木和田尾から頭陀ヶ平へ【霧氷の華と春の妖精たち】


- GPS
- 07:08
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 7:09
天候 | 晴れ 【気温】 巡視路入口:3℃ 頭陀ヶ平:3℃ R201鉄塔:6℃ 登山口:8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【積雪状況】 子向井山辺りから雪が現れ、次第に雪道に変わります。L203鉄塔上部 から稜線にかけてはたっぷりの積雪で、新雪は40cmほどありそうです。 (L202鉄塔の台地でアイゼンを装着しました) |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
チェーンスパイク(使用せず)
|
---|
感想
季節が一歩進んだ陽気が続き、このまま春を迎えると思っていたが
三寒四温の諺通り、上石津町辺りから眺める鈴鹿の山並みは再び雪化粧を
施し、半歩季節が後戻りしたようだった。
春を感じる頃になると気になるのは坂本谷の福寿草と節分草だ。
今回の主目的は春の妖精を愛でる事なので、申し訳ないが頭陀ヶ平で
時間を調整して、福寿草や節分草の開花時間に合わせて坂本谷を
訪れるつもりだ。
巡視路入口から木和田尾に入りNo.205鉄塔に出ると何故か所々に氷が
落ちているが、No.204鉄塔に出て謎は解けた。送電線や鉄塔から
剥がれた氷が落下しているのだ。
鉄塔から離れた場所で体温調整を済ませ尾根に乗って進むと足元に雪が
現れ、子向井山を越え、谷道を併せると徐々に雪が増してきた。
ここ数日の穏やかな陽気から勝手に春の木和田尾を想像してきたが
いなべのお山は冬に逆戻りしていた。
R201鉄塔を過ぎ白瀬峠分岐から頭陀ヶ平に向かうが、アイゼンを
付けようか迷うほど雪が多くなり、L203鉄塔を過ぎると真冬の頃と
変わらぬほどたっぷりの積雪だった。
念のため用意してきたアイゼンを装着して県境稜線へ上がると、
予期せぬ霧氷が迎えてくれた。春の妖精を探しに来た山で霧氷の華を
見られる幸運に恵まれたが、妖精たちが雪に覆われていないか心配に
なってきた。
霧氷の華咲く頭陀ヶ平を散策している間に霊仙山、伊吹山方面の
展望も回復してきたがそろそろ坂本谷へ下ろう。
雪原のような斜面を一気に下り、雪渓が繋がる支谷に飛び込むと
あと言う間に坂本谷に出合うが、心配通り福寿草の群生地は雪の下。
目を皿のようにして雪の上に顔を出した福寿草を探して廻るが
僅かな数しか見られなかった。
諦めて雪に覆われた右岸を離れすっかり雪が解けた左岸へ移ると
あちらこちらに節分草の小さな花を見つける事ができた。
これでセリバオウレン、福寿草、節分草と見たかった春の妖精を
見る事が出来たので陽当たりの良い斜面で昼食を摂り、R201鉄塔で
霊仙山、伊吹山、更にうっすらと姿を現した御嶽、乗鞍を展望して
旧道を下る。そして気になっている場所に立ち寄っていくと節分草のコバ
は雪に覆われていたが、崖に咲くミスミソウは一輪だけ花を開いていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
木和田尾の雪はまだ深いと思っていましたが、かなり少なくなってきましたね
春の花も咲き始めた様なので、都合がつけば私達も訪れたいです
春に向かってまっしぐらかと思ったら、ちょっと思惑が外れましたが
なんとか雪割りの福寿草を見られてまずは安心しました。
明日からしばらくは気温も上がり晴天が続きそうですので黄色の花園を
楽しめそうですね。坂本谷の左岸から福寿草が消えたのは残念ですが・・・。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する