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Yamareco

記録ID: 7924118
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

積雪期槍ヶ岳|強風で撤退

2025年03月20日(木) ~ 2025年03月22日(土)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
14拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
25:36
距離
26.6km
登り
2,126m
下り
2,028m
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20 km
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:11
休憩
0:30
合計
8:41
距離 9.7km 登り 965m 下り 69m
9:02
9:03
68
10:10
10:19
72
11:32
187
14:39
15:00
4
15:04
117
17:02
2
17:04
宿泊地
2日目
山行
11:54
休憩
0:13
合計
12:07
距離 6.9km 登り 1,103m 下り 999m
4:04
451
宿泊地
11:35
11:38
24
12:02
12:13
239
16:11
3日目
山行
6:17
休憩
0:00
合計
6:17
距離 10.0km 登り 58m 下り 960m
16:11
57
3:46
24
4:10
4:11
165
6:55
57
7:52
7:53
52
8:45
8:46
16
9:02
6
天候 初日は快晴-8℃で無風。道中の最高気温が8℃で春の兆し。
2日目の早朝-10℃は快晴で微風。次第に雲が多くなって風も強くなってきた。雲の切れ間から朝陽が差し込む時もあったが、千丈乗越より標高が高い場所では、お昼前からヘルメットが吹き飛ばされそうなぐらいの強風で雪が舞ってホワイトアウトすることもあった。16時に夕方になると晴れ間から北アルプスの山々が見えるくらいに少し落ち着いた。
3日目の早朝-8℃、下山するまでずっと同じ。雲が多いが晴れた。上空はそこそこ風がある感じだった。
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉無料駐車場に2時着
コース状況/
危険箇所等
寒暖差が大きくなってきているせいか、雪の締まりは良くない。槍平から千丈乗越分岐まではスノーシューで、深いところでもくるぶし程度。アイゼンに履き替えた飛騨沢はずっと膝下ツボ脚状態。下に硬めの層があるので、いずれ膝下部分が弱層になって雪崩れるだろうと考え、傾斜が一番緩やかな箇所を直登。飛騨乗越の手前から氷結してる箇所もある。そこからテン場を抜けるまでは基本氷結してました。槍の取り付きまで行ってないので、わかりません。
予約できる山小屋
槍平小屋
快晴の朝☀️のんびり出発
穂高ブルー?
2025年03月20日 06:58撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 6:58
快晴の朝☀️のんびり出発
穂高ブルー?
ハイキング日和だ
2025年03月20日 09:37撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 9:37
ハイキング日和だ
あっつい
2025年03月20日 09:38撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 9:38
あっつい
穂高平小屋前で小休憩
2025年03月20日 10:05撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 10:05
穂高平小屋前で小休憩
白出沢から滝谷までが長い・・・
2025年03月20日 13:10撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 13:10
白出沢から滝谷までが長い・・・
ところどころ大小様々なデブリゾーンを通過
2025年03月20日 13:10撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 13:10
ところどころ大小様々なデブリゾーンを通過
滝谷で休憩してたら、同じ行程の若者に追い付かれたw
2025年03月20日 14:50撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 14:50
滝谷で休憩してたら、同じ行程の若者に追い付かれたw
2時間かかってやっと槍平小屋が見えてきた。
2025年03月20日 16:55撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 16:55
2時間かかってやっと槍平小屋が見えてきた。
避難小屋の屋根が雪庇ですごいことに
2025年03月20日 17:08撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 17:08
避難小屋の屋根が雪庇ですごいことに
雪庇が落ちたら出れなくなりそう
2025年03月20日 17:09撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 17:09
雪庇が落ちたら出れなくなりそう
幕営場所を整地、お試しで雪壁設置。
2025年03月20日 18:09撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 18:09
幕営場所を整地、お試しで雪壁設置。
個室トイレも併設
2025年03月20日 18:09撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 18:09
個室トイレも併設
ちょっと狭すぎた(反省)
2025年03月20日 21:13撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 21:13
ちょっと狭すぎた(反省)
星空が大歓迎してくれました
2025年03月20日 21:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/20 21:14
星空が大歓迎してくれました
槍ヶ岳山頂へアタック開始
2025年03月21日 04:02撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 4:02
槍ヶ岳山頂へアタック開始
