宮之浦岳（屋久島）

2025年04月10日(木) ～ 2025年04月12日(土)

• GPS: 21:03
• 距離: 23.0km
• 登り: 1,398m
• 下り: 2,168m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:00

距離 1.2km 登り 56m 下り 40m

15:25 スタート地点
15:38 淀川登山口
16:25 淀川小屋

2日目

• 山行: 7:56
• 休憩: 1:12
• 合計: 9:08

距離 9.4km 登り 785m 下り 710m

16:25 淀川小屋
6:26 6:27 展望台
6:32 6:37 小花之江河
6:48 7:10 花之江河
7:28 黒味岳分かれ
7:59 投石平
8:04 8:18 投石の岩屋
10:29 10:30 栗生岳
10:51 11:15 宮之浦岳
11:31 11:32 焼野三叉路
12:16 12:22 平石
12:57 12:58 坊主岩
14:00 新高塚小屋

3日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 2:16
• 合計: 10:26

距離 12.4km 登り 557m 下り 1,418m

14:00 新高塚小屋
5:36 5:37 高塚小屋
6:10 6:16 縄文杉
6:53 6:59 大王杉
7:04 7:16 水場
7:44 8:00 ウィルソン株
8:28 8:39 大株歩道入口
9:48 10:35 小杉谷山荘跡 トイレ
10:39 楠川分れ
11:47 11:49 辻峠
12:04 12:11 太鼓岩
12:25 12:38 辻峠
12:55 12:56 苔むす森
13:21 13:32 白谷山荘
14:05 14:06 さつき吊り橋
14:33 14:39 飛龍おとし
14:47 白谷広場
14:47 ゴール地点

天候

4/10【初日（移動日）】「淀川登山口～淀川小屋」: 雨

4/11【縦走１日目】「淀川小屋～花之江河～投石平～宮之浦岳～新高塚‬小屋」:
晴れ。但し、「投石平～宮之浦岳」間は強風（風速約10m）

4/12【縦走２日目】「新高塚小屋～縄文杉～大株歩道入‬口～楠川分れ～辻峠～太鼓岩～白谷雲水峡‬」: 晴れ、一時小雨

4/13【最終日（移動日）】 AM島内観光（千尋の滝など）
雨、強風でフェリーや高速船が全便欠航とのアナウンスあり。危うく屋久島に足止めされる緊張感を味わう
→ 但し、奇跡的に「屋久島→鹿児島」のJAL便が10分遅れで運行し島脱出は成功

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【HISの宮之浦岳縦走ツアー（計15名）】に参加
・ガイド: 3名
・参加者: 12名（自分を含む）

【往路】
・‭SKY301便 羽田6:35発‬→鹿児島8:25着
・JAL3743便 ‭鹿児島10:30発→屋久島 11:10着

【復路】
・JAL3746便 屋久島13:45発→鹿児島14:20着
・SKY308便 鹿児島20:10発→羽田21:55着

【登山口へのアクセス】
・淀川登山口、白谷広場ともホテルの送迎バン（2台）

【宿泊ホテル】
・RAKUSAホテル（旧屋久島エアポートホテル）
　ここに3泊4日（登山に不要な荷物は全て自室に置いて縦走に出発。ここに実際に宿泊したのは、下山後に１泊のみ）

※このツアーは、山小屋での食料やガスバーナー（なんとゴミまで）全てガイドさんが運んでくれる至れり尽せりの「大名登山ツアー」でした。ガイドさんには、本当に頭が下がります。

コース状況／危険箇所等

‬・移動日（4/10）
淀川登山口～淀川小屋（約40分）

→ひたすら樹林帯を進む。根っこに注意!

※淀川小屋のトイレはドアが壊れていて、用を足す際に緊張感有り（見張り番が必要!?）

・縦走１日目（4/11）
‭ 淀川小屋～花之江河～投石平～宮之浦岳～新高塚‬小屋

→ 整備された木道、ゴツゴツした花崗岩の岩場が続く。宮之浦岳の直前は石楠花（シャクナゲ）や笹に囲まれた登山道が中心

※ 花崗岩の登山道は前日の雨で濡れており、一見滑りそうに思えたが、全然滑らなかった（モンベルのトレイルグリッパーがよく効いていた）
※ 花之江河に携帯トイレのブース有り
※ 投石平の、近くに水場有り

