丹沢山敗退後、竜ヶ馬場〜塔ノ岳
- GPS
- 10:21
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 4,033m
- 下り
- 4,038m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:13
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
山行記録をみながらみやま新道が面白そうだとなり、MTBを組み合わせて計画を作った。ヤマレコの山行計画でルートを引いてみると歩きの部分が8km程度だったのでken1jeepも十分こなせると判断した。
ken1jeepとの行動は必ず雨となる定説通り今回も朝から雨が降る。お互いに玄倉林道はMTBでの経験があるので順調に箒杉沢へたどり着く。
ここでMTBを停めて沢沿いをみやま新道へ向けて歩く。サイトで良く見るガードレールや水道管や鹿を見ながら進む。林道跡が分からなくなるあたりで対岸がみやま新道の取り付き点となるが、深い霧で目標である丹沢山下の2本の枯れ木はおろか、対岸さえ見えない状況。乗る尾根を間違えたり、途中で引き返す時に今来たルートが分からなくなるのはアウトなので今回はここであきらめた。
箒杉沢を下り戻るが、まだ10時過ぎなので丹沢山からの下山にVRとしていた尾根を逆に上って行くことにした。明瞭な踏み跡は見られないが上りには分かりやすい尾根のためある程度の経験があれば迷うようなものではない。ただこの日は気象条件が悪かった。雨は降り続いていて高度が増すごとに霧が深くなっていく。風が強く吹き始めて気温が低い。標高1300m付近まではただ勾配のある尾根だったものの、竜ヶ馬場へ向かって進路が北東へ変わったところから状況が悪くなっていく。左右は深く切り立っていて落ち葉と水を含んだ赤土のためよく滑るため危ないというより恐怖。上に向かって踏み込む一歩が不安定で決まらない。霧と谷が深くどこまで続くのか見えないのでどこまでも滑り落ちていってしまうのではないかと感じる。竜ヶ馬場まで500m程進のに1時間も要している。
やっと出られたピーク(GPSのログで確認すると竜ヶ馬場は未踏)ではこれで地に足が付いた世界へ戻ってこられたのだと実感する。塔ノ岳までは登山道であるはずが、歩いている笹の中を行くルートは何とも心細い。地図と照らし合わせても標高や方角共に間違ってはいない。鹿柵の間を北方向に行くと登山道が見付かった。
軽く上り下りしながら塔ノ岳に到着。尊仏山荘に何名かが休みを取っている他は人影が無い。後から来た登山者は山荘の写真だけ撮ると足早に立ち去っていってしまった。
ここから尊仏ノ土平へ向かい下山する。下山開始間もなく下から上がってきた方と言葉を交わす。寄から来たその方は大倉へ戻ると言う。尊仏ノ土平まではどのくらいあるのかと抽象的な聞き方をしてしまったのに、2.5kmあって前半1kmは階段、その先は落ち葉のある普通の登山道だと親切に教えていただく。下りは下りでキツイのでken1jeepの心配があったが根も上げずによく付いて来る。最後の気力と若さなのか。
尊仏ノ土平からわずかな距離を出会まで下る。MTBは無事に停まっており、歩きから切り替えてゲートまで一気に下った。
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