残雪の至仏山へ 初の尾瀬ヶ原は見えたのか・・・


- GPS
- 10:18
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 1,421m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
天候 | 早朝 高雲り のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<戸倉〜津奈木橋>比較的勾配の緩い舗装路 <津奈木橋〜鳩待峠>ヘアピンカーブの続く勾配のきつい舗装路 <鳩待峠〜悪沢岳>樹林帯だが新緑前のこの時期は展望が少し効く。 尾根沿いの勾配は比較的緩い。 <悪沢岳〜至仏山>樹木少なく見通しは良い。トラバースが続くので、 滑落注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
至仏山。
関西の私にとって、それまでは遠い存在だった。
でも7か月に及ぶ東京長期出張で、その存在は大きくなっていた。
そのきっかけは山友sanちゃん。
ちょうど1ヶ月前のsanちゃんの山スキーのレコだった。
開通前の舗装路を歩けば日帰りで登れるということが分かったのであった。
これは行くしかない・・・
東京には山スキーは持って来ていないが
徒歩でも十分往復可能だと判断した。
舗装路歩きは片道10km。登り2.5時間、下り2時間。
山道は往復5時間として休憩を入れても11時間もあればいけるだろう。
舗装路歩きに備え、ローカットシューズで歩き出す。
冬靴はザックの中だ。
時刻は2:30、駐車場所の周囲にはまだ車はなく、
ゲートから先には誰一人いないということだ。
見上げる空に星はなく、真っ暗な舗装路を
ヘッドライトの明かりを頼りに歩いて行く。
津奈木橋を通過。ここまで1時間20分。
ここからは急こう配になるが、ハイペースで歩いて行く。
足に疲労が溜まる。
鳩待峠5:00ジャスト。
冬靴に履き替え、残雪の尾根を歩き出す。
登っていると背後が急に明るくなる。
5:40 ご来光だ。だが次の瞬間には雲の中へ。
振り返る鳩待峠はガスに飲み込まれていた。
そしてそのガスは山ノ鼻へと下っていく。
その先を追うとわずかに尾瀬ヶ原が見えていた。
あれが初めて見る尾瀬か・・・と感慨にふけるも
瞬く間にガスに覆われていった。
やがて悪沢岳への尾根もガスに覆われ視界の効かない状態に。
樹林帯を過ぎ、本当ならばこの辺りから至仏山の絶景が見えるはずなのだが、
頭の中でsanちゃんのレコで見た風景を思い浮かべる。
小至仏山直下をトラバースし、
8:50 至仏山登頂。
相変わらず展望は効かず、コーヒータイムののち、下山へ。
山スキーならここから絶叫の斜面を滑れるんだが、それはまた次回の期待に。
下山途中、10人の山スキーヤーに出会う。
彼らはこのガスガスの状態の中で、どの斜面を滑るのだろうか。
今日の雪質は緩いザラメ雪状態。ターンにも苦労するかな。
鳩待峠にはMTBが5台。山スキーがここまで登ってきたのだ。
でも他の5人は徒歩だろうか。
ここでふたたびシューズを履き替え、舗装路を一気に下る。
GPSで確認すると時速6km前後。
途中、最初にすれ違った山スキーヤーがMTBで抜き去っていった。
やっぱり自転車は帰りは早いなぁ〜
10kmの舗装路を1時間45分で下り、
ようやく戸倉ゲートへ。
楽しみにしていた至仏山からの尾瀬ヶ原の景観は楽しめなかったが、
山スキーのメッカである至仏山を徒歩で楽しみ、
この山域の素晴らしさを少しでも触れることが出来たのが
なによりも良かった。
そしてまた来るぞとの想いが募る一日であった。
tekapoさん、至仏山お疲れ様でした。
山スキーでもそこそこしんどいのに、普通に日帰り登山しちゃうところがtekapoさんらしい。すばらしいです。
展望は残念でした。
本当なら群馬、新潟あたりの山々が延々と望めるはずなんですが・・・あ、でもワル沢の大斜面がスッキリ見えちゃうと逆に「なんでスキー持って来なかったんだ〜;;」って悔しい思いをすることになったかもしれませんね
僕もそのうち再訪したいと思っています。
tekapoさんも次はぜひスキーで大斜面の滑走を味わってみてください
sanちゃんが行かれた頃に比べるとすっかり雪も少なくなったようで、鳩待峠までの舗装路は歩きやすかったです。
4月に入り仕事の忙しさも一段落して、土曜日に休みが取れるようになったので、
ヤマテンの晴れマークに期待してこの日の出撃としたんですが、あいにくの天気でした。
この日は気温も高く、滑るにはあまりいい条件ではなかったようで、
山スキーでなかったことに悔しい思いをすることもなかったですよ〜
それにしても至仏山、山スキーに人気の山であることがわかりました。
なんたってあのロケーション、最高ですもんね。
鳩待峠まで開通して一般の車が上がれる10日ほどの間に一気に山スキーが増えることを
考えるとこの時期にこの山に登ることが贅沢なんだなと思います。
片道の舗装路が10キロを日帰りで行ったのですか(>_<)すごいです。一瞬いいなぁ。と、思いましたが、10キロを歩くと思うと・・・。
尾瀬は今真っ白なのですね〜。思っていた以上に雪が積もるのですね〜。ふきのとうが咲いてるのですね。もう春ですね(*^^*)
10kmの舗装路歩き、ローカットのシューズなら足取りは軽かったですよ。
特に帰りの下りはハイペースで1時間45分でした。
でも確かに長い歩きでしたね。翌日は久しぶりの足の筋肉痛でした。
尾瀬の周辺はまだ深い雪に覆われているようです。
日の出直後にその一部を一瞬見れたのですが、
余計にその全貌を見たくなりました。
まだまだ雪が恋しい今日この頃です。
tekapoさん、こんばんは(^^)
至仏山行ってきたんですね!
