西穂独標
- GPS
- 23:16
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 630m
- 下り
- 631m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 4:28
天候 | 3/26.3/27晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・沢渡の駐車場で前泊。 ・穂高の駐車場は8:30に着いた時点でほぼ満車に近く、ギリギリセーフで駐車。天気もよかったので、混雑したのかも? |
コース状況/ 危険箇所等 |
・風が弱い日であったとはいえ丸山辺りから風による寒さを感じた。バラクラバ等で防寒必要。 ・独標直下では岩が所々出ていて、特に下りが怖さを感じた。(鎖は出ていたのでそれをつかみながら落ち着いて降りた。でも鎖が持てなかったらかなり怖かったかも) |
その他周辺情報 | 平湯の森 500円(500円であの設備はとてもお得かと。) 館内のレストランで飛騨牛を食す。 |
写真
感想
雪の西穂独標。
ずっといってみたかった北アルプスの絶景ポイント。
雪の時期に自力でいくのはちょっとなあ、、、とおもい、syosiさんに同行をお願いした。
かなり早い時期から日程をきめさせていただき、メンバーはsyosiさんにお任せし、小屋の予約やら計画書作成、とりまとめなどは私が担当させていただいた。
最終的に、メンバーは8人、今年雪山を始めたメンバー5人に経験豊富なhashiさんが加わってくださり、にぎやかな山行になった。
西穂は風が強く、天気も変わりやすく、あっという間雲に覆われてしまうことも多い場所。景観を楽しむのが一番の目的なので、一番気になっていたのはとにかく天気。
幸い当日は快晴、最高の登山日和に恵まれた。メンバーの普段の行いがよいから???うん、そういうことにしておこう。
金曜夜出発、沢渡の第二駐車場に前泊。足湯につかりながらご飯をたべて出発。
一時間ほどで新穂高へ到着。そこからロープウェイをつかってあっという間に高度をかせぎ山頂駅へ。展望台に上るとすでにそこはもう絶景。
山登りができなくても素晴らしい景色を拝むことができるんだ。文明の利器とはすごいものである。
展望台から先は歩く人だけが味わえる世界、モフモフスノーモンスターを眺めながらの森歩き。雪はしまりがよくとても歩きやすかったのでずっとノーアイゼン。
1時間ほどで山荘で到着した。
天気のよい1日目にPHすると決めていたので、不要な荷物を小屋に預け、アイゼンをはき、稜線へむかった。
絶好の登山日和であることもあり、山頂へ向かう人がたくさんいた。
稜線は岐阜側からの風が吹いていた。風にさらされて軽い凍傷になる人も少なくないこの稜線、風は強くはないが、さすがに冷たい。山荘まではずっと暑いくらいの陽気だったため、私含め、バラクラバや帽子をはずしていた人もいた。このままだとちょっとまずいので、途中で防寒具の調整し再出発。
行程は短いけれど、やはり3000M級の雪山。油断大敵である。
丸山以降は淡々とした登りがいた。岩場はないが、道をそれると谷に落ちてしまう箇所もあるので、トレースを外さないようにして歩いた。
徐々に高度感も感じられるようになり、やがて独標が間近に見えきた。
・・・・?ん?。。直下の岩場。。。あれ?あんなに斜度あったっけ?ん〜?
あとで調べたら50度程度の斜度だったらしいが、久しぶりに見る急な斜面、なんだかちょっと壁っぽく垂直にみえた。
夏に登った時の印象と大分ちがうなあ、、、記憶などあいまいなものである。
登山口からずっと先頭を歩いてきたが、この先はちょっとやばそうだ、無理は禁物、速やかにhashiさんに先頭を代わってもらった。
ほんの数メートルの高さではあるが、高度感のある場所で下りは特に怖そう。
・・・・下で待っていようかな・・・(._.)とちょっと弱気になってしまったが、
ワクワクしながら壁を眺める雪山一年生たちに触発され、やはりみんなと一緒にピークを踏もう、と気を取り直し、久々にダガーポジションでザクザク行った。
そして山頂をget!
ヤッホ〜い、登ってよかったぜい!
風もなく、景色は360°丸見え。素晴らしい景色が迎えてくれた。
しかしびっくりしたのは西穂山頂へむかう稜線の険しさ。何だこりゃ、以前一人で夏に歩いたはずの稜線なのだが、今の自分にとってはこのギザギザは怖いだけの異空間。アタシ元気だったなあ。。。
ワクワクしながらこの稜線を眺めていたのはMちゃん。夏にジャンを抜けて穂高まで縦走してみたいとのこと。
がんばって!ちゃんと体をつくって練習すればきっと行けるよ!