月夜が綺麗
2025年03月21日 04:58撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
3/21 4:58
月夜が綺麗
昨日の?トレース跡を辿って進む
2025年03月21日 04:58撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 4:58
昨日の?トレース跡を辿って進む
雲が多くなって風も吹き始めた。
2025年03月21日 07:04撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 7:04
雲が多くなって風も吹き始めた。
雲の切れ間からは陽が差し込んでるけど
2025年03月21日 07:42撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 7:42
雲の切れ間からは陽が差し込んでるけど
時々、青空が見える。
2025年03月21日 07:42撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 7:42
時々、青空が見える。
上空で風が強いのだろう。
2025年03月21日 07:43撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 7:43
上空で風が強いのだろう。
日差しが見えてきた
2025年03月21日 07:52撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 7:52
日差しが見えてきた
ここまで先頭を登っていたが
2025年03月21日 08:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 8:14
ここまで先頭を登っていたが
後続の若い男子ペアに追い付かれたので
2025年03月21日 08:14撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 8:14
後続の若い男子ペアに追い付かれたので
あとは若者のトレースを使わせてもらうことにした
2025年03月21日 08:23撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
3/21 8:23
あとは若者のトレースを使わせてもらうことにした
どうやら、ここでルートに迷いが出てる様子
2025年03月21日 08:23撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 8:23
どうやら、ここでルートに迷いが出てる様子
若者はトラバースしたが、私は直登が一番安全でかつ効率が良いと判断した。
2025年03月21日 08:24撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 8:24
若者はトラバースしたが、私は直登が一番安全でかつ効率が良いと判断した。
いざ、直登~
2025年03月21日 08:24撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 8:24
いざ、直登~
爆風の中、氷結したテン場を抜けると、山荘の手前から一瞬だけ顔を見せた槍ヶ岳山頂
2025年03月21日 12:01撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
3/21 12:01
爆風の中、氷結したテン場を抜けると、山荘の手前から一瞬だけ顔を見せた槍ヶ岳山頂
風が強過ぎて登りたくないw
2025年03月21日 12:01撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
2
3/21 12:01
風が強過ぎて登りたくないw
避難小屋には誰もいないので、中で休憩させて貰った。
2025年03月21日 13:22撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 13:22
避難小屋には誰もいないので、中で休憩させて貰った。
飛騨乗越から下り始めて、山荘からテン場を抜けて飛騨乗越までの行程映像が撮れていないしヤマレコ再開も忘れてた・・・こんなポンコツ状態だから撤退して正解だったな
2025年03月21日 13:54撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 13:54
飛騨乗越から下り始めて、山荘からテン場を抜けて飛騨乗越までの行程映像が撮れていないしヤマレコ再開も忘れてた・・・こんなポンコツ状態だから撤退して正解だったな
槍平小屋付近と背景に見えているのがたぶん北穂高岳
2025年03月21日 15:54撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
3/21 15:54
槍平小屋付近と背景に見えているのがたぶん北穂高岳
テントに戻ってワイン🍷で残念会
2025年03月21日 16:30撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 16:30
テントに戻ってワイン🍷で残念会
北アルプスの山々の絶景をツマミに赤ワイン
2025年03月21日 16:31撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/21 16:31
北アルプスの山々の絶景をツマミに赤ワイン
酔っ払ってワインを溢してしまい、アホなことに貴重なトイレットペーパーを浪費。ひとまずひと眠りしてテントを撤収してから下山開始
2025年03月22日 02:45撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/22 2:45
酔っ払ってワインを溢してしまい、アホなことに貴重なトイレットペーパーを浪費。ひとまずひと眠りしてテントを撤収してから下山開始
登山ゲート手前の路面は流水かと思ったが、ブラックアイスで思いっ切り滑って転んだw
2025年03月22日 09:00撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3/22 9:00
登山ゲート手前の路面は流水かと思ったが、ブラックアイスで思いっ切り滑って転んだw
駐車場は路面が乾燥してて、春の兆しを感じた山行でした。
2025年03月22日 09:16撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
1
3/22 9:16
駐車場は路面が乾燥してて、春の兆しを感じた山行でした。
撮影機器:

