乗鞍岳 肩の小屋で撤退
- GPS
- 09:12
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,381m
- 下り
- 1,368m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ後吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入浴は休暇村で600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ツアーコースは藪と藪による凹凸がありましたが、今回の冬型で埋まることでしょう。 森林限界から先は吹雪で一部ホワイトアウトしていました。 広いので道迷いは致命的です。 因みに距離は20kmもありません |
写真
感想
『今季最初の雪山は、舞雪の乗鞍岳(^^)v』
1/10(日)は、今期初の雪山を登りに乗鞍岳へ行き、2年ぶりにホワイトアウトを体験しました(^^)
やっと冬らしくらしくなった空と空気。
高まる期待を胸に乗鞍岳へ(^○^)
雪山は、群馬あたりの優しいコースには行ってたけど、自分で道具を揃え、それを使うのは初めて^^;v
アリガトね!
仲間のインスト、仲間のポジティブなチャレンジで、ボルテージは上がりまくり、いつもに増してテンションアップさ!(^○^)
雪が舞い散り、雪が飛び、雪が嵐となったこの日も力いっぱい大弾け!(^○^)
想いをちょっとだけ(^^)
新しい靴下
新しい冬靴
新しいアイゼン
新しいピッケル
新しいヒップソリ
おやおや、相棒は新しいウェアも買ったんだね(^^)
冬晴れの空が白樺の枝を紅く照らす頃、
年季の入ったスタイルのベテランオジサンに率いられて、
雪道をカポカポ歩き、
踏み抜きにガポガポはまり、
ツボ足をブボズボ進み、
息は肩からヒイ・ハア・フウ♪
オタケビリズムで登ってく(*^^*)
風が光のダストを吹き散らし、
だんだん強くヒュー・ピュー・ビュー(>_<)
雪のオビが迫ってきて、
いつのまにやらホワイトアウト(゜д゜)!
暴風に晒され、雪に叩かれ、何にも見えなくなって
ちょっとビックリしたけれど、
一緒に歩けば温かい(^^)
下り道は雪がシンシンと降り続き、
フワフワの上をソリ遊び(^○^)
新しいパウダースノーで埋まるけど、
雪が舞い上がる急坂は散雪の中で大興奮!(^^)!
寒い空気の中、温かくて興奮する1日をありがとう!!
仕事から直行だった山行だっけど、
私は車で寝ただけだったけど、
おかげで、おかげで、身も心もリフレッシュ!
翌日から怒涛のような仕事スケジュールは、
いい仕事ができました!
心から、ありがとう!!
山スキーと仲間の雪上訓練を兼ねて乗鞍にやってきました。
休暇村の駐車場まではまったく雪がなく、少々不安の幕開け。
出発が遅くなってしまったので剣ヶ峰は少々厳しいかなと思いつつ、初めての雪山に挑む二人を少しでも高みに連れていってあげたい、そしてあわよくば今シーズン初の滑りも堪能したい、そんな気持ちで穏やかに晴れ渡ったゲレンデをハイクアップ。
ゲレンデを抜けたあたりで休憩がてらピッケル講習します。
先ずは持ち方のチェックから始めて耐風姿勢やら滑落停止姿勢やらひととおりやってもらいました。
少し心もとない感じではありましたが、もう一回どこかでやれば大丈夫かな。
ツアーコースに入って最初の急斜面はまだ藪がたくさん出ています。
滑れなくはないのですが、ボッコボコに荒れているので技術は必要です。
暫く登ると数名が早々降りてきました。
聞けば強風で森林限界を越えたところで撤退してきたということです。
こりゃますます山頂は無理だなと思いつつ、良い機会なので二人に雪山の厳しさを初体験してもらおうという企みがむくむくと沸いてきました。
森林限界を越えると他のパーティーは撤退の相談をしているようです。
そんななか我がパーティーは躊躇なく突き進みます。
13時をリミットに行けるところまで行くことにしました。
肩の小屋を目指します。
やがて吹雪になりました。
乗鞍でなかったら自分も確実に撤退しているコンディションです。
視界は最悪でやがてホワイトアウトになりました。
側にいるメンバーの姿さえ霞んでいます。
GPSとコンパスの助けを借りて、ほぼタイムリミットで肩の小屋がある地点に辿り着きました。
しかし真っ白でどこに小屋があるかまったくわかりません。
メンバーから遂に泣きが入りました。
流石に初めてのこのコンディションで恐怖を感じたようです。
たぶん真っ白で側に小屋があるなんて信じられなかったことでしょう。
ただ装備の換装や小休止に風よけが必要なので、とにかく小屋を探すことにしました。
やがて巨大な小屋が姿を現しました。
本当に数m先が見えません。
小屋は固く閉ざされており、強烈な風を避けられる僅かなスペースでメンバーにはワカン&ストックからアイゼン&ピッケルに付け替えてもらいます。
強い風で斜面が固くなり始めていました。
自分はシールを剥がしました。
ここで二人を見失ったら大変なことになるのでボーゲンでゆっくり降ります。
真っ白で平衡感覚がおかしくなっており、なんどか転びました。
下るにつれ風は少し落ち着き、周囲の目標物もかすかに視認できるようになってきました。
森林限界まで戻ってきて見覚えのある風景を目にした二人にはあきらかな安堵の表情が漂っていました。
それを楽しんでいる自分にふと気付き・・・
ここから下はメンバーはヒップ橇、自分は勿論スキーイングです。
雪が少なく藪は出ているはボコボコだわですが、そこを強引に滑るのもなんだか楽しいです。
最後は新雪の積もったゲレンデを滑走し、滑りのほうもそれなりに楽しめました。
出発時に晴れていた乗鞍高原にも雪がしんしんと降っていました。
やっと冬型に転換したので藪も埋まるに違いありません。
初めまして。
いつも楽しいレコを見させていただいております。
昨日、ツアーコースのどこかで擦れ違っていますね。
上部は悪天候でしたが、ツアーコースは雪が少ないながらもパウダーで楽しめました。
また、どこかでお会いする日を・・・。
ktn92さんコメントありがとうございます。
健脚ながらワカン歩行初心者の二人と一緒だったので、登りでスキーヤーの皆さんにぶち抜かれてほぼ最後尾を登ってきました。
どこですれ違ったのでしょうねえ。
肩の小屋口までは何とか周囲が目視できたのですが、その上は完全にホワイトアウトしていました。
そんなわけで滑りも最後尾になってしまったのですが、お陰でかもしかゲレンデに新雪が積もっていて、パウダーを満喫できました。
初めての雪山!
楽しくてこわい、とってもいい経験となりました。
たくさんの事を学べましたぜ。
今度はお天気いい時にお願いしまーす( ´罒`)
enoshimanさん こんばんは
撤退は明日の糧
ホワイトアウト即撤退
14時即撤退
二日酔い山来るな
去年ワタクシも知らないうちに3回転がりました
自分が転がったことも分りませんでした。
あのフレフレは転がりませんでした 不思議
後ろは前を行く人間の垂直方向が見えるので錯覚しないと思いました。
こまめに後退そして全員目の届くところにです。
27番写真の木知ってます。
テンさんこんにちは。
今回は登る前から撤退するき満々だったので諦めがつきました。
久々に極上のホワイトアウトでした。
通常はホワイトアウト手前で即撤退なんですが、今後を担う面々に冬山の凄まじさを味わって貰いたく、ドSモードで肩の小屋まで突き進みました。
結果冬山って半端ねーなってことは学習してもらえたと思います。
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