心行くまで景色を満喫し、記念撮影をし、そして核心の下りへ・・・・。
登っているときから下りやだな〜〜とおもっていたがやはり下りは怖かった。
何よりまずかったのは最近急坂はスキーでしか下っていなかったせいか、体の使い方やアイゼンワークを忘れていたこと。
体をうまく動かせないので緊張感倍増。
そのうえ、途中他のパーティーの若者が上から滑ってきて恐怖倍増。
あわてて下ってきた上に、アイゼンの使い方がへたくそだったため足を滑らせてしまった模様。
スピードがつく前に岩にひっかかって私の隣で止まったのでよかったが、すこし間違えばそのまま谷におちていってしまったし、私も巻き込まれた可能性もある。
へっぴり腰でもたもたしていた私も悪いが、人の邪魔になる場所にいたわけではない。慣れていなければちゃんと人と距離をあけて一歩一歩慎重に下ってきてほしいものだ。
そういえば、去年も雲取山で変な外人が上から降ってきたなあ、、、。
危ないことを危ないと認識していない人や慌てている人の行動は、とかく周囲の人をを危険に巻き込みがちだ。要注意である。
そんなわけで恐怖倍増になってしまったが、ビビってばかりはいられない。
気を取り直してhashiさんの真似して腰をおとして立ち上がってみると、なぜか急にバランス感覚を思い出すことができた。
ビビりすぎて腰が引けてバランスがうまく取れていれない→ますますビビるという状況に陥っていたようだった。
バランスのとり方を取り戻してからは、気持にゆとりもでき、岩場もちゃっちゃか通過。さっくりコルまで降りることができた。やはり北アルプスに足を踏み入れるのであれば、ゆるハイばかりやってちゃいかんああ、、、と反省(^^;。
ちなみに今年雪山に通っていた一年生メンバーは、しっかりした足取りで下っておりました。みんなたのもしい。
岩場を抜けるとあとは絶景を楽しみながらの快適山。久々の稜線歩き。ギザギザでなければやっぱり稜線は最高だ。しかしアイゼンをひっかけて転んだら簡単に谷底まで滑って行ってしまうのが雪山だ。
油断せず、しかし軽快に歩き、最初から最後まですばらし景色を堪能しながら無事に小屋に到着した。
小屋は8人部屋で個室状態。気を遣うこともなく超快適。カフェでお茶をし、ビールを飲み、昼寝をし、マンガをよみ、そしておいしいご飯をたべ、
夜はsyoshiさんが担いできてくれたお酒をたんまりいただき、21時就寝。
夜は暑くてあまり眠れず。気が付いたらみんなふとんを蹴飛ばして寝ていた。
翌朝も天気はよく、早朝から丸山の少し手前くらいまで登り朝日を堪能。写真をとりまくった。
飽きるほど景色をながめた後小屋にもどってコーヒーをのんでからのんびりと下山開始。
下りは一年生たちに先頭を歩いてもらい、ゆとりの下山。 最後まで天気もよく、楽しく歩くことができた。
個人的に、今季の雪山はこれでおしまい。
天候に恵まれ、ちゃんとピークを踏み、みんなとワイワイ楽しめて良い〆になりました。
syoshiさん、実は土曜日は出勤日だったとのこと。お休みとってまで来てくれてありがとうございました。
最近人気のご様子ですが、これにこりずまたよろしくおねがいします!
hashiさん 核心でのサポート、ありがとうございました。初めてご一緒させていただき、とっても楽しく、とっても安心でした。
また癒し系沢などでもご一緒させていただけると嬉しいです!
一年生の皆さま。へなちょこな先輩でごめんなさいまし〜。でもみんなもう承知してくれてると思うのでいいよね。(^_-)
みんなのやる気と笑顔に励まされ、無事ピークを踏むことができたし楽しかった!
二年目の活動は、みんな自分で山をプロデュースする機会が増えてくるかもしれないし、やればやるほど悩みもいろいろでてくるかもしれない。
視野を広くもって、長い目でカモでの活動を楽しんでくいってくれるといいなと思います。
あ、そうそう、蛇足ではありますが、簡易ハーネスの作り方がわからなかった人がいたなあ、、、ちゃんと覚えておきましょうね〜。
感想長くなりましたが、みなさん本当にありがとうございました。またどこかでご一緒させてください!
いつか行ってみたいと思っていた冬の独標。幸運にも同期に声をかけてもらい今回参加となった。
当日は雲のない快晴。今年の冬は毎回ツイてる。
昨年夏に先輩に連れてきてもらっていたので、コースの感じはわかっているものの冬道はどんなだろう?と想像する。
自分の予想では、樹林帯を進む小屋までの道ではこの気温だときっと汗が噴き出す!と考え薄着(ベース+ベスト)にして、小屋でアウターを着ようと思った。
結果的にこの判断で自分は良かった。(アウター着てる人がほとんどでしたが)
独標直下の岩場は下りの方が怖かった。素晴らしいお天気の日で登山者が多く、急いで降りなければという焦りとどこまでも落ちていってしまいそうな高度感で一瞬足がすくんだ。とはいえ、落ち着いてみると、この日は鎖も持てる状態で足場も階段上になっていて、先頭のSLの歩き方を真似ながら落ち着いて降りれば問題もなかった。
夕日は見損ねたものの、丸山手前のあたりまで登って朝日はばっちり見られた。
2日目も快晴で朝から360度絶景に囲まれながら、朝日を迎えられた。小屋から独標までの道を登ると背後に乗鞍岳があるのだが、丸っこい山の形に西穂とは違う魅力を感じた。来シーズン行ってみたいと思った。
今回は雪山での初小屋泊。西穂山荘は水は止まっているもののとにかく清潔で暖かくて快適。冬だと小屋とはいえ寒い小屋もあるが、この小屋はヒーターが各所にあり暖かかった。
布団も衛生的で、小屋布団があまり好きではない私でも快適に寝られた。
【衣服】
・〜小屋:ベース、ベスト
・丸山〜:風が出てきたので、アウター、バラクラバ着用。手袋は一体型の厚手のものに。ヘルメット着用。
・丸山の先?だったかな:簡易ハーネス着用
独標にしては弱い風だったと思うが、それでも顔が寒かった。バラクラバがいつまでも不快(;_;)寒いので着用せざるをえないが、息苦しく歩きに影響が出そう。来シーズンは改善策を考えなくては・・
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