記録ID: 7927994
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ハイキング
甲信越
今年の初登山は西蒲三山縦走(国上山、弥彦山、角田山) 冬眠から目覚めた(新潟県燕市、長岡市、弥彦村、新潟市西蒲区)
2025年03月22日(土) [日帰り]


体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 08:54
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:17
距離 32.0km
登り 1,998m
下り 1,965m
16:40
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
利用交通機関: 電車バス 国上山登山口のある道の駅国上(くがみ)までは弥彦駅から4.3km徒歩で約1時間。吉田駅や弥彦駅から燕市のコミュニティバスもありますが、始発が遅く最終が早くて使いづらいのが難点。車の場合は道の駅国上周辺や、燕市分水ビジターセンターの駐車場を利用してください。車で入れる最奥の国上寺駐車場は参拝者用なので縦走の登山者は使わないように。 燕市観光協会 https://tsubame-kankou.jp/activity/kugamiyama_trekking/ 角田山灯台コース登山口は、角田浜の広大な駐車場が使えます(公衆トイレあり)。満車になることはまずないと思いますが、3月の雪割草が咲く頃はかなり混雑するので登山口に近いところに駐車できない場合があります。 灯台コース登山口までのアクセスは、新潟市中心部(中央区)から約30km。北陸道巻潟東インターからは18km。 公共交通機関で行く場合は越後線の巻駅から新潟交通観光バスの路線バス、角田浜海水浴場または角田妙光寺行きに乗車。乗車時間は40分ほど。運賃は510円。角田浜海水浴場から登山口へは比較的近いですが、角田妙光寺から登山口へはおよそ1.5km距離があります。角田妙光寺発着の便を利用する場合は注意が必要です。詳しくは「巻駅 角田浜 バス」でクグってみてください。 角田山登山の駐車場についてはこちらをどうぞ 新潟市西蒲区のページ https://www.city.niigata.lg.jp/nishikan/about/kankou/kakudayama/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
国上山~弥彦山の間にある剣ヶ峰付近には一部踏み跡が不明瞭な箇所があります。また分岐や舗装道路を横断する所も多く、進むべき道がわかりづらいです。アプリでしっかり確認しながら進んでください。 アップダウンが激しく、最後まで縦走するとかなり体力を消耗します。健脚者向けです。里が近い低山なのでエスケープルートは豊富。雨降り後はぬかるみが多くて難儀しますので、必要な方は対策を。短い区間であれば長靴も有効かと思います。 弥彦山スカイラインは例年11月下旬〜3月31日の期間冬季閉鎖。4月1日から車の通行があります。この道を通る車は皆けっこう飛ばすので、スカイラインを歩くときは注意が必要です。 弥彦山の9合目売店で物資の補給やレストランでの食事も可能です。ですが営業していない場合もあるので、そうなると利用できるのは飲料とセブンティーンアイスの自販機のみとなります。事前に要確認。 弥彦山ロープウェイ(レストラン・売店) https://www.hotel-juraku.co.jp/yahiko/ |
その他周辺情報 | この周辺は日帰り温泉施設が豊富です(てまりの湯、さくらの湯、だいろの湯、じょんのび館など)。宿泊の場合も岩室温泉や弥彦温泉、あるいは燕三条駅周辺のビジネスホテルなど、宿泊施設はたくさんあります。 |
写真
おはようございます。今日は今季初の登山で、毎年恒例の西蒲三山縦走(国上山、弥彦山、角田山)に挑もうと思います。写真は越後線の車窓から眺める弥彦山。まだ雪が多そう。さてどんな感じになるかな?
