焼岳-素人4人初登山記録-【中ノ湯〜上高地】
- GPS
- 07:45
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 966m
- 下り
- 1,079m
コースタイム
10:40 下堀沢出合
12:05 焼岳南峰・北峰のコル
12:25-13:00 焼岳北峰山頂(昼食)
14:05 展望台
14:10-14:30 焼岳小屋
16:30 上高地 穂高橋
17:00 上高地 河童橋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
焼岳登頂後、上高地に下山、 バスターミナルからタクシーにて 新中ノ湯ルート登山口へ戻る タクシー料金(3700円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所というより怖かった場所 初めての「本格的な登山?」だったので、山ガール?の2人が・・・。 北峰を回り込む所(初めての鎖体験) 焼岳小屋から少し下ったところにある10m以上はあると思われるハシゴ (初めてのハシゴ)・・・これは私も一寸びびりました 新中ノ湯ルート登山口には、入山届けを出す場所がありませんでした。 駐車スペースは、路上駐車も含め軽く20台は駐められると思います。 |
写真
感想
初めての本格的な登山として、焼岳を選ぶに当たり
何人かのベテランの方に聞きました。
平湯温泉の某旅館の大将
「小学生でも登れるよ」「中学の遠足で行くよ」
「地図なんか無くたって絶対迷うことはない」
「登山は靴だ」「10月初旬は紅葉がきれいだ」
raichouさん
「練習には、いい山だね」
「新中ノ湯ルートなら、安全だよ」
「下着だけは、吸汗速乾だよ」
上記のようなことを参考に、
これなら素人でも大丈夫?ということで選びました。
早速、靴は高山のコ○グさんへ、
ついでにスポーツタイツとストックを購入
下着はとりあえずユ○ク○に買いに行きました。
これで、とりあえず準備万端!!!。
当日、子供を小学校に送り出し、車を飛ばし
新中ノ湯ルート登山口へ・・・。
平日だというのに、駐車スペースはもう満車、
仕方なく道路山側に車を寄せて駐車しました。
さっと山着に着替え、
入山届けを出すボックスが無いことも気付かず
颯爽と登山道へ・・・。
最初は、木立の中のハイキング?と思っていたら、
結構急な登りが続きます。
4人の素人パーティーはだんだん無口に・・・。
約20〜30分に1度休憩を取りながら、
黙々と登っていきます。
しばらく登ると、ベテランの山ガールさんに追いつきました。
何でも、焼岳がお気に入りで何度もきているんだとか・・・。
また、あと少しで視界が開けて焼岳が見えるよと教えてもらいました。
その言葉を、励みに少しペースを上げて登りました。
しばらく登り、20メートルほど下り、またしばらく登ると・・・
視界が両脇に広がり・・・
色鮮やかに紅葉したナナカマド等をバックに焼岳が見えてきました。
思わず歩みを止めてみとれます。
少し登ると旧中ノ湯ルートとの合流点に到着、少し広場のように
なっていて、しばし休憩。
ハイチュウやグリコアーモンドキャラメル、塩飴でカロリー摂取。
その後深く削られた沢にぶつかり、左へ折れ、笹の斜面と美しい紅葉を
左手に見ながら、ひたすら登ります。
森林限界を過ぎたあたりから、登りがきつくなり大きな石、岩がごろごろ
していて、山ガール?の足取りが重くなってきます。
そのあたりから朝登った人たちがどんどん下りてきます。
皆さんの「あと少しだよ!」とか「ガンバッテ!」と声をかけて
いただき(やっぱり、一目見て初心者だとわかるんですね)
何とかコルまでたどり着きました。
風が冷たいのでみんな一枚重ね着しました。
左下には火山湖が。右上にはガスが噴出していて
四人とも見たことのない景色に「わぁ〜、すごい!」
と子供のようについつい声が出てしまいます・・・
そして上を見上げると、なぜか危険登ってはだめ!なはずの南峰の
てっぺんに人の姿が・・・
そこから、北峰目指してあと少し。
ここが唯一の危険箇所?慣れない岩場を慎重に
鎖につかまりながら登ります。
四駆で?登ると噴出口に近い岩は熱い(温かい)こともわかります。
ようやく山頂到着!ほぼ標準タイム
初登山の記念撮影。
まわりを見ると5.6組の先客さんが・・・。
お湯を沸かしカップヌードルを食べている人などいたけれど
素人にはまだその余裕が無くコンビニおにぎりで昼食タイム。
でも山頂で飲んだとっておきの日本酒の香りと味が最高でした!
正面には穂高連峰、右下には上高地が・・・。
そこで急遽予定変更、車はタクシーで中ノ湯まで移動して
四人で割れば千円かからないだろうと上高地側から下山することに
なりました。
一時に下山開始。ところが登り側とは違い大きい岩の間の下りが
続き、山ガール?はおしりをつきながらやっと降りていきます。
ストックはあるものの膝がガクガクしています。
焼岳小屋の緑の屋根が見えるも実際の距離はかなりあり、
途中道に迷ったのかも・・・。と先頭を歩くクロアリさんを
疑ってみたり(ゴメンネ!)不安になりながらも、
山頂から約一時間近くかかって到着。
これが山小屋か〜とまたもや感動!
でも案外こぢんまりしたものなんですね。と思っていると
中から出てきた山小屋の番人?さんは、
なんと偶然にもクロアリさんの先輩でびっくり。
そこで子供のお土産にペットボトルホルダーを購入。
お手洗いをお借りし出発。
そして、この後噂の10メートルはしごが待っていた!!!
クロアリさんは小学校の時、脚立から落下して以来
はしごが大の苦手。私も足がすくみます。一人ずつゆっくり
下りて何とかクリア。ここは山ガール?の方が平気だったようです。
この後もいくつかのはしご、と少々の崖をとおり、
後はひたすら下り、だんだん里山っぽくなってきます。
でも、上高地への道標など何もなく、またもや不安に陥る四人組・・・。
手持ちの水分が底をつきかけたとき、川のせせらぎが・・・。
山水でのどを潤して平坦な道を歩き続けると、遠くから
車の走る音が聞こえます。久々??に聞いた人工的な音に
全員やっと帰れる?!とホッとした様子。
しばらく歩いて焼岳登山口に到着しました。
河童橋まで無事初登山を終えた満足感に浸りながら
歩きます。
目の前の美しい穂高連峰が今までは眺めるもの
だったけれど今はいつかは行ってみたいところに変わりました。
一人を除いてはふつうのリュックサック、一人はスニーカーに
ジャージという素人四人組はこうして初登山を無事終えることが
できました。
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