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Yamareco

記録ID: 793342
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

権現岳 (天女山入り口から往復)

2016年01月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:06
距離
13.6km
登り
1,480m
下り
1,464m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:55駐車スペース-10:45権現岳山頂-13:53駐車スペース

天候 晴れ
樹林帯は微風、森林限界より上は微風〜弱風。
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天女山入り口付近に駐車。キャパは4-5台程度か?到着時(6:30頃)の気温約-5℃、出発時(14:20頃)の気温約+5℃。最寄りのインターチェンジから駐車スペースまで積雪凍結なし。ノーマルタイヤで問題ない。
コース状況/
危険箇所等
・標高2000メートル付近から登山道上に氷が見られるようになり、以後山頂まで続く。雪が出てくるのは2500メートル付近から山頂まで。標高2000メートルより低いところでも氷は時折見られるが、日陰などのみ。
・アイゼンは標高2000メートル付近以上で役に立つと思う。それより下は岩や笹が多くて前爪のあるものはひっかけやすい。
・ピッケルは持参するも使用せず。必要と思われる個所もなかった。ダブルストックで十分。
登山口のようす。白く見えるのは雪氷ではなくて土嚢。
2016年01月09日 06:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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登山口のようす。白く見えるのは雪氷ではなくて土嚢。
天女山駐車場。雪も氷もない。
2016年01月09日 07:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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天女山駐車場。雪も氷もない。
だいぶ標高を上げたところ
2016年01月09日 09:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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だいぶ標高を上げたところ
徐々に雪山らしくなってきた
2016年01月09日 09:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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徐々に雪山らしくなってきた
編笠山と青年小屋
2016年01月09日 09:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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編笠山と青年小屋
エビのしっぽが発達
2016年01月09日 10:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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エビのしっぽが発達
この景色を見てテンションあがる
2016年01月09日 10:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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この景色を見てテンションあがる
赤岳方面
2016年01月09日 10:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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赤岳方面
権現岳へ最後の登り
2016年01月09日 10:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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権現岳へ最後の登り
山頂付近
2016年01月09日 10:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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山頂付近
山頂にて
2016年01月09日 10:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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山頂にて
権現小屋
2016年01月09日 10:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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権現小屋
山頂付近の樹氷
2016年01月09日 10:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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山頂付近の樹氷
山頂から少し下ったところ
2016年01月09日 11:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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山頂から少し下ったところ
この尾根を歩いてきた。遠くには富士山。
2016年01月09日 11:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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この尾根を歩いてきた。遠くには富士山。
三ツ頭
2016年01月09日 11:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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三ツ頭
三ツ頭から見た八ヶ岳オールスター
2016年01月09日 11:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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三ツ頭から見た八ヶ岳オールスター
朝よりだいぶ雪が溶けた
2016年01月09日 12:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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朝よりだいぶ雪が溶けた
1月の1500メートルを超える登山道とは思えない
2016年01月09日 13:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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1月の1500メートルを超える登山道とは思えない
駐車スペースの様子
2016年01月09日 13:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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駐車スペースの様子
撮影機器:

感想

年が明けても相変わらずの小雪のため、ゲレンデにもBCにもまだ出かける気にはなれないので雪山登山を期待して八ヶ岳の権現岳を歩いてきた。が、やはりここにも暖冬の影響が出ていて、雪山歩きが楽しめたのはわずかだった。

6:30頃に天女山入り口に到着。先客は2台のみでひとけなし。気温はマイナス5℃とこの時期の1400メートル付近としては暖かく感じる。それよりも驚きなのがここに至るまで道路に雪の欠片もないことで、先が思いやられるようだった。準備をしているとさらに2台到着。1台からはテント泊用と思われる大きなザックが出てきた。連休中はこのあたりは好天予報だから、テント泊も良さそうだ。クルマを離れ、ゲートの脇をすり抜けて行動開始。登山口はクルマから歩いてすぐだったが雪はやはり全くない。日帰り雪山用のフル装備が場違いに感じられる。どこまで登ったら果たして雪が現れるか期待しつつ歩を進めるが、歩けど歩けど晩秋の登山道の様相で、雪は全く見られない。樹間から見える天気も山のほうは曇っていていきなり帰りたくなったが、せっかくなのでもう少し先まで進む。標高が2000メートル付近まで登ってくるとようやく登山道上にも白いものが見えるようになるが、これはどう見ても氷であって、雪ではなかった。それもかなり硬いカチコチの氷なので、不用意に乗ると面白いように滑る。登山道を雪氷が埋め尽くしているわけでは全くなく、露岩が所々にあるため、岩を拾いながら歩く。三ツ頭付近まで上がってくるとようやく雪山っぽくなり、稜線にはふわふわの雪も積もっていた。天気は良いが風は吹いているので先に見えるはずの権現岳や赤岳も見えたり見えなかったり。でも先日の硫黄岳のように強風が吹き荒れ何も見えないよりは全然ましである。三ツ頭にてアイゼンを付けても良さそうだったが、ここまで上がってくると雪質が良くて、返ってアイゼンが要るようには思えないようになりそのまま進む。山頂手前に2か所鎖場があり、2か所目は雪の付き方が嫌らしかったので少し鎖を頼って登る。これを超えると待望の山頂到着だった。なんとか無事に到着。周囲はガスっていて見晴らしは良くないが、幸いに風は弱く休憩と栄養補給をゆっくりできた。山頂付近にはちょうど人の姿はなく、しばしの間は貸し切りだった。

山頂からアイゼンを付けて下っても良かったが、鎖のある岩場の通過時に邪魔になりそうだったので、鎖場を過ぎたあたりでようやくアイゼンを付ける。登りは岩を拾いながらだったが、下りはアイゼンを付けたので、今度は雪を拾いながらになる。とは言え2500メートル付近までは積雪も豊富なので拾わなくてもどこでも歩けたが、三ツ頭より下に下がると露岩が見えるようになったため、快適なアイゼン歩行とはならなくなった。そういえば帰りに三ツ頭付近からは八ヶ岳の主だったピークが見られたが、いずれの山も黒々としていて、1月の八ヶ岳のようには到底見えなかった。下りは速いかと思ったが、氷にてこずるのと、標高が下がると本格的に雪を拾いながらの歩行になるためペースは思ったほど上がらない。標高2000メートル付近まで下りてくるとさすがに雪氷の上よりも露岩や夏道の上を歩くことが多くなり、ここでアイゼンを外す。泥や笹の上を歩いてきたアイゼンは汚れてドロドロになっていた。こんなにアイゼンを泥で汚したのはもちろん初めてだが、下りで硬い氷があってはアイゼンを使わずに下りる以外の方法が見当たらない。アイゼンを外した後は1月の八ヶ岳というより11月頃の雰囲気が漂う登山道をひたすら下って天女山の入り口に到着。下りながらすれ違った雰囲気では、クルマはもっと増えていそうだったが、路駐は2台のみだった。出発から約7時間でクルマに戻る。

冬が暖かくて雪が少ないのは、生活の面では楽なので良いのだが、週末の楽しみが減ってしまうようで、そろそろ本格的な積雪が欲しいところだが、どうなることやら。

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