弥彦駅から見上げる弥彦山。15時30分までに角田山に着けたら灯台コースで下ってバスで巻駅へ。遅れるようなら五りん石コースで下って巻駅へ徒歩で移動する計画を立てました。タイムスケジュール通りにいくならあの弥彦山には11時30分までに立てるはず
国上山めざして道路を南へ進んでいきます。途中のセブンイレブンでコーヒー飲んでひと休憩。冬場運動サボりまくっていたのでウエイトオーバーだし、歩ききれるか不安です。最悪途中棄権も覚悟
国上寺から15分ほど登って西蒲三山最初の一座国上山(313m)に着きました。西蒲三山の中では標高が低くオマケのような存在の国上山ですが、分水あたりから眺めると近いので大きく見え、それなりに存在感あります
国上山からいったん下り、剣ヶ峰へは行かずに舗装道路で巻きます。通らなくていいピークは極力巻きます。国上山〜剣ヶ峰の付近は山野草が豊富で知られる箇所ですが、雪割草がポツポツと見られる程度でした。今年は残雪が多いのでまだ少し早いのかもしれませんねえ
黒滝城址のピークも舗装道路で巻きます。この黒滝城址からの下り登山道は「搦手道」と呼ばれ、湿っていて崩れやすい難路。私は最初通ったときめちゃめちゃ難儀したので極力通らないようにしてます
裏参道コースと合流し、弥彦山スカイラインの脇を通って登っていきます。稜線に上がると海側から爆風が吹きつけていました。春になってきて風はぬるいのですが、強風すぎてちょっと寒い。まあ半袖だったので(笑)
弥彦山がもうちょっと。この付近で早くも両太ももが攣り始めてきました。は、早いよ〜。いつもは角田山が近づいてからなのに……。ここで「弥彦山でリタイアかな!?」という気持ちになったのでありました
11時05分、西蒲三山の2座め弥彦山(634m)に到着。うむ、11時30分までに着きたいと思っていたので順調です。でも脚が攣っちゃってるからなあ。9合目で長めに休憩して、そこでどうしようか判断するかな
弥彦山から多宝山と越後平野を望みます。ここから9合目までは一気に登山者が増えます。雪道でスライドするのは大変。トレース外すと高確率で踏み抜きます。アイゼンやチェンスパが要るほどではありません。ツボで十分
9合目の売店で補給しようと思ったのですが、まだ冬季休業中でしたよ……。仕方ないので自販機でミルクティーを購入。温かい飲み物は生き返ります。ここでしばらく大休憩し、ドーピングのマグネシウムスプレー(にがりスプレー)をかけたらだいぶ回復したのでもうちょっと進んでみましょうか
大平公園のピークは弥彦山スカイラインを歩いて巻きます。ここは4月1日から開通して通る車はみなけっこう飛ばすので、歩く際にはかなり注意が必要です。4月以降は素直に大平公園へ上がったほうがいいかもしれません
多宝山からの下りは雪が深く踏み抜き多発。雪が消えるくらい下っても、今度は雪解け水で登山道はドロドロ。かなり難儀です。
多宝山〜石瀬峠の下りは激下り。初めての西蒲三山縦走のとき今回の逆ルートでここを上ったことがありますが本当にしんどかった
多宝山〜石瀬峠の下りは激下り。初めての西蒲三山縦走のとき今回の逆ルートでここを上ったことがありますが本当にしんどかった
石瀬峠まで下ってきました。ここから先の登山道はスカイライン左手の谷に伸びています。通称「魔女の森」と呼ばれる区間です。この区間は踏み跡が薄く、沢の渡渉もあるソコソコな難路です。私は一回通ったことがあるのでスルーし、スカイラインを歩きます
スカイラインを歩き、再び登山道に入ります。ここからの登りでまた両太ももが攣り始めました。再びマグネシウムスプレーのドーピングを施しましたが、どこまで効いてくれるか。体力もだいぶ消耗してきました
角田山登山口の五ヶ峠に到着。ふぅ、早々に脚が攣ったときはどうなるかと思いましたが、どうにか角田山まで行けそうだ。五ヶ峠からの登山道は比較的傾斜が緩く登りやすいコースですが、例年ここで攣りまくるから……。まあゆっくり行こう
五ヶ峠登山道は尾根上の広くて気持ちいいコース。でも時々ある急な階段で脚が攣りまくり。もうマグネシウムスプレーのドーピングも効かなくなってきたので足を止めつつも気合いで進みます。
