北八ヶ岳周回 〜パウダースノーの雪原をスノーシューで
- GPS
- 23:49
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 704m
- 下り
- 693m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:54
天候 | 1日: 晴れ 2日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
北八ヶ岳ロープウェイ: 片道 1,000円 / 往復 1,900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題となる箇所なし |
その他周辺情報 | 高見石小屋へのアクセスは渋の湯からが短くて便利だが、冬季は火水木にバスがないので注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
Oさんと雪の北八ヶ岳周回を計画。前日は爆弾低気圧の通過で八ヶ岳近辺も雪、当日も強い風が残る予報だったので、積雪量と風の状況を現地で見てルートを考えることにしてスノーシューも装備に加える。
【1日目】
茅野駅への列車から見ると青い空の中、八ヶ岳稜線には雲が纏わりついている。
バスがロープウェイ駅に着いたのは既に12時近く。昼食を摂って山頂駅に上がってみると風はそんなに強くないが新雪が30cmくらいあり、トレースのない稜線を歩くと日が落ちるまでに今夜の宿に着かない可能性がある。
そこで当初の計画を変更して、初日はスノーシューで山麓コースを歩き、トレースが期待できる2日目に稜線に上がることにする。
山頂駅から五辻方面へ入って行くと最初は踏み跡があったが10分ほどでトレースがなくなり、まっさらの新雪を踏み分けて進むことになる。雪はサラサラとしたパウダースノーで、スノーシューで歩いて行くのは快適。ダケカンバやシラビソの木についた真っ白な樹氷が青い空に映えて八ヶ岳らしい美しい景色が続く。
そのうちに縞枯山から五辻に下りて歩いて来たという登山者とすれ違って暫くは踏み跡のある道を行くが、五辻より先は再びノートレースの林の中を進む。
出逢いの辻の直前で今度は麦草峠まで行って戻って来た人と出合い、この後は出逢いの辻、大石峠、麦草峠まで複数のパーティーの踏み跡があって助かる。
歩き出してから2時間で麦草峠に辿り着く。当初はここから丸山を越えて高見石小屋へ向かう予定だったが、念のために麦草ヒュッテで積雪の具合やトレースの有無を聞いてみると、丸山方面には今日は人が入ってなさそうなので国道を歩いて白駒池経由で行く方が確実とのアドバイスを貰う。
既に2時半近くになっていたので、ここで高見石小屋に電話して麦草峠にいることと白駒池経由で4時過ぎに到着する予定であることを伝える。
国道を1劼曚品發、白駒池の駐車場前から池の方へ入って行く。白駒池へ下りる道との分岐まではトレースがあったが、そこから高見石小屋方面へは誰も入った跡がない。仕方なく二人で先頭を交代しながら標高差200mのダラダラ坂の雪道を登り、麦草峠から1時間半余りかかって高見石小屋に着く。
この日の宿泊は3名のみ。
日の入りが近づいたので高見石の上で眺めようと行ってみると、前々日までほとんど雪のなかった岩面は凍り、その上に昨晩の雪が薄く乗っていて踏み場所が悪いと滑って転倒しそうな状況。残念だが途中まで登ってみて最上部まで行くのは断念する。
西の方に雲があって山肌はきれいに染まらず、あまり面白くない景色になった。
夕食後に少しの間二人で飲んで8時頃に床に就く。
【2日目】
6時頃に目を覚ますと既に朝日が昇って来そうな様子。高見石の上には行けないので、2階の窓から朝日を撮影して済ます。
朝食を済ませて荷造りをし、8時前に小屋を出る。当初計画のルートを逆に回ることにし、アイゼンを装着して先ず丸山経由で麦草峠へ向かう。小屋から丸山へは前日に誰かが通ったようで踏み跡がしっかりある。20分ほどで頂上に達し、すぐに急な下り坂を下りて行く。
途中で麦草ヒュッテに泊ったという夫婦とすれ違い、さらにだいぶん下って高見石小屋から1時間以上かかって麦草峠に着く。
ここで少しの間休憩して水分などを補給。茶臼山への登りに備える。大石峠を過ぎると徐々に斜度が増して少しずつ体も汗ばんでくる。
思惑通り昨日の間にしっかりとした踏み跡が付けられてはいるものの、締まった雪ではないのでアイゼンを着けていても力は雪に吸収されて体力を費やす。
中小場を過ぎると斜度は一気に増して、時折り足を止めて休みながらでないと登れないほどに消耗する。思いのほか登りは長く続いて、何度かの立ち休みの後、大石峠から1時間以上かかってやっと茶臼山の頂上に到達。
ここには展望がないので、西に3分ほど歩いた所にある展望台へ行ってみる。林の中と違って強風が吹くがここからは南八ヶ岳や北横岳の展望が良い。南アルプスや中央アルプスも眺められる。
何枚か二人で記念撮影をした後に縞枯山へ向かう。
一旦鞍部へ向かって70mほど下り、もう一度同じくらい登り返して縞枯山の稜線に出るが、ここでもうヘトヘト。重い足を引き摺って平坦な稜線を辿り、山頂に着く。ここの山頂からも殆ど展望はないが、少し離れた場所からは縞枯れの林を通して北横岳や蓼科山が覗く。
ここからすぐに急な斜面を標高差150m余り下って雨池峠に出る。かなり空腹を感じたので縞枯山荘で昼食にしようと向かうが、平日のためか休業していてガッカリ。仕方なくそのまま山頂駅を目指す。
縞枯山頂から45分ほど、高見石小屋を出てから4時間半で昨日出発した山頂駅へ戻る。
2日目はかなり体力を消耗したが、両日を通じて天候に恵まれて素晴らしい雪景色を堪能できた楽しい山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する