・縦走２日目（4/12）
新高塚小屋～縄文杉～大株歩道入‬口～楠川分れ～辻峠～太鼓岩～白谷雲水峡‬

→ 特に「楠川分れ～辻峠」の区間は、心臓破りの急登が続きモチベーションの維持が大変

※この区間、水場多数
※ 「縄文杉～大株歩道入‬口」の区間は、反対側（登り）から来る登山者（縄文杉ツアー）で渋滞する場合があり、時間帯によっては下山に時間がかかる
※ 「大株歩道入‬口～楠川分れ」の区間は、長い長い平坦なトロッコ道で距離が長く飽きてしまう

その他周辺情報

屋久島空港の近く
・縄文の宿まんてん（温泉大浴場）
・ラーメンLABO たぶ川　ほか

写真

4/10 5:45

4/10（木）ポケモンジェットで、いざ鹿児島へ!

写真は「SKY301便」（6:35羽田発）

4/10 7:05

羽田空港を離陸して間もなく右側に富士山。

冠雪した富士山は、やはりカッコいい

4/10 9:35

大雨の鹿児島空港に到着。写真は、屋久島空港に向かう「JAL3743」便。「屋久島」の天候次第では「鹿児島」にUターンし欠航となる可能性も …

4/10 11:25

屋久島空港に無事到着。こちらは晴れでした。自分達が搭乗した便の後は全便欠航らしく、予定通り「屋久島」入り出来てラッキー!!

4/10 13:38

3泊4日でお世話になった「RAKUSAホテル（旧エアポートホテル）」に到着。空港の目と鼻の先でした

4/10 15:26

移動日の4/10（木）は、ここから入山し「淀川小屋」までの移動。約40分程度の慣らし登山でした

4/10 15:27

「淀川登山口」、いきなり急登でのスタート

4/10 15:47

計15人（ガイド 3人、ツアー参加者12人）の大所帯での山行

4/10 16:06

雨が降って来て皆んなでレインウェアへのお着替えタイム

4/10 16:26

「淀川小屋」に到着。初日（4/10）はここでお泊まり。離れにトイレは有りましたが、ドアが壊れていて用を足す際には極度の緊張を伴いました😅

4/11 6:09

ここから２日目（縦走１日目）、4/11（金）

皆さんの日頃の行いが良かったのか、昨晩の大雨が嘘のように早朝からいい天気でした

4/11 6:21

太忠岳(たちゅうだけ) 1,497mが拝めました

4/11 6:34

「小花之江河」に到着。正面の山頂にある岩は、形から「豆腐岩」と呼ばれているらしい

4/11 6:41

「淀川登山口」～「宮之浦岳」の中間地点の標識

4/11 6:47

「花之江河」に到着。ここには「携帯トイレ」のブース有り（但し、ドアは壊れていて丸見えらしい）

4/11 6:48

我が国最南端の湿原「花之江河」の写真をもう一枚

4/11 6:48

別の角度から湿原「花之江河」をもう一枚

4/11 7:27

この時期でも途中、数箇所の残雪あり（但し、チェンスパは不要）

4/11 7:28

道中、至る所で花崗岩の岩場歩きあり。ただ、この岩場は滑りそうで滑らない安心感もありました

4/11 7:45

少ないながら、一部、ロープで下る箇所あり

4/11 7:55

ここは、ガイドさんお勧めのショートカット（岩場歩き）。左側の木道が正規ルート

4/11 8:04

「投石岩屋」で休憩タイム。ここは、強風でした。ちなみに、右側の山は「黒味岳」

4/11 8:44

正面の山は「宮之浦岳」かと思いきや「安房（あんぼう）岳」らしい

4/11 8:48

「豚ちゃん岩」

確かに、豚さんが寝そべっているように見えます

4/11 9:07

水が本当にきれいでした

4/11 9:09

今度こそ「宮之浦岳」かと思いきや、こちらは「栗生（くりお）岳」。「宮之浦岳」はこの山に隠れて見えません

4/11 10:09

段々、急登になって来ました

4/11 10:11

面白い形の奇岩がありました。ゴリラ岩!? イースター島の巨石のよう

4/11 10:11

振り返ると「翁岳」（左側）

4/11 10:33

「栗生岳」に到着。写真は裏から見上げたところ。文字が消えかかっていますが、下の方にサインボードあり

4/11 10:31

「栗生岳」を越えて、やっと「宮之浦岳」とご対面。「月に35日雨が降る屋久島!?」で天気が良く本当にラッキー !

