久しぶりの気持ちよさ〜平標山
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- GPS
- 08:52
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前6時頃に続々と車が到着。空きは十分にあったので駐車に困ることはありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口〜松手山】 そこそこガッツリ系の登り。 背後の景色が楽しめることもあり、キツさはあまり感じられず、危険な箇所もありません。 途中の鉄塔で展望が開けます。 松手山の手前から残雪が出てきます。どんどん溶けているのでこの先量は減ると思いますが、その代わりに雪解け水で登山道がぬかるみ、泥でスリップしやすい箇所が増えてきます。 【松手山〜平標山】 しばらく緩やかな稜線歩きです。 全面的に残雪、ぬかるみがあります。雪に木が埋もれて通りにくくなっていたり、残雪のトラバースでは滑落すると谷底かなーと思われるところもありましたので要所要所では慎重に。 平標山の直下から再び登りが始まります。 とても登りやすい階段が設置されており、前半ほど苦労せずに登れるかと思います。 【平標山〜平標山の家】 基本的に階段と木道の下りです。が、残雪が多く階段が埋もれている箇所が目立ちます。 雪はグズグズで踏み抜きがあります。階段のステップの隙間を踏み抜くとかなり深く、怪我をする可能性が高いと思います。 下にステップがある場所を踏むか、いっそのこと階段の上を外れて残雪上を下ったほうがリスクがないかも知れません。 【平標山の家〜駐車場】 山の家のトイレは利用可能でした。来週からオープンだそうです。 下り始めは結構急な傾斜で、残雪と埋もれた階段のとで歩きにくい状況でした。 チェーンスパイクくらいつけた方が安全なのは間違いないと思います(大半の人は無しで下っちゃうと思いますが)。 残雪が途切れれば特に危険もない下り道です。 林道に出た後はほぼ平坦な道です。別荘地手前で右の沢脇に下り、沢沿いに林道下を進みます(正直なところ林道をそのまま歩いた方が歩きやすそうでしたが)。 |
その他周辺情報 | 【立ち寄り湯】 まんてん星の湯 http://www.mantenboshinoyu.com/ |
写真
感想
夜明けの時点で、すでに春らしく霞のかかった空は、気持ちの良い青空、とは言えない色をしていた。
朝6時過ぎ、登山口の駐車場に車を停めたときにはまだ誰も入山していなかった。
もそもそと装備を整えている間に次々に車がやって来て、手際よく準備を済ませた登山者が先に出発していく。
駐車場併設のトイレは閉鎖されており、手前のコンビニあたりで済ませてくれば良かったかなぁ〜などとブツブツ言いつつ、我々も出発。
登山口を入るとのっけから登りが始まる。
急登ではない。が、緩やかでもない。山に登っているというのが実感できる程よい傾斜だ。
登り始めて程なくして、木々の切れ目から背後に苗場スキー場を見下ろし、その背後にそびえる残雪を被った筍山の姿が見える。
登るにつれてその景色は広がりを見せる。
傾斜は緩まないが、ご褒美の景色が早々に与えられるので、時折足を止めては振り返り、
「山に来たなぁ」
そう実感する。
標高1400メートル付近の鉄塔に至ると、周囲の山々が展望できるとともに、次に目指す松手山が見える。
松手山までのちょうど中間地点。まだまだ登りは続くが、この先展望は広がる一方なので気分は盛り上がる。
このコースは最初の傾斜が最もきつく、登るにつれて緩やかになる。松手山から先はしばらくの間楽しい稜線歩きだ。
背後には横たわったカバドンの背ビレのような苗場山が現れる。
どの山も綺麗に残雪を被ってシーボーズのようなツートンカラーの模様だ。
平標山の直下から再び登りとなるが、ここにはいい感じの階段が設置されていてとても登りやすい。
ステップの幅も高さも程よく、負担になりにくい。
ところどころで崩れてしまって傾いたりしているステップもあるが、全般的にはベストオブ登りやすい階段、と言ってもいいくらい素晴らしい階段だった。
平標山に着くと、視界は360度に開ける。
風はやや強め。シートを引いて寝転がると風はそれほど当たらず、ぽかぽかの日差しが心地よい。
のんびりしていたい場所だった。
もうしばらく居ても良かったが、初めての道ということで、下りで難儀するといけないので、ほどほどのところで撤収。
平標山の家方面へ下る。階段が整備されていて歩きやすい道……と言いたいところだが雪がかなり残っており、階段が埋まっている箇所が多い。
かつ、ぐずぐずになった雪を踏み抜いたところが階段のステップの隙間だったりするとかなり深く、下手をすれば怪我をしかねない。
むしろ階段の上を外して雪上を下ったほうが安全かも知れない。
小屋から先、下り道は登りとは逆に、下るほどに傾斜が緩やかになる道だ。
下り始め直後は傾斜がきつい。加えてグズグズになった残雪が階段に覆いかぶさり、とても歩きにくい。
踏み抜きもあるし、溶けかけた雪と階段のステップは滑りやすいことこの上ない。
足を下ろすのが怖いな、と感じる場面が何度かあった。
どうせ雪の箇所は多くないだろ……と甘く見てそのまま下ったが、素直にチェーンスパイクをつけた方が安心して下れただろう。
林道まで出るとあとはダラダラと平らな道を歩くだけだった。
この周回コースは、やはり今回の方向に回るのが正解だ。
逆周りだったら最後の最後で急な下りとなるし、午前中の余裕のある時間帯は気持ちの良い道に費やしたい。
ピークハントだけが目的ならば林道経由ピストンもありだろうが、やはり松手山から平標山にかけての気持ちの良い稜線こそが、この山の一番の魅力のように思える。
今回は久しぶりに山に登った気分になった。
ずーっとの登 りと稜線歩き方、小屋までの道が気持ち良かった。
下りは蕗の薹いっぱいで口が蕗の薹欲して困った。
蕗の薹の天ぷ もりもり食べたい。
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