絶叫!ハイキング★【妙義山・相馬岳】
- GPS
- 08:23
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,677m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
新宿→高崎→松井田 9:00着(JR高崎線/JR信越本線) 松井田駅→妙義神社(タクシー5分 2000円) ■復路 石門入口→松井田駅(タクシー15分 4000円) 松井田→高崎→新宿(JR高崎線/JR信越本線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・稜線上の鎖場は一般登山道のものより難易度が高く、ミスをすれば重大な事故につながる。 ・岩場としての難易度はクライミンググレード5.8くらい?と他の方が書かれていたがあながち外れていないような気がする。 (注:一概に比較できないが、大キレットで5.5くらいと聞く。) |
その他周辺情報 | 松井田駅近くのタクシー会社の所有するタクシーの台数が少ないため、予め予約しておいた。 山頂に行かなくても山腹を歩く『中間道』は桜や紅葉、奇岩(石門とか)といった景観の楽しめるハイキングコース。ルートを選べば鎖場も楽しめる!?こちらはだれでも楽しめるヨ! |
写真
装備
個人装備 |
ベースレイヤー
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
ビレイグローブ
インサレーション
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
ストック
カメラ
ハーネス
スリング
カラビナ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
テルモス
カップ
|
備考 | ・素手で鎖をつかむにはやや冷たい時期である。人工革のビレイグローブを持って行ったら、滑らず良い感じであった。ただ岩が掴みにくいので、割りきって鎖を使った。 ・セルフビレイの装備を持っていった。使うことはなかったが、長い鎖場で一息ついたり、何かあった時のためにあっていいと思う。 ・靴は岩稜帯の縦走向き登山靴を履いていった。 |
感想
先週は新しい"おカメラ"を買ったので、高尾山に桜でも撮影しに、『ノンビリ♫ハイキング』に行きたいな〜なんて思っていたら、
なんと相棒が『妙義山に行こう!』と言ってきた。
『ミョ!ミョ!ミョウギサンーー!?ヒェ〜!!』
((((;゜Д゜)))))))
めっちゃデンジャラスなことで有名じゃないか!!人もよく死んでるし・・・
相棒は平山ユージさんのクライミングジムで講習を受け、さらに今月は岩登り講習会を受ける予定なので、カベが登りたくて『ムズムズ』しているのだ。
でも・・・そもそもそんなところにボクタチはいけるのでしょうか?
妙義山縦走は日本山岳ガイド協会の資料だと、登攀1級(最上位)に属する。これは、阿弥陀岳南稜、横岳大同心稜と同レベルで、ジャンダルムや大キレットより難易度は高い。クライミングの領域にモロに首を突っ込んでいる。
山レコも見たが『いかに怖いか』を表現するような見上げるアングルな写真が多く、『怖い怖い』というコメントが多い。
((((;゜Д゜)))))))
だが、相棒は『いける!問題ない』と言い張る。
その根拠として、レコの話だとクライミンググレード5.8くらいなので数字的にはクリアしてること。『鷹戻し』という難所に代表される金洞山を外せばさほどではないこと。
ちなみに我々のグレードは5.10a ボルダリングは5~6級くらいが安定して登れる。ちょうどクライミング初級者を脱却し始めたくらいだ。ただ確保されていたり、落ちてもいい前提のジムとはちょっと違うので、判断がしにくい。
まぁ白雲山(相馬岳を含む山群の総称)だけなら、鎖場の傾斜も60度から70度くらいの傾斜なので、雨で濡れてさえいなければ行っても大丈夫であろうという判断に至った。
新しい”おカメラ”のデビュー戦はいきなり『妙義山』という、ハードな山行になってしまったのである。
『妙義神社には桜が咲いてるから』
と、"投げやり"な励みをいただいたのだが、山行中は『大切なおカメラ』はザックの中にお蔵入り(´Д` )・・・結局活躍したのは今までのコンパクトカメラであった。
■実際登った感想
アルプスの岩陵帯にはよく行くがこういうところは初めて。ジムのクライミングでは初級者レベル(注:初心者ではない)としての感想になる。
正直、そこまで危険とは思わなかった。足場をよく確認し、足を正確に置き、的確な重心移動をしていれば確実に岩場の上を移動できた。
でもちょっと難しいなと思った点が幾つかあったので挙げてみる。
まず、スタンス(足場)は全体的にしっかりはしているものの、一般的な鎖場に比べると小さかったり、スタンスが斜めになって滑りそうだったり、あるいはスタンス自体ない箇所があったこと。
特に私は登山靴でのクライミング経験がなかったので、どれくらい小さなスタンスまで乗れるのか限界がわからず、怪しいところはスメアリングの要領で(摩擦を効かせて足場の全くないの壁面に立つ技術)身体を後ろに倒し気味にし、足裏を壁に押し付けて立つような安全策をとった。
相棒は、小さいスタンスにつま先で乗れていたので、相棒の方が技術が高いのかもしれない。
一方、ホールド(手掛かり)については、ガバホールドと呼ばれるような手を"超安心"してかけられる手掛かりは決して多くはなかったような気がする。
特に鎖が冷たかったので、滑りにくい人工皮のグローブをしていたのだが、その状態だとますますホールドを持ちにくい。落下のリスクも考えて、素直に鎖をホールド代わりに使った。安心して体を後ろに倒せるので足場の確認もしやすかった。
といろいろ考えたりもしたが、実力的に無理もなく、純粋に岩登りが楽しめて良かった。
( ^ω^ )
でもこのレコのタイトルは『絶叫ハイキング』である。実はその場所はタルワキ沢の下りであった。
ザレ場の下りが苦手な相棒が2〜3度滑って『文字通り』絶叫したのである。
なんで?と思うかもしれないが、確信を持って動き回れる岩場に対し、落ち葉で覆われた急斜面の下りは、足を滑らせる可能性が常に潜んでいて、怖かったようなのだ。
即死はしないにしても大怪我をする可能性は充分にある所。安全であるかないかは、見た目や印象だけでは決まらないものだなあと思った。
コメント
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cajaroaさん、こんにちは。
相馬岳、凄い岩場ですね!(◎_◎;)
でも、お写真拝見していたら、是非是非登ってみたくなりました(^^)
五月後半に、クライミングの先生と一緒に、妙義山・星穴岳に行く事になっていて、何だかワクワクしてきました💟
今からとっても楽しみですが、無事に生還できるかなぁ〜などとちょっと不安でもありますが😂
ak0211さん
こんにちは
いつもコメントありがとうございます!
星穴岳といえば、山に穴の開いたファンタスティックなお山ですよね!
山に穴が空いているというだけで行ってみたい!って思ってしまいました。
空中懸垂下降もおもしろそう。
いいですね〜〜^o^
クライミングのガイドさんと一緒なら心配無用なのでは?。
私もいつか行ってみたいです。
レコ(日記?)楽しみにしてます。
いつかは行ってみたいと思っていながらまだいったことがない表妙義縦走。迫力のある写真ですよね。いきたいなあ。
h321さん
こんにちは
ザックの調子はいかがでしょうか?
半分腕試しのような感覚で行ってきましたが、面白かったですよ!
岩場好きにはたまらないかと思います。
つい最近鷹戻しのあたりの梯子が壊れたらしく、金洞山側には入りづらいらしいです。
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