御嶽山〜イワキキョウの活火山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 900m
- 下り
- 891m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:10
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
駐車場のトイレなど使わせていただき、ザックにレインカバー、足にスパッツを巻いて、いざ出発。しばらくは田の原の湿原地帯を抜ける参道のような整備された路を進みます。
歩き始めは緩やかですが、七合目少し手前にある鳥居・社あたりから少しずつ登り坂。本格的な登りが始まると、背の高い樹林帯がなくなってきます。やがて見通しの良い、ハイマツ地帯に出てから振り返ると歩いてきた駐車場とそこから続くルートが確認できます。見上げると頂上小屋のような建物も視認できました。
古くからの信仰の山であるため、登山道入口にあった社に始まり、要所要所に何かを祀っていたりします。八合目では不動明王のような仏像が何体かあり、下界を見下ろしていました。
さらに登ると「富士見石」という石柱が立っていました。が、ガスのおかげもあり富士山は見えません。果たして好天時には富士山が眺められるのでしょうか…。足元の周囲には、イワギキョウたちの高山植物が頑張って咲いている姿を見せてくれており、登りの疲れを癒してくれました。
王滝頂上。御岳神社があり、山小屋がありますが、御嶽山の山頂(剣ヶ峰)はさらに上です。すこし、休憩しパンなどでエネルギー補給もおこなってから歩きます。ですが、目の前はガスに覆われ、御嶽山山頂がどちら方面なのかも分からないくらいでした。
剣ヶ峰。山頂に到着すると山小屋のテラスが出迎えてくれました。山頂はさらに上。重たくなった足を少しずつ持ち上げて石段を登り、鳥居をくぐり、神社の広場へ出るとそこが剣ヶ峰です。御嶽山山頂です。
再び山頂小屋脇にあるテラスで昼食。そして食後のコーヒーをいただいていると、急にガスが消えてゆき頭上が晴れてきました。急ぎ山頂までの階段を駆け上がると、一ノ池、二ノ池ともにくっきり眺めることができました。良かった。せっかく来たのだから、この素晴らしい眺めを知らずにいたくなかったのが、正直な話です。
二ノ池に続く稜線を少し下りてみると、二ノ池の向こうにピークが見えてきました。魔利支天です。50メートルほど眼下には、二ノ池の淵に建つ山荘も見えます。神々しい世界です。来て良かった。
二ノ池淵の稜線を少し下りはじめると、奥に水面が見えました。三ノ池です。
下山は二ノ池とは逆側に王滝頂上方面へとトラバースしているルートを利用。ほどなく王滝頂上へ到着。視界が晴れて、地獄谷方面もよく見ることができました。ここの頂上神社で御朱印をいただいて再び下山開始。
明るい日差しを浴びながら、三笠山を正面に高度を下げていきます。
樹林帯まで下りてから、参道と並行する散策路を少し歩いてみました。木道があり、湿原散策のように造られていました。ここで御嶽山の余韻に浸り、駐車場まで戻り下山完了です。楽しく厳しく無事に歩くことができ、壮大で繊細なものをくれた大自然に感謝せずにはいられません。
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この山行から1か月もしないうちに、御嶽山は大きな噴火に見舞われました。この噴火で亡くなった方に心からお悔やみ申し上げます。そして、救助に向かった方々に敬意を表したいと存じます。
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