阿弥陀岳南稜(南稜はバリエーション?)


- GPS
- 07:18
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,382m
- 下り
- 1,362m
コースタイム
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今の時期は、踏み跡はかなり明瞭。ホントにバリエーション?っていうくらい。道に迷うことは無かった。スタートで間違えましたが… P3ルンゼ取り付きがちょっとトラバース気味でルンゼに入るので、怖い。落ちたら、最後だろうなぁ~。人も来そうにないし。 ルンゼ内、水が少し流れているので滑らないように。取り付いてしまえば、フリーでいけると思います。 これは、あくまでも個人的な受け止め方なので参考までにお願いします。 |
写真
感想
東北メンバーとの焼石岳を土曜日の棚卸のために断腸の思いで断ったのに…。金曜の夕方になって来なくても大丈夫とのこと。ホントに勘弁してほしい。何にも準備も出来てないし、これから参加するって言われても困るだろうから、諦めました。
そこで以前から温めていて、今年の冬に雪が積もったら行ってみようと思っていた阿弥陀岳南稜に偵察がてら行ってきました。久しぶりのバリエーション。ちょっとワクワクです。ちゃんと地図読めるかなぁ~?
それと今回は、新しく冬用に買った重登山靴とハイドレーションのお試しです。
ハイドレーションは、単独の時ほとんど荷物を下ろして休まないので水分補給がうまくいかないので買ってみました。
日帰り装備は、すぐに出来るので会社から帰ってきて準備して出掛けます。今日は、八ヶ岳PAで車中泊です。
翌朝、5時前に目が覚めて出発。小淵沢ICで下りて、一路船山十字路に向かいます。道を間違えて、立場川キャンプ場に入ってしまいました…戻って、船山十字路に向かいます。
船山十字路は、まだ車が2,3台しか停まってませんでした。新しい登山靴を履いて出発です。ゲートを越えて歩いていきます。途中の標示板も阿弥陀岳南稜って書いてあったから疑うことなく。しばらく進んでも、一向に渡渉する気配がありません。むしろ、沢から離れて行ってるような…。ちょっと進むと特徴的なカーブ。地図に照らし合わせてみると、「あ~、全然違う!」。なので、引き返します。思いっきりタイムロスです。40分も無駄にしてしまった。
戻ってくるとキノコ採りの人たちがたくさんいました。それには目もくれず、本来の道に戻ります。今度は、ちゃんと渡渉が出来ました。ダラダラと林道を歩いていくと、最後の渡渉で旭小屋に到着です。
旭小屋からは、急登って聞いていたので心して登っていきます。でも、15分くらいで稜線には出てしまいました。でも、稜線に出てからも立場岳までは、急登が続きます。でも、立場岳を通り過ぎたのに気がつきませんでした。急登から緩やかになったのでルンルン気分で歩いていたのだと思います。気がつくと有名な青ナギに着いてました。ここまで来ると、やっと展望がひらけます。編笠・西岳・権現などが見えます。
青ナギを過ぎて、でっかい岩がドンドン近づいてきます。
まず、P1。これは、そんなにおっきい感じがしませんでした。他の方のヤマレコで調べておいたので左を巻いていきます。でも、踏み跡も明瞭なので踏み跡通りに行ったんですがね。
次のP2。これは、ちょっとおっきいけど、左を巻いていくのでそんなに苦労しませんでした。
ここまでは、そんなに怖いと思ったところは、ありませんでした。
核心のP3。これも、左を巻き気味にいって、ルンゼに取り付いて行きます。ルンゼの取り付き手前に心もとないワイヤーが張ってありました。ワイヤーの最後の方に人が掴みやすいように、白い紐が付いてました。ワイヤーは、かなり心もとなかったので使うのは止めておきました。ちょっとビクビクしながら、ルンゼの取りつき部分をしがみついてトラバースしていきます。ルンゼに入ってしまえば、滑らないように気をつければ、3点支持でいけると思います。
ルンゼを抜けると、一気に頂上が見えて来ます。頂上にいる人も、ハッキリと見えるくらい。でも、ここからも意外に長かったです。頂上見えてるのに、なかなか着きませんでした。
山頂に着き、やっと人に会いました。船山十字路からずっと人に会わずに登ってきました。もう、静かな山歩きでは無くて、ちょっと寂しかったです。
ほとんどの人が、赤岳方面からやってきてました。ここで、のんびりとザックを下ろして休憩です。周りは、快晴でよく見えました。景色も堪能したので、下山に掛ります。ホントは、中央稜から下りてみようと思いましたが、登りが意外に時間掛ったので、御小屋尾根のノーマルルートで下りることにします。始めから、かなりの急な下りです。これが、しばらく続きます。ここを登ってくる人が何人かいましたが、凄いと思います。ハッキリ言って自分は登りたくありません。急すぎです…。新しい靴なので、ちょっと当たる場所があって痛いのですが我慢です。靴を少し緩めたら楽になりました。そのうち、慣れるでしょう。
途中から地形図には出てないルートを取りますが、普通に踏み跡があったので大丈夫でした。エアリアには出てましたしね。
新しい靴は、慣れるのにもう少しかかりそうです。また、山に行って慣らさないと。ハイドレーションは、単独の時は使えそうです。パーティの時は、のんびり休むのでザックは下ろしても大丈夫なのですが。単独の時は、使うようにしようっと。
冬に行くかどうかは、考え中です。
以下、個人的な感想です。参考までに留めておいてください。
バリエーション・ルートとのことだったんですが、この時期は雪も積っていないので踏み跡が明瞭でした。赤テープもバンバン張ってあったし。もうちょっと、人が入っていない風な場所を想像して行ったので、ちょっと残念でした。地形図の出番もそんなにありませんでしたし。
でも、危険箇所のP3ルンゼに心もとないワイヤーだけだったのは、やっぱバリエーションなんだなぁ~と思いましたが。普通なら、太い鎖があっても良いような場所でしたしね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんは。
お仕事の件、大変でしたね。直前になって言われるのが一番困りますよね
岩々しい所ですね。見てるだけでちょっと怖いです
(←突っ込み待ち
冬に向けて重登山靴ですか~今年の冬は何か所ぐらい行くつもりですか?
