厳冬期槍ヶ岳 ワンディ 激パウ
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,135m
- 下り
- 2,126m
コースタイム
- 山行
- 11:24
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 12:03
2.34 1540m 白出沢
4.06 1750m 滝谷
4.57 1990m 槍平小屋
5.20 1990m 槍平小屋発
8.19 3010m 飛騨乗り越し
8.40 3100m 槍ガ岳山荘着
9.30 3180m 槍ガ岳山頂
9.40 3180m 槍ガ岳山頂発
10.10 3100m 槍ガ岳山荘発
10.18 3010m 飛騨乗り越し
10.34 1990m 槍平着
12.10 1540m 白出小屋着
12.33 1110m 新穂高着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂から槍の肩までスキー歩行可能 蒲田川の河原歩行可能 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今日は過去の厳冬期槍ヶ岳山行で一番の激パウだった.実は今日は槍ヶ岳の予定は無くてショウガ山を大魔人と新ルートで開拓する予定だった.昨日午後天気予報を何気なく見ていると槍ヶ岳は快晴になるじゃないですか、これは行くしかない.すぐに大魔人、名人にラインして深夜1時に新穂発槍ワンディと連絡した.
急遽皆予定をキャンセルしてこれに標準を合わせた.僕も昼休みに自宅へ戻りポンのワックス掛けをして槍仕様の道具を揃えてスタンバイした。夜6時仕事を終えて今日も寝ている場合ではない,22時半に自宅を出て一路新穂へ向かう.深夜0時過ぎに着くと名人はもう来ていた.先にラッセルしておいてくれとスタート、僕と大魔人は15分遅れでスタート.
林道は穂高平までトレースはあったが以後は不明瞭になり白出からは消えた.白出沢を少し進んで河原に下りる.今日も完璧にルート工作する.谷では猛烈なデブリが出ていた.滝谷まで進んでここから少し行くともう沢は完全に雪で埋っていた.それにしても眠いし寒い.今日も歩きながら寝る事にした。皆先にドンドン進んで行くが僕はマイペースだ.
槍平冬期小屋に着いて中に潜り込んだ.もちろん人はいるはずもない.小屋の中で極寒態勢だ.ダウンを着込んで外に出た.飛騨沢はラッセルだ.辛いほど帰りは激パウになる.2500mを過ぎるとようやく薄明るくなって来た.それにしても寒い、足が手が、、、、ペースを上げれば何とか暖かくなる.名人と大魔人は先をドンドン進むが僕は写真に夢中だ.
昨日の降雪でずっとパウダーが残っているので飛騨沢までスキーで楽勝.さらに肩の小屋まで板で歩き通した.正面には槍がドーーーン。素晴らしい予定変更して良かった.やはりショウガ山に行っている場合ではなかった.肩の小屋で板をデポしてアイゼンを履いてさあ穂先を目指そう.ガシガシ岩と氷のミックスを登り上げさあ山頂だ.
ゴーール.僕たちは日本一の幸せ者です.互いに記念写真を撮り合いマッタリ時を過ごす.さあ下山だ.慎重に下りて肩の小屋まで、ここで板を履いて一気に飛騨沢を滑ろう.ホオオオー素晴らしい激パウだ.ガンガンパウしながら交代で前後しながら写真を撮り合う.槍平までわずか24分でした.
槍平からも河原コースでパウを楽しみます.下部に行けばガリの上に新雪が乗る条件だったがあっという間に白出手前まで滑り込んだ.ここでシールを付けて白出登り返し.白出からは林道ボブスレー、12時半には新穂に到着.今日も12時間の完全燃焼でした.
やる時は全てに優先して山に行かなければ幸運には巡り会うことは出来ない.やる時はやる、行くしかない!!
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