消えたり薄くなってはおりましたが助かりました。
根子岳への登りは遠目で見るとそれほど深いような感じはしなかったですが、歩いてみると結構深いところがありますね。
中四阿のルートは大晦日の夜の積雪で大半のトレースは消えてしまったのでしょうね。登山口を入っていきなりワカン装着で先が思いやられました。
帰ってきて過去レコを検索したら、積雪期に四阿山・根子岳周回はほとんど見当たらないので歩く方はかなり少ないようですね。
今回は運良く周回できましたが、積雪量がもっと多かったら厳しかったと思います。
滑落するような箇所はほとんどないと思いますが、雪庇の踏抜きや樹林帯の吹き溜まりやツリーホールへ嵌まるなどの危険もあるので単独では危険かもしれません。
積雪期の四阿山は初めてだったのですが、知らないというのは恐いことです。
今回は四阿山から根子岳方向でしたが、逆方向だったら大スキマから四阿山への登りはかなり厳しかったと思います。
swynさん、こんばんは。
komakiさんのコメントにあるように、私もコチラ近郊では雪不足を感じていましたが、四阿山は全然関係なしですね!青と白(と緑!)のコントラストが素晴らしいです。いや、関係あるから青と白と緑になるのでしょうか。素敵な写真をたくさんありがとうございます。ワタシも雪山を歩きたい気分になりました。
トレースなしの所もあり、ラッセルもありで、それで周回達成と、とてつもなく充実された山行だったのが伝わってきます。お疲れ様でした
funkyさん、コメントありがとうございます。
雪はたっぷり目でしたが、これでも四阿山も例年と比べるとだいぶ少ないという話です。
例年どおりの積雪量だったら周回は厳しかったかもしれません。
長野近辺のスキー場もまだ営業できないところがいくつもあるようですし、暖かいのは全国的なことみたいですね。
年末に東京の実家に帰りがてら大菩薩辺りに行こうかとも思いましたが、ほとんど雪がないようなのでやめてしまいました。
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