厳冬期 越後駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,305m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シルバーラインは終日通行可 銀山平石抱橋まで車が入れた |
写真
感想
越後駒ヶ岳は言わずと知れた百名山で八海山、中ノ岳と並んで越後三山と知られる.豪雪地帯ゆえ厳冬期のワンディは多分記録がないであろう.
当初大湯から長い林道歩きを計画していたが直前に銀山平まで車が入れる事を知りこれはラッキーと八海山下山後疲れた体に鞭打ち車を走らされた.
夕方銀山平に到着、雪不足とは言えこの辺りでも1mは積雪はあろう.明朝3時発として就寝して目が覚めた.
石抱橋を渡りいきなりラッセルが始まる.夏道登山口を目指して川沿いの道を歩くが雪が多くて薮片斜面となり進めなくなった.今日は行くなと言う事か?ここで諦める僕たちではない.上部にもう一本林道がありそうだと引き返し登り上げると確かに林道がありここを詰めて行くと先に進めた.
1時間半かけてようやく尾根の取付へ、しかしだ、ここも絶望的な薮に阻まれてにっちもさっちもいかない、ダメ元で行くしかない,薮パッチンを受けまくり少しずつだがルートを伸ばす.
ラインを見つけてスキーで難儀なジグを切る.ここもパクミンが頑張る.暗闇の中なんとか道行山にたどり着く。この山の巻きは僕が引き受けよう.巻き職人の技をパクミンに見せてあげよう.
薮に阻まれる箇所もあったがほぼ完璧に巻いて過ぎた鞍部に出た.この辺りで薄明るくなり正面に圧倒的な駒が現れた.素晴らしい景色だ.本当に来て良かった.
朝日が荒沢岳から昇る。周囲は全て山で大自然のまっただ中にいる.
小倉山も完璧に巻きこれで帰りはシール無しで早く帰れる.小倉山からの駒までの稜線歩きはこれぞ雪山と言う感じだった.
帰りの滑りも期待出来る.豪雪地帯ゆえ雪は多く快適なゲレンデとなっている.駒の小屋の手前はナイフリッジになっていて慎重に歩いて行く.駒が近づいて来る.
小屋は雪で半分以上埋っていた.さあ山頂だ.ゴーール.今日も大満足です.
山頂で写真を撮ってさあ帰ろう.スキーで行けばあっという間である.雪質はよく道行山までは快適だった.
この先は薮修行.僕たちは大した事はないがパクミンは苦労していた.最後林道に下りようとして木を潜るが頭を思いっきり打った.メットのおかげで衝撃は大した事はなかったがメットが無ければぶっ飛んだだろう.
林道に下りると後は石抱橋までスキーを走らせた.駒は素晴らしい山であった.
2000年頃からYASUHIROさんのページを楽しみにしています。
秋田県「本荘山の会」のページの管理人、今野といいます。
これまで、4回ほどメールを差し上げるとすぐにご返事があり、恐縮しました。
若い山スキーヤーが耳を丸出しの野球帽姿というのはビックリです。
なんぼ北海道人でも、人間ではないみたいな印象です。
さて、5月の連休に同じ銀山温泉から越後駒を登った記録がありました。
運良く、沢沿いに歩けましたが、雪崩におびえながらの山行でした。
http://honjoyama.fc2web.com/10.5.5etigokoma.html
同行の荘司会長も文登研の講師を長年やっていて、会員で当時の若手2人も講師をしたことがあります。
平成元年度、私が研修生で参加した山スキー講習会で京都の梶山正さんと同じ班になり、班長は富山県警の北山さんでした。
そのとき、講師の一人はわが山岳会会員でした。
今野様 こんにちは YSHRです。 メール有り難うございます.記録拝見しました.沢伝いのコースもあるのですね.参考になります.文登研講師の懐かしいお名前も出て来てなんだか感慨深いです.パクミンは氷点下10度くらいの極寒の中で野球帽、シャツ一枚の腕まくりとこの世の人とは思えませんでした.子供の頃から道北紋別で育って寒さに対する順応が備わっているのだと思います.
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