4/11 10:47

「宮之浦岳」のピークを目指して、もうひと頑張り

4/11 10:48

「宮之浦岳」の頂上まで、あと僅か

4/11 10:49

「宮之浦岳」に到着。今年初の百名山ピークハント完了です（通算で53座目）

4/11 10:53

「宮之浦岳」の頂上から「永田岳」を展望

4/11 10:54

九州で一番標高が高い岩の上で記念写真を撮る皆さん

4/11 10:54

お約束の「三角点」

4/11 10:58

ラスボス感がある「永田岳」の写真をもう一枚。

次に屋久島に来る機会があれば、是非、こちらにも登りたい

4/11 11:06

遠くに「種子島」を望む。雲がある辺りがJAXAのロケット発射場

4/11 11:28

名残惜しいですが「宮之浦岳」を後にして、ここから下山

4/11 11:31

石楠花（シャクナゲ）のつぼみ
５月には満開!?

4/11 11:31

笹に囲まれた登山道
いい感じです

4/11 11:34

ところどころに残雪
空の青さに映えています

4/11 11:49

正面の丘の中央に「タモリ岩」
菱形の黒いサングラスが特徴的

4/11 12:01

「タモリ岩」に向けて前進!

4/11 12:01

「タモリ岩」を近くで見ると、サングラスが無くなって、目をつぶっているように見えました

4/11 12:03

振り返って「宮之浦岳」
→代表写真

4/11 12:04

目をつぶった「タモリ岩」（正面から）

4/11 12:06

「平石岩屋」（タモリ岩の後ろ側）に到着

4/11 12:53

この辺から枯死木が目立つようになりました

4/11 12:54

正面の巨石は「坊主岩」と呼ばれているらしい

4/11 13:33

触ると冷たい「ヒメシャラ」の木
たくさん群生していました

4/11 13:41

段差のある木の階段を慎重に下ります

4/11 13:44

こちらも「ヒメシャラ」の木。足を組んでいるようで、なんともセクスィー

4/11 13:59

縦走１日目4/11（金）のゴール
「新高塚小屋」に到着

4/11 14:00

こちらが「新高塚小屋」

小屋の中は後から到着した団体さんも入り満員御礼

4/12 6:09

ここから、縦走２日目4/12（土）

「縄文杉」の展望デッキです

4/12 5:50

パノラマモードで縄文杉と一緒にガイドさんに写真を撮って貰いました

4/12 6:10

樹齢7,000年以上の「縄文杉」
朝日に照らされた赤縄文 …

モルゲンロートってやつですね

4/12 6:12

「縄文杉」（赤縄文）をもう一枚

4/12 6:32

次は「ウィルソン株」を目指します

4/12 7:22

途中、開けた展望スポットから …

左側の特徴的な山は「翁岳」、右側は前日に登った「宮之浦岳」

4/12 7:45

有名な「ウィルソン株」に到着

4/12 7:54

「ウィルソン株」の中に入って、お約束の「ハート」写真をゲット

4/12 8:06

こちらは、苔むす大木にジブリの「コダマ」落葉バージョン

4/12 8:22

黄色タグ（１番札）と椿の花のコラボ

この札の番号がひとつ増えるごとに50mの距離（50番札からここまで下って来ました）

4/12 8:25

１番札の「黄色タグ」を過ぎると「トロッコ軌道」になります

4/12 8:25

「トロッコ軌道」の左側に小さな滝

4/12 8:26

１番札近くの「トロッコ軌道」終点には、立派なトイレあり。ここで暫し休憩

4/12 8:53

「トロッコ軌道」を進み、次のアトラクション「太鼓岩」を目指します

4/12 9:43

「トロッコ軌道」と杉林のコラボ

4/12 9:49

「三代杉」のところでランチ休憩

メニューは、ウィンナーソーセージと冷凍パン（クロワッサン）

4/12 10:16

「楠川分かれ」手前のバイオ・トイレ

アンモニア臭も無く、とても清潔でした

4/12 10:39

「楠川分かれ」です。ここから「太鼓岩」に向かう急登は、とてもハードで真に地獄の３丁目

4/12 11:37

途中に「辻の岩屋」（ジブリ・スポット）あり

4/12 11:38

「辻の岩屋」（ジブリ・スポット）を進行方向の反対側から見たところ

4/12 12:02

