赤城山を遊び尽くす(鍋割山〜荒山〜地蔵岳〜長七郎山)
- GPS
- 10:30
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,525m
- 下り
- 1,154m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:52
天候 | 快晴、早朝は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰り:赤城大洞(15:19発バス;640円)〜箕輪〜東松山IC ・鍋割山登山口へは、最初ゴルフ場の西側の道を選択しましたが、悪路で撤退。 ゴルフ場の東側(中央)の道が正解でした。 ゴルフ場分岐を過ぎた所から一気に積雪が増え、車高が低いと擦りそうです。 ・県道4号で1台、鍋割相吉林道で1台、事故車があったので、運転要注意です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・鍋割山は雪少なめですが、他は積雪30〜50cm程度。 雪は柔かく、アイゼンよりもワカンが有効でした。 ・荒山からの北東尾根はバリエーションルートですが、 所々にテープがあり、軽井沢峠の分岐には「前浅間山」の標識がありました。 山頂直下が急降下で、要注意です。 |
写真
感想
赤城山の主要8ピークの中で最後に残ったのが鍋割山。
眺望好きなので是非登りたい山でしたが、
冬型が崩れ、絶好の赤城山日和が来たので、勇んで決行です。
関東平野からの御来光を見るべく家を出発しましたが、
鍋割山登山口への道を間違え、予定より30分遅れでスタート。
スタート直後から、振り返ると関東平野が大きく広がり、
富士山もちょこんと見える展望の良いルートです。
しかしスタートが遅れたのが響き、肝心の御来光の瞬間は見れませんでした。
小さな雪庇が見え出すと鍋割山山頂です。
ここまでは順調でしたが、この先は風でトレースが消え、
稜線に小さな雪庇があり、ルートファインディングに苦労します。
おまけに雪も深くなり、体力が奪われます。
竈山を過ぎてルートロスしますが、次第にトレースが明瞭となり荒山高原に到着。
ここから先の荒山へのルートは1人分の真新しいトレースがあります。
しかし喜んだのも束の間、程なく先行者に追いついてしまいます。
ワカンを装着し、再びトレースを刻みます。
この日の柔らかい雪にはワカンは有効で、荒山の急登もだいぶ楽に歩けました。
とはいうものの、鍋割山〜荒山はコースタイムの1.5倍かかり、
スタートの出遅れと合わせて、計画を見直さざるを得ない状況でした。
荒山山頂で今後のルートについて思案。
山と高原地図ではここから90度右に折れるのですが、こちらもトレースなし、
かつ途中からは山腹をトラバースするので、ルーファイに苦労しそう。
一方、北東に延びるバリルートがあり、
ヤセ尾根の稜線なのでルーファイは楽そうだが、出だしはかなりの急降下。
どうせどちらもトレースないならば、ルーファイが楽なバリルートを選択。
木につかまりながらの急降下でしたが、ここでもワカンが有効でした。
しばらくすると車道が見えてほっとしたものの、
こちらも雪がしっかり積もった通行止めの車道で、またしてもトレースなし。
赤城山の南部の山(鍋割山、荒山)と外輪山を行き来する人は、
この季節は少ないようです。
八丁峠まで来ると一気にトレース一杯、トレースのありがたみを噛みしめます。
大展望の地蔵岳で遅めの昼食、今後の計画を練り直します。
大沼の湖上で遊んでいる人が多数見えたので、これは貴重な体験ができそう。
のんびりして、バスで帰るプランに変更しました。
その後、大沼、覚満淵、小沼と湖上を歩き、貴重な水上の赤線をgetしました。
覚満淵と小沼の氷は安定してましたが、大沼は所々微妙な感じ。
一瞬、靴が半分沈み水没した時には焦りました。
計画通りに歩けなかったハプニング、何度ものルートロスなどありましたが、
貴重な湖上歩きや、ファーストトラックを刻んだりと、
日の出前から日没までよく遊んだ一日でした。
通常の山行とは違った意味で大いに楽しめた赤城山とこの日の天候に感謝です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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hirokさん、こんばんは。
赤城山といっても、人の多いピークと人のいないピークの差が大きいのですね。
新雪の上にファーストトラックをつけるのは、しんどいけれど、楽しそうです。
早朝の関東平野とか、武尊など上州の名山の素晴らしい展望ですね。
赤城第三は以前はロープトゥでしたが、スノーエスカレータになり、人も増えたのでしょうか。結構にぎわっている?
ロープトウの時代から「日本一小さい」の看板はありましたが、ロープトゥは意外と長かったです。廃止され短いスノーエスカレータになったので、もしかしたら日本一になったかもしれません。
sat4さん、おはようございます
待ちに待った北関東日和だったのですが、早朝は予想以上に風が強く寒かったです。
八丁峠から地蔵岳ピストン、長七郎山を含む小沼一周ルートはたくさん歩かれてましたが、
荒山付近は全く人気がなかったです。
予想以上にノートレース区間が長く、時間がかかってしまいました。
ファーストトラックを付けるのは楽しいですが、ルーファイにはかなり気を使いました。
それでも冬はなかなかお目にかかれない尾瀬や谷川の山を見ると、うれしいですね。
赤城スキー場は私が行った時間はそれなりに賑わっていました。
ほとんどが未就学児ファミリーといった感じですが。
sat4さんはあそこのスキー場も滑ったということですよね。
hirokさん、こんばんは!
