鳴神山 〜絶滅危惧種・カッコソウを求めて〜
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- GPS
- 02:32
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 554m
- 下り
- 554m
コースタイム
天候 | 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地元に愛されてる山らしく、地元小学校などが積極的に整備に参加しているのが見て取れます。 |
写真
感想
この時季に、この山でしか見ることができないという、カッコソウという花を見に、群馬県桐生市の鳴神山に行った。桐生は久しぶり。以前はよく来ていたのだが。街並みはあまり変わらないが、さすが総理の国・群馬。道が良過ぎる。釜揚げうどんと焼きまんじゅうを食べたかったが、時間が早すぎるし、昼には戻らないといけないので、今回は断念。赤城の温泉も。
道路が非常に整備されていたので、予定より早い、4時に登山口に到着。朝食におにぎりを食べ、地図を確認。外も明るくなってきたので、着替えて出発。まだ暗いが、すでに小さな花が出迎えてくれている。沢沿いを登っていく。地元小学生が作った道標が案内してくれる。地元で愛されている山だとわかる。アルプスとは違うが、いい山に違いない。周りや足元を見落とさないよう、注意しながらゆっくりと進む。いろいろな花がいる。最近は大自然を空いてにした登山が多かったが、今日は小さなお相手だ。やさしく接しよう。
上に行くにつれ、ツツジが増えてきた。雷神岳神社直下は花のトンネルの様相。雷神岳神社では、絶滅危惧種で日本でここだけしか見られないカッコソウが咲いている。この時季にしか見ることができない花だ。無理してきてみてよかった。神の名がついた山。山頂にも祠がある。山頂からは桐生市街が見下ろせる。山地の入口の山。雷がよく轟いたのだろう。雷を忌み嫌うのではなく、神として崇める。自然を敬う心が昔からあり、絶滅危惧種の花が、市街地から10分程度で来ることができるこの里山で残ることができたのであろう。道標はしっかり整備されているが、登山道は踏み跡程度で、整備されているとはいえない。それがいい。自然との共存が理解されているのだろう。手作りの道標から、小学校から自然から大切さを学んでいるのがわかる。このご時勢、役所が道標を整備し、登山道ももっと歩きやすくして、観光客誘致をしてもおかしくないのだが。桐生はいい街だ。今度はのんびりしたい。
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