「太鼓岩」に到着

4/12 12:02

「太鼓岩」からの展望は素晴らしかったです

右側に「宮之浦岳」、左側に「翁岳」

4/12 12:06

「太鼓岩」から一方通行のループ道経由で「辻峠」に戻ります

4/12 13:09

こちらは、苔の森に「コダマ」人形バージョン

4/12 13:23

こちらは「シカの宿」と命名された切株

4/12 13:35

大木の根っこを潜るアトラクション

4/12 13:45

「オオカミ」の形をした苔むす倒木

4/12 13:46

「もののけ姫」でお馴染みの太古の森「白谷雲水峡」

4/12 14:02

こちらの方が更に「苔むす森」っぽい（苔の湿り具合による）

4/12 14:39

仏前や墓前でお馴染みの花咲く「シキミ」

4/12 14:42

下山の行程もいよいよ終盤

4/12 14:45

ゴールの「白谷雲水峡登山口」

皆さん、大変、お疲れ様でした～

4/12 14:49

今回の縦走用に新調したMAMMUTの大容量ザックです。今後は、これで南アルプスや北海道の山々を縦走します

4/12 14:49

ここから宿泊予定のRAKUSAホテルへ …車で移動

（おしまい）

4/13 8:38

（おまけ）

最終日の4/13（日）に島内観光で立ち寄った「千尋の滝」。迫力がありました

4/13 13:11

屋久島空港でフライト待ち時間に食べた漬け丼（カンパチ）

4/13 13:54

奇跡のJAL便
これより前のフライトは天候不良で全便欠航だったため、この飛行機が屋久島空港に着陸した瞬間に歓声があがりました …

4/13 15:07

最後に鹿児島空港で黒豚トンカツ定食を食べて20:10発のスカイマーク便で羽田空港へ ….

撮影機器：

iPhone 16 Pro Apple

装備

個人装備

・シュラフ ・マット ・スマホ用ポータブルバッテリー ・ヘッドランプ ・懐中電灯 ・サンダル（山小屋トイレ移動用）

感想

Nana

　今年度（R7年度）の百名山ピークハント第一弾は、最南端の屋久島「宮之浦岳」にしました。航空券やらホテルなど、あれこれ手配するのが面倒でしたので、久しぶりにガイド付きのHISツアーに申込んでの（実質）山小屋２泊３日の縦走登山でした。移動日は往復とも悪天候でフライトが欠航スレスレでヤキモキしました。ですので、結果オーライでしたがツアー登山にして正解でした。屋久島では時期によって空の便もフェリーや高速船も全便欠航となり、島から数日出られない事も日常茶飯事と（後から）聞いて、正直、本当に焦りました。

　なお、移動日とは違って縦走登山中は２日間とも奇跡的にピンポイントで天気も良かったので、もしかすると今回ツアーに参加された皆さんの日頃の行いが良かったのかも知れません …

　さて、今回はツアーでしたので自分勝手に他の山にも登りたいなどと贅沢な事は言えませんでしたが、次回、また屋久島に来ることがあれば、山容がラスボス感たっぷりの「永田岳」にも是非チャレンジしたいと思いました。ただ、今回のツアーは他のツアーと異なり!? ゴミまでガイドさんが運んでくれる至れり尽せりの大名（お姫様）登山ツアーでしたので、このパターンに慣れ過ぎないよう注意したいとも思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

コメント

こるこる

Nanaさん初めまして✋
こんにちは！
私も５月に屋久島へ行くので参考にさせて頂きますm(_ _)m
ほぼ天気に恵まれ良かったですね☺
雨にならない事を祈ってますがヤッパリ雨覚悟ですね。
今からワクワクと不安が入り交じってドキドキです。
楽しい屋久島お疲れ山でした。

Nana

こるこるさん、初めまして
こんにちは♪

屋久島のガイドさん情報によれば、5月はシャクナゲが満開だそうです。いい時期のようですね。
ただ、5月も雨が多い時期だとおっしゃっていました。レインウェア（上下）だけでなく、折りたたみ傘もあると、雨降りの時に山小屋の離れにあるトイレに行く際に重宝します。

あと、強風で海が荒れていると、よく船が全便欠航になりますので、場合によっては予定外の連泊を強いられるかも!?です。鹿児島南部と屋久島は近いようで天気が全然異なることも本当に驚きでした。

それでは、屋久島への5月の山行、どうぞお気をつけて!!