装備

個人装備
テント(Allak2) ザック(Millet Peuterey 45+10) 冬靴(Le Sportiva Nepal Cube GTX) アイゼン(Peztl LYNX) スノーシュー(MSR) アッズ+ハンマー(Petzel Quark) ストック2本(Leki) ショベル(BCA) シュラフ+シュラフカバー(モンベル) スリーピングパッド(Thermarest NeoAirX) ツェルト(アライテント) メッシュベース上下(Millet) ウールベース上下(モンベル) ウールミッド(NorthFace) フリース(モンベル) アルパインパンツ(NorthFace) ウール靴下(SmartWool) ウールニット帽(NorthFace) 手袋(フリース、ウール、防寒、防水) アウターハードシェル(NorthFace) ゲーター バラクラバ サングラス ゴーグル(Swans) ビーコン(BarryvoxS) プローブ(Black Diamond) 腕時計(ProTrek) 地図 ヘッドランプ2つ iPhone15Pro Insta3602つ 予備電池 モバイルバッテリー(3つ+α) カンティーン一式(マイカップなど) ストーブ+ガス ファーストエイドキット ココヘリ(003668-122) VX-7(JJ1SXO)

感想

積雪期槍ヶ岳へ初挑戦。

トレースがあるにも関わらず、テン泊縦走装備27kgが重くてペースが上がらない。初日の槍平までの移動に時間がかかり過ぎて、結果的に翌日の出発時刻が遅れてしまった。しかも睡眠時間が足りずに体力も充分に回復できなかったので、寝袋やバーナーを置いて軽量化したアタック装備だけで登攀開始。

雪の状態は良くなく、ところどころ表面がクラスト状だが基本的に膝下ツボ脚。踏み込んだ感じだと硬い層が下にあるので、いずれ弱層ができたら雪崩れるのだろうと考え、できるだけ傾斜が緩い箇所を直登した。逆に膝下ツボ脚なので終始安定して登攀できた。ただし飛騨乗越の手前からちゃんと氷結している箇所があった。

飛騨乗越に着いた時には猛烈な西風が吹いていて、ホワイトアウト状態。時々、薄っすらと槍ヶ岳山頂が見えることもあった。テン場は強風で氷結していたので、できるだけ風裏を探しつつ通過。

槍ヶ岳山荘付近では、ライブカメラの高さまで吹き溜まりで積雪していた。その脇を抜けて避難小屋へ。外はヘルメットが飛ばされそうなぐらい重い強風なので、登頂を断念。山頂で食べるはずだったカレーパンを避難小屋で食べて下山開始。

飛騨乗越までの下山道ルートは強風下での氷結した斜面の歩行訓練になったが、映像もGPSも録れてなくて残念。その後の飛騨沢では、風で掻き消されていたが、自分が直登したルートをひたすら辿って下山した。

テントに戻って、水を作りながら北アルプスの山々の絶景をおつまみにして持ってきた赤ワインで残念会(だから重いのか?)。しかし酔っ払ってワインを溢してしまい、貴重なトイレットペーパーを浪費してしまった。色々悩んだが、ひと眠りして早々にテントを撤収して朝食を食べずに下山を開始。

下山の道中にトレース上の白樺の薄皮を集めて、滝谷避難小屋のトイレを借りてひと安心♡

滝谷から白出沢までは緊張の連続で、大小様々なデブリゾーンを通過。それにしても長い・・・重い縦走装備が肩に食い込むので、下山でも30分毎に小休憩~朝メシを食べていないので、ナッツでエネルギー、スティック羊羹一本を小分けにして糖分補給した。シャーベット状になったフルーツミックスがご褒美でした。

白出沢からアイゼンを脱いでのんびり下山。新穂高の登山ゲートに着いて油断したのか、流水のように見えるブラックアイスで思いっ切り滑って転んでしまった。恐らく、これでザックの外に付けてたWAGバッグが潰れて、自宅で片付ける時、少し大変だった。











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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
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3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高~上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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