お話を聞いたときはあまり良く考えていませんでしたが、改めて考えると片道10劼諒涸路歩きって…
お昼前に下山してるし
初めての尾瀬は数年前のGW前だったので、鳩待峠まで車で入れて楽させてもらいました
至仏山から見た尾瀬ヶ原は真っ白で、その時はここが尾瀬か〜へぇ〜って感じでしたが、2度目の尾瀬は水芭蕉の季節で大混雑
うぎゃーって感じでした
静かな尾瀬を堪能できたようで良かったですね
残りのわずかの東京生活、楽しんでくださいね
片道10km、確かに長いかも。
でも最近は長距離を歩くことにあまり抵抗がなくなっている自分が居るようで・・・
往路は完全に独り独占で、山頂から下る時もひょっとしたら今日は独占?って
思っていたところに山スキーヤーが10人連続してすれ違いました。
先頭の方で私より2時間ほど後のスタート、でも下りの滑りと自転車での下りを考慮するとその2時間はちょうどゼロになる計算ですね。
雪に覆われた尾瀬ヶ原はその一部しか楽しめませんでしたが、
だれもいない静かな時間を楽しめました。
tekapoさん、こんばんは♪
この天候の中行かれてたんですね
舗装路を往復20kmって、凄すぎですよ
昨年の残雪期に歌宿から北沢峠まで、往復13kmくらい舗装路を歩きましたけど、結構ヒーヒーでした
でも、至仏山はBCスキーヤーのtekapoさんにとって、それだけの価値のある山なんですね。
出来れば晴れの尾瀬ヶ原を観れれば良かったのでしょうけど
でも、それは次回スキーで再訪の時でしょうかね
スキーヤーたちの中、登山者ひとりでお疲れさまでした
長距離を歩くことに最近はあまり抵抗を感じなくて・・・
この辺は山スキーを始めてから自分の中で変わってきた感覚ですね。
自転車があれば当然それを利用していたけれど、
そこは歩きで我慢でした
晴れの尾瀬、また今度に期待です。
次は天候をじっくりと読んで最高の状態を楽しみたいですね。
◎ 何時もながらタフですね! 舗装路20km込みロングコースの至仏山お疲れ様でした!
◎ ベテランでも山の天気は難しいみたいですね。 展望が見えないのは残念でしたが膝も大丈夫みたいで良かったですね! 元気が有れば又行けますからね!
◎ 来シーズン(本当は今シーズンでしたが色々と、、)に至仏山辺りを一気に行きたいなぁ〜と情報を仕入れてましたので勉強に成りました! 山スキーのメッカみたいなのでスキルアップして出来たらスキーで行きたいなぁ〜と思ってます。^,^;
◎ 何時も勉強に成るレコを有り難うございました! m(_ _)m
こんばんは〜
至仏山、山スキーには最高の山ですよ。
アプローチもMTBがあれば大幅時間短縮だし、
なんたって山頂からの大斜面は天気が良ければ燧ケ岳を目前に、
そして眼下に尾瀬ヶ原を見下ろしての滑りですよ。
という私はその景色が見れなかったですけど・・・
4月23日から10日間ほどの限定で鳩待峠まで車も上がれます。
さすがにこの時期は大勢の山スキーヤーが押し寄せますが。
今回は徒歩での入山でしたが、山スキーで滑ることを念頭に
コースの下調べやアプローチの情報を得ました。
次はきっと、滑りに来ることでしょうね。
ここにも頭のネジの飛んでいる人が(笑)
深夜に10km歩こうと思うなんてSanちゃんと同じ匂いがします。明るくたって10kmも歩かんよ、往復ならまだしも。僕なんかとは気合いが違いますね。
上越方面もいいですねぇ。今シーズンはあのあたりでどこかひとつは行きたいなぁ。
う〜ん 確かに山のことになるとネジが飛んでいるのかもしれません
やはり雪に覆われた尾瀬を見たいという強い想いが足を向かわせるのでしょう。
sanちゃんにはまだまだ追いつきやしません
あの人は雲の上ですから〜
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