仙丈ヶ岳(台風一過の快晴、紅葉、初南アルプス)
- GPS
- 04:50
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
4:30芦安駐車場5:20 - 6:10広河原(待ち合わせ時は大変寒かったです。)6:50 -7:20北沢峠 3:05北沢峠 - 13:30広河原 - 14:15芦安駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・北沢峠から小仙丈ケ岳を経て仙丈ケ岳への道は大変歩き易く、森林限界以降は最高の眺望で疲れ知らずでした。 ・千丈小屋から馬ノ背ヒュッテに通じる鞍部は、行く手に甲斐駒、右手に仙丈ケ岳が大きく視界に広がり、足元は上り下りが少なくて歩き易く、とても快適な稜線でした。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
かねてから行きたいと思っていた南アルプス仙丈ケ岳でしたが、台風一過の好天予想を聞き、千載一遇のチャンスとばかりに、行ってきました。
南アルプスの女王と称えられる仙丈ケ岳は、ダイナミックでいて壮麗なカール(小千丈、藪沢)や、甲斐駒ヶ岳や北岳を間近に眺望できる緩やかな稜線等、台風一過の濃い青空と相俟って魅力満載の名山でした。
この日は4:30に芦安駐車場に着き、4:50頃始発の乗合タクシーで広河原に入りました。ここで7:00まで北沢峠行のバスを待ちます(長くて、寒い待ち合わせになりました。熱いコーヒー必携です)。北沢峠には始発バスで北沢峠に7:15に到着しました。
北沢峠は既に2,000mの標高ということで、いつもなら暗くて辛い樹林帯の登山から始まるところ、いきなりシラビソ等の亜高山の樹林から登山開始です。尾根コースは一合目、二合目の表示があって、わかり易く、登山道もよく整備されていて、順調に高度を稼いでいけます。
5合目を過ぎると森林限界を越え、振り返れば真っ白な花崗岩と豪快な山容の甲斐駒が視野一杯に広がります。更に左手には南アルプスの盟主北岳が大いに存在感を示しています。
間もなく小仙丈ケ岳に到着。緑と氷河に削り取られた岩肌のグレーとのコントラストと、大きな羽を広げるが如くの形状が印象的な小千丈カールが目の前に広がっています。雪のように白い花崗岩がより鮮明にみえるようになった甲斐駒の後ろには、八ヶ岳がくっきりと見えています。
山頂までは360°の眺望を楽しみながら稜線を登っていきます。ほどなく山頂に到着。今度は紅葉に染まりつつある藪沢カールが次なる主役です。麓にある千丈小屋に向かって滑らかに削り取られた山肌、山肌に沿って点々とする緑と紅葉はいつまで見ていても飽きません。また少し目を転じると、北岳を盟主とする白峰三山、富士山、鳳凰三山、甲斐駒が美しい姿を見せてくれています。
ということで、いつものように山頂の絶景で乾杯&昼食&大休止としました。寒さでもうビールはきついかなと思いましたが、日差しと景色のおかげでおいしく頂けました。十二分に目と口とで堪能した後に、千丈小屋に向けて降りていきます。
千丈小屋手前では美しい紅葉がみられ、カールを見上げ、甲斐駒を眺めて、休んだばかりですがまた休憩です。
カールに名残を惜しんで、馬ノ背ヒュッテ経由で下山します。千丈小屋から馬ノ背に至る稜線はとても快適なもので、上り下りのストレスはほぼゼロ、行く手に甲斐駒の豪快な山容を、右手に優雅な仙丈ケ岳の山容を目にしながら幸せ心地で降りていけました。
馬ノ背ヒュッテ以降はあまり景色もなく、淡々と降りるばかりですが、道はしっかり整備されていますので、それほどの苦もなく降りていけました。12:20に北沢峠に到着、13:05の広河原行きのバスに乗れました。
仙丈ケ岳は想像以上に美しい山でした。女王の名を冠されるだけのことがありました。違う季節に早く来てみたい山です。
また3,000mを超える山々が近接するという南アルプスは、北アルプスとは違った魅力があり、早い機会に挑戦しなければならない山リストに加わりました。(ただしアクセスに課題ありでした。中央高速大渋滞という事態もありましたが、移動を含む総時間=17時間、実際の山行時間=5時間、移動に費やした時間:12時間)
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