兄さん、こんばんは。
金曜の夕方に言われてもっ
関係の無い私までガックリしました
でも…。
なんだかこの記録、楽しさがにじみ出ている気がします。
お天気にも恵まれて、良かったですね。
maiテント。
確か行者小屋でテント泊の予定でしたよ
東北、行かれなくて残念でしたね。
ガッカリ具合、よくわかります。しかも天気よかったし。
阿弥陀岳、いつも赤岳の隣に兄弟のように寄り添っていて、あんなに存在感がある割にはあまり登ってる人がいないな~、もしかして登れない山なのかな~、なんて思ってました。
バリエーションルートだったんですね。
人にも会わなかったけど、クマにも会わなくてよかったですね…。
きっと私にとってはいつまでも「見てるだけの山」になりそうです。
matsukoさん
岩岩してるところは、最後の方だけです。maimaiさん、赤岳に行ってるんだ。ニアミスだなぁ~。知ってたら、テント泊装備で行ったのに。でも、準備できないから無理か…
maltaさん
一緒にガッカリしてくれてありがとう。天気は、ギリギリもった感じでした。最後の方は曇ってきたしね。
maimaiさん、行者小屋でしたか、阿弥陀岳から下の方に見えてましたね。
mizuhoさん
かなり、ガッカリしました…
阿弥陀岳なんですけど、南稜はバリエーションですが赤岳から直でノーマルルートもありますし、行者小屋からもノーマルルートであります。がんばれば、美濃戸口からでもノーマルで行けますね。山頂で会ったほとんどの人は、行者小屋か赤岳から来ていたようです。南稜は誰もいませんでした。
寂しかったので、ずっとラジオが付いてましたよ。
赤岳のついでに登るとイイかもしれませんね
なんだー知っててお隣にいたわけじゃないんですね
私もあとでレコします。
阿弥陀岳南稜のルート、危険箇所がなければ
私でも行けそうな感じで興味がありました。
YuoTubeで阿弥陀岳南稜を歩いてる人の映像を見たら楽しそうでした。
冬山の映像もありましたよ。
ドタ参加でも良かったのに、お会いできなくて残念でした。
山も良かったけど、避難小屋も盛り上がりました。
そこにKENさんがいたら、もっと、いや次の日2日酔いで歩いていたかな?
阿弥陀南稜の記録拝見しました。
私は1972年2月に登っていました(ヤマレコで調べました写真も記録もありませんでしたが)
もう40年も前なので、記憶を辿っても南稜の様子が思い出せませんでしたが、あの当時、冬の南稜は雪崩の危険性がないとの認識がありました。今でも立派なバリエーションルートでしようね。
タイム見てびっくり、それでプロフィーウ見て納得。
若さもあり経験もありだもんね。
先日赤岳の山頂から眺めて行きたいなと思いました。アクシデントがあって阿弥陀に廻れなかったのですが、それでも早い。うらやましいね。
そのその遥か昔、正月合宿で登ったルートだと思うのですが、記録なし。
KETKENさんのP3の感想を読んで、出かけてみようと思います。もう冬は出来ませんから、今のうちで~す。行ったらワイヤー確かめ見ましょうかねぇ~・・・・
こういうの年寄りの何とかって言うんでしょうね・・・
hagure1945さん、こんにちは
古いレポにコメントありがとうございます。
自分では、そんなに早いつもりはないんですが…。いつもの山は、みんなより遅い感じがしています。でも、早さじゃないですからね^^
hagure1945さんの方こそ、プロフィールを見させていただきましたが、山屋そのものじゃないですか。
自分の憧れる昔の山屋です。羨ましい限りです。
このルートって、冬に登る方がいいのでしょうか?よく冬の記録は見るのですが。いつかは冬にチャレンジしてみたいと思います。
今度行ったら、ワイヤーの感じを見てきてみてください。
コメント、ありがとうございました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する