至仏山・尾瀬ヶ原(日帰り)


- GPS
- 09:30
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 875m
- 下り
- 867m
コースタイム
天候 | 晴時々曇後雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・尾瀬ヶ原の木道は広くて分厚い板が使用されていて、交換も定期的に行われているため、大変歩き易かったです。 ・至仏山の蛇紋岩は靴底に擦られて黒光りしている箇所を避けて歩けば問題ありません。 |
写真
感想
今回、自分としては初尾瀬。尾瀬ヶ原と至仏山を選んだ。尾瀬ヶ原を堪能した後に、至仏山で締めくくるというプランを立てました。
割と距離はあるものの、その大半は尾瀬ヶ原の平な木道歩きということで、それほど苦労はないと見ていましたが、目論見が外れました。尾瀬ヶ原での歩きで相当足を使ってしまったようで、至仏山の登りでは5合目辺りで足が上がらなくなり、その後は喘ぎ喘ぎの苦しい登山となってしまいました。
戸倉駐車場には4:00到着。乗合タクシーで移動し、5:30に鳩待峠を出発しました。山ノ鼻に向かう木道を軽快に進むと、まもなくビジターセンターの前に出ます。その先には朝もやで霞む尾瀬ヶ原が広がっていました。
昇ったばかりの太陽が朝もやでぼんやりと幻想的に輝く中、見晴十字路に向けて進んでいきます。木道の先からは尾瀬らしい池塘が次々と現われ、綺麗な小川を幾つか跨いでいきます。尾瀬の花の最盛期は過ぎてしまっているのでしょうが、あちこちに綺麗な花を見ることができました。また朝もやに濡れ、朝日に照らされる無数のクモの巣が、美しく輝いているのがとても印象的でした。
暫く進むと木道の先に燧ケ岳が姿を現してきます。上空の積雲がまるで燧ケ岳の噴煙のようにたなびいていました。なだらかなスロープと、均整のとれた山容が美しい山だと思いました。近いうちに登るぞと心に決めました。
見晴十字路からは東電小屋を経由して戻ることにします。今まで知らなかったのですが、ここ尾瀬のとてもよく整備された木道は全て東電の提供によるものだということです。東電小屋を過ぎてから木道を注意してみると東電のマークと提供日と通番が全ての木道に刻印されていました。
3時間ほどかかって山ノ鼻に戻り至仏山荘前で小休止。平地とはいえ脚に疲れを感じましたが、同時に尾瀬ヶ原の広大さを実感することができました。
程なくして至仏山に向けて出発。登山道はあまり広くありませんが、一方通行規制で対向者は来ないので問題はありません。とはいえ、なかなかの急登で脚にこたえました。
5合目辺りで森林限界を越えます。森林限界の標高が低いのは、植物が育ちづらい蛇紋岩に覆われているためだということです。いつもなら森林限界を越えると俄然テンションupで足取りも軽くなるのですが、今回は違っていました。足は上がらず息はあがるという苦しい状態に陥りました。それからは20分に1回の頻繁な休憩を取って登っていきました。高度が上がるにつれて、滑ることで有名な蛇紋岩が目立ってきますが、足の置き場に注意すればさほど問題はありませんでした。
ヘロヘロになりながら山頂に到着。そこは多くの人で大賑わいでした。何とかスペースを確保して大休止に入ります。今日は絶景にというより、ご苦労さんの乾杯です。一息ついて山頂からの眺めを堪能。やや水蒸気が多く視程はクリアではありませんが、十分に満足できるパノラマでした。この大休止で復活し下りはいつものペースで降りることができました。
鳩待峠に着く頃には黒っぽい雲が現れ始め、車で帰途に着くと直ぐに激しい雷雨となりました。
今回の教訓は本チャンの登坂前に足を使いすぎるプランは禁物ということでした。
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