ヘロヘロでトボトボ歩いているときトレイルランナーさんに追い抜かれたのですが、西蒲三山往復の帰りなんだそうですよ。聞いたとき「ファッ!??」ってなっちゃいました。あのランナーさんは相当な手練れだわ
ヘロヘロでトボトボ歩いているときトレイルランナーさんに追い抜かれたのですが、西蒲三山往復の帰りなんだそうですよ。聞いたとき「ファッ!??」ってなっちゃいました。あのランナーさんは相当な手練れだわ
桜尾根との合流点。雪割草の時期、桜尾根コースは大混雑となりますが、このコースは非公式。これといった案内はありません。看板には「公式コースを使いましょう」と書かれているので、新潟市としては「非公式コースを使うなとまでは言わないけど、なるべくなら使ってくれるな」というスタンスなんだと思われます
ということでラスト一座角田山(481.7m)に到着。これで西蒲三山縦走達成です。予定が押して角田妙光寺からのバスに間に合わなさそうなら「角田山登山道で最も不人気なコース」として名高い(?)五りん石コースで下って巻駅まで歩くつもりでしたが、この到着時間ならどうやらバスに間に合いそう。さあ、山頂でやることもないしさっさと下ってしまいましょう
海へ向かって公式コースの灯台コースを下ります。バスは角田妙光寺バス停から乗るので妙光寺コースで降りるのがいちばん近いのですが、これは非公式コース。あとは快晴なので展望に優れる灯台コースで下りたかったというのもあります。私のこだわり
灯台と砂浜を眺めます。この開放感溢れる風景が灯台コースの魅力。
灯台コースを本気で上ると私の足だと角田山山頂まで1時間ほどなのですが、「上りで1時間だし下りは40分くらいだろ」と見込んでいたものの疲労で足がまったく前に出ません。これ下りも1時間くらいかかりそう
灯台コースを本気で上ると私の足だと角田山山頂まで1時間ほどなのですが、「上りで1時間だし下りは40分くらいだろ」と見込んでいたものの疲労で足がまったく前に出ません。これ下りも1時間くらいかかりそう
おお、だいぶ陽が傾いてきた、キラキラできれいだ。
ウエイトオーバーと鍛錬不足、そして足が攣って途中棄権も脳裏によぎった今回の西蒲三山縦走ですが、どうやら無事に下山できそうです
ウエイトオーバーと鍛錬不足、そして足が攣って途中棄権も脳裏によぎった今回の西蒲三山縦走ですが、どうやら無事に下山できそうです
バス停到着……ではありません。ここは夏季の海水浴客用のバス停で、角田妙光寺バス停へはさらに先へ進まないといけません。
どうせここまで来て折り返すんですから、ここで客扱いしてくれてもいいと思うんですけどねえ
どうせここまで来て折り返すんですから、ここで客扱いしてくれてもいいと思うんですけどねえ
ようやく角田妙光寺バス停に到着し、長旅が終わりました。17時01分発の巻駅行きに乗ります。いやー、筋肉痛がすごいです(特に攣ったところ)。それでも昨年と同じ「歩くペース0.5〜0.6」で歩ききれましたし、天気も良くて上々の山行でした
巻駅に着きました。公共交通機関で西蒲三山縦走する際、
帰りの電車は巻駅から乗ることをおすすめします。弥彦駅や分水駅だと電車の本数が極端に少なくなりますし、分水駅に至っては駅前にコンビニがないので物資の購入も満足にできなくなります(巻駅、弥彦駅は近くにファミリーマートがあります)。
さて、まっすぐ帰ってもいいのですが、寄り道してこないだ開業した上所駅を覗いていきましょうか
帰りの電車は巻駅から乗ることをおすすめします。弥彦駅や分水駅だと電車の本数が極端に少なくなりますし、分水駅に至っては駅前にコンビニがないので物資の購入も満足にできなくなります(巻駅、弥彦駅は近くにファミリーマートがあります)。
さて、まっすぐ帰ってもいいのですが、寄り道してこないだ開業した上所駅を覗いていきましょうか
今月のダイヤ改正とともに開業した上所駅。駅近辺は普通の住宅地です。新潟南高校の卒業生は「我々のときにあればよかった……」と思ってる人が多いことでしょう。私は新潟南の卒業生ではないのでアレですが
2面2線。開業したてなので新しい建物独特の匂いがします。連絡通路は地域住民のために以前からあった地下道を流用しているようです。以前は信濃川橋梁手前までの複線区間は新潟駅構内扱いだったのですが、この駅が開業してからはどうなったんだろう?
上所駅時刻表。このとき気づいたんですが、越後線って柏崎方面行きが上りで新潟方面行きが下りなんですねえ。逆の方がしっくりくるんですが、これはおそらく信越本線(高崎方行きが上り)に合わせたんでしょう。信越本線は平行在来線でぶつ切りになってしまってすでに本線としての体を成していませんが
新潟駅でも下りて駅ビルぷらぷらしてたら、う、う○こ……!?
インテリアショップの「UNICO」、真ん中の「I」が隠れて「UNCO」になっていますw 1年前の新潟駅ビル開業のときも話題になっていてSNSでバズってたので、それを思い出して同じように撮影してみました
インテリアショップの「UNICO」、真ん中の「I」が隠れて「UNCO」になっていますw 1年前の新潟駅ビル開業のときも話題になっていてSNSでバズってたので、それを思い出して同じように撮影してみました
新潟駅からは白新線に乗り換えて帰ります。これは酒田行きの特急いなほE653系瑠璃色。「キュンパス」の時期は特急いなほの自由席、争奪戦だったようですね。ふだんは空気輸送なことも多いのですが
感想
今年も毎春恒例の西蒲三山縦走(国上山、弥彦山、角田山)に行ってきました。この冬は登山どころか鍛錬も怠っており、しかもウエイトオーバー。どうなるものかと思いましたが、現状を把握する必要もあるのでいつもと同じように歩いてみました。
ということで今回の山行の感想などを箇条書きでまとめますと
・快晴で絶好の登山日和。風が強くてやや寒い
・標高550mから上は雪道。踏み抜き多発と雪解け水のグチャグチャには難儀した
・巻けるピークは極力巻く
・弥彦山の手前で早くも脚が痙攣し、途中リタイアも考えた
・手練のトレイルランナー多し
・雪割草は咲いてるものの盛りにはまだ少し早い感じ。あと1週間、カタクリは2週間後くらいがいいかも
・苦しい登山でしたが完走できてよかった
というところです。
とりあえず昨年並みに歩けたのでひと安心しました。次回は五頭山で残雪歩き、それから道路が開通したら二王子岳を考えています。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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今年の初登山お疲れ様です🎵
しかも、超ロングコースで
さすがです😃
海無し県の栃木県だと
海と灯台の写真とか
特に
しびれます~~
こんにちは!!
海岸線の長い新潟県でも波打ち際から登れる山はそこまで多くはないので、この角田山灯台コースは貴重な存在なんですよ〜。栃木県は海はありませんが、私は中禅寺湖と男体山の風景を眺めると興奮します。日本海と角田山の風景に通ずるものがあると思っています。
こんにちは😃
西蒲三山、あの強風の中お疲れ様でした。
私は心が折れて引き返してしまいました😅
天気そのものは良くて、雪割草も丁度見頃で良かったですよね。
今後もよろしくお願いします😁
こんにちは!!昨日はむちゃくちゃ暴風でしたね。
多宝山までピストンってことは、もうほぼ西蒲三山縦走達成したのと同じくらい歩いていらっしゃるではないですか〜。すばらしい健脚ですね!
無雪期シーズン明けましておめでとうございます!
シーズン初めの、のっけからハードなルートをチョイスして完歩されるところ、流石です(笑)
今年も飛び切りの山行レコを楽しみにしております。
本年(今季)もどうぞ、よろしくお願いします!!
m(_ _)m
こんばんは!!ようやく春めいてきて良い時期になりましたね。
今回は久しぶりの登山で厳しいコースをチョイスしてしまい、冬場鍛錬を怠った影響をモロに感じてしまいました。本調子になるにはもうちょっとかかりそうです。
こちらこそよろしくお願いいたします。それにしても「えちごワンデーパス」が廃止になるのは我々にとっては痛いですね。雪があるうちにワンデーパス使って小出の大力山行こうと思っていたのですが、予定変更を余儀なくされてしまいました。
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