ニペソツ山
- GPS
- 12:05
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,796m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
09:30 1900 尾根
10:10 ニペソツ山
11:00 デルタルンゼ 滑降開始
14:15 幌加ダム
天候 | 晴れ 尾根は風強い |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上の渡渉は問題なし。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は幌加温泉鹿の谷。食事は三股山荘にて。 |
写真
装備
個人装備 |
Backland95 173cm
Ambition12
BD Prime
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感想
去年歩いて下りてきたデルタルンゼにリベンジだ。
除雪は去年より手前で終わっていて予定より片道30分多く歩く。
林道-渡渉-林道...暗闇を4時間歩き続けて日が昇る。燃えるような朱色だ。
力がグラグラと湧いてくる。さあガンガン行くぞ、敗退は無い。
やがて樹林を抜けて東壁が姿を表した。ギブアップ寸前だったS氏にも力が戻ったようだ。
ルンゼはアイゼンで登るつもりだったけど雪の付きが素晴らしく良い。
これならスキーで上までいけそうだ。何十回もジグを切り雪庇を切り崩して尾根へ。
ひでえ風だ。体温がギュンギュン下がる。山頂まで100m, 試練の登りが始まった。
ここまで頑張ってくれた相棒(板)をデポする事は出来ない、上まで連れていってやろう。
記念撮影を済ませて山頂を後にする。尾根は地獄だけど雪庇の下は温かくて天国だった。
メシ食ってシール外して滑降開始。S氏が一気に行く。後ろ姿から狂喜が伝わってくるよ。
続いて僕も行く。越後で対峙した壁に比べたら赤子のようなものだ。今や敵ではない。
ルンゼの滑りは極上だった。この季節に頑張って登ってきた甲斐があった。
ルンゼ, オープンバーン, ハーフパイプ, 森スキーと楽しい時間はあっという間。
最後はシールでぺたぺた歩いてゴール。明るい昼間だけど-9度。撤収も寒い。
お決まりの鹿の谷、三股山荘で完全復活。S氏はどちらも初訪。気に入ってくれただろうか。
1月のニペはなかなか手強かった。道のりが険しければ険しいほど
極上の滑りや素晴らしい景色が待っている。山スキーは裏切らない。
今日は最後の最後まで泣き言ひとつ言わずに歩き通したS氏に拍手を送りたい。
体力的にかなり厳しい山行でしたが、見たことないくらいに真っ赤な朝日とその後の青空に励まされ、なんとかピークを踏むことができました。
ニペソツ東壁は、身震いするほどの迫力で、マジでかっこよかったです。
完全燃焼の2日間でした。
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