この日は、何処も良い天気だったんですね。
またもや仕事でしたので、天気予報など見ませんでしたから
それにしても、凝ったルートですね
流石はルーファイのhirokさん、面目躍如ってな具合です
バスも利用し、上手い具合に戻られていますね。
好条件になるのを待たれただけあって、素晴らしい景色のオンパレード。
元祖、眺望マニアのhirokさん、これは満足されたでしょう
シュカブラに霧氷、遠景の山々。これは堪りませんね〜
目的も達成され、充実した1日!
何とも羨ましく拝見いたしました。
今週末、久々の連休なのに雨 何てツキのない私
tailwindさん、おはようございます
この天気の中でのお仕事、お疲れ様でした。
さぞかしアルプスも白く輝いていたことでしょう
今回は予定外のことが多かったせいか、印象に残った山行となりました。
多少のハプニングがあった方が、記憶に残りますね
ルーファイは面目躍如どころか、正規のルートでない所にも
あちらこちらトレース付けてしまいました。
人のトレースは当てにするな、ということを深く理解できました
この日のような天候を待っていたので、展望は最高でした。
お目当ての上越や尾瀬の山も午後にはすっかり姿を現し、思わずにんまり
普段は雪山といえば遠目に南アを見るぐらいなので、とても新鮮です。
昨日は半袖でも歩けるぐらいの高温、今朝は雨・風ともかなりの荒天、
山の状況がどのようになったのか、心配ですね。
hirok さん、こんにちは
思いの他に雪が多いですね。
私は山スキーで赤城山にいけないかと、検討中でしたが、稜線は結構滑れそうですね。
ただ、ブッシュや岩があると厳しいので
どんな感じだったでしょうか。
shigetoshiさん、こんばんは
乗鞍でデビューして、すっかり山スキーの虜になっている感じでしょうか。
赤城山の山スキーの記録はあまり見たことがないです。
今回のルートでも、斜度が緩すぎるか、樹林の密度が高すぎるかで、
山スキーには適していません。
雪質は奥多摩や丹沢の山と違って、とても良かったですが
厳冬期は雪崩のリスクを考えると、
私は小諸・上田付近の山でよく滑りました。
四阿山、根子岳、湯ノ丸山あたりでしょうか。
hirokさん、こんばんは。
スキーについての情報、ありがとうございます。
iharaさんと一回行っただけなので、はまっているとまでは行きませんが
道具もお借りしたので、いろいろ試してみたいと、うずうずしています。
でも先週末の暖かさと雨で一気に雪が融けてしまったようで残念。
今週末はちょっと無理かなと思ってます。
hirokさんは山スキー経験者だったんですね
しかも、小諸上田周辺でしたか。
じつは3月最初の週末に四阿山・根子岳へ妻を連れて山スキーに行こうと思っています
まず初日は手軽な根子岳、そして翌日は四阿山。
それまでにまた雪がたくさん降ることを祈っています。
shigetoshiさん、こんばんは
根子岳、四阿山は最初に登る山としてはいいと思います。
昨年久しぶりに根子岳登りましたが、スノーキャットには驚きましたが。
もはやゲレンデの延長のような感じは否めませんが、
ある意味安心感はあります。
釈迦に説法ですが、どちらも風の強い山ですので、ご注意を。
天気が良いといいですね
hirokさん、こんにちは。
この時期の赤城山は楽しいですよね
一時は子供達との雪遊び場所の筆頭でした。(2008年頃までの話。。。)
雪の鍋割山、雪庇遊び、小沼の横断、日本一小さいスキー場の
ゲレンデ横断などは、毎年の恒例だったため、レコを拝見していて
とっても懐かしいです
ここの所、新しいルートを考える時間(気力?)がないので
この土曜日は晴れたら赤城山へでも遊びに行ってみようかな?
なんて思っていたところだったため、この週末の天気はtailwindさんに
同じく、恨めしいです。
赤城山、山全体で見ると、もっとも歩いている山かもしれません。
youtaroさん、こんばんは
赤城山はyoutaroさんご用達でしたか
確かに子供連れでも安心して遊べるエリアかもしれません。
すっかり私もはしゃいで遊んでしまいました
一方、雪のコンディション次第では、それなりに装備が必要とも感じました。
この日はフカフカの雪で、アイゼンなくてもワカンだけで歩けましたが、
凍結すると、6本では心もとないかもしれません。
最盛期の雪の量、気温や風も南関東の山とは違うでしょうし、
タイミングは重要かもしれません。
最も歩いている山、とはちょっと意外な感じですね
私はヤマレコのエリア別のランキングを見ると、
なぜか赤城エリアは上位に入っているのですが、
西上州が大きく貢